Monthly Archives: September 2011

九州電力きゅうしゅうでんりょくの原子力げんしりょく事業じぎょうは、作つくられた世論せろんで進すすめられていた。やらせメール問題もんだいなどを調査ちょうさした九きゅう電でんの第三者だいさんしゃ委員いいん会かいが３０日にちにまとめた最終さいしゅう報告ほうこく書しょ。国内こくない初はつのプルサーマル発電はつでん計画けいかくを巡めぐる２００５年ねんの公開こうかい討論とうろん会かいに佐賀さが県けんと九きゅう電でんの「やらせ」の原型げんけいを見みいだし、両者りょうしゃの関係かんけいを「不透明ふとうめい」と断だんじた。原発げんぱつの立地りっち自治体じちたいトップの意向いこうをくみ、「露骨ろこつな仕込しこみ質問しつもん」などで民意みんいを捏造ねつぞうねつぞうした電力でんりょく会社かいしゃ。住民じゅうみんへの背信はいしん行為こういとも言いえるもたれ合あい体質たいしつが、厳きびしい批判ひはんにさらされた。 東京とうきょう都内とないで行おこなわれた第三者だいさんしゃ委いの記者きしゃ会見かいけん。集あつまった１００人にん以上いじょうの報道陣ほうどうじんを前まえに、郷ごう原はら信郎のぶお委員いいん長ちょうは「仕込しこみ質問しつもんで（公開こうかい討論とうろん会かいの）会場かいじょうの世論せろんを作つくり上あげた」と切きり出だした。 続つづきは　民意みんいを捏造ねつぞう 原発げんぱつ推進すいしん、もたれ合あい体質たいしつに厳きびしい批判ひはん  

≪なぜ「フクシマ」なのか≫ 「風評ふうひょう被害ひがい」というイヤなコトバがある。いつから生うまれたのか知しらないが、最近さいきんでは鳥とりインフルエンザや牛うしの口くち蹄（こうてい）疫、新型しんがたインフルエンザ騒動そうどうが記憶きおくに新あたらしい。 新型しんがたインフルエンザのさいには、街まち中ちゅうを歩あるく日本人にっぽんじんの多おおくがマスクを掛かけていたことに対たいし、外国がいこく人じんが「不気味ぶきみだ」と答こたえていた。もっとひどかったのは、集団しゅうだん感染かんせんした高校生こうこうせいたちへの、いわれのない「差別さべつ事件じけん」まで起おきたことだ。 もちろん、われわれジャーナリズムにも責任せきにんはある。だが行政ぎょうせい当局とうきょくや学者がくしゃたちが、混乱こんらんに拍車はくしゃをかけた側面そくめんが強つよい。 続つづきは　論説ろんせつ委員いいん・福島ふくしま敏雄としお　「風評ふうひょう被害ひがい」を絶たて  

◇放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつ子こどもへ影響えいきょう 放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつによる子こどもの健康けんこうへの影響えいきょうを心配しんぱいし、郡山こおりやま市しの一部いちぶの保護ほご者しゃが市しに「集団しゅうだん疎開そかい」を求もとめている問題もんだいが３０日にちの同どう市議会しぎかいで取とり上あげられ、市しは「現時点げんじてんでは疎開そかいが必要ひつようとは考かんがえていない」との立場たちばを明確めいかくにした。 続つづきは東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい：保護ほご者しゃの要望ようぼうに、郡山こおりやま市し「集団しゅうだん疎開そかい、必要ひつようない」　／福島ふくしま

