Monthly Archives: November 2016

[…] 訴状そじょうによると、女性じょせいは原発げんぱつ事故じこ翌月よくげつの２０１１年ねん４月がつに飯舘いいたて村むらが避難ひなん指示しじ区域くいきに指定していされたため、家族かぞくと福島ふくしま市内しないの借かり上あげ住宅じゅうたくに避難ひなん。避難ひなん生活せいかつのストレスから家いえにこもりがちになり、うつ病びょうとみられる症状しょうじょうを発症はっしょうした。１３年ねん３月がつに夫おっとの墓参はかまいりをした後のち、「早はやくお迎むかえに来こないかなあ」とつぶやき、翌朝よくあさ、自室じしつで首くびをつって死亡しぼうした。   　原告げんこくは「原発げんぱつ事故じこがなければ、自みずから命いのちを絶たつことはなかった」と主張しゅちょう。一方いっぽう、東電とうでんは答弁とうべん書しょで、原発げんぱつ事故じこと自殺じさつの因果いんが関係かんけいなど全面ぜんめん的てきに争あらそう姿勢しせいを示しめした。具体ぐたい的てきな主張しゅちょうは次回じかい期日きじつ以降いこうで述のべるとした。【宮崎みやざき稔みのる樹じゅ】 ニュースサイトで読よむ: http://mainichi.jp/articles/20161130/ddl/k07/040/005000c#csidxbde6b8d15e0e8a0ba56cd595043ed99 Copyright 毎日新聞まいにちしんぶん 全文ぜんぶんを読よむ。

福島ふくしま県けん教育きょういく委員いいん会かいは30日にちまでに、県立けんりつの小高おだか工業こうぎょう高校こうこう（同どう県南けんなん相馬そうま市し）と小高おだか商業しょうぎょう高校こうこう（同どう）を統合とうごうして2017年ねん春はるに新設しんせつする小高おだか産業さんぎょう技術ぎじゅつ高校こうこう（同どう）の校歌こうかを歌手かしゅの長渕ながぶち剛つよしさんが作曲さっきょくすると発表はっぴょうした。作詞さくしは15年ねん４月がつから同市どうしに住すむ作家さっか、柳美里ゆうみりさんが担当たんとうする。 長渕ながぶちさんは自身じしんの公式こうしきサイトに「福島ふくしま南みなみ相馬そうまの復興ふっこうの足あしがかりとなるべく、柳美里ゆうみり氏しの渾（こん）身みの歌詞かしに乗のせて、現在げんざい作曲さっきょく活動かつどうに邁（まい）進しんしています」などとコメントを載のせた。 柳やなぎさんは東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい後ごの12年ねん春はるからパーソナリティーを務つとめる同市どうしのラジオ局きょくの番組ばんぐみにゲストで訪おとずれた小高おだか工こうの教員きょういんと交流こうりゅうを続つづけているほか、昨年さくねん４月がつの移住いじゅう後ごは同校どうこうで小論文しょうろんぶんの講義こうぎも担当たんとうしている。 […]     もっと読よむ。

福井ふくい県けんにある運転うんてん停止ていし中ちゅうの敦賀つるが原子力げんしりょく発電はつでん所しょ２号機ごうきで、施設しせつの点検てんけん作業さぎょう中ちゅうに放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを含ふくむ水みずが作業さぎょう員いん１０人にんにかかったということです。日本原子力発電にほんげんしりょくはつでんによりますと、含ふくまれる放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの量りょうは国くにへの報告ほうこく基準きじゅんを下回したまわり、作業さぎょう員いんの被ひばくはなく、周辺しゅうへんの環境かんきょうへの影響えいきょうはないということです。 ３０日にち午前ごぜん１０時じ５０分ふんごろ、福井ふくい県けん敦賀つるが市しにある敦賀つるが原発げんぱつ２号機ごうきの原子げんし炉ろ補助ほじょ建屋たきのやの地下ちかにあるタンク室しつで、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを含ふくむ水みずが作業さぎょう員いん１０人にんにかかるトラブルがありました。 日本にっぽん原電げんでんによりますと、作業さぎょう員いんがタンクにつながる配管はいかんの弁べんを解体かいたいする際さいに、配管はいかんの中なかにたまっている水みずを抜ぬこうと弁べんを緩ゆるめたところ、水みずが噴ふき出だしたということです。 日本にっぽん原電げんでんによりますと、噴ふき出だした水みずはおよそ１６０リットルで、水みずに含ふくまれる放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの量りょうは、国くにへの報告ほうこく基準きじゅんを下回したまわっているということです。 また、作業さぎょう員いんの被ひばくはなく、周辺しゅうへんの環境かんきょうへの影響えいきょうもないということです。 続つづきは放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつ含ふくむ水みず 作業さぎょう員いん１０人にんにかかる 敦賀つるが原発げんぱつ２号機ごうき

