こんにちは、フルスタックエンジニアのryuです。
今回の記事では、Linuxのsleepコマンドについて解説します。sleepコマンドとは、実行プロセスを一時停止させるためのコマンドです。プログラムの実行を指定した時間止めるというコマンドですが、さまざまな使い方があります。今回は、sleepコマンドの使い方を詳しくみていきましょう。
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【Linux】sleepコマンドの使い方解説!
sleepコマンドとは?
sleepコマンドとは、名前の通りプログラムの実行を一時停止するためのコマンドです。
sleepは、寝るという意味があり、コマンドの実行を寝かせるという意味です。
このコマンドを使用すると、指定した時間だけプログラムの実行を遅らせることができます。一見するとシンプルですが、その使い方には様々なバリエーションがあります。
sleepコマンドの基本的な使い方
sleepコマンドは、以下のように実行します。
たとえば、以下のコマンドを実行すると、プログラムは5秒間実行されず、その後再開されます。
この基本的な使い方以外にも、実行を遅らせる時間を詳細に指定したり、他のコマンドと組み合わせて使用する方法があります。
sleepコマンドの具体例
ここからは、sleepコマンドの具体的な使い方を解説します。
コマンドとsleepコマンドを繋げて実行
まずは、コマンドとsleepコマンドを繋げて実行します。以下の例では、catコマンドとsleepコマンドを繋げています。
コマンドを実行すると、5秒後に”test”という文字列が表示されます。
sleepコマンドと組み合わせることで、コマンドの実行タイミングを遅らせることができます。
スクリプトの中で処理のタイミングを変える
sleepコマンドは、スクリプトの中でよく使われます。
例えば、以下のスクリプトは、ファイルをアップロードした後、5秒の遅延を挟んでアップロードが完了したことをユーザーに通知します。
#!/bin/bash
echo "ファイルをアップロードしています..."
# ここに実際のアップロードコマンドを記述
# アップロード完了後、5秒の遅延を挟んで通知を表示
sleep 5
echo "アップロードが完了しました"
また、以下のスクリプトでは、、プログラムの実行を行い、プログラムがクラッシュした場合に自動的に再起動します。再起動前に10秒の遅延を挟みます。
#!/bin/bash
while true; do
echo "プログラムを起動しています..."
# ここにプログラムの実行コマンドを記述
# プログラムがクラッシュした場合、10秒の遅延を挟んで再起動
sleep 10
done
このように、スクリプトでsleepを組み合わせることで、柔軟な処理ができます。
sleepコマンドで時間の単位を指定する
sleepコマンドは、時間の単位を設定することもできます。時間の指定がない場合は、全て秒になります。
単位には、以下のようなものがあります。
- s: 秒(seconds)
- m: 分(minutes)
- h: 時間(hours)
- d: 日(days)
例えば、次のコマンドは5秒待機します。
同様に、以下のコマンドは2分待機します。
小数点を含む時間も指定することができます。例えば、0.5秒待機するには次のように実行します。
もし「秒」単位以外(例えば「ミリ秒」や「マイクロ秒」)の時間を指定したい場合は、sleep
コマンド単体では対応していないので注意が必要です。
まとめ
今回の記事では、sleepコマンドの使い方について解説しました。sleepコマンドは単純なコマンドですが、スクリプトで使うと様々な処理ができるようになります。
sleepコマンドの使い方を覚えて、様々な処理を実行してみましょう。
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