お茶ちゃ、飲のみますか？

いきなりですが、みなさん、お茶ちゃはお好すきですか？どんなお茶ちゃを飲のみますか？
「お茶ちゃ」と一口ひとくちに言いっても、緑茶りょくちゃや紅茶こうちゃ、ウうーロン茶ろんちゃなど、様々さまざまな種類しゅるいがあります。
さらに、緑茶りょくちゃにも色々いろいろな種類しゅるいがあり、煎茶せんちゃやかぶせ茶ちゃ、玉露ぎょくろ（ぎょくろ）、碾茶ひきちゃ（てんちゃ）など、製法せいほうによって、その味あじも飲のみ方かたも変かわります。

たとえば、玉露ぎょくろやかぶせ茶ちゃ、碾茶ひきちゃは、日光にっこうを遮さえぎるために茶畑ちゃばたに覆おおいを被かぶせます。
みなさんは、茶畑ちゃばたの写真しゃしんで、畝うねが黒くろく覆おおわれているシーンを見みたことはありませんか？

路地ろじの先さきにあったのは

古ふるくから港町みなとちょうとして栄さかえた広島ひろしま県けん尾道おのみち市しは、限かぎられた生活せいかつ空間くうかんに多おおくの寺社じしゃや住宅じゅうたく、銀行ぎんこう街がいが立たち並ならぶ、歴史れきしの趣おもむきを今いまに残のこす「箱庭はこにわ的てき都市とし」です。
「寺社じしゃ仏閣ぶっかく」「坂さか」「レトロ・ノスタルジック」「猫ねこ」・・・様々さまざまな魅力みりょくがある街まちですが、今回こんかいはそれらをつなぐ「路地ろじ」にフォーカスをあててみました。

尾道おのみちといえば寺社じしゃ仏閣ぶっかく。
まずは久保くぼ八幡やはた神社じんじゃに行いってみました。
今回こんかいは神社じんじゃの表側おもてがわからではなく、裏うら路地ろじから境内けいだいへと向むかいます。

多賀城たがじょう碑ひと日本にっぽん遺産いさん「政せい宗むねが育はぐくんだ“伊達だて‟な文化ぶんか」

宮城みやぎ県けん多賀城たがじょう市し市川いちかわ字じ田屋たや場じょうの小高こだかい丘陵きゅうりょう上じょうにある古いにしえ碑ひ「多賀城たがじょう碑ひ」。
日本にっぽん遺産いさん「政せい宗むねが育はぐくんだ“伊達だて‟な文化ぶんか」に加くわえ、「名勝めいしょうおくのほそ道みちの風景ふうけい地ち（壷つぼ碑ひ(つぼの石いしぶみ)・興おき井い・末すえの松山まつやま）」の構成こうせい要素ようそにもなっていますが、本来ほんらいは、天平てんぴょう宝たから字じ６年ねん(762)に陸奥みちのく国府こくふであった多賀城たがじょうを、大だい規模きぼに改修かいしゅうしたことを記念きねんし建立こんりゅうされたものです。
この多賀城たがじょう碑ひは、那須なす国造くにのみやつこ碑ひや多胡たご碑ひとともに、日本にっぽん三さん古いにしえ碑ひの一ひとつに数かぞえられています。
多賀城たがじょうが大だい規模きぼに改修かいしゅうされた年としに加くわえ、神かみ亀ひさし元年がんねん(724)に創建そうけんされたことが記しるされています。
奈良なら・平安へいあん時代じだいの陸奥みちのく国府こくふであった多賀城たがじょうには、歌人かじんとして知しられる大伴家持おおとものやかもちや、蝦夷えぞとの戦たたかいで勇名ゆうめいをはせた坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろが長官ちょうかんとして派遣はけんされるなど、古代こだい東北とうほく地方ちほうの中心ちゅうしんとして位置付いちづけられていますが、多賀城たがじょうの創建そうけんを示しめす資料しりょうは、唯一ゆいいつこの多賀城たがじょう碑ひに刻きざまれているのみです。
多賀城たがじょうの発掘はっくつ調査ちょうさの進展しんてんとともに、碑いしぶみに刻きざまれた文字もじの信憑しんぴょう性せい、重要じゅうよう性せいが明あきらかとなり、平成へいせい9年ねんに国くにの重要じゅうよう文化財ぶんかざいに指定していされました。

あそびにきぃや。奈良ならしもいち。

こちら奈良なら県けんは吉野よしの地方ちほうにある
下市しもいち町まち（しもいちちょう）なんですけど、みなさん知しってますか。

奈良なら県けんのちょうど真まん中なかぐらいにある町まちでして、
奈良なら県民けんみんでも、どの辺あたりにある町まちかほぼ知しられてないぐらいの町まちです。
だいたい人ひとに紹介しょうかいするときは、
「桜さくらで有名ゆうめいな吉野よしのの隣となりなんですよー」っていいます。
（吉野よしの町まちにおんぶにだっこで紹介しょうかいしやすい）

