おはようございます😁ブログ管理人のあーさんです。
私は今、非常に興奮と感動と喪失感に包まれて情緒がグチャグチャです。
私の情緒を右往左往に振り回した張本人たる作品『コードギアス 奪還のロゼ 最終幕』を鑑賞してまいりましたので、出来立てほやほやの感情を綴っていこうかと思います。最初に断言しますが、うまくまとまった文章にはならないです。それを念頭に置いた上で読み進めていただけたらと思います。
それだけ感極まっているのです!
いやもう最高ですよ!最高!!!
ここまで完走して満足度の高い作品に出会えたのは久しい!ディズニープラスに配信された第1話を見て惚れ込み、勢い余って間のエピソードを視聴していないのに劇場で先行公開された7〜9話相当の第3章を観に行った自分の先見の明に感謝したいくらい満足度の高い最終幕でした。
今回の記事では⚠️ネタバレなんて気にせずに思いの丈をぶちまけていこうと思います。ネタバレに配慮して陳腐な言葉を選んでいられるような作品ではないのです!
不満点は0ではないですが、それを補って余りあるほどのキャラクターの魅力が詰まった傑作だったと思います。そんなキャラクターたちへの感謝の想いを込めて文を綴っていこうかと思います。
それでは本編GO!
心の残ったシーンの数々
まずは思いつくままに心に残ったシーンをリストアップしていきましょう。
- スピンオフキャラの出番少ないっ!
- 前回のエピソードで活躍を期待させる登場をしておいてこれだけの出番!?
- アレクサンダだ!私が一番好きなKMFアレクサンダだ!!
- 登場は素直に嬉しい!しかし、手書きなのが残念・・・
- CGワークで変態的機動を見せたアレクサンダが好きなんだ!!
- ゼロ(スザク)がランスロットっぽい機体に乗っている!?
- 一瞬しか映らなくてランスロットと誤認してしまいましたが、📚パンフレットを読むと機体情報が乗っていました。**真母衣波 白式**という名称(読み方:まほろば びゃくしき)でランスロットと同じカラーリングを採用しているだけの模様。蜃気楼の系列機ですね。
- メイさんと喫茶店のマスター。死にそうだったけど、無事窮地を乗り越えられて一安心。
- メイさんは好きなキャラなので存命してくれて本当に良かった
- キャサリンとサクラの問答。サクラはサクヤの影武者とは呼べないキャラに成長したんだなぁ
- サクラの回答は特別な答えな印象こそないけれど、サクヤの代わりに動いている印象の強かったサクラが自分の意見を言うという文脈に意味があると思うのです。
- ハルカと黒戸さんって親子だったのか!
- ハルカがやたらと他者からの評価を気にしていたのは自分の父親に相応しい活躍をしたかったからだと納得。
- ノーランドの執務室でトラウマとなる武器を見つけてしまい、取り乱すアッシュ。
- 執務室に入る前からも顔色が悪かったアッシュ。入室して弟の命を奪った武器が飾られている壁を発見して普段の冷静なアッシュからは想像できないほどの混乱を見せていたのが印象的でした。
- アーノルド君。意外とあっさり退場かぁ・・・
- 尺が足りなかったのではないかと素人の目線でもわかるくらい雑に処理されるアーノルド君。予告編以上の活躍ができなかったのは残念だよ。
- ノーランドの正体って〇〇〇〇だったのか。
- キャサリンVSノーランド。
- 圧倒的ファウルバウトの力量の前に作中最高クラスの強さを誇るキャサリンのKMFクインクラカが最も容易く敗れる。ファウルバウトがチートすぎじゃないか!?
- バトルも印象的だったが、キャサリンの過去回想も忘れてはならない。非常に短い描写ながら自分の弱さ故に両親を失ってしまったことと両親の仇を瞬殺するノーランドに惚れ込むのも理解できる。しかし、キャサリンに関しては説明不足な点も多いのが残念なんだよな〜
- ナラさん。やっぱりいい女!!
- ノーランドによってホッカイドウブロックの外周に張り巡らされていたシトゥンペバリアが内陸全域に展開される。バリアを解除するためにナラに協力を仰ぐロゼ。それに速やかに応えるナラの姿が頼もしい。この人が良い人で本当に良かった!
- 紅蓮特式だーーーーー!!!!!