[…] しかし、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ、福島ふくしま第だい二に原発げんぱつでは、「東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい後ご初はじめて」（東京電力とうきょうでんりょく）地震じしんを理由りゆうに大だい規模きぼな設備せつびの停止ていしがあった。 福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつでは、原子げんし炉ろ建屋たきのやにたまった汚染おせん水すいを移送いそうする設備せつびを、手動しゅどうにより停止ていしさせた。 これは、「汚染おせん水すいが津波つなみで漏もれて環境かんきょうを汚染おせんさせるリスク」を防ふせぐためだったと東電とうでんは説明せつめいしている。 福島ふくしま第だい二に原発げんぱつでは、3号機ごうきの燃料ねんりょうプールの冷却れいきゃく用ようポンプが、水位すいいの変動へんどうを感知かんちして午前ごぜん6時じ10分ふんに自動じどうで一時いちじ停止ていしした。 […] 東電とうでんが記者きしゃ会見かいけんを行おこなったのは、3号機ごうきのポンプの再開さいかい後ごの午前ごぜん9時じだった。 東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの原発げんぱつ事故じこの際さいには、東電とうでんの広報こうほうの遅おくれや情報じょうほう隠かくしとも思おもわれる姿勢しせいが、批判ひはんを浴あびた。 今回こんかい、東電とうでんの広瀬ひろせ社長しゃちょうが出張しゅっちょう先さきの新潟にいがたから急せきょ本店ほんてんに戻もどったことは評価ひょうかできるが（震災しんさい時じは清水しみず社長しゃちょう（当時とうじ）が出張しゅっちょう先さきの関西かんさいから数すう日間にちかん戻もどれず批判ひはんの的まとになった）、危機きき管理かんりや広報こうほうの体制たいせいにゆるみが無なかったのか、あらためて検証けんしょうが必要ひつようであろう。 震災しんさいから5年ねんがたち、人々ひとびとは福島ふくしまでいま何なにが行おこなわれているか、関心かんしんが薄うすらいでいる。 今回こんかいの地震じしんは、あらためて福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこの収束しゅうそくがいまだ途上とじょうであることに気付きづく機会きかいにもなった。 廃はい炉ろが終おわるのは、30〜40年ねん後ごと見込みこまれているが、世界せかいでどの国くにもやったことのないこの廃はい炉ろ事業じぎょうには、いったい何なん年ねんかかり、どれだけの費用ひようがかかるのか、誰だれもはっきりした答こたえを持もたない。 この途方とほうもないリスクとコストは、将来しょうらいの世代せだいに受うけ継つがれていくことになる。 もっと読よむ。