で、そんな町まちでも誇ほこれるもんもありまして、
日本にっぽん遺産いさんがあるんですよ。あの日本にっぽん遺産いさんです。
森もりに育はぐくまれ、森もりを育はぐくんだ人々ひとびとの暮くらしとこころ～美び林りん連つらなる造林ぞうりん発祥はっしょうの地ち“吉野よしの”～に
わが下市しもいち町まちがどっぷり入はいらせていただいております。
（これも吉野よしの町まちにおんぶにだっこなのは内緒ないしょ🤫）

出雲いずも國こくたたらストーリーの楽たのしみ方かた

出雲いずも國こくたたら風土記ふどき～鉄てつづくり千せん年ねんが生うんだ物語ものがたり～」は、たたら製鉄せいてつという砂鉄さてつと木炭もくたんで鉄てつをつくる、日本にっぽんで独自どくじに発達はったつした製鉄せいてつ法ほうです。

かつての出雲いずも国こく、藩政はんせい時代じだいの松江まつえ藩はんのエリアではこのたたら製鉄せいてつか盛さかんに行おこなわれ、最盛さいせい期きには日本にっぽんの鉄てつの半分はんぶん近ちかくを生産せいさんしていました。

そのため、構成こうせい遺産いさんは広範囲こうはんいに点在てんざいし、31にも及およびます。
原則げんそく非公開ひこうかいのものや、神楽かぐらや民謡みんよう、季き節ぶしのお祭まつりなども含ふくまれ、テーマも多岐たきにわたります。

広域こういき性せいとテーマの多様たよう性せいが、この日本にっぽん遺産いさんの回遊かいゆうを困難こんなんにし、わかりにくくしている点てんでもあるのですが、その多様たよう性せいにより様々さまざまな切きり口くちから楽たのしめることが、一番いちばんの強つよみと魅力みりょくだと思おもっています。

お酒さけと北前きたまえ船せんの奥深おくふかいつながりの物語ものがたり

北前きたまえ船せんは、江戸えど時代じだい中期ちゅうきから主おもに明治めいじ時代じだいにかけて、北海道ほっかいどう（蝦夷えぞ地ち）と本州ほんしゅう各地かくちを往来おうらいし、全国ぜんこく各地かくちの産物さんぶつを取引とりひきしたことで、現在げんざいに至いたるまで食しょく文化ぶんかをはじめ人々ひとびとの暮くらしに大おおきな影響えいきょうを与あたえています。
その一ひとつがお酒さけです。

お酒さけは、北前きたまえ船せんの積荷つみにとして各地かくちに運はこばれていただけでなく、北前きたまえ船主せんしゅが自みずから酒造しゅぞう業ぎょうを経営けいえいし、醸造じょうぞうから販売はんばいまで手てがけている場合ばあいもあります。
そのいくつかは、現在げんざいも人気にんき酒蔵さかぐらとして営業えいぎょうを続つづけています。

北海道ほっかいどうでは、鉄道てつどうが開通かいつうするまで生活せいかつ物資ぶっしのほぼ全すべてが北前きたまえ船せんによってもたらされていました。
4月がつ頃ごろ、関西かんさい方面ほうめんや北陸ほくりく・東北とうほくから、米べいや味噌みそ、そしてお酒さけを満載まんさいした北前きたまえ船せんが港みなとへやってくると、「青あお箍たが」（あおたが）が来きたと大だい喜よろこびして出迎でむかえにいきました。
青あお箍たがはお酒さけを入いれた酒樽さかだるのことで、北前きたまえ船せんの積荷つみにの象徴しょうちょうでした。
当時とうじの人々ひとびとにとって北前きたまえ船せんはお酒さけを持もってきてくれる大切たいせつな「宝船たからぶね」だったのです。

全国ぜんこく各地かくちの北前きたまえ船せん寄港きこう地ちに北前きたまえ船せんと関かかわりが深ふかい酒蔵さかぐらがありますが、ここでは、いまも営業えいぎょうを続つづけている老舗しにせを紹介しょうかいします。

戦たたかいに敗やぶれた伊賀いがを復興ふっこうさせた修験しゅげん者しゃ 小しょう天狗てんぐ清蔵せいぞう

伊賀いがのほぼ中央ちゅうおうに位置いちする「勝因しょういん寺てら（しょういんじ）」には、「本願ほんがん小しょう天狗てんぐ」と記しるされた梵鐘ぼんしょうがあります。
その鐘かねの音おとは四方しほうを山やまに囲かこまれた伊賀いがの地ちに今いまも鳴なり響ひびきます。
今回こんかいはこの梵鐘ぼんしょうにまつわる、ずっと語かたり伝つたえていきたい伊賀いがの英雄えいゆうのお話はなしです。

戦国せんごく時代じだい、織田おだ信長のぶながが大軍たいぐんを率ひきいて伊賀いがを壊滅かいめつさせた「天正てんしょうの伊賀いが攻ぜめ」。
信長のぶながとの激はげしい攻防こうぼう戦せんのすえ、家いえだけでなく寺てらや神社じんじゃが焼やき払はらわれ、田畑たはたが荒あらされ、多おおくの人ひとが亡なくなったと伝つたわる、伊賀いがにとってとても悲かなしい出来事できごとです。
この悲劇ひげきの中なか、突如とつじょ現あらわれたのは修験しゅげん者しゃの「小しょう天狗てんぐ清蔵せいぞう（こてんぐせいぞう）」という人物じんぶつです

