Monthly Archives: January 2017

　１月がつ１８日にちに新しん規制きせい基準きじゅんに合格ごうかくした九州電力きゅうしゅうでんりょく玄海げんかい原発げんぱつ３、４号機ごうき（佐賀さが県けん）で、今後こんご、再さい稼働かどうした場合ばあい、使用しよう済ずみ燃料ねんりょうの置おき場ばが不足ふそくする懸念けねんが浮上ふじょうしている。対策たいさくとして九きゅう電でんが検討けんとうしているのがリラッキングという工事こうじだ。保管ほかんする燃料ねんりょうの間隔かんかくを狭せばめ、より多おおくの燃料ねんりょうが置おけるようにする対策たいさくだが、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいからは「苦くるし紛まぎれの方策ほうさく」といった指摘してきも出でている。（社会しゃかい部ぶ　蕎そば麦谷むぎたに里志さとし） […] 玄海げんかい原発げんぱつには１～４号機ごうきのプールで計けい３２７８体たいの燃料ねんりょうが保管ほかんできるが、すでに２０７５体たいが入はいっており、「４～５サイクル（１サイクルは１３カ月かげつ）の運転うんてんで保管ほかん容量ようりょうを超こえる状況じょうきょう」（九きゅう電でん）なのだ。 プールが満杯まんぱいになれば運転うんてんができなくなるため、その前まえに保管ほかん容量ようりょうを増ふやす必要ひつようがあるが、乾式かんしき貯蔵ちょぞう施設しせつは九きゅう電でんにとって初はつの取とり組くみとなるため、建設けんせつに何なん年ねん程度ていどかかるか見通みとおしが立たてにくい。 「。。。」   全文ぜんぶんを読よむ。

The man blocking the world’s largest nuclear plant says he grew opposed to atomic energy the same way some people fall in love. Previously an advocate for nuclear power in Japan, Ryuichi Yoneyama campaigned against the restart of the facility … Continue reading →

米国べいこくの専門せんもん家かたちが、直径ちょっけい３０メートル未満みまんの「ミニチュア」の原子力げんしりょく発電はつでん所しょをつくった。この原発げんぱつはトラックで運はこぶことも可能かのう。 テストに合格ごうかくした場合ばあい、このミニチュア原発げんぱつは２０２６年ねんにも使用しようされる可能かのう性せいがある。開発かいはつを行おこなっているNuScaleのホームページで発表はっぴょうされた。 新あらたな原発げんぱつの発電はつでん量りょうは50MW。数かず千せん軒けんに十分じゅうぶんな電力でんりょく供給きょうきゅうができる。 同どう原発げんぱつは、従来じゅうらいの原子力げんしりょく発電はつでんと同おなじ原理げんりで稼働かどうするが、個別こべつの建物たてものを建たてる代かわりに指定していされた場所ばしょにモジュール原子げんし炉ろを運はこんで送電そうでん網もうに接続せつぞくする。また故障こしょうする可能かのう性せいのある通常つうじょうの冷却れいきゃく閉回路ろの代かわりに自然しぜん対流たいりゅうが使つかわれる。 続つづきは米国べいこくで移動いどう可能かのうな直径ちょっけい約やく３０メートルの原発げんぱつがつくられる

