「赤あかい袖そで先さき」ドラマ公式こうしきサイト

第だい2話わ　書庫しょこで始はじまった関係かんけい

都とに虎とらが出没しゅつぼつし犠牲ぎせい者しゃが出でる。自みずから弓ゆみを手てに虎とら退治たいじに乗のり出だすサン。一方いっぽう、東宮とうぐう殿どのに「罪人ざいにんの子こは王おうになれない」という矢文やぶみが射い込こまれる。罪人ざいにんとは英えい祖そ（ヨンジョ）の命令めいれいで死しんだサンの父ちち、思おもえ悼（サド）世子せいしのことだ。そんなある日ひ、足あしを踏ふみ外はずしたドギムは丘おかの斜面しゃめんを転ころがり落おちてサンにぶつかり、2人ふたりは池いけの中なかに…。この件けんでドギムは反省はんせい文ぶんを書かかされることになる。東宮とうぐう殿どのの書庫しょこの番ばんをしていたドギムが書しょの書かき写うつしをやっていると、兼けん司書ししょ（キョムサソ）と名乗なのる男おとこが姿すがたを現あらわす。

第だい3話わ　小ちいさな波紋はもん

宮みや女おんなたちの祭まつりの晩ばん、王宮おうきゅうに虎とらが現あらわれる。ドギムはサンの頼たのみで、朗読ろうどくをすると言いって宮みや女おんなたちを集あつめ脱出だっしゅつさせるが…。ドギムの前まえに虎とらが姿すがたを見みせ、あわやという瞬間しゅんかん、サンが矢やを放はなってドギムを救すくう。翌朝よくあさ、兼けん司書ししょのホン・ドンノに、兼けん司書ししょの安否あんぴを問とうドギム。その特徴とくちょうを聞きいて、サンがドギムに兼けん司書ししょを名乗なのっていることを知しる。一方いっぽう、王命おうめいを待またずに兵士へいしを動員どういんして虎とらを捕とらえたサンに対たいし、左ひだり議ぎ政せい（チャイジョン）をはじめ臣下しんかたちは次々つぎつぎに非難ひなんの声こえを上あげる。

第だい4話わ　ドギムの戸惑とまどい

兼けん司書ししょと思おもっていたサンが実じつは世よ孫まごだったと知しり、ショックを受うけるドギム。一方いっぽう、サンは自じ派はの秘密ひみつ会議かいぎを持もち、虎とらを捕とらえた夜よるに自分じぶんを弓ゆみで狙ねらった者ものがいると明あきらかにする。そんな中なか、ドギムたちが見習みならいを卒業そつぎょうして正式せいしきな宮みや女おんなになる笄礼の日ひが近ちかづく。ドギムは書庫しょこ係がかりから東宮とうぐう殿どのに配置はいちが変かわることを考かんがえると気きが重おもい。書庫しょこでの最後さいごの日ひ、サンが突然とつぜん、現あらわれる。自分じぶんは騙だまされたと思おもっているドギムに、サンは心しんの内うちをすべて吐はき出だすように命めいじるが…。

第だい5話わ　秘密ひみつの会合かいごう

サンの実母じつぼ、恵めぐみ嬪（ヘビン）ホン氏しの命いのちを受うけたドギムは、「同どう徳とく会かい」と呼よばれる世よ孫まご派はの秘密ひみつ会議かいぎのために妓ぎ楼ろうに出入でいりするサンを尾行びこう。ドンノに見みつかり殺ころされかけるも、サンに助たすけられる。サンは主人しゅじんである自分じぶんではなく母ははの命いのちに従したがうのかと怒いかり、ドギムは必死ひっしに弁明べんめいする。やがてサンはドギムを同どう徳とく会かいに迎むかえ入いれることに。一方いっぽう、英えい祖そがサンに政務せいむを任まかせる代理だいり聴政を考かんがえていることが分わかる。サンの叔母おばの和わ緩なる（ファワン）翁おう主ぬし（オンジュ）、左ひだり議ぎ政せいホン・ジョンヨなど反はん世よ孫まご派はは…。

