Monthly Archives: January 2014

自民党じみんとうが所属しょぞく国会こっかい議員ぎいん（会派かいは離脱りだつ中ちゅうの衆参しゅうさん両院りょういん議長ぎちょうを除のぞく４０７ 人にん）を対象たいしょうに実施じっししたエネルギー政策せいさくに関かんするアンケートで、将来しょうらい的てきな原発げんぱつゼロを主張しゅちょうした議員ぎいんが約やく５０人にんに上のぼり、原発げんぱつの新しん増設ぞうせつへの賛同さんどうは４人にんにとどまったこ とが３１日にち、分わかった。アンケートに回答かいとうしたのは約やく３２０人にんで、このうちの８割わり強きょうが原発げんぱつを維持いじしつつ再生さいせい可能かのうエネルギーの活用かつようを求もとめた。党とう幹部かんぶが明あきらかに した。 安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうは原発げんぱつへの依存いぞん度どを減へらす意向いこうを示しめす一方いっぽうで、脱だつ原発げんぱつの主張しゅちょうは「無責任むせきにん」と批判ひはんしている。 続つづきは自民じみん、原発げんぱつゼロ主張しゅちょうは５０人にん　エネルギー政策せいさくで全ぜん議員ぎいん調査ちょうさ  

安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうは３１日にちの衆院しゅういん予算よさん委員いいん会かいで、核兵器かくへいきの持もち込こみに関かんする日米にちべい間あいだの「密約みつやく」について「ずっと国民こくみんに示しめさずにきたのは間違まちがいだった」と述のべ、長期ちょうきにわたって政府せいふが存在そんざいを否定ひていし続つづけたことは誤あやまりだったとの認識にんしきを示しめした。その上うえで、安倍あべ政権せいけんとして核かく密約みつやくに関かんする見解けんかいをまとめる意向いこうを表明ひょうめいした。民主党みんしゅとうの岡田おかだ克也かつや前ぜん副ふく総理そうりへの答弁とうべん。安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうは３１日にちの衆院しゅういん予算よさん委員いいん会かいで、核兵器かくへいきの持もち込こみに関かんする日米にちべい間あいだの「密約みつやく」について「ずっと国民こくみんに示しめさずにきたのは間違まちがいだった」と述のべ、長期ちょうきにわたって政府せいふが存在そんざいを否定ひていし続つづけたことは誤あやまりだったとの認識にんしきを示しめした。その上うえで、安倍あべ政権せいけんとして核かく密約みつやくに関かんする見解けんかいをまとめる意向いこうを表明ひょうめいした。民主党みんしゅとうの岡田おかだ克也かつや前ぜん副ふく総理そうりへの答弁とうべん。 核かく密約みつやくは、核かくを搭載とうさいした米べい艦船かんせんの一時いちじ寄港きこうや領海りょうかい通過つうかは日米にちべいの事前じぜん協議きょうぎの対象たいしょうから外はずすとの内容ないよう。民主党みんしゅとう政権せいけん下かで設置せっちされた有識者ゆうしきしゃ委員いいん会かいは、日米にちべい間あいだには「暗黙あんもくの合意ごうい」があり、「広義こうぎの密約みつやく」が存在そんざいしたと結論けつろん付つけた。 予算よさん委いで岡田おかだ氏しは「明あきらかに間違まちがったこと、うそと言いわれても仕方しかたのないことを歴代れきだい首相しゅしょうが答弁とうべんしてきたことは重大じゅうだいではないか」と指摘してき。 続つづきは核かく密約みつやく、政府せいふ見解けんかい策定さくていへ＝安倍あべ首相しゅしょう、非ひ開示かいじ「間あいだ違ちがい」