東北電力とうほくでんりょくは３１日にち、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこ後ごに新設しんせつを断念だんねんした浪江なみえ・小高おだか原発げんぱつ（福島ふくしま県けん浪江なみえ町まち、南みなみ相馬そうま市し）の予定よてい地ちのうち、大半たいはんに当あたる約やく１２０万まん平方へいほうメートルを浪江なみえ町まちに無償むしょう譲渡じょうとすることを決きめた。原田はらだ宏ひろし哉社長ちょうは記者きしゃ会見かいけんで「（東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい）被災ひさい地ちの電力でんりょく会社かいしゃとして、地域ちいき発展はってんに少すこしでも貢献こうけんしたい」と述のべた。 （略りゃく） 町まちが取得しゅとく後ご、国くにと県けんは、新しん産業さんぎょう創出そうしゅつを目指めざす「イノベーション・コースト構想こうそう」の一環いっかんとして、小型こがた無人むじん機き「ドローン」が離着陸りちゃくりくできる試験しけん用よう滑走かっそう路ろを整備せいびする方針ほうしんだ。（共同きょうどう） 全文ぜんぶんは東北電力とうほくでんりょく 浪江なみえ町まちに原発げんぱつ予定よてい地ちを無償むしょう譲渡じょうと

新潟にいがた県けんの米山よねやま隆一りゅういち知事ちじはブルームバーグのインタビューで、2016年ねん10月がつの知事ちじ選せんで東京電力とうきょうでんりょくホールディングスの柏崎かしわざき刈羽かりわ原子力げんしりょく発電はつでん所しょ（新潟にいがた県けん柏崎かしわざき市し、刈羽かりわ村むら）の再さい稼働かどうに慎重しんちょうな立場たちばに転てんじた理由りゆうについて、「いつまでも原発げんぱつ事故じこは収束しゅうそくしないということが分わかった時点じてんで、意見いけんを変かえるのは当然とうぜん」と話はなした。同氏どうしは過去かこに国政こくせい選挙せんきょに出馬しゅつばした際さいには原発げんぱつ推進すいしんの立場たちばをとっていた。 医師いし免許めんきょと弁護士べんごし資格しかくを持もつ上うえに、外資がいし系けい金融きんゆう機関きかんではクオンツ分析ぶんせきのプログラミングを経験けいけん。さらに、後方こうほう宙返ちゅうがえりをニュートン力学りきがくを使つかって理論りろん的てきに分析ぶんせきして40代だいで習得しゅうとくするという異色いしょくの経歴けいれきを持もつ同氏どうし。知事ちじ選せんでは再さい稼働かどうに慎重しんちょうな姿勢しせいを示しめした結果けっか、与党よとう優勢ゆうせいの状況じょうきょうから逆転ぎゃくてんし当選とうせんした。 […] 「もう一度いちど日本にっぽんで事故じこを起おこしたら、世界中せかいじゅうから人ひとは来こなくなり、インバウンドとか夢ゆめのまた夢ゆめ。日本人にっぽんじんすら脱出だっしゅつしかねない」と危機きき感かんを示しめした。新潟にいがた県けんでは約やく20年間ねんかんにわたり人口じんこうが減少げんしょうしており、同氏どうしは首都しゅと圏けんからのアクセスが良よいスキーリゾートや温泉おんせんを核かくとした外国がいこく人じん観光かんこう客きゃくの誘致ゆうちや人口じんこう減少げんしょう対策たいさくを検討けんとうしている。 検証けんしょう終了しゅうりょうは19年度ねんど以降いこう 再さい稼働かどうに向むけては「きちっとした検証けんしょうをして、相当そうとう事故じこの確かく率りつが低ひくいということを示しめすべきだ」と指摘してき。17年度ねんどから事故じこの原因げんいんと健康けんこう生活せいかつへの影響えいきょうという二ふたつの検証けんしょうを同時どうじに進行しんこうさせる予定よてい。その結果けっかを避難ひなん計画けいかくに織おり込こんでいく手順てじゅんを踏ふむと「２－３年ねんかかる」とし、検証けんしょうが終おわるのは早はやくとも19年度ねんど以降いこうになるとの見方みかたを示しめした。 柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつは原子げんし炉ろ７基きを合あわせた発電はつでん出力しゅつりょくが800万まんキロワットを超こえる世界せかい最大さいだい規模きぼの原発げんぱつ。22兆ちょう円えんにのぼる福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの廃はい炉ろや事故じこの損害そんがい賠償ばいしょう費用ひようの大半たいはんを捻出ねんしゅつしなければならない東電とうでんＨＤにとって、最大さいだいで年とし2400億おく円えんの収益しゅうえき改善かいぜん効果こうかをもたらす柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつ６、７号機ごうきの再さい稼働かどうが大おおきな鍵かぎを握にぎる。 