第だい6話わ　障子しょうじ越ごしの想おもい

和わ緩なる翁おう主ぬしの讒言ざんげんで王おうの怒いかりに触ふれ、サンは禁足きんそくを命めいじられる。部屋へやから出でられない彼かれに代かわり、ドギムが同どう徳とく会かいの会合かいごうに出席しゅっせきしサンの意思いしを伝つたえる。サンの力添ちからぞえになる人物じんぶつとして王妃おうひの存在そんざいを思おもいついたドギムは、王妃おうひを説得せっとくするのは女おんなである自分じぶんにしかできないと考かんがえる。ドギムは王妃おうひが主催しゅさいする親おや蚕かいこ礼れいの手伝てつだいにかこつけ、王妃おうひに面会めんかい。王妃おうひは、自分じぶんをないがしろにして権勢けんせいを振ふるう和わ緩なる翁おう主ぬしを懲こらしめる方法ほうほうを探さがすよう、ドギムに命めいじる。

第だい7話わ　ときめく気持きもち

ドンノとドギムの仲なかを誤解ごかいし不機嫌ふきげんなサン。急せきょドギムが呼よばれ、サンの沐浴もくよくの世話せわをすることになる。湯ゆを注そそぎ足たそうとしてうっかり浴槽よくそうに落おち、ずぶ濡ぬれになったドギムは、あわてて服ふくを着替きがえる羽目はめに。それ以来いらい、サンはドギムのことが気きになり勉強べんきょうも手てにつかない。ドギムたち宮みや女おんなのおしゃべりに耳みみを傾かたむけるサン。王宮おうきゅうで誰だれに憧あこがれるかという話はなしで、ドギムは私わたしのお慕したいする人ひとは世よ孫まご様さまだと告白こくはくする。それを聞きいたサンは、嬉うれしさを爆発ばくはつさせるが…。

第だい8話わ　あの日ひの思おもい出で

サンはドギムに、お前まえのすべては私わたしが決きめると言いって立たち去さる。そんな中なか、ドンノが同どう徳とく会かいに連つれてきた御ご医いの口くちから英えい祖そが認知にんち症しょうにかかっていることが明あきらかに。一方いっぽう、ドギムは宮みや女おんなを統率とうそつする提ひさげ調ちょう尚なお宮みや（チェジョサングン）から呼よび出だされ、サンの側室そくしつになってほしいと依頼いらいされる。だが、ドギムは、世よ孫まご様さまを信しんじてくださいと言いって断ことわるのだった。翌日よくじつドギムの部屋へやで、亡なくなった暎嬪の遺品いひんが見みつかる。ドギムが盗ぬすんだとして大騒おおさわぎになる中なか、サンが現あらわれて…。

第だい9話わ　恐おそれを知しらぬ宮みや女おんな

サンは、暎嬪（ヨンビン）の弔問ちょうもんで初はじめて出会であって以来いらい、お前まえのことを忘わすれたことはないと自分じぶんの気持きもちをドギムに語かたる。しかしドギムは、あの日ひの出会であいは偶然ぐうぜんだったと、つれない態度たいどをとる。英えい祖そ（ヨンジョ）の認知にんち症しょうは進行しんこうし、サンを呼よび出だしても何なんの用事ようじだったか分わからなくなる。王妃おうひの助たすけで英えい祖そはサンに陵りょう幸こうを命めいじ、万一まんいちに備そなえて兵士へいしを動員どういんできる虎とら符ふを渡わたす。民みんからの直訴じきそで、宮みや女おんなにすると偽いつわり幼女ようじょを誘拐ゆうかいする事件じけんが続発ぞくはつしていることを知しったサンは…。

