Monthly Archives: August 2021

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこの放射能ほうしゃのう汚染おせんで福島ふくしま県内けんない7市町村しちょうそんに残のこる帰還きかん困難こんなん区域くいきについて、政府せいふは8月がつ31日にち、戻もどって暮くらしたい人ひとの求もとめに応おうじ、2029年ねんまでに自宅じたくなどを除染じょせんして部分ぶぶん的てきに避難ひなん指示しじを解除かいじょする方針ほうしんを決きめた。被災ひさい自治体じちたいが求もとめる全面ぜんめん解除かいじょへの道筋みちすじは示しめさず、希望きぼうがなければ除染じょせんしないことになる。 　対象たいしょうは、帰還きかん困難こんなん区域くいき内ないで人ひとが暮くらせるよう除染じょせんや整備せいびを進すすめている「特定とくてい復興ふっこう再生さいせい拠点きょてん区域くいき」から外はずれた地域ちいき。住民じゅうみんの意向いこうを複ふく数すう回かい確認かくにんしてから、戻もどることを望のぞむ人ひとの自宅じたくや周辺しゅうへんを個別こべつに除染じょせんし、上下水道じょうげすいどうなどのインフラを整備せいびする。　 全ぜん町まち避難ひなんが続つづく双葉ふたば町まちの担当たんとう者しゃは「一いち歩ほ前進ぜんしんだが、町内ちょうない全すべての除染じょせんと避難ひなん解除かいじょを求もとめることに変かわりはない」。浪江なみえ町まちの担当たんとう者しゃは「住民じゅうみんからは『戻もどれる状態じょうたいにしてから意向いこうを確認かくにんするべきで順序じゅんじょが違ちがう』と批判ひはんがあり、今後こんごの調整ちょうせいも難航なんこうしそうだ」と話はなした。　 （小野沢おのざわ健太けんた） 続つづきは「戻もどる希望きぼうあれば除染じょせんして解除かいじょ」政府せいふが原発げんぱつ事故じこの帰還きかん困難こんなん区域くいきで新しん方針ほうしん　全面ぜんめん解除かいじょは見みえぬまま

飯舘いいたて村むら　伊藤いとう延のべ由よし 飯舘いいたて村むらで進すすめられる「長泥ながどろ地区ちく環境かんきょう再生さいせい事業じぎょう」は明あきらかに「長泥ながどろ最終さいしゅう処分しょぶん場じょう化か」ｐｊ(プロジェクト)にほかならない。「なぜ再生さいせい利用りよう」をするのか？ 環境省かんきょうしょう自みずから除染じょせんで出でた土壌どじょうが多おおすぎて最終さいしゅう処分しょぶん場じょう確保かくほの障害しょうがいになるからと言いっています。 このｐｊは飯舘いいたて村むらの長泥ながどろ行政ぎょうせい区くのローカルの問題もんだいと見みないで頂いただきたい。事故じこが起おこれば放射能ほうしゃのう環境かんきょうを元もとに戻もどす事ことが出来できない証あかしです。 このｐｊは暴挙ぼうきょです①事故じこ前まえの土壌どじょう汚染おせんは 10～20 ㏃/kg と言いわれています② 原発げんぱつ構内こうないはたった今いまも 100 ㏃/kg 以上いじょう は危険きけん物ぶつとして管理かんりされています。③ 汚染おせん土壌どじょうを利用りようした造成ぞうせい地ちが掘ほり返かえさ れたり、災害さいがいで土壌どじょう流失りゅうしつ等とうおこらないか④5,000 ㏃/kg の土壌どじょうが事故じこ前まえに戻もどるには 240 年ねん。この間あいだの管理かんり責任せきにんは誰だれが負おうのか。 ｐｊ(プロジェクト)は飯舘いいたて村むら内ないから出でた 5,000 ㏃/kg 以下いかの土壌どじょうの再生さいせい資材しざい化かと称しょうし 飯舘いいたて村むら長泥ながどろ地区ちくでの再さい利用りよう実験じっけん汚染おせん土どて、農地のうち除染じょせんは行おこなわず盛土もりつちしその上うえに非ひ汚染おせん土壌どじょうをかぶせ農地のうちとして利用りようすると言いうものです。 非ひ汚染おせんの土壌どじょうを30cm 覆土ふくどする事ことで放射線ほうしゃせんは 97.5％カット出来できるといいますが、放射線ほうしゃせんをこの先さき 200 年ねん以上いじょう出だし続つづける土壌どじょうが資源しげんですか？。 事故じこ前まえの土壌どじょう汚染おせんは鉱物こうぶつなど自然しぜん由来ゆらいとグローバルホールアウトと言いわれる1950～1960 年代ねんだいに行おこなわれた大気