しかし、これまでに原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの安全あんぜん審査しんさに合格ごうかくした10基きの原子げんし炉ろは全すべて加圧水かあつすい型がた。柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつでは事故じこが発生はっせいした福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつと同おなじ沸騰水ふっとうすい型がたの原子げんし炉ろを採用さいようしており、これまで規制きせい委いの審査しんさに合格ごうかくした前例ぜんれいはない。 地域ちいき経済けいざいへの影響えいきょう 原発げんぱつ１基きが再さい稼働かどうすることは電力でんりょく会社かいしゃの経営けいえいに大おおきな影響えいきょうを及およぼす。市町村しちょうそん単位たんいで見みると、柏崎かしわざき市しや刈羽かりわ村むらの経済けいざいや雇用こようへの影響えいきょうは「多々たたある」としながらも、「地方ちほう経済けいざいに与あたえる影響えいきょうは過大かだい評価ひょうかされているところがある」と指摘してき。原発げんぱつを立地りっちしていることによる新潟にいがた県けんへの交付こうふ金きん総額そうがくは年とし100億おく円えんに満みたず、原発げんぱつの稼働かどう停止ていしによる歳入さいにゅう減げんは11億おく円えんにとどまる。１兆ちょう数すう千せん億おく円えん規模きぼの同どう県けんの予算よさんと比較ひかくすると大おおきくないとの見方みかたを示しめした。 政府せいふとして原発げんぱつを推進すいしんするか否ひかは「基本きほん的てきに選択せんたくの問題もんだいだ」とし、「エネルギー安全あんぜん保障ほしょうにこだわるあまり、安全あんぜんを無視むしするのは自己じこ矛盾むじゅん。その逆ぎゃくもしかり」との考かんがえを示しめした。     もっと読よむ。

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょ事故じこによる放射線ほうしゃせん被ひばくが問題もんだいとなっているが、政府せいふやマスコミが国民こくみんに実態じったいを伝つたえないため、「内部ないぶ被ひばく」や「低てい線量せんりょう被ひばく」の恐怖きょうふはあまり知しられていない。筆者ひっしゃは以前いぜんより、自分じぶんや家族かぞくがどれだけ内部ないぶ被ひばくしているかを知しるためには、やはり検査けんさを受うける必要ひつようがあると考かんがえていたところに、「我孫子あびこ内部ないぶ被ひばく検査けんさセンター」という施設しせつが開設かいせつされたことを知しった。しかも、比較的ひかくてき低てい料金りょうきんで検査けんさを受うけられるというので、家族かぞく4人にんで行いくことにした。結果けっかとして、極きわめて衝撃しょうげき的てきな事実じじつを知しることになったのだが——日本にっぽんの放射能ほうしゃのう汚染おせん、その知しられざる実態じったいについてお伝つたえしたい。 【その他たの写真しゃしんと動画どうがはコチラ→http://tocana.jp/2017/01/post_12058.html】 ■我孫子あびこ内部ないぶ被ひばく検査けんさセンターとは？ 「我孫子あびこ内部ないぶ被ひばく検査けんさセンター」は、今年ことし1月がつ5日にちに千葉ちば県けん我孫子あびこ市しにオープンしたばかりの施設しせつだ。女流じょりゅう画家がかとして活動かつどうする吉田よしだ羽はね香が凪なぎ（わかな）氏しが私財しざいを投とうじて設立せつりつしたものである。