- 最後のゲストキャラ枠となったカレン!もしかしたら出ないかと思っていたけど、終盤にして登場!相変わらずの最強戦力っぷりで一騎当千の活躍でしたね。
- 物部さーーーーん!
- ナラの情報でバリア解除のための制御装置がる前宮に辿り着いたロゼだが事態を先読みしていたノーランドの罠により制御施設に閉じ込められてしまう。それを救うために七煌星団が尽力を尽くす。そんな七煌星団の前に大量の敵兵器ロキが立ち塞がり、それを突破するための男を見せる物部さんの勇姿・決断力に敬礼🫡
- アッシュVSノーランド。
- アポロの高速戦闘モード=メギストスゼータモードで善戦するもファウルバウトのチートビームの異常な砲門数の前に敗れる。ここの高速戦闘は圧巻だったなぁ。
- ここでの高速戦闘が一瞬で決着がつきアポロが電源OFFになっていく演出が先の戦闘とのギャップが凄まじく静けさが身を襲う感覚にゾッとした。
- 呪いから誓いへ。アッシュの覚悟
- 最終決戦に突入する前のロゼとアッシュの最後の会話。皇重護との約束を胸に抱くアッシュの覚悟が眩しいくらいに輝く。アッシュのセリフ一つ一つが観客の心に響く。そして、サクヤの心にもより強く響くのがわかる!
- 最終決戦!オルテギアVSファウルバウト
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- オルテギアで初めて披露されるメギストスゼータモード!巨大KMF同士が空中で繰り広げる無数の弾幕が飛び交う超高速戦闘。←これを劇場のスクリーンで体感できて良かった!
- 合体ロボットだから、サクヤとアッシュのコンビだからノーランドに太刀打ちできる文脈の美しさよ。
- スラッシュハーケンが決め手となってファウルバウトの猛攻を食い止める展開も天晴れ。やっぱりKMFといえばスラッシュハーケン!
- ノーランドへのトドメの一撃が亡き弟への手向けとなる会心の一撃で目がウルっときた。
- アッシュゥ!アッシュゥゥゥゥ!!!!!
- それぞれのエピローグ
- 個人的にトップクラスに好きなキャラ皇神楽耶がセリフ多めで素直に嬉しい
- 続編への種まきと思われるコーネリアら旧作のキャラクターの会話
- 奪還のロゼ組もそれぞれの今後を彷彿とさせる描写がしっかりと描かれる
こんなところかな?
全てをより詳細に語るとボリュームがえげつないので一部ピックアップして詳細を語っていきます。
ピックアップ解説
スピンオフキャラの出番少ないっ!
前回のエピソードで活躍を期待させる登場をしておいてこれだけの出番!?あれだけ思わせぶりな登場しておいてそりゃないぜ大将!?_
アレクサンダだ!私が一番好きなKMFアレクサンダだ!!
『亡国のアキト』での変態機動が印象的なアレクサンダが手書きで登場している!登場は嬉しいけど3Dモデルで出て欲しかったな〜。あの蜘蛛を彷彿とさせる変態機動が大好きなので特にアクションシーンなくて悲しい。出番もかなり短いし、もっと本格的な見せ場を期待していたので残念!
でも、アレクサンダが現役時代から8年近く時代が経過していることを考えると型落ち機が前線に復帰しているとも考えられて感慨深くもなってしまう。でももっと出番が欲しかった!
尺が、尺が短いせいなのかっ!?
ノーランドの正体って〇〇〇〇だったのか。
ついに判明するノーランドの正体。
なんと、オーーールゥ・ハァァイム・ブリタァァァニィア!でお馴染みのシャルル98代皇帝陛下のクローン!
これはかなり予想外。(パンフレットを読み込むと詳細が語られていますので追々記事にしようと思います)
ギアスでクローン技術について言及されるのは初めてかな?
シャルルの頭脳を移植する予定の器として用意されたノーランドだが、結局移植される前にシャルルがこの世を去ってしまったために本来の役割を失ったままこの世に残されてしまう。そんな彼の胸の内には彼にしかわからない人間に対する価値観があり、その価値観が今回のロキを用いた人類虐殺を招くこととなった。
第9話まで謎に満ちていたノーランドの素性がシャルルのクローンだとは思いませんでしたが、世界中の人類を巻き込む惨事を引き起こした黒幕として納得のキャラ付けだと思い感心してしまいました。
演じている安元さんは第1話のの時点でキャラ設定を明かされていたとのことで、改めて1話から視聴すると何かしらの発見があるかもしれませんね。
紅蓮特式だーーーーー!!!!!
