「能登のとミルク」（七尾ななお市し和倉わくら町まち）が4月がつ19日にち、能登のと産さん牛乳ぎゅうにゅうを使つかったジェラートや商品しょうひんを販売はんばいする「せせらぎ通どおり店てん」を金沢かなざわ市長しちょう町まちにオープンした。

「能登のとミルク」せせらぎ通どおり店てん

　自然しぜんの牧草ぼくそうで育そだてた牛うしの牛乳ぎゅうにゅうを使つかった商品しょうひんを展開てんかいする同社どうしゃ。社長しゃちょうの堀川ほりかわ昇のぼる吾われさんによると、契約けいやくしている全すべての牧場ぼくじょうが能登半島のとはんとう地震じしんで大おおきな被害ひがいを受うけ、危機きき的てき状況じょうきょうになった現場げんばを目まの当あたりにし、飼育しいくに必要ひつような大量たいりょうの水みずを確保かくほしたり、タンクを運搬うんぱんする道路どうろの復旧ふっきゅう作業さぎょうを自治体じちたいなどに要請ようせいしたりするなど自みずから奔走ほんそうしたという。「4月がつになりようやく七なな尾びにある本店ほんてんの水道すいどうが復旧ふっきゅうし、牛乳ぎゅうにゅうも仕入しいれることができるようになったため、商品しょうひん製造せいぞうを再開さいかいした。4月26日にちには本店ほんてんの営業えいぎょうも再開さいかいする」と堀川ほりかわ社長しゃちょう。

　大正たいしょう時代じだいの木造もくぞう建築けんちくを活用かつようした「せせらぎ通どおり店てん」は、観光かんこう客きゃくにも人気にんきのせせらぎ通どおり近ちかくにある。同おなじ建物たてものに入居にゅうきょするパン店てん「ひらみぱん」の店主てんしゅと堀川ほりかわ社長しゃちょうが旧知きゅうちの仲なかで、隣となりの古書こしょ店てんが閉店へいてんするため入居にゅうきょしないかとの打診だしんを受うけ出店しゅってんを決きめたという。今後こんごに向むけ、堀川ほりかわ社長しゃちょうは「ミルクはもちろん、棒ぼう茶ちゃ、塩しお、ブルーベリー、イチゴなど、さまざまな能登のと産さん食材しょくざいを使つかったメニューを増ふやしていく。地元民じもとみんや旅行りょこう者しゃに能登のとの魅力みりょくを発信はっしんしていきたい」と意気込いきごむ。

　営業えいぎょう時間じかんは10時じ30分ふん～17時じ、水曜すいよう・木曜もくよう定休ていきゅう。キャッシュレス決済けっさいのみ。