1月がつのある日ひ、同どうセンターの完成かんせいを知しった筆者ひっしゃ（60歳さい）は、タイ人じんの妻つま（30代だい後半こうはん）、息子むすこ（4歳さい）、娘むすめ（2歳さい）の4人にんで、取材しゅざいを兼かねて検査けんさを受うけに行いくことにした。 （略りゃく） ・ 全ぜん国民こくみんが少すくなからず内部ないぶ被ひばくしている！ 原因げんいんは……？ これは同どうセンターのウェブサイトにも記載きさいされているが、2012年ねんからの4年間ねんかんで計けい2,000名めい以上いじょうの内部ないぶ被ひばく検査けんさを通とおしてわかったのは、「全ぜん国民こくみんが低てい線量せんりょうではありますが、内部ないぶ被ひばくしている」ことだという。全ぜん国民こくみんということは、北海道ほっかいどうから沖縄おきなわまで広ひろく日本にっぽん中ちゅうから測定そくていを受うけに来くる人ひとがいるということだろうか。そう質問しつもんすると、「その通とおり」なのだという。 新しん納おさむ氏しによると、沖縄おきなわから来きた高校生こうこうせいで、セシウムの内部ないぶ被ひばく量りょうが300Bq（ベクレル）の人ひとがいたという。これは、後述こうじゅつするように問題もんだいがある数値すうちだ。住すんでいる土地とちが福島ふくしまから遠とおくなるほど内部ないぶ被ひばくの線量せんりょうが低ひくくなると考かんがえがちだが、そういうことは「ない」のだという。福島ふくしまからの距離きょりに関係かんけいなく、内部ないぶ被ひばくの原因げんいんが「食たべ物もの」というケースもあるからだ。現在げんざい、日本にっぽんで出回でまわっている加工かこう食品しょくひんなどは、使用しよう原材料げんざいりょうの産地さんちまではわからない。仮かりに汚染おせんされた原材料げんざいりょうが使用しようされていた場合ばあい、それらを口くちにしている限かぎり、どこに住すんでいようと被ひばくリスクは変かわらない。つまり、どんなに神経質しんけいしつになって産地さんちを確たしかめながら食品しょくひんを買かっても、実際じっさいは汚染おせんされた食品しょくひんを身体しんたいに取とり込こんでしまうこともあり得えるのだ。 ・ 日本にっぽん全国ぜんこく、どこに逃にげても同おなじこと 国こくとしては、そのような事実じじつをあまり公こうにしたくない。しかし、実際じっさいには「世界せかいでもまだ多おおくの国くにが、日本にっぽんからの食品しょくひん輸入ゆにゅうを拒否きょひしている」という現実げんじつがあると新あたらし納おさむ氏しは指摘してきする。日本にっぽんが定さだめる内部ないぶ被ひばくの安全あんぜん基準きじゅん値ちは、海外かいがいの基準きじゅん値ちと照てらし合あわせると甘あまいもので、よほど高たかくない限かぎり危険きけんだとは言いわない。だが、「たとえ低てい線量せんりょう被ひばくでも長期ちょうきにわたれば身体しんたいに病気びょうきなどの深刻しんこくな影響えいきょうをもたらしかねず、なるべくゼロに近ちかい値ねとなるに越こしたことはない」のだという。 （略りゃく） ・ 「食たべて応援おうえん」については？ そうはいっても、福島ふくしま県けんの人ひとと沖縄おきなわ県けんの人ひとと、多少たしょうでも内部ないぶ被ひばくの程度ていどに違ちがいはないのだろうのかと疑問ぎもんに思おもい、質問しつもんしてみた。 「ないです。内部ないぶ被ひばくに関かんしては」 新あたらし納おさむ氏しはキッパリ即答そくとうし、こう付つけ加くわえた。 「たまたま限かぎられた地域ちいきの高こう線量せんりょうのものばっかり食たべて、（線量せんりょうが）高たかくなっている方ほうはいましたよ。何なにも疑うたがわずに『食たべて応援おうえん』と言いって、優先ゆうせん的てきに食たべている人ひと、そういった方ほうは高たかかったです」 300Bqを記録きろくした前述ぜんじゅつの高校生こうこうせいは、自みずから進すすんで検査けんさを受うけに来きたわけではなく、新あたらし納おさむ氏しの勧すすめで受うけることになったそうだが、これまでの受検じゅけん者しゃの中なかで最高さいこうの数値すうちは800Bqだという。