３０年ねん以上いじょう前まえ、原発げんぱつ立地りっち計画けいかくを住民じゅうみんの反対はんたい運動うんどうによって断念だんねんに追おい込こんだ町まちがあった。紀伊きい水道すいどうを挟はさんだ徳島とくしま県けん阿南あなん市しと和歌山わかやま県けん日高ひだか町まち。「ノー」の声こえを上あげた 人々ひとびとを追おったドキュメンタリー映画えいが「シロウオ　原発げんぱつ立地りっちを断念だんねんさせた町まち」が静しずかな反響はんきょうを呼よんでいる。横浜よこはま市し鶴見つるみ区く在住ざいじゅうで監督かんとくのフリーライターかさこ（本ほん 名めい・笠原かさはら崇たかし寛ひろし）さん（３８）の出発しゅっぱつ点てんは「３・１１の前まえに人々ひとびとはなぜ原発げんぱつの危険きけん性せいに気付きづき、立たち上あがれたのか」だった。 原発げんぱつは便利べんりだし、地方ちほうも潤うるおう。つまり必要ひつよう悪あくである、と。そう思おもうことで目めを背そむけてきたのです。あの事故じこが起おきるまでは－。自身じしんのことを、かさこさんは率直そっちょくに振ふり返かえった。 （略りゃく） 阿南あなん市しでは１９７６年ねんに四国電力しこくでんりょくが蒲生田かもうだ原発げんぱつの計画けいかくを発表はっぴょう。日高ひだか町まちでは６７年ねんに町議会ちょうぎかいが誘致ゆうちを決議けつぎしたことで、関西電力かんさいでんりょくの日高ひだか原発げんぱつの計画けいかくが浮上ふじょうした。 反対はんたい運動うんどうに携たずさわった人ひとにカメラを向むけ、声こえを拾ひろっていった。 阿南あなん市しの民宿みんしゅく経営けいえいの女性じょせいは当時とうじの戸惑とまどいを語かたった。 〈原発げんぱつが来きたら道みちが広ひろがるとか、いろいろ言いってくれたけどね。道みちが広ひろがっても人間にんげんが住すめなんだらしょうがないけんね〉 日高ひだか町まちの元もと漁師りょうしの男性だんせいも同おなじだった。 〈お金かねじゃない。とにかくこの海うみと、健康けんこうに暮くらせる、昔むかしからの自然しぜんそのままの村むら、町まちが欲ほしかった〉 映画えいがでは、いずれの土地とちでも漁師りょうしを中心ちゅうしんとした１次じ産業さんぎょうで働はたらく人ひとたちが立たち上あがり、反はん原発げんぱつ運動うんどうが湧わき起おこった経緯けいいを伝つたえている。 かさこさんは言いう。「考かんがえるべき点てんは人々ひとびとの多おおくが原発げんぱつ反対はんたいの理由りゆうに自立じりつを選えらんだことだ」 例たとえば阿南あなん市しの漁師りょうしの男性だんせいは言いった。 〈駄目だめなもんは駄目だめという覚悟かくごでした。考かんがえ方かたの中なかに政治せいじ的てきな思想しそうもない。純粋じゅんすいに自分じぶんらが漁業ぎょぎょうを永続えいぞく的てきに営いとなめるかどうかが最大さいだいの争そう点てんですから。それ以外いがい、何なにもないです〉 日高ひだか町まちの元もと漁師りょうしの男性だんせいも語かたっている。 〈（原発げんぱつ立地りっちで）お金かねをもらったって一時いちじのもんでしょう。どれだけのお金かねをもらってもね。やっぱし毎日まいにち毎日まいにちこつこつ、こつこつ働はたらいて、稼かせいだお金かねがよっぽどありがたいと思おもったですね〉 （略りゃく） タイトルの「シロウオ」は蒲生田かもうだ原発げんぱつの立地りっち予定よてい地ちだった阿南あなみ市内しないの川かわに生息せいそくする小しょう魚さかなの名なから取とった。 上流じょうりゅうに小石こいしを投なげ入いれ、餌えさと勘違かんちがいしたシロウオが上流じょうりゅうに向むかっていくのを一網打尽いちもうだじんにすくい上あげる。そんな伝統でんとう漁りょうが行おこなわれていた。 投なげ込こまれる小石こいしを原発げんぱつマネーに例たとえれば、こうなる。餌えさと思おもいこんで群むらがるのと、おびえて逃にげ出だすのとどちらが正ただしかったのか。捕つかまらなかったのが反対はんたいの声こえを上あげた人々ひとびとではなかったか－。 かさこさんは言いう。 「豊ゆたかな漁場ぎょじょうであったため漁業ぎょぎょうが生計せいけいが成なり立たっていた面めんもあるが、人々ひとびとが求もとめた幸しあわせが必かならずしも経済けいざい的てきな豊ゆたかさばかりではなかったことが大おおきかったのではないか」 ほかにも気付きづかされたこともある。 映画えいがの中なかで、かつてバス運転うんてん手しゅだった元もと阿南あなん市議しぎは「行政ぎょうせいを反対はんたいにさせないと（原発げんぱつ立地りっちは）止とめられないと思おもった」と出馬しゅつばの経緯けいいを振ふり返かえり、日高ひだか町まち役場やくば職しょく 員いんから町長ちょうちょうとなった男性だんせいは「推進すいしん派はと反対はんたい派はが分わかれて、互たがいの結婚式けっこんしきに親おやでも兄弟きょうだいでも出でなくなるようになった。