文部もんぶ科学かがく省しょうは３０日にち、福島ふくしま第だい１原発げんぱつ周辺しゅうへんで行おこなった土壌どじょう調査ちょうさの結果けっか、原発げんぱつ事故じこで飛散ひさんしたとみられるプルトニウムが福島ふくしま県けん双葉ふたば町まち、浪江なみえ町まちと飯館いいだて村むらの計けい６カ所かしょから検出けんしゅつされたと発表はっぴょうした。原発げんぱつ敷地しきち外がいでの検出けんしゅつは初はじめて。沈着ちんちゃく量りょうはいずれも、過去かこに海外かいがいで行おこなわれた核かく実験じっけんで日本にっぽん各地かくちに降ふったプルトニウムの測定そくてい値ちの範囲はんいに収おさまっているという。 飯舘いいたて村むらの１カ所かしょは原発げんぱつから４０キロ以上いじょう離はなれていた。プルトニウムは粒子りゅうしが重おもく、遠とおくまで飛散ひさんしにくいとされ、爆発ばくはつを伴ともなった事故じこの大おおきさが改あらためて浮うき彫ぼりになった。 続つづきは　プルトニウム、飯舘いいたて村むらまで飛散ひさん＝原発げんぱつ事故じこで、土壌どじょうから検出けんしゅつ

2011年ねん9月がつ30日にち21時じ6分ふん 東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこの原因げんいん究明きゅうめいに当あたる事故じこ調査ちょうさ委員いいん会かいの設置せっち法ほうが３０日にち、成立せいりつした。調査ちょうさ委いは１０月がつ中旬ちゅうじゅんにも召集しょうしゅうされる次期じき臨時りんじ国会こっかいで、国会こっかい内ないに設しつらえ 置おけされる。菅かん直人なおと前ぜん首相しゅしょうや東京電力とうきょうでんりょく幹部かんぶら関係かんけい者しゃの参考さんこう人じん招致しょうちを行おこなうことができるなど、国政こくせい調査ちょうさ権けんに基もとづく強つよい権限けんげんを持もっているのが特徴とくちょうだ。 調査ちょうさ委いは民間みんかん有識者ゆうしきしゃ１０人にんで構成こうせいし、審議しんぎは原則げんそく公開こうかいされる。参考さんこう人じん招致しょうちのほか、東電とうでんなど関係かんけい団体だんたいや行政ぎょうせい機関きかんに対たいし、資料しりょうの提出ていしゅつを要求ようきゅうすることができる。 相手あいてが拒否きょひした場合ばあいは、衆参しゅうさんの国会こっかい議員ぎいん各かく１０人にんでつくる上部じょうぶ機関きかんの「両院りょういん合同ごうどう協議きょうぎ会かい」に対たいし、国政こくせい調査ちょうさ権けんに基もとづく証人しょうにん喚問かんもんや資料しりょう提出ていしゅつを要請ようせいすることも可能かのう だ。 続つづきは菅かん前ぜん首相しゅしょうら聴取ちょうしゅも可能かのう＝原発げんぱつ事故じこ調ちょう、強つよい権限けんげん

2011.9.30 20:05 福島ふくしま県けん双葉ふたば町まち、浪江なみえ町まち、飯舘いいたて村むらの６地点ちてんから微量びりょうのプルトニウムが検出けんしゅつされていたことが３０日にち、分わかった。文部もんぶ科学かがく省しょうが同日どうじつ、明あきらかにした。福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこによるものとみられる。原発げんぱつ敷地しきち以外いがいで事故じこの影響えいきょうによるプルトニウムが検出けんしゅつされたのは初はじめて。 調査ちょうさは原発げんぱつから８０キロ圏内けんないの１００カ所かしょを対象たいしょうに、６月がつに土壌どじょうを採取さいしゅして行いった。検出けんしゅつされた中なかで最もっとも高たかい濃度のうどは原発げんぱつから約やく３０キロ離はなれた浪江なみえ町まちで１平方へいほうメートルあたり４・０ベクレル、約やく４５キロ離はなれた飯舘いいたて村むらでも０・８２ベクレルが検出けんしゅつされた。 続つづきは福島ふくしまの６地点ちてんでプルトニウム検出けんしゅつ　原発げんぱつ敷地しきち外がいで初はつ　文科ぶんか省しょう「被曝ひばく量りょうは非常ひじょうに小ちいさい」