そもそも自みずからセンターに来くる人々ひとびとは、日常にちじょうから内部ないぶ被ひばくなどを気きにしている場合ばあいが多おおい。しかし、この高校生こうこうせいや800Bqを記録きろくした受検じゅけん者しゃのようにそこまで気きにせずに暮くらしていた場合ばあい、政府せいふが勧すすめる「食たべて応援おうえん」を積極せっきょく的てきに実践じっせんし、極端きょくたんに線量せんりょうが高たかくなっている人ひとも（判明はんめいしていないだけで）それなりの数かずがいるのかもしれない。 ・ 危機ききにさらされる子こどもたち、デトックスの方法ほうほうは？ 大人おとなと子こどもを比くらべると、体からだが小ちいさい子こどものほうが同おなじ線量せんりょうでも体重たいじゅう1kgあたりの値ねが高たかくなり、問題もんだいとなる。しかし、子こどものほうが大人おとなよりも放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを体外たいがいに排出はいしゅつする能力のうりょくをもっているという。4年ねん前まえから、日本人にっぽんじんの平均へいきん的てきな内部ないぶ被ひばくの数値すうちは少すこしずつ下さがってきており、今いまでは200Bqや100Bq台だいの人ひとが増ふえつつあるようだ。回復かいふく方向ほうこうに向むかっていることは確たしかだが、それでも、3.11の前まえに戻もどるにはまだまだ遠とおい状況じょうきょうだという。 実じつは今いまから60年ねんほど前まえとなる1950〜60年ねん頃ごろまで、陸上りくじょうで原爆げんばく実験じっけんが行おこなわれていたために、当時とうじの日本にっぽんでも現在げんざいと同おなじくらい内部ないぶ被ひばくしている人々ひとびとがいた。その時ときには、子こどものがんによる死亡しぼう率りつが軒並のきなみ上昇じょうしょうしていた。過去かこのデータを見みて驚おどろいたのは、低てい線量せんりょう被ひばくが多おおかったということだ。その後ご、核かく実験じっけんが地下ちかで行おこなわれるようになってから、このような傾向けいこうは次第しだいに減少げんしょうしていった。 （略りゃく） ■果はたして筆者ひっしゃの測定そくてい結果けっかは!? さて、検査けんさを無事ぶじに終おえると、プリントされた家族かぞく4人にんの測定そくていデータをもとに新しん納おさむ氏しが結果けっかを説明せつめいしてくれた。まず筆者ひっしゃのデータを見みると、セシウム137の値ねが「58.06Bq」とあり、これは「とても少すくないです」という。セシウム134は「ND」（No Data）つまり「不ふ検出けんしゅつ」となった。これは、測定そくてい限界げんかいの最低さいてい値ちである50Bqよりも低ひくかったことを示しめしている。セシウム134については、家族かぞく4人にんとも不ふ検出けんしゅつとなった。放射ほうしゃ性せいセシウムには137と134があるが、137は半減はんげん期きが30年ねんと長ながく、内部ないぶ被ひばくすると（半減はんげん期きが2年ねんである）134よりも長ながく体内たいないにとどまることになるため、検査けんさでは重視じゅうしされる。 筆者ひっしゃの場合ばあい、体重たいじゅう比ひでいうと、セシウム137は「1Bq/kg」とあり、体重たいじゅう1kgあたり1Bqの内部ないぶ被ひばくとなった。 次つぎに、妻つまの測定そくてい結果けっかを見みると、セシウム137・134とも「不ふ検出けんしゅつ」で、これまでに検査けんさを受うけた人々ひとびとの中なかでは少数しょうすう派はのようだ。 そして、4歳さいの息子むすこのセシウム137は「46.64Bq」で、体重たいじゅうが少すくないため1kgあたりでは1.86Bq/kg」と、父親ちちおやより高たかい値ねを記録きろくした。2歳さいの娘むすめも「47.04Bq」で、同様どうように1kgあたりでは「2.6Bq/kg」となる。 （略りゃく） なお、3.11発はつ生前せいぜんの日本人にっぽんじん男性だんせい（成人せいじん）のセシウム137の体内たいない放射線ほうしゃせん量りょうは、平均へいきん20Bqほどだったが、3.11以降いこうは10〜20倍ばいの内部ないぶ被ひばく（平均へいきん300Bq）となっていたという。