萬まん

漢字かんじ

萬まん

部首ぶしゅ: 艸そうこう艸そうこう + 9 画が
総画そうかく: 12画かく12
異体いたい字じ : 万まん（一説いっせつに略字りゃくじ、日本にっぽんにおいては新しん字体じたい）, 㸘, 丂, 歶, 𠂍（同どう字じ）, 𠃡, 𠇰, 𢁭, 𤈬, 𤍚, 𥝄, 𥝅, 𫈧, 𬺳（俗字ぞくじ）, 𰊶

字源じげん

象形しょうけい。さそりの形かたちを象かたどる^{[字源じげん 1]}。「さそり」を意味いみする漢語かんご｛蠆 /*hraats/｝を表あらわす字じ。のち仮借かしゃくして「10000」を意味いみする漢語かんご｛萬まん /*mans/｝に用もちいる。

甲骨文字こうこつもじ	金文きんぶん	簡帛文字もじ	小篆しょうてん	流伝りゅうでんの古こ文字もじ

殷いん	西にし周あまね	戦国せんごく時代じだい	《説せつ文ぶん》（漢かん）	《六書りくしょ通どおり》（明あきら）

↑ 羅ら振ふ玉たま『殷いん墟書契しょけい考こう釈しゃく』永えい慕園、1914年ねん、17頁ぺーじ。
裘錫圭けい『文字もじ学がく概要がいよう』商務しょうむ印しるし書しょ館かん、1988年ねん、114頁ぺーじ。
張ちょう世よ超ちょう、孫まご凌しのげ安やす、金かね国こく泰たい、馬うま如森『金文きんぶん形がた義ぎ通どおり解かい』中ちゅう文ぶん出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん、3115-3116、3388-3393頁ぺーじ。
何なに琳儀『戦国せんごく古文こぶん字典じてん』中華ちゅうか書しょ局きょく、1998年ねん、959頁ぺーじ。
季き旭あさひ昇のぼる撰せん『説せつ文ぶん新しん証あかし』芸文げいぶん印しるし書しょ館かん、2014年ねん、893、954頁ぺーじ。
林はやし志こころざし強きょう等とう評注ひょうちゅう『《文ぶん源げん》評注ひょうちゅう』中国ちゅうごく社会しゃかい科学かがく出版しゅっぱん社しゃ、2017年ねん、21-22頁ぺーじ。

意義いぎ

（数詞すうし）一いち万まん。十じゅうの四よん乗じょう。
非常ひじょうに多おおい。
全すべて。

日本語にほんご

詳細しょうさいは万まんを参照さんしょう。

発音はつおん

音読おんよみ
- 呉音ごおん : マン^[1]^[2]、モン^[3]
- 漢音かんおん : バン^[1]^[2]^[3]
訓読くんよみ
よろず、ま、ゆる、よし、かず

名詞めいし

萬まん（まん）

「万まん」の大字だいじ。

中国ちゅうごく語ご

萬まん *

ロろーマ字まじ表記ひょうき
- 普通ふつう話ばなし
  - ピンイン: wàn (wan4)
  - ウェード式しき: wan⁴
  - 注ちゅう音符おんぷ号ごう: ㄨㄢˋ
- 広東かんとん語ご
  - イェール式しき: maan6
- 閩南語ご
  - POJ: bān
- 閩東語ご
  - 平話へいわ字じ: uâng
- 閩北語ご
  - KCR: uāing
- 客きゃく家か語ご
  - 白話はくわ字じ: van
- 呉ご語ご
  - ピンイン: we3
- 贛語: uan5
- 晋すすむ語ご: van3
- 中ちゅう古音こおん: mjonH
- 上古じょうこ音おん:
  - 白はく一平いっぺい-サガール: *C.ma[n]-s
  - 鄭てい張ちょう: *mlans

数詞すうし

10000。

熟語じゅくご

朝鮮ちょうせん語ご

萬まん *

ハングル: 만
音おと訓読くんよみ: 일만 만

ベトナム語ご

萬まん *

ロろーマ字まじ表記ひょうき
- チュ・クォック・グー: vạn

数詞すうし

（複合語ふくごうごで）万まん。

コード等とう

Unicode
- 16進しん: 842C 萬
- 10進しん: 33836 萬
JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- JIS
  - 16進しん：685F
- Shift JIS
  - 16進しん：E4DD
- 区点くてん：1面めん72区く63点てん
四角号碼しかくごうま : 4442₇, 4422₇
倉くら頡入力にゅうりょく法ほう : 廿にじゅう田中たなか月がつ (TWLB)

