矢合観音周辺を散策しました。以前はとても賑わっておりましたが、最近はここを訪れる人も少ないようです。
ここはお寺ではなく、民家です。ここの水が万病に効くとの評判でかなり遠くからも水を求めて参詣する人があるようです。
庭にある井戸から持参したペットボトルなどに詰めて持ち帰ります。
ここから少し南へいったところに、円光禅寺があります。ここは萩寺として知られております。
秋には萩が境内いっぱいに咲きますが、今は根元で切り取られており、その面影はありません。
この寺から少し南にいったところに、尾張国分寺跡があります。聖武天皇の時代に全国に置かれた国分寺の跡で、尾張の国分寺はここに置かれておりました。
近くに立てられた案内図には、金堂、講堂が記載されておりますが、あたりは畑または雑草の生い茂った畑で、寺の跡らしい形跡はまったくありません。
このあたりは今はすべて民有地となっております。
何度も発掘調査が行われており、かなり広大な敷地だったことが確認されております。
塔跡だけが残っており、そこに石碑が立てられております。
この遺跡から少し北に国分寺があります。
この寺は臨済宗妙心寺派の寺院ですが、尾張国分寺の後継寺院のようです。
矢合はかつては尾張の国の中心地であったようで、今でも国分の地名が残っております。
信長の時代には三宅川が物資輸送の中心的役割を担っていたことを考えると、このあたりも当時は繁栄していただろうと推測されます。
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