司法書士の山口です。
利用者の多い楽天カードは、債務整理の場面でもよく見るカードです。
「楽天カードを使いすぎて払えない…」
そして、返済日を過ぎて滞納してしまうケースもあります。
今日はその滞納のご相談を紹介します。
質問
(ご相談者Aさん)
「楽天カードの支払いが3ヶ月ほど滞っています。
先程楽天カードから電話がありました。
「7日迄に3万円、21日迄に12万円の支払いが確認できなければ訴訟(裁判)の準備を進める」
電話でこう言われました。
3万円は工面できますが、12万円は無理です。
どうしたらいいでしょうか?裁判になるのは避けたいです…」
回答
(弊所の回答)
「任意整理を始めたら、いったん支払いは止まります。
7日の3万も、21日の12万円も支払わなくて大丈夫です。
また、裁判にならずに、調整できるのでご安心なさって下さい。」
(回答の説明)
任意整理をすると、現在の支払いは白紙になります。
つまり、今請求されているものは、いったん支払わなくて大丈夫ということ。
楽天カードに任意整理すると、残金を60回(5年)程度の分割払いに変えます。
例えば、90万円の支払いが楽天にあるなら、毎月1万5000円×60回払いということ。
任意整理をしたら、この1万5000円を払えば大丈夫。
滞納前の(今請求されている)3万や12万は払わなくて大丈夫…ということです。
また、「裁判にする」と言われていても、任意整理を始めれば大丈夫。
相手(楽天カード)からすれば、解決の糸口がないから裁判にすると警告してるだけ。
任意整理で解決の糸口を提示すれば、裁判にまで進展しません。
(推測の話ではなく、いつもそんな感じで進んでいます)
また、61日以上、3か月以上の滞納で金融ブラックになります。
信用情報(CIC・JICC)に傷がついて、クレカやローンが使えない。
「金融ブラックになる」
任意整理するとこうしたデメリットがありますが、このケースではこれも関係ないのです。
2、3ヶ月滞納したら、すでにブラック。
そのデメリットは関係ない。
結果、任意整理がベストな対応というわけです。
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