第だい10話わ　無事ぶじを願ねがう心しん

サンは堤つつみ調ちょう（チェジョ）尚なお宮みや（サングン）率ひきいる宮みや女おんなの秘密ひみつ組織そしき「広こう寒かん宮みや（クァンハングン）」の攻撃こうげきを防ふせぎ切きる。謀反むほんを知しらせる信号しんごう凧だこを揚あげ行宮あんぐうに駆かけつけたドギムは、サンの胸むねに倒たおれ込こむ。謀反むほんの失敗しっぱいを知しった堤つつみ調ちょう尚なお宮みやは、罷免ひめんされた左ひだり議ぎ政せい（チャイジョン）をたきつけ王おうに奏上そうじょうさせる。謀反むほんはなかった、世よ孫まごは自分じぶんの力ちからを見みせつけるために兵へいを動うごかしたと英えい祖そはサンに、東宮とうぐう殿どのから王おうに近ちかい宮殿きゅうでんへ移うつるよう命めいじる。ドギムも東宮とうぐう殿どのを離はなれ再ふたたび書庫しょこに配属はいぞくされる。サンに会あえず元気げんきをなくしたドギムは…。

第だい11話わ　忘わすれた約束やくそく

王宮おうきゅうで宴会えんかいが開ひらかれ、王おうの御前ごぜんにケジャンと柿かきが出だされる。それは英えい祖そが前ぜん王おうの毒殺どくさつに使つかったと噂うわさされる品しなだった。英えい祖そは激怒げきどし、真まっ赤かに焼やけた火箸ひばしを恵めぐみ嬪（ヘビン）に投なげつけようとするが、サンが素手すでで受うけ止とめる。誰だれの仕業しわざだと詰つめ寄よる英えい祖そに、サンは宴会えんかいの主催しゅさい者しゃである自分じぶんの責任せきにんだと答こたえる。英えい祖そはサンに東宮とうぐう殿どのから一いち歩ほも外そとに出でるなと命めいじる。一方いっぽう、ドギムは広こう寒かん宮みやから救すくった思おもえ悼（サド）世子せいしの乳母うば、パク尚なお宮みやから重要じゅうような秘密ひみつを知しらされる。

第だい12話わ　正せい祖そ（チョンジョ）の即位そくい

臣下しんかたちの前まえでサンを責せめる英えい祖そだが、次第しだいに混乱こんらんしてサンを思おもえ悼世子せいしだと思おもい始はじめる。サンは泣なきながら自分じぶんは世よ孫まごのサンだと訴うったえ、間違まちがいに気きづき愕然がくぜんとする英えい祖そ。そのとき、王妃おうひとドギムが現あらわれ、英えい祖そが思おもえ悼世子この命いのちと引ひき換かえにサンの即位そくいを約束やくそくした文書ぶんしょ、金かね縢かが（クムドゥン）之の詞し（ジサ）の存在そんざいを明あかす。提ひさげ調ちょう尚なお宮みやはドギムの嘘うそだと訴うったえるが、雷鳴らいめいが響ひびき渡わたり、英えい祖そは文書ぶんしょの隠かくし場所ばしょを思おもい出だす。文書ぶんしょを読よみ上あげた英えい祖そは退位たいいを宣言せんげんし、ついにサンは王おうとなる。

第だい13話わ　謀反むほんと救命きゅうめい

王おうとなったサンはドギムに、自分じぶんの側室そくしつに入はいってくれと頼たのむが、ドギムは返答へんとうをしない。そんな中なか、サンの暗殺あんさつを狙ねらって逆徒ぎゃくとが襲おそいかかるが失敗しっぱい。逆徒ぎゃくとの捜索そうさくが始はじまり、宮みや女おんなたちからも逮捕たいほ者しゃが出でる。ドギムの先輩せんぱいカン・ウォレも捕とらえられ、面会めんかいに来きたドギムに最後さいごの言葉ことばを遺のこす。誰だれからも好すかれるドギムの性格せいかくは、王宮おうきゅうでは得とくにならないと。落おち込こんでいるドギムにサンは、お前まえが勝かったら望のぞみをかなえてやろうと、賭かけを提案ていあんする。ドギムの望のぞみは…。

