研究課題/領域番号 |
07507006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上妻 志郎 (1997) 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (10272569)
岡井 崇 (1995-1996) 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40126016)
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研究分担者 |
和田 文男 (株)高研鶴岡工場, 工場長
内海 厚 三菱電線工業(株), 医療機器部, 部長
町田 芳哉 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (40292908)
海野 信也 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90193979)
馬場 一憲 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30181035)
丸茂 元三 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60282646)
小林 浩一 東京大学, 医科部・附属病院, 助手 (10262015)
上妻 志郎 東京大学, 医科部・附属病院, 講師 (10272569)
藤井 知行 東京大学, 医学部(病), 助手 (40209010)
梁 栄治 東京大学, 医学部(病), 助手 (30221683)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1996年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
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キーワード | 横隔膜ヘルニア / 内視鏡 / 胎児手術 / 気管閉鎖術 / 胎児治療 / 山羊胎仔 |
研究概要 |
(1) 胎児治療用極細内視鏡の開発 胎児を観察するための胎児観察鏡とバルーンを挿入するための胎児処置鏡との2種類の内視鏡を試作した。胎児観察鏡は外径2.4mmで視野角110度、胎児処置鏡は外径3.0mmで首振り角度は4方向各90度、視野角65度とした。 (2) 胎児治療用極細バルーンカテーテルの開発 外径1.2mm長さ5mm肉厚0.1-0.15mmのバルーンを作成し、内径0.3mm外径0.7mmのシリコンチューブを接続し、解放端にはシリコンゴムを充填した。作成したカテーテルについて、その耐圧、耐容量試験、リーク試験を行い、さらに注入量と径との関連とにつき検討した (3) 羊胎仔による胎児治療用極細内視鏡を用いた気管カテーテルの挿入と有用性の検討試作した極細内視鏡・極小バルーンカテーテルを用いて、羊胎仔気管内への内視鏡的なバルンカテーテル挿入を試みた。母獣の腹壁を切開し子宮壁を露出せしめ、子宮壁に小切開を加え、内視鏡の先端を子宮内へ挿入した。内視鏡による子宮内観察の視野を良くするため、子宮内へラクテック液を注入した。当初、内視鏡を2本用い、1本は他方の内視鏡先端を胎仔の鼻孔に誘導するために使用したが困難であったため、胎仔の頭部を子宮壁を介して術者の手掌にで把持し、鼻孔が子宮壁切開創直下に来るように固定してから、内視鏡先端を挿入した。生理的食塩水を持続的に注入することにより内視鏡による観察は良好となり、鼻腔内から喉頭に到るまでは内視鏡先端の挿入は容易であった。喉頭蓋を超えて気管内に内視鏡先端を挿入することは、急角度となるため困難であり、内視鏡の操作性の改善が必要であると思われた。胎仔の頸部を伸展させることにより挿入は可能であり、内視鏡先端挿入後は内視鏡先端内部に装着したバルンカテーテルの留置は容易であった。
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