現在げんざいは100〜250Bq前後ぜんこうで推移すいいしているとのことだ。原発げんぱつ事故じこ直後ちょくごの福島ふくしまでは、この数値すうちが1万まんBqまで跳はね上あがった。その後ご、体内たいないから排出はいしゅつされてきたためか、現在げんざいの福島ふくしまでは300Bq以下いかになっている。 筆者ひっしゃの内部ないぶ被ひばく量りょうを考かんがえると、セシウム137で58Bq、セシウム134で不ふ検出けんしゅつとなったが、現在げんざいの平均へいきん値ちよりも低ひくいからといって決けっして安心あんしんすることはできない。なにしろセシウム137の内部ないぶ被ひばく量りょうは、3.11以前いぜんの平均へいきん値ちの約やく3倍ばいにまで増ふえていることになるのだ。 もっとも、以上いじょうのベクレル値ちは身体しんたい全体ぜんたいの蓄積ちくせき量りょうであり、本来ほんらいは体重たいじゅう1kgあたりの量りょうで判断はんだんする必要ひつようがある。たとえば、ある人ひとの内部ないぶ被ひばく量りょうが250Bqだったとして、もし体重たいじゅう50kgならば1kgあたり5Bqとなるが、これが体重たいじゅう5kgの幼児ようじならば1kgあたり50Bqとなり、より深刻しんこくな内部ないぶ被ひばく量りょうであることになる。 全文ぜんぶんは【実録じつろく】東京とうきょうに住すむ筆者ひっしゃが、家族かぞくで「内部ないぶ被ひばく検査けんさ」を受うけたら…!? 今いまこそ知しってほしい放射能ほうしゃのう汚染おせんの真実しんじつ （管理人かんりにん注ちゅう：初出しょしゅつはTOCANAですが、こちらのサイトは前まえ・後編こうへんが同おなじページにあり、読よみやすいためこちらを採用さいようしています。）

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょ２号機ごうきの格納かくのう容器ようきの内部ないぶをカメラで確認かくにんする調査ちょうさが行おこなわれ、原子げんし炉ろの真下ましたにある作業さぎょう用ようの床ゆかに、黒くろみがかった堆積たいせき物ぶつが見みつかりました。東京電力とうきょうでんりょくは溶とけ落おちた核かく燃料ねんりょうと構造こうぞう物ぶつが混まじった「燃料ねんりょうデブリ」の可能かのう性せいを含ふくめ、さまざまな可能かのう性せいが考かんがえられるとして、今後こんご、ロボットを使つかった詳くわしい調査ちょうさを行おこない、デブリかどうか評価ひょうかすることにしています。 東京電力とうきょうでんりょくは事故じこで溶とけ落おちた核かく燃料ねんりょうの状態じょうたいを把握はあくするため、３０日にちに福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ２号機ごうきの格納かくのう容器ようきの内部ないぶをカメラで撮影さつえいする調査ちょうさを行おこないました。 東京電力とうきょうでんりょくが公開こうかいした映像えいぞうには、原子げんし炉ろの真下ましたにある作業さぎょう員いんが歩あるく格子こうし状じょうの床ゆかが写うつっていて、その上うえに表面ひょうめんがでこぼこした黒くろみがかった堆積たいせき物ぶつがこびりついているように見みえるほか、床ゆかを支ささえる鉄板てっぱんの付近ふきんにも堆積たいせき物ぶつがたまっているということです。 床ゆかがまとまってなくなっている部分ぶぶんも見みつかりました。 (略りゃく） 燃料ねんりょうデブリと確認かくにんされれば、事故じこから６年ねん近ちかくがたって、初はじめてその姿すがたが捉とらえられたことになります。 東京電力とうきょうでんりょくが映像えいぞう説明せつめい 東京電力とうきょうでんりょくは３０日にち夜よる、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ２号機ごうきの格納かくのう容器ようき内部ないぶで撮影さつえいされた映像えいぞうについて説明せつめいしました。 