第だい14話わ　連つれ去さられた宮みや女おんなたち

サンは、都と承うけたまわ旨むね（トスンジ）ドンノの妹いもうとで側室そくしつに入はいった元もと嬪ホン氏しのもとで夜よるを過すごすことになる。ドギムは王宮おうきゅうで留守番るすばんをしているうちに眠ねむってしまうが、目めを覚さますと隣となりにサンがいた。ドギムに、お前まえは俺おれの心しんをかき乱みだすと不満ふまんをこぼすサン。一方いっぽう、元もと嬪が突然とつぜん、息いきを引ひき取とる。嘆なげき悲かなしむ兄あにドンノは、元もと嬪は殺ころされたのだと主張しゅちょうする。そんな中なか、王宮おうきゅうから次々つぎつぎと宮みや女おんなが姿すがたを消けす。その中なかにはドギムと仲なかの良よいペ・ギョンヒもいた。サンはドンノに宮みや女おんなたちを捜さがし出だせと命めいずるが…。

第だい15話わ　過あやまちの代償だいしょう

接吻せっぷんを交かわすサンとドギム。しかし、サンの口くちから出でたのは、王宮おうきゅうを出でて二度にどと目めの前まえに現あらわれるなという言葉ことばだった。王宮おうきゅうを去さったドギムの部屋へやで、サンは破やぶられた禁書きんしょの頁ぺーじを見みつける。１年ねん後ご、サンは妹いもうとの清きよし衍（チョンヨン）郡ぐん主ぬし（クンジュ）の屋敷やしきでドギムと出会であう。私わたしを見みても見みぬふりをしてくれと言いうドギムに、サンは王おうに命令めいれいするのかと怒おこる。冷つめたいサンの言葉ことばに涙なみだを流ながすドギム。その後ご、ドギムは新あたらしく側室そくしつとなった和わ嬪つきの宮みや女おんなとして大だい妃ひに呼よび戻もどされる。

第だい16話わ　お前まえをもう手放てばなさない

ドギムに嫉妬しっとする和わ嬪は大だい妃ひに、ドギムが男おとこと会あっていると伝つたえる。男おとことはドギムの兄あにソン・シクのことだった。大だい妃ひはサンに、流刑りゅうけい中ちゅうの兄あにを都とに呼よび戻もどしてくれと頼たのむが、都との政治せいじ的てき状況じょうきょうからサンはき入きいれない。和わ嬪は大だい妃ひの前まえで、サンにドギムの私通しつうを訴うったえるも、ドギムは兄あにの立場たちばを考かんがえて否定ひていしない。大だい妃ひは宮みや女おんなの私通しつうは死罪しざいだと脅おどしながら、兄あにを救すくってくれればドギムも助たすかると持もちかけるがサンは拒絶きょぜつ。ドギムを信しんじていると言いい切きる。

第だい17話わ（最終さいしゅう話ばなし）　瞬間しゅんかんは永遠えいえん

サンと宜むべ嬪（ウィビン）（ドギム）の子こ、文孝ふみたか世子せいしが麻疹ましんで幼おさない命いのちを失うしなう。麻疹ましんにかかっておらず懐妊かいにん中ちゅうでもある宜むべ嬪は我わが子この最後さいごを看取みとることができない。嘆なげき悲かなしむ宜むべ嬪にサンは、王族おうぞくとして毅然きぜんとした態度たいどで悲かなしみを乗のり越こえろと励はげます。折おりしも宜むべ嬪は、友人ゆうじんの宮みや女おんなソン・ヨンヒが密ひそかに子供こどもを身みごもり流産りゅうざんし、獄中ごくちゅうにいることを知しる。ヨンヒがこの世よを去さった後のち、ドギムは我わが子この死しに対たいしてサンも悲かなしんだことに気きづき、互たがいを励はげます言葉ことばを口くちにするのだった。