最後のゲストキャラとなったカレン!
まじで最後まで出てこないと心配しましたがトウキョウに出現したロキを一騎当千の活躍っぷりで撃退しているシーンが短いながら描写されていましたね。
復活のルルーシュの時は20歳だったので今回のカレンは25歳になりますね。見た感じそこまで歳をとった感じがなかったですね。
恐らく今回のゲストキャラの中でも最も良い見せ場をもらったのではないでしょうか。相変わらずのナイスバディとエロスたぎるパイロットスーツを纏って、ライダー式のコックピットで登場。
カッコいいロボットと色気溢れる女性パイロットのコンボが嫌いな男児なんていません。
紅蓮特式の玩具が欲しくなるな。バンダイさんにこの声よ届け!メタルビルドシリーズで発売して欲しいな〜。
アッシュゥ!アッシュゥゥゥゥ!!!!!
ノーランドとの決着をつけたアッシュとサクヤ。アッシュは何かを察した素振りを見せた後にアルテミスとアポロのドッキングを解除。アポロとファウルバウトは共に沈黙したまま地上へ降下していく。アッシュの行いに戸惑いを隠せないサクヤだが、アッシュの口からオルテギア状態でエネルギーをシェアしていると地上に降りるためのエネルギーが不足すること。そして、自身の死を予見していたノーランドにより直にファウルバウトが自爆することが告げられる。
皇重護との約束を守るためアルテミスと分離しファウルバウトの自爆に巻き込まれるのを自分だけにする選択をするアッシュ。この時のアッシュの複雑な心情を表現したかのような古川慎さんの芝居が良い。良すぎる!
サクヤを守りたいという気持ちとサクヤとこれからも一緒にいたいという想いが詰まっている。
アッシュは間違いなくサクヤとの出会いで救われていた。アッシュの過去に受けた心の傷、弟を失ったことやノーランドにさせられた様々な悪事に対する罪悪感などで心が疲弊しきっていたことでしょう。皇重護との出会いで心救われたと同時に重護を死なせてしまった自責念もあったことでしょう。精神的に崖っぷちに追いやられていたアッシュはサクヤと歪んだ出会いをしてしまいギアスにかけられて偽りの記憶を刻まれてしまう。それは大切な弟との思い出を踏み躙るものであり、到底許すことのできない所業。
それでも、ロゼと共に過ごした時間はアッシュにとって心救われる日々だったのだと思います。誰かを守るために戦う日々はノーランドに殺しを強いられていた時期とは全く異なる充実感をアッシュに与えていた。だから、アッシュはノーランドに立ち向かう勇気を自分にもたらすためにサクヤに改めてギアスをかけてもらうことを頼んだ。心に深く傷を残し未だ恐怖心を拭えない対象であるノーランドを打倒する。自分自身のためにもサクヤの願い叶えるためにもギアスという**誓い**が必要だと判断した。この誓いのシーンが舞台となる聖堂と相まって美しいのなんの!
アッシュは自分の心の弱さを認めることができる誰よりも強い男だったと思います。そんな彼が最後にサクヤに向けて放つ言葉の数々が切なくて切なくて仕方ない。
お願いだから、制作スタッフの皆さん。アッシュをこのまま退場させないで下さい。復活のルルーシュでルルーシュが実は生きていましたをやったんだからアッシュだって実は生きていましたという展開を用意してください。シャーリーだって復活のルルーシュ時空では生存するルートになったんだからアッシュにも希望はあると信じています!アッシュ・フェニックスですよ!不死鳥の名を冠した男なんです!帰ってこなきゃ嘘でしょ!
