ランブータン 栽培さいばい フィリピン

ランブータンとは

 

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ランブータン（Rambutan）は、熱帯ねったい地域ちいき原産げんさんのフルーツであり、ライチ科か（Sapindaceae）の植物しょくぶつに属ぞくしています。この果物くだものは、主おもに東南とうなんアジア諸国しょこくで栽培さいばいされています。ここフィリピンでも名産めいさん果実かじつの一ひとつです。熟じゅくしてから収穫しゅうかくすることとあひが早はやいので殆ほとんどは国内こくないで消費しょうひされますが、その味あじも食しょく感かんもかなりライチに似にています。

ライチと異ことなるランブータンの特徴とくちょう的てきな外見がいけんは、果皮かひに覆おおわれた独特どくとくの毛けのような突起とっきです。この突起とっきは通常つうじょう緑色みどりいろから赤あかい色いろをしており、果実かじつが成熟せいじゅくすると赤あかい色合いろあいが強つよくなります。果皮かひを剥むくと、中なかには透明とうめいでジューシーな果肉かにくが現あらわれます。果肉かにくは甘あまくて風味ふうみ豊ゆたかで、時ときにはわずかな酸味さんみがあります。また、中央ちゅうおうには一ひとつの種子しゅしがあります。

ランブータンは新鮮しんせんなままで食たべるほか、デザートやフルーツサラダに加くわえたり、ジュースにしたりすることもあります。栄養えいよう豊富ほうふでビタミンCや食物しょくもつ繊維せんいを含ふくみ、健康けんこう的てきな果物くだものとして人気にんきがあります。

 

こんにちは、TARTです。

 

以前いぜんもふれましたが、私わたしのところ農地のうちは、海抜かいばつ150メートル山麓さんろくにある岩山いわやま農地のうちです。

今日きょうの話題わだいは果実かじつ栽培さいばいについてです。ここでは、環境かんきょう局きょくの推薦すいせんでもあるので

ここにランブータンを植林しょくりんしようと計画けいかくしていました。

 

まさに今いまはその雨季うきです。

 

月曜日げつようびから今日きょうまで台風たいふうが襲来しゅうらいしているので作業さぎょうは進すすんでいませんが、現在げんざいランブータンの苗木なえぎを

100本ほん植うえる作業さぎょうをしています。

 

ランブータン栽培さいばいは、少すくなくとも1万まん平方へいほうメートルは必要ひつような栽培さいばいとなるので誰だれでもおいそれとできる栽培さいばいではありませんが、私わたしのように東南とうなんアジアに住すんでいる人ひとでもし山やまの斜面しゃめんでも、例たとえ石せきだらけでも土地とちさえあれば植林しょくりん可能かのうなそしてかなり手間てまいらずの栽培さいばいの一ひとつであるランブータン栽培さいばいについて紹介しょうかいしたいと思おもいます。

 

 

 現地げんち生産せいさん者しゃからのとっておきのアドバイス

 

 

 気候きこうと土壌どじょうの要件ようけん:

ランブータンの木きは、降雨こうう量りょうが多おおく湿度しつどの高たかい熱帯ねったいから亜熱帯あねったいの気候きこうで生育せいいくします。 彼かれらは 68°F ～ 86°F (20°C ～ 30°C) の温度おんどを好このみます。

土壌どじょうは水みずはけがよく、肥沃ひよくで、有機物ゆうきぶつが豊富ほうふである必要ひつようがあります。 根ね腐ぐされや生育せいいく不良ふりょうを引ひき起おこす可能かのう性せいがあるため、水浸みずびたしの土壌どじょうや粘土ねんど質しつの土壌どじょうは避さけてください。

 

 

 サイト選択せんたく：

少すくなくとも 1 日にち 6 ～ 8 時じ間あいだは日光にっこうが十分じゅうぶんに当あたる場所ばしょを選えらびます。 ランブータンの木きは健康けんこうな果実かじつを実みのらせるために十分じゅうぶんな光ひかりを必要ひつようとします。

 

 

 植うえ付つけ時期じき：

ランブータンの木きを植うえるのに最適さいてきな時期じきは、土壌どじょうが湿しめっている雨季うきの初はじめで、最初さいしょの樹木じゅもくの根付ねつけ中ちゅうに木きに十分じゅうぶんな水分すいぶんが与あたえられます。

 

 

 植うえ付つけ方法ほうほう:

種子しゅしを使用しようする場合ばあい: 新鮮しんせんなランブータンの種子しゅしを直接ちょくせつ地面じめんに植うえるか、水みずはけの良よい培養ばいよう土どで満みたされた大おおきな容器ようきに植うえます。 種子しゅしは水平すいへいに、深ふかさ約やく1〜2インチに植うえる必要ひつようがあります。 発芽はつがには数すう週間しゅうかんから数すうか月げつかかる場合ばあいがあります。

家いえでは、効率こうりつが悪わるいので接つぎ木き苗なえを購入こうにゅうし定植ていしょくします

接つぎ木き苗なえの場合ばあい 接つぎ木き苗なえの根ね鉢ばちより少すこし大おおきめの穴あなを掘ほります。 そこには25－0－0の肥料ひりょうを一いち握にぎり散布さんぷします。苗なえを穴あなにそっと置おき、接つぎ木き結合けつごう部ぶが土どのレベルより上うえにあることを確認かくにんします。 穴あなを土どと水みずをたっぷり含ふくませ埋うめ戻もどします。

 

 

 植うえ付づけ距離きょり:

前述ぜんじゅつのように家いえでは、ランブータンの木きの植うえ付つけ間隔かんかくは、成長せいちょうに必要ひつようなスペースを確保かくほするために約やく 8メートルです。