先週せんしゅう金曜日きんようび、福島ふくしま県内けんないの高校生こうこうせいたちが、ある場所ばしょを訪おとずれました。 東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原子力げんしりょく発電はつでん所しょです。 原発げんぱつの事故じこ後ご、１８歳さい未満みまんの立たち入いりが認みとめられたのは初はじめてのことです。   […] 和かず久田ひさた 「今回こんかい、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつを訪おとずれたのは、県立けんりつ福島ふくしま高校こうこうで化学かがくや物理ぶつりに取とり組くむ『スーパーサイエンス部ぶ』という部活ぶかつの生徒せいとたちです。 震災しんさい直後ちょくごから身近みぢかな場所ばしょの放射線ほうしゃせん量りょうを測はかったり、風評ふうひょう被害ひがいに苦くるしむ農家のうかから直接ちょくせつ話はなしを聞きいたりして、原発げんぱつ事故じこの実態じったいを福島ふくしま県けん外がいや海外かいがいの人ひとたちに伝つたえる活動かつどうをしてきました。」   […] 東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん　理学りがく系けい研究けんきゅう科か　早野はやの龍りゅう五ご教授きょうじゅ 「廃はい炉ろの最終さいしゅう的てきなところを見届みとどける世代せだい、特とくに福島ふくしまで生うまれ育そだった世代せだいは、それをきちんと見みていく、一番いちばん最初さいしょのチャンスとして、現場げんばはどうなっているか、君きみたちの目めできちんと見みてほしい。」 参加さんかする生徒せいとは本人ほんにんが希望きぼうし、保護ほご者しゃの同意どういも得えた１３人にんです。 […] 小学しょうがく５年生ねんせいの時ときに震災しんさいに遭あった法ほう井いさん。 その後ご、もとの生活せいかつを取とり戻もどすうちに、原発げんぱつへの関心かんしんは薄うすれていました。 それが変かわったのは、「スーパーサイエンス部ぶ」の活動かつどうがきっかけでした。 今年ことし（２０１６年ねん）５月がつ、法ほう井いさんたちは街まちの中心ちゅうしん部ぶにあり、市民しみんに親したしまれてきた信夫山しのぶやまを訪おとずれました。 震災しんさい直後ちょくごに、基準きじゅんを超こえる放射線ほうしゃせん量りょうが観測かんそくされ、山やまの中なかにある公園こうえんは一時いちじ、利用りようが制限せいげんされていました。 法ほう井いさんたちは、線量せんりょうがその後ごどうなったのか調しらべました。 「０．２５４マイクロシーベルト／ｈ。」 集あつめたデータは、地元じもとの幼稚園ようちえんで報告ほうこくしました。 震災しんさい以来いらい、中止ちゅうしされていた信夫山しのぶやまへの遠足えんそくを再開さいかいすべきか、保護ほご者しゃたちが迷まよっていると聞きいたからです。 法ほう井いさんたちは、自分じぶんたちで測はかった線量せんりょうを示しめしながら、専門せんもん家かの意見いけんも交まじえ、遠足えんそくを再開さいかいしても大丈夫だいじょうぶだと説明せつめいしました。 しかし、保護ほご者しゃから飛とび出だしたのは思おもいがけない質問しつもんでした。 保護ほご者しゃ 「自分じぶんに子こどもができたとして、行いかせたいと思おもいますか？」 法ほう井いさんにとって、信夫山しのぶやまは特別とくべつな場所ばしょでした。 毎年まいとし春はるになると、家族かぞくや友ともだちと一緒いっしょに登のぼっていました。 それが今いまも「危あぶない」という声こえが根強ねづよく残のこり、遠足えんそくが実現じつげんしないことに悔くやしさがこみ上あげてきたのです。 […] そんな法ほう井いさんが今いま、心しんを痛いためているのが、横浜よこはまで福島ふくしまから避難ひなんしてきた中学生ちゅうがくせいがいじめを受うけていた問題もんだいです。 法ほう井い美空みそらさん 「そのニュースを、朝あさバタバタしている時間じかんに見みたが、そのときに思おもわずテレビの前まえで立たち止どまってしまって、なんか、つらいなと思おもった。」 福島ふくしまに向むけられた偏見へんけんの目め。 人ひとの心しんにいったん染しみついた先入観せんにゅうかんはなかなか変かわらないことに戸惑とまどいを感かんじていました。 いよいよ視察しさつの日ひ。 生徒せいとたちは、さまざまな問題もんだいの引ひき金がねとなった原発げんぱつの事故じこ現場げんばを直接ちょくせつ、その目めで確たしかめて自分じぶんたちに何なにができるのか考かんがえようとしていました。 発電はつでん所しょの構内こうないは、大半たいはんのエリアで放射線ほうしゃせん量りょうが下さがったとして、普段着ふだんぎでの視察しさつが認みとめられています。 最低限さいていげんの対策たいさくとして、靴くつに袋ふくろをかぶせ、手袋てぶくろをします。 … Continue reading →

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこ後ごに甲状腺こうじょうせんがんと診断しんだんされた子こどもを支援しえんする「３．１１甲状腺こうじょうせんがん子こども基金ききん」は２８日にち、福島ふくしま県けんなど１５都県とけんの２５歳さい以下いかの患者かんじゃを対象たいしょうに、経済けいざい支援しえんとして１人にん１０万まん円えんの給付きゅうふを始はじめると発表はっぴょうした。希望きぼう者しゃを１２月じゅうにがつ１日にち～来年らいねん３月がつ３１日にちに募つのる。 給付きゅうふ金きんは治療ちりょう費ひや交通こうつう費ひに充あてることを想定そうてい。症状しょうじょうが重度じゅうどの場合ばあいには１０万まん円えんを追加ついか給付きゅうふする。対象たいしょう地域ちいきは原発げんぱつ事故じこ時じの放射ほうしゃ性せいヨウ素もとの拡散かくさん状じょう況きょうなどを基準きじゅんにする。対象たいしょう外がいでも個別こべつに相談そうだんに応おうじる。 同どう基金ききんは９月くがつ、寄付きふ金きん募集ぼしゅうを開始かいし。今月こんげつ２５日にちまでに企業きぎょう・個人こじん約やく４８０件けんの寄付きふがあり、目標もくひょうの２０００万まん円えんを超こえた。寄付きふは引ひき続つづき募つのっている。同どう基金ききんの連絡れんらく先さきはフリーダイヤル（０１２０）９６６５４４。 原文げんぶんはこちら。