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eラーニングで学ぶ15分でわかる働く人の睡眠と健康
こころの耳
厚生労働省

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目次もくじ

1.睡眠すいみんとこころの健康けんこう
2.睡眠すいみんとは?
3.睡眠すいみんをとるポイント

eラーニングで学ぶ 15分でわかる働く人の睡眠と健康

睡眠すいみんは、からだだけではなくこころの健康けんこうともふかかかわっています。しかし、日本人にっぽんじんとくはたら世代せだいほう睡眠すいみんは、世界せかいなかでもみじかく、不十分ふじゅうぶんです。
はたらほうが、多忙たぼう毎日まいにちのなかでこころの健康けんこうたもちながら仕事しごとをするために、どのようなことにをつければよいか、実践じっせんてき睡眠すいみんについてまなびましょう。
学習がくしゅう時間じかん目安めやすは15ふんです。

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1.睡眠とこころの健康

つぎ

不眠ふみん睡眠すいみん不足ふそくなどの睡眠すいみんかんする問題もんだいとメンタルヘルス不調ふちょうには、密接みっせつ関係かんけいがあります。
睡眠すいみんかんする問題もんだいつづけば、ストレスをかんじやすくなり、メンタルヘルス不調ふちょうのリスクもたかまります。
睡眠すいみんをとることで、ストレスをかんじにくくなり、メンタルヘルス不調ふちょう発生はっせいリスクをらすことができます。

つぎ

2.良い睡眠とは?

つぎ

睡眠すいみんかんがえるポイントは3つ。
りょう」、「リズム」、「しつ」です。
つぎに、多忙たぼう毎日まいにちのなかで、どのように睡眠すいみんればよいか、3つのポイントから具体ぐたいてき紹介しょうかいします。

つぎ

3.良い睡眠をとるポイント

つぎ

1.りょう睡眠すいみん不足ふそくふせ

睡眠すいみん時間じかんは、なに時間じかんくらいればいのでしょうか?
個人こじんはありますが、日本人にっぽんじん成人せいじん標準ひょうじゅんてき睡眠すいみん時間じかんは、25さいで7あいだ、45さいで6.5あいだくらいです。
それくらいの時間じかんねむれていて、にちちゅう眠気ねむけこまることがなければ、十分じゅうぶん時間じかんねむることができているとかんがえていでしょう。

つぎ

理想りそうてきには6.5~7あいだくらいねむりたいところですが、多忙たぼう毎日まいにちなかではむずかしいこともあるでしょう。
そんなほうにおすすめしたいのは、「平日へいじつ6時間じかん以上いじょうねむること」です。

つぎ

睡眠すいみんを6時間じかん以上いじょうると、にちちゅう眠気ねむけ疲労ひろうかん改善かいぜんし、ストレスをかんじにくくなり、うつ状態じょうたいいたるリスクをらすことができます。また、風邪かぜにもかかりにくくなります。
いそがしい平日へいじつでも、睡眠すいみん時間じかん6時間じかん以上いじょう維持いじして、こころとからだの健康けんこうまもりましょう。

つぎ

繁忙はんぼうやトラブル対応たいおうなどで「平日へいじつ6時間じかん以上いじょうねむること」がむずかしいときは、しゅうなか週末しゅうまつだけでもいつも以上いじょうなが睡眠すいみん時間じかん確保かくほし、睡眠すいみん不足ふそく蓄積ちくせきしないようにしましょう。

つぎ

昼休ひるやすみに15ふん程度ていど短時間たんじかん仮眠かみんると、午後ごご眠気ねむけ改善かいぜんします。
30ふんえて仮眠かみんしてしまうと、ふか睡眠すいみんから目覚めざめるため、仮眠かみん一時いちじてきあたまがぼーっとしたり、からだがだるくなることがあります。この現象げんしょうを「睡眠すいみん慣性かんせい」といいます。