ランブータンの木きの推奨すいしょう植うえ付つけ間隔かんかくは、成長せいちょうに十分じゅうぶんなスペースを確保かくほするために約やく 10 ～ 12 メートル (約やく 33 ～ 39 フィート) ですが家いえでは8メートル間隔かんかくです。混こみ気味ぎみですが小こまめな剪定せんていで背せが低ひくめで全体ぜんたいに小ちいさ目めにします。

 

 

 水みずやり：

 

ランブータンの若わかい木きには、根ね系けいを確立かくりつするために定期ていき的てきな水みずやりが必要ひつようです。 土壌どじょうは常つねに湿しめった状態じょうたいに保たもちますが、浸水しんすいしないようにします。 木きが一いち度ど根付ねつくと、乾燥かんそうにはある程度ていど耐たえられますが、十分じゅうぶんな水みずがあればより良よく生産せいさんされます。

 

 

 マルチング：

木きの根元ねもとの周まわりに有機ゆうきマルチの層そうを適用てきようして、土壌どじょうの水分すいぶんを保たもち、雑草ざっそうの成長せいちょうを抑制よくせいし、マルチが分解ぶんかいされるときに栄養えいようを供給きょうきゅうします。

 

 施肥せひ：

バランスの取とれた緩なる効こう性せい肥料ひりょうをランブータンの木きに定期ていき的てきに与あたえます。 肥料ひりょうは生育せいいく期きに3回かいに分わけて与あたえ、木きの幹みきに直接ちょくせつ触ふれないようにします。

 

年とし 肥料ひりょうの種類しゅるい　有機ゆうき肥料ひりょう　化学かがく(14-14-14)　　尿素にょうそ(45-0-0)　　カリ(0-0-60)
1 　　　　　　  1kg/木き 　　  50g/木き 　　　　 200g/木き
2 　　　　　　  4kg/木き 　　300g/木き
3 　　　　　　10kg/木き 　　 500g/木き
4                  20kg/木き        700g/木き              200g/木き               200g/木き
5                  30kg/木き         1kg/木き               300g/木き                300g/木き
6                  30kg/木き         2kg/木き               500g/木き                500g/木き
7                  30kg/木き         2kg/木き               700g/木き                700g/木き
8以降いこう            30kg/木き         2kg/木き                 1kg/木き                  1kg/木き
 

＊有機ゆうき肥料ひりょうは、乾燥かんそうした牛糞ぎゅうふんがベストです。近所きんじょにカラバオがいれば農地のうちに繋つながらせ雑草ざっそうを食はませる代かわりにただでもらいましょう。

 剪定せんてい:

樹き形がたを維持いじし、適切てきせつな空気くうき循環じゅんかんと樹冠じゅかんへの日光にっこうの浸透しんとうを促進そくしんするために、定期ていき的てきに樹き 木きを剪定せんていし 枯がれた枝えだや病気びょうきの枝えだ、木きの根元ねもとに生はえている側がわ枝えだを取とり除のぞきます。

 

 害虫がいちゅうと病気びょうきの管理かんり:

アブラムシ、コナカイガラムシ、ショウジョウバエなどの害虫がいちゅうがいないか定期ていき的てきに樹木じゅもくをチェックし 必要ひつように応おうじて、適切てきせつな有機ゆうきまたは化学かがく防虫ぼうちゅう剤ざいを散布さんぷします。

ランブータンの木きに影響えいきょうを及およぼす一般いっぱん的てきな病気びょうきには、炭疽たんそ病びょうや根ね腐ぐされ病びょうなどがあります。 早はやめな衛生えいせい管理かんりと管理かんりをすることで、これらのをの病気びょうきから予防よぼうし、制御せいぎょすることができます。

 

 支柱しちゅう：

 

特とくに台風たいふうなど風かぜの強つよい季き節ぶしでは、若わかいランブータンの木きは非常ひじょうに細ほそく背せが高たかくなるので支柱しちゅうが必要ひつような場合ばあいがあります。 木きがより丈夫じょうぶになるまで、杭くいを使つかって木きを支ささえます。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　接つぎ木き3年ねん目めこの雨季うきに実みをつけだしました。

種たねが植うえた3年ねん目め。まだまだ。結実けつじつまで今いまから2年ねんはかかりそうです。

 

 

 収穫しゅうかく:

ランブータンの木きは通常つうじょう、植うえてから 3 ～ 5 年ねん以内いないに実みを結むすび始はじめます。 接つぎ木きは2－3年ねんで実みを付つけます。成木なりきは25㎏の果実かじつがなり、一斉いっせいに熟じゅくすので収穫しゅうかくに追おわれます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　成木なりきはこの位くらいになります。６年ねん目め

先さき5月がつの写真しゃしんですが収穫しゅうかくは今月こんげつ末まつにはじまりピークは8月がつになりそうです。

 

尚なお、果実かじつは一度いちど収穫しゅうかくするとそれ以上いじょう熟じゅくしませんので、完熟かんじゅくしたときに収穫しゅうかくします。

何なに種類しゅるいもあるランブータンですが、私わたしの選えらんだ種類しゅるいはMaharlika種しゅといいます。

実みがゆるく種たねに付着ふちゃくしいているので実みがはがれやすく可か食しょく部ぶが他た種たねに比くらべて多おおく甘あまくて濃厚のうこうでとても品質ひんしつが良よいと評判ひょうばんです。

 

 

私わたしは、これら農業のうぎょう省しょう推薦すいせんのガイドラインに従したがい、将来しょうらい的てきに健康けんこうなランブータンの木きをうまく育そだて、おいしい果実かじつを楽たのしむことができる可能かのう性せいを一緒いっしょに働はたらいてくれる人達ひとたちとともに心待こころまちにしています。

 

TARTでした。

 

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