こんなことじゃいかんと思おもい切きって町長ちょうちょう選せんに 出でた」と語かたった。 かさこさんは「国くにや大だい企業きぎょうといった大おおきな権力けんりょくと対峙たいじ（たいじ）するには、ただ声こえを上あげているだけじゃ届とどかない。まず自治体じちたいを動うごかすために、政治せいじに参画さんかくし ていったことが有効ゆうこうだった」とみる。政治せいじ参加さんかへの敷居しきいは高たかいという現実げんじつはあるが、「問とわれているのは一人ひとり一いち人にんが難むずかしい問題もんだいに対たいし、思考しこう停止ていしをやめることで はないでしょうか」。 蒲生田かもうだ原発げんぱつは７９年ねん、日高ひだか原発げんぱつは９０年ねんに計画けいかくが白紙はくしに戻もどされた。この間あいだ、双方そうほうで漁師りょうしを中心ちゅうしんに連帯れんたいが生うまれ、互たがいの運動うんどうを手伝てつだったエピソードも映画えいがは伝つたえる。 （略りゃく） かさこ（本名ほんみょう・笠原かさはら崇たかし寛ひろし＝かさはら・たかひろ） フリーライター、カメラマン。大手おおて消費しょうひ者しゃ金融きんゆうを経へて編集へんしゅうプロダクションなどを経験けいけん。２０１２年ねんにライターとして独立どくりつ。著書ちょしょに「検証けんしょう・新しんボランティア元年がんねん－被災ひさい地ちのリアルとボランティアの功罪こうざい」（共栄きょうえい書房しょぼう）など。 ◆映画えいが「シロウオ　原発げんぱつ立地りっちを断念だんねんさせた町まち」 １９６０～７０年代ねんだいにかけ原発げんぱつの立地りっち計画けいかくがあった徳島とくしま県けん阿南あなん市しと和歌山わかやま県けん日高ひだか町まちを舞台ぶたいに、計画けいかくが白紙はくし化かされるまで反対はんたい運動うんどうに携たずさわった住民じゅうみんや自治体じちたい関係かんけい者しゃ にインタビューした長編ちょうへんドキュメンタリー。２０１３年ねん１１月がつ末まつに完成かんせい。要望ようぼうなどに応おうじ全国ぜんこくで上映じょうえい会かいを続つづけている。県内けんないでは１月がつ２５日にちに横浜よこはま市し鶴見つるみ公会堂こうかいどうで 初はじめて上映じょうえいされ、県内けんない外がいから約やく２５０人にんが来場らいじょうした。 全文ぜんぶんは“自立じりつ”へ想像そうぞう力りょく巡めぐらせ　原発げんぱつ計画けいかく拒こばんだ町まちの記録きろく映画えいが、監督かんとくの思おもいは 当とうサイト既出きしゅつ関連かんれん記事きじ：原発げんぱつ計画けいかくを住民じゅうみんの反対はんたい運動うんどうによって阻止そしした町まちを描えがいたドキュメンタリー映画えいが　「シロウオ～原発げんぱつ立地りっちを断念だんねんさせた町まち～」2014年ねん1月がつより公開こうかい … Continue reading →

　「学校がっこう給食きゅうしょくは親おやの力ちからでは変かえられない」―福島ふくしま原発げんぱつ事故じこによる食品しょくひんへの放射能ほうしゃのう汚染おせんは給食きゅうしょくを直撃ちょくげきした。我わが子こを体内たいない被曝ひばくさせたくない親おやたちの悩なやみは深刻しんこくだ。父母ちちははらがきょう、国会こっかい内ないで対たい政府せいふ交渉こうしょうを持もった。（主催しゅさい：オール日本にっぽん・給食きゅうしょくの安心あんしん安全あんぜんを願ねがう父母ちちははの会かい） 政府せいふからは文科ぶんか省しょう、厚労省こうろうしょう、消費しょうひ者しゃ庁ちょう、復興ふっこう庁ちょうの中堅ちゅうけん若手わかて官僚かんりょうが出席しゅっせきした。 福島ふくしま県けん郡山こおりやま市しの母親ははおやの最大さいだいの悩なやみは学校がっこう給食きゅうしょくに福島ふくしま産さんの牛乳ぎゅうにゅうが使つかわれていることだ。「地産ちさん地ち消けしはやめてほしいと申もうし入いれても地産ちさん地ち消けしは繰くり返かえされる」と訴うったえた。「薄うすめられているから（検出けんしゅつされる放射能ほうしゃのうの）数値すうちが低ひくいのではないか。不信ふしんばかりが募つのる」と続つづけた。 