原子げんし炉ろの真下ましたから上うえ方向ほうこうを撮影さつえいした映像えいぞうについては原子げんし炉ろの底そこの部分ぶぶんに、核分裂かくぶんれつを制御せいぎょする「制御せいぎょ棒ぼう」を動うごかす装置そうちやケーブルの一部いちぶが確認かくにんされ、比較的ひかくてき、原形げんけいをとどめている可能かのう性せいが高たかいとしています。 原子げんし炉ろの真下ましたには、作業さぎょう員いんが歩あるく格子こうし状じょうの床ゆかが写うつっていて、その上うえに表面ひょうめんがでこぼこした黒くろみがかった堆積たいせき物ぶつがこびりついているように見みえるほか、床ゆかを支ささえる「フラットバー」と呼よばれる鉄板てっぱんの付近ふきんにも、堆積たいせき物ぶつがたまっているということです。床ゆかは一部いちぶなくなっている部分ぶぶんもあるということです。 また、原子げんし炉ろを冷ひやす冷却れいきゃく水すいが降ふり注そそいでいる様子ようすもとらえられています。 黒くろい塊かたまりが見みつかった場所ばしょとは 福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ２号機ごうきのカメラによる調査ちょうさで黒くろい塊かたまりが見みつかった場所ばしょは、格納かくのう容器ようきの中なかにある原子げんし炉ろの真下ましたに設置せっちされた作業さぎょう員いんが歩あるく格子こうし状じょうの床ゆかの上うえで、これが燃料ねんりょうデブリと確認かくにんされれば、溶とけた核かく燃料ねんりょうは原子げんし炉ろの底そこを突つき破やぶってその下したまで達たっしたことになります。 （略りゃく） 東電とうでん「床ゆかがなくなった状況じょうきょうは評価ひょうか中ちゅう」 福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ２号機ごうきの原子げんし炉ろの真下ましたで、作業さぎょう員いんが歩あるく格子こうし状じょうの床ゆかの一部いちぶがなくなっている部分ぶぶんがあることについて、東京電力とうきょうでんりょくは「比較的ひかくてき大おおきなまとまりとして床ゆかがなくなっていると見みている。床ゆかは鉄製てつせいで、溶とける温度おんどは１０００度ど程度ていどだが、核かく燃料ねんりょうは２０００度どから３０００度どある。核かく燃料ねんりょうが金属きんぞくを巻まき込こんで落おちたのか、現時点げんじてんでどういう状況じょうきょうで床ゆかがなくなったかは評価ひょうか中ちゅうだ」として、原子げんし炉ろから溶とけ落おちた燃料ねんりょうが床ゆかを溶とかしてなくなった可能かのう性せいも含ふくめて、今後こんご、評価ひょうかする考かんがえを示しめしました。 専門せんもん家か「燃料ねんりょうデブリかは追加ついかのデータ必要ひつよう」 東京電力とうきょうでんりょくが公開こうかいした福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ２号機ごうきの内部ないぶの映像えいぞうについて、日本にっぽん原子力げんしりょく学会がっかいの「廃はい炉ろ検討けんとう委員いいん会かい」の委員いいん長ちょうで、法政大学ほうせいだいがくの宮野みやの廣ひろ客員きゃくいん教授きょうじゅは「内部ないぶの様子ようすが非常ひじょうによく見みえていると感かんじた。『グレーチング』と呼よばれる格子こうし状じょうの床ゆかにたまっていた堆積たいせき物ぶつは、原子げんし炉ろの底そこにあるパイプのような構造こうぞう物ぶつが熱ねつで溶とけたものと推察すいさつできるが、核かく燃料ねんりょうを含ふくむ燃料ねんりょうデブリかどうかは、放射線ほうしゃせん量りょうの調査ちょうさなど、さらに追加ついかのデータが必要ひつようだ」と話はなしていました。 全文ぜんぶんは福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ２号機ごうき 原子げんし炉ろの真下ましたに燃料ねんりょうデブリか