歴史れきしと文化ぶんかに寄より添そう大谷石おおやいし

平成へいせい30年ねん5月がつに、「地下ちか迷宮めいきゅうの秘密ひみつを探さぐる旅たび～大谷石おおやいし文化ぶんかが息いきづくまち宇都宮うつのみや～」のストーリーが「日本にっぽん遺産いさん」に認定にんていされた。
このストーリーは、宇都宮うつのみやに住すむ人々ひとびとが古いにしえより地元じもとで産出さんしゅつする大谷石おおやいしを代表だいひょうとする凝灰岩ぎょうかいがんを様々さまざまな形かたちに変かえ、生活せいかつの中なかで使つかい続つづけてきた物語ものがたりである。

ところで，サブタイトルにある「大谷おおや」を何なんと読よむか。
戦国せんごく武将ぶしょう好すきの人ひとなら「大谷おおや刑部おさかべ」、野球やきゅうファンなら「大谷おおや翔しょう平たいら」選手せんしゅを思おもい浮うかべ、「おおたに」と読よむ方ほうが多おおいかもしれない。
しかし、宇都宮うつのみや市しの「大谷おおや」は「おおや」と呼よぶ。地名ちめいの呼よび方かたを調しらべてみると、西日本にしにほんでは「おおたに」、東日本ひがしにっぽんでは「おおや」が多おおいようである。

それでは、「大谷おおや」という言葉ことばはいつごろから使つかわれ始はじめたのか。

御朱印ごしゅいんですか？いいえ、御ご墳ふん印しるし（ごふんいん）です

日本にっぽん遺産いさん「「桃太郎ももたろう伝説でんせつ」の生うまれたまちおかやま～古代こだい吉備きびの遺産いさんが誘さそう鬼おに退治たいじの物語ものがたり～」のストーリーは、温あつし羅ら（鬼おに）退治たいじの伝説でんせつ、伝説でんせつの背景はいけいにある大和やまとに対抗たいこうする吉備きびの勢力せいりょく-巨大きょだいな墓はか-、桃太郎ももたろうの原型げんけいの3つのパートで構成こうせいされますが、今回こんかいは2つ目めのパートに関かんする構成こうせい文化財ぶんかざいを紹介しょうかいします。
ぜひ、吉備きび勢力せいりょくの強大きょうだいさを体感たいかんしながら、古墳こふん巡めぐりをしてはいかがでしょうか。

また、日本にっぽん遺産いさん「桃太郎ももたろう伝説でんせつの生うまれたまちおかやま」推進すいしん協議きょうぎ会かいでは、令れい和わ4年度ねんどから構成こうせい文化財ぶんかざいである7つの古墳こふんそれぞれの特徴とくちょうを捉とらえた御ご墳ふん印しるしを制作せいさくし設置せっちしています。
無料むりょうの専用せんよう台紙だいしを配布はいふしているので、古墳こふん巡めぐりをした記念きねんに集あつめてください。

敦賀つるが駅えきの変遷へんせん～新幹線しんかんせん開業かいぎょうを前まえに～

現在げんざい、敦賀つるが駅えき周辺しゅうへんは交流こうりゅう施設しせつオルパークに続つづき立体りったい駐車ちゅうしゃ場じょうやOTTA、ホテルなど周辺しゅうへん施設しせつの整備せいびが進すすみ、いよいよ新幹線しんかんせん開業かいぎょうも間近まぢかという雰囲気ふんいきです。
駅えき周辺しゅうへんの様相ようそうが一変いっぺんするほどの大おおきな変化へんかに、市民しみんも駅えきに降おり立たつ旅たびのお客様きゃくさまも、新あたらしい時代じだいの幕開まくあけを感かんじているのではないでしょうか。

敦賀つるがは1882年ねん(明治めいじ15年ねん)に鉄道てつどうが敷設ふせつされました。
1884年ねん(明治めいじ17年ねん)、難なん工事こうじの末すえ滋賀しが県境けんきょうに柳やなぎヶ瀬せトンネルが完成かんせいし、敦賀つるがは長浜ながはまと結むすばれます。
最初さいしょの敦賀つるが駅えきは氣比けひ神宮じんぐうの南西なんせい側がわに置おかれ、更さらにそこから港みなとの金ヶ崎かねがさき駅えき(大正たいしょう8年ねんから敦賀港つるがみなと駅えき)まで線路せんろが伸のびていました。

1909年ねん(明治めいじ42年ねん)、敦賀つるが駅えきは木きの芽め川かわを後背こうはいとする現在地げんざいちに移転いてんしました。
当時とうじ北陸線ほくりくせん最大さいだいの二に階かい建けん木造もくぞう駅舎えきしゃが建たてられたのは、市街地しがいちから少すこし離はなれた場所ばしょです。
すでに北きたに鉄路てつろが伸のび、接続せつぞくの便びんを向上こうじょうさせることが用地ようち選定せんていの理由りゆうの一ひとつと考かんがえられます。