つぎ

短時間たんじかん仮眠かみんまえに、コーヒーや緑茶りょくちゃなどのカフェイン飲料いんりょうんでおくと、仮眠かみんから目覚めざめるころにカフェインの刺激しげきあらわれ、より効果こうかてきです。

つぎ

2.リズム:社会しゃかいてき時差じさボケをふせ

睡眠すいみんは、体内たいない時計とけいという仕組しくみにコントロールされています。
体内たいない時計とけい時間じかんがずれたために、不眠ふみん眠気ねむけこる状態じょうたいを、「社会しゃかいてき時差じさボケ」といます。
睡眠すいみんるためには、社会しゃかいてき時差じさボケをふせ必要ひつようがあります。

つぎ

体内たいない時計とけい時間じかんは、ひかり食事しょくじという外部がいぶ要因よういんによって、ととのったりずれたりします。
あさひかり食事しょくじ体内たいない時計とけいととのえますが、よるおそ時間じかんひかり食事しょくじ体内たいない時計とけいをずらしてしまいます。

つぎ

あさは、一定いってい時刻じこくきて、しっかりと朝食ちょうしょくりましょう。いそがしいときは、せめてバランス栄養食えいようしょくやゼリー飲料いんりょうだけでもれば、体内たいない時計とけいととのえることができます。
通勤つうきんすれば自然しぜんひかりびます。在宅ざいたく勤務きんむは、午前ごぜんちゅう窓際まどぎわやベランダで日光にっこうびましょう。

つぎ

日頃ひごろから夕食ゆうしょく時間じかんおそくならないようにしましょう。残業ざんぎょう夕食ゆうしょくおそくなりそうなときは、ぶんしょく効果こうかてきです。

つぎ

ぶんしょくとは、おそ時間じかんにまとめてべていた夕食ゆうしょく一部いちぶはやめの夕方ゆうがたべておくことです。たとえば、はやめの夕方ゆうがたにおにぎりやパンなどの少量しょうりょう炭水化物たんすいかぶつっておき、帰宅きたくにくさかななどのタンパク質たんぱくしつ野菜やさいだけべるなどです。
ぶんしょくすると、ふとりにくくなるだけでなく、体内たいない時計とけいがずれにくくなります。

つぎ

よるおそくにスマートフォンやパソコンのディスプレイをるのはけましょう。これらから発光はっこうされるブルーライトは、体内たいない時計とけいをずらし、つきをわるくします。
すくなくとも寝床ねどこく90ふんまえには、るのをめましょう。

つぎ

3.しつ生活せいかつ習慣しゅうかんととのえる

適度てきど運動うんどうで、ふかく、ながねむれるようになります。20~30ぶんのウォーキングをしゅう2~3かいおこなうだけでも効果こうかがあります。
また、夕方ゆうがた以降いこうのカフェイン摂取せっしゅけましょう。つきをわるくします。
そして、寝酒ねざけつきをくしますが、ねむりをあさくして、はやめるようになります。適量てきりょうにして、休肝きゅうかんるなど、節度せつどのあるかたにしましょう。

つぎ

3.しつ睡眠すいみん環境かんきょうととのえる

寝室しんしつあかるいとねむりのしつわるくなります。3ルクス以下いか月明つきあか程度ていど)にしましょう。
また、温度おんど湿度しつどは、ぶしおうじて心地ここちよいとかんじられる程度ていど調整ちょうせいしましょう。
騒音そうおんなどがになるときは、みみせん効果こうかてきです。

つぎ

今回こんかい学習がくしゅうでは、はたらほうがこころの健康けんこうたもちながら、よい仕事しごとをするために、どのようなことにをつければいかまなんでいただき ました。
いそがしいときでも、「りょう」、「リズム」、「しつ」を意識いしきして睡眠すいみんり、こころの健康けんこうまもりましょう。

つぎ

これで、「15ふんでわかるはたらひと睡眠すいみん健康けんこう」は、わりです。
つかさまでした。