文科ぶんか省しょうスポーツ・青年せいねん局きょく学校がっこう健康けんこう教育きょういく課か 学校がっこう給食きゅうしょく係長かかりちょうは次つぎのように答こたえた。「食品しょくひんの安全あんぜんは厚労省こうろうしょうが決きめた基準きじゅんにもとづいて出荷しゅっか制限せいげんをかけている。基準きじゅん値ちを超こえるものは出でていない」。 (略りゃく） 学校がっこう給食きゅうしょくの安全あんぜん基準きじゅん値ちは、一般いっぱんの食品しょくひんの基準きじゅんが適用てきようされる。制度せいどのおかしさが根底こんていにある。「子こども基準きじゅん値ちを設もうけて」と願ねがう父母ちちははたちの声こえは政府せいふにき入きいれられない。 被曝ひばくの実態じったい調査ちょうさを続つづけている中学校ちゅうがっこう教師きょうしの川根かわね眞しん也さんが、役所やくしょの杓子定規しゃくしじょうぎに反論はんろんした― 「発育はついく期きの子供こどもたちの体内たいないに放射能ほうしゃのうが入はいる。大腸だいちょう、小腸しょうちょうを傷きずつけるんですよ…（中略ちゅうりゃく）あなた方かたはICRPの基準きじゅんに従したがって言いってるだけだ。ICRPは生身なまみの体からだに対たいする考慮こうりょはみじんもない。ロボットと同おなじように見みている」 国産こくさんシイタケの給食きゅうしょくへの使用しようも深刻しんこくだ。昨年さくねん12月がつ、文科ぶんか省しょうから一いち篇へんの通達つうたつが出でた。「国産こくさんシイタケの使用しよう自粛じしゅくは風評ふうひょう被害ひがいにつながるので自粛じしゅくしたりしないよう」とするものだ。役所やくしょ独特どくとくのまわりくどいい方いかただが、「国産こくさんシイタケを給食きゅうしょくでしっかり使つかうように」ということである。 文科ぶんか省しょうは通達つうたつの存在そんざいは認みとめたが、誰だれからの要請ようせいなのかは最後さいごまで明あきらかにしなかった。 会津あいづの母親ははおやは子こどもが給食きゅうしょくのシイタケを食たべて体調たいちょうが悪わるくなった例れいを次々つぎつぎとあげた。「鼻血はなぢが出でた」「じんましんが出でた」……彼女かのじょは「子供こどもを守まもりたいのか、被曝ひばくさせたいのか（役人やくにん）一人ひとりひとりに聞きいてみたい」と食くい下さがった。 政府せいふが給食きゅうしょくの安全あんぜんに配慮はいりょしてくれない以上いじょう、子供こどもに残のこされた自衛じえい手段しゅだんは弁当べんとうしかない。ところが弁当べんとうを持もっていくとイジメに遭あう。校長こうちょう先生せんせいからは叱しかられる。 母親ははおやたちは政府せいふ側がわに「こうした事実じじつを文科ぶんか省しょうは把握はあくしているのか？」と尋たずねた。 「初はじめてうかがったような話はなしが大半たいはん」と文科ぶんか省しょうはトボケた。 全文ぜんぶんは放射能ほうしゃのう汚染おせんの学校がっこう給食きゅうしょく　「母親ははおやたちは限界げんかいにきている」

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの原子げんし炉ろ1号機ごうきからの汚染おせん水すい漏もれについて、新あらたな事実じじつが判明はんめいした。「1号機ごうきの圧力あつりょく抑制よくせい室しつ付近ふきんから、1時じ間あいだあたり最大さいだいで3.4トンの汚染おせん水すいが漏もれ ていたと推計すいけいされる」と、30日にちに東京電力とうきょうでんりょくが明あきらかにした。1号機ごうきには溶とけた燃料ねんりょうを冷ひやすために、1時じ間あいだあたり4.4トン注水ちゅうすいしている。その水みずは燃料ねんりょうに触さわ れて、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを含ふくんだ高こう濃度のうどの汚染おせん水すいとなり、注水ちゅうすい量りょうの約やく8割わりが圧力あつりょく抑制よくせい室しつ付近ふきんから漏もれているとみられるのだ。 続つづきは冷却れいきゃく水すいの8割わりが漏ろうえいか…福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ1号機ごうきの汚染おせん水すい