それぞれのエピローグ
物語はノーランドの乱から数ヶ月後の状況が語られて幕を引きます。
ネオブリタニア帝国は解体されホッカイドウブロックは超合衆国へ復帰。
超合衆国の代表に返り咲いた神楽耶の演説でノーランドが与えた甚大な被害から徐々に回復していっていることが語れる。場面が変わってジノとコーネリアがこの演説で政治的には事態の沈静化が達成られたとのやりとりが行われる。あくまで政治的には。
(軍事的にはまだまだ課題が残っているということでしょう。つまり続編への布石・種まきと言ったところでしょうか)
ハルカと黒戸さんは母親(黒戸さんの奥さん)の墓参りの姿が映される。親子らしい会話が戦いが終わったことを物語っているようでほっこりするひと時。
七煌星団の小田・宗森・新城の3人は今後の立ち位置は未定のまま平和となった今を楽しむ宴キャンプで酒盛りをする。平和となった世にレジスタンスは不要であることを祝っている。新城は未成年であることがここで判明。そのおっぱいで未成年だったのか(ゴクリ←唾を飲む音)
七煌星団のメカニック担当の佐野ちゃんは黒の騎士団に入団を希望する描写が描かれる。坂井ミナトの紹介で黒の騎士団へ鞍替えする模様。彼女の実力と人柄なら入団間違いないでしょう。
ネオブリタニア側で生き残ったナラは元鞘の孤児院にカムバック。大勢いる孤児の面倒を見ている模様。そんなナラの元に生き延びていたキャサリンが仕事をくださいと訪れる。サクラとの問答で誰かのために行動する姿勢に感化を受けたキャサリンの心境の変化・成長が窺えるラストで感慨深いです。
そして、サクラ。
サクラはアッシュとの会話で見出した覚悟と責任を全うするために自分にギアスをかける。それは自分が2度と声を発せられないという内容。2度と誰かにギアスをかけて思い出や記憶を踏み躙る真似をしないために声を発せられない枷を自身に強いる。
声を封じ、アッシュとの誓いを胸に覚悟と責任を背負ったサクヤは超合衆国に復帰したと同時に特別自治区に任命されたホッカイドウブロックの初代皇帝サクヤ・スメラギ・メ・ブリタニアとして民衆の前に立つ。
少し場面が飛んで午後のティータイム休憩でもしているかのようなサクヤの側にはナタリア、サクラ(断髪してショートヘアとなっている)、メイさんの姿がある。サクヤは手話で周囲と会話をしている様子が映され、モノローグでのみその声が確認できる。彼女は平和となった今の世を想いアッシュとの思い出が詰まった保護犬らと戯れがら最後に心にある人物の名を唱える。
「アッシュ。」っと
ここで映画は幕を閉じます。
終わりに
くぅぅぅぅ。エモい。エモいと言わざるを得ない。
ここまで綺麗に終われるのか!見事なまでに綺麗に終わっていて続きの要素がほとんど感じられない。ロキによる混乱の余波というのは残っているのだろうけどロゼ=サクヤの物語は綺麗に畳まれてしまったではないか!?
しかし、そこはR2から復活のルルーシュに繋いだ過去の実績を信じたい。頼むからアッシュを復活させてください。俺の推しを、推しをもう一度サクヤに会わせてくれ!
ここまで褒めまくってはいるけれど正直不満点もある。色々尺不足で割を喰らったと思わざるを得ないナラ・キャサリン・アーノルドらの描写。スピンオフのゲスト参戦キャラもサービス的な側面しか出せておらずもっと大々的に活躍を見たかった。L.L.らの出番も最終幕には無し。
これらの不満点を挙げてもやはりアッシュとサクヤが紡いだ物語が尊くて絶賛せざるを得ない。天崎洸平君のサクヤを表現したロゼの芝居も素晴らしく、上田麗奈さんのサクヤとサクラの演じ分けも見事の一言で済ませられないほど素晴らしかったし、古川慎さんのアッシュの心境を投影した言葉選びや発言のニュアンス表現も絶妙でした。
W主人公を演じた3名の声優さんには深く頭を下げてお礼を申し上げたい。
だからこそ、アッシュの最後に納得したくない自分がいる。こんなに魅力的なキャラクターをこのまま終わらせていいわけないでしょう!
希望はあります!
まだまだコードギアスシリーズは継続していく模様なので奪還のロゼの続きが見られる可能性も0ではない。それにディズニープラスでの配信もまだまだ折り返し地点に突入したばかり。もしかしたら映画と異なる最後になるかもという0.00001%の希望があるかもしれない。(多分ない!)
言いたいこと語りたいことはまだまだ山ほどありますが、それはディズニープラスの配信時に取っておきましょう。
最後にこの最終幕で一番好きなセリフをご紹介して終わりとします。
「イエス・ユア・マジェスティ」
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