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ZFフリードリヒスハーフェン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゼットエフ フリードリヒスハーフェン アーゲー
ZF Friedrichshafen AG
種類しゅるい
株式会社かぶしきがいしゃ
業種ぎょうしゅ 輸送ゆそう機械きかい
前身ぜんしん ZFザックス ウィキデータを編集
設立せつりつ 1915ねん8がつ20日はつか
創業そうぎょうしゃ フェルディナント・フォン・ツェッペリン
本社ほんしゃ
主要しゅよう人物じんぶつ
ヴォルフヘニング・シャイダー(CEO
製品せいひん トランスミッション
操舵そうだシステム
車輪しゃりんじく
電子でんしシステム
従業じゅうぎょう員数いんずう
149.000めい(2019ねん[1]
ウェブサイト www.zf.com

ZFフリードリヒスハーフェンZF Friedrichshafen AG、ゼットエフ フリードリヒスハーフェン)はドイツフリードリヒスハーフェン本拠ほんきょ自動車じどうしゃ部品ぶひん製造せいぞう企業きぎょう社名しゃめいのZFはZahnradfabrik(歯車はぐるま工場こうじょう)のりゃくである。26かこくで121しゃ生産せいさん会社かいしゃつZFグループを形成けいせいしている。自動車じどうしゃ部品ぶひん業界ぎょうかいでは世界せかいだい42018ねん)。

概要がいよう

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パワートレーンとシャシーコンポーネントの世界せかいてきメガサプライヤー。とくにトランスミッションのシェアでは特筆とくひつすべきものがあり、大型おおがたバスようオートマチックトランスミッション世界せかいシェア半数はんすうちかくを、EU圏内けんないにおいては65%のシェアをめる。

自動車じどうしゃけのオートマチックトランスミッションのサプライヤーでもあり、各社かくしゃオートマチックトランスミッション開発かいはつから設計せっけい製造せいぞうっている。また航空機こうくうき船舶せんぱくのエンジンや部品ぶひんのメーカーでもある。

沿革えんかく

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電気でんき自動車じどうしゃようドライブユニット

日本にっぽんにおけるZF

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日本にっぽん法人ほうじんゼット・エフ・ジャパン株式会社かぶしきがいしゃ神奈川かながわけん横浜よこはま本社ほんしゃかまえる。Super GTのスポンサーの1しゃ

バスようオートマチックトランスミッション

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バスようオートマチックトランスミッション(ヒュンダイ・ユニバース

1980年代ねんだい国際こくさい科学かがく技術ぎじゅつ博覧はくらんかい科学万博かがくばんぱく)の連接れんせつバスよう輸入ゆにゅうされたボルボ・B10Mシャシトルクコンバータしきオートマチックトランスミッション「エコマット(ECOMAT)」シリーズが搭載とうさいされており、おなじシャーシを使用しようしたボルボ・アステローペにも搭載とうさいされたが、国産こくさんバスへのZFトランスミッション採用さいようおそく、1990年代ねんだい後半こうはん国産こくさんノンステップバス登場とうじょう必要ひつようがあった。1995ねん近鉄きんてつバス当時とうじ近畿日本鉄道きんきにほんてつどう自動車じどうしゃきょく)では既存きそんしゃの1だい試験しけんてきにエコマットにえて営業えいぎょう運行うんこうした(2001ねん廃車はいしゃ)。

1990年代ねんだいには日本にっぽんがわ輸入ゆにゅうもととして小松製作所こまつせいさくしょとの合弁ごうべんでコマツZFオートモーティブを設立せつりつ(ZFドライブテックジャパンをて、現在げんざい提携ていけい解消かいしょうかZFジャパンに改組かいそ)、日産にっさんディーゼル・UAのノンステップバスにトランスミッションとアクスル供給きょうきゅうし、後継こうけいのスペースランナーRA(OEM供給きょうきゅうされた三菱みつびしふそう・エアロスター-Sふくむ)まで採用さいようされた。その国産こくさん大型おおがたノンステップバス登場とうじょうさいにはいすゞ・キュービック(LV832)〜いすゞ・エルガ(LV834、タイプB)、日野ひの・ブルーリボン~ブルーリボンシティ(ともにHU2P)にエコマットが搭載とうさいされ、国産こくさん路線ろせんバスのAT推進すいしんする立役者たてやくしゃとなった。そのUDトラックス(きゅう:日産にっさんディーゼル)では2005ねん観光かんこうタイプスペースアロー&スペースウィングモデルチェンジするさいエンジンしょう排気はいきりょう尿素にょうそSCR還元かんげんシステム搭載とうさいとあわせ、トランスミッションをエコマットシリーズのしんバージョン「エコマット2プラス」に一本いっぽんしている。

日野ひのモリタ共同きょうどう開発かいはつしたはしご消防車しょうぼうしゃ専用せんようシャーシ、MHでも1991ねん発売はつばいからZFのトランスミッションが採用さいようされている。とく初代しょだいVがた8気筒きとうエンジンとのわせだった。

マニュアルトランスミッション

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マニュアルトランスミッションについては、1990ねんいすゞ自動車ずじどうしゃ810スーパーIIのセミトラクターにエコスプリット(ECOSPLIT)16だん(16S190)が搭載とうさいされたのがはつである。そのいすゞは2000ねんまでこのシリーズを使用しよう最終さいしゅうてきには16S221)、また1997ねんにはクラッチペダルレスの16だんセミAT(AS-TRONIC 16AS2200)をECOGITと商品しょうひんめい同様どうようにトラクターに搭載とうさい販売はんばいした。どう時期じきには三菱みつびしふそうのセミトラクターにも16S221の搭載とうさいしゃがあった。

また、2007ねん6がつ日産にっさんより発表はっぴょうされたアトラスF24にはZFせい6そくトランスミッション6AS420(セミAT)、6S380が搭載とうさいされた。

大型おおがたトラックかんし、2007ねん現在げんざい国内こくないかくメーカーども自社じしゃせいのトランスミッションを開発かいはつしているため、国内こくない車両しゃりょうではZFせいのマニュアルトランスミッションが搭載とうさいされているものはないが、輸出ゆしゅつ仕様しようにおいては、東南とうなんアジアオセアニアとういま使用しようされている(9だん、16だんとう)。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 会社かいしゃ概要がいよう”. ZF JAPAN. 2019ねん12月24にち閲覧えつらん
  2. ^ ZFが商用しょうようしゃビジネス強化きょうかでWABCOを買収ばいしゅう規模きぼは5ちょうえん”. MONOist (2019ねん4がつ1にち). 2019ねん12月24にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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