脚注きゃくちゅう

↑ ^1.0 ^1.1 『大だい漢和かんわ辞典じてん巻まき九きゅう』（諸橋もろはし轍次てつじ著ちょ、大修館書店たいしゅうかんしょてん）10093ページ「萬まん」項こう
↑ ^2.0 ^2.1 『新潮しんちょう日本語にほんご漢字かんじ辞典じてん』（新潮社しんちょうしゃ編へん、新潮社しんちょうしゃ）28ページ「万まん」項こう
↑ ^3.0 ^3.1 『学研がっけん新しん漢和かんわ大だい字典じてん』（藤堂とうどう明あきら保ほ・加納かのう喜光よしみつ編へん、学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ）20ページ「万まん」項こう「音おと」欄らん。藤堂とうどうらは「万まん」の呉音ごおんを「モン」とし、「マン」は慣用音かんようおんであるとする。

参考さんこう

芳賀はが剛つよし太郎たろう編へん、1914年ねん『漢和かんわ大だい辞書じしょ』、紙面しめん1832ページ、デジタル968ページ、全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう：43007289、国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルライブラリー pid 936745/968

[1] 羅ら振ふ玉たま『殷いん墟書契しょけい考こう釈しゃく』永えい慕園、1914年ねん、17頁ぺーじ。
裘錫圭けい『文字もじ学がく概要がいよう』商務しょうむ印しるし書しょ館かん、1988年ねん、114頁ぺーじ。
張ちょう世よ超ちょう、孫まご凌しのげ安やす、金かね国こく泰たい、馬うま如森『金文きんぶん形がた義ぎ通どおり解かい』中ちゅう文ぶん出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん、3115-3116、3388-3393頁ぺーじ。
何なに琳儀『戦国せんごく古文こぶん字典じてん』中華ちゅうか書しょ局きょく、1998年ねん、959頁ぺーじ。
季き旭あさひ昇のぼる撰せん『説せつ文ぶん新しん証あかし』芸文げいぶん印しるし書しょ館かん、2014年ねん、893、954頁ぺーじ。
林はやし志こころざし強きょう等とう評注ひょうちゅう『《文ぶん源げん》評注ひょうちゅう』中国ちゅうごく社会しゃかい科学かがく出版しゅっぱん社しゃ、2017年ねん、21-22頁ぺーじ。

[morohashi10093man-2] 1.0 ^1.1 『大だい漢和かんわ辞典じてん巻まき九きゅう』（諸橋もろはし轍次てつじ著ちょ、大修館書店たいしゅうかんしょてん）10093ページ「萬まん」項こう

[shinchou28man-3] 2.0 ^2.1 『新潮しんちょう日本語にほんご漢字かんじ辞典じてん』（新潮社しんちょうしゃ編へん、新潮社しんちょうしゃ）28ページ「万まん」項こう

[todo20on-4] 3.0 ^3.1 『学研がっけん新しん漢和かんわ大だい字典じてん』（藤堂とうどう明あきら保ほ・加納かのう喜光よしみつ編へん、学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ）20ページ「万まん」項こう「音おと」欄らん。藤堂とうどうらは「万まん」の呉音ごおんを「モン」とし、「マン」は慣用音かんようおんであるとする。

[字源じげん 1]

[1]

[2]

[3]

萬まん

目次もくじ

漢字かんじ

字源じげん

意義いぎ

日本語にほんご

発音はつおん

名詞めいし

中国ちゅうごく語ご

数詞すうし

熟語じゅくご

朝鮮ちょうせん語ご

ベトナム語ご

数詞すうし

コード等とう

脚注きゃくちゅう

参考さんこう

案内あんないメニュー

萬まん

漢字かんじ

字源じげん

意義いぎ

日本語にほんご

発音はつおん

名詞めいし

中国ちゅうごく語ご

数詞すうし

熟語じゅくご

朝鮮ちょうせん語ご

ベトナム語ご

数詞すうし

コード等とう

脚注きゃくちゅう

参考さんこう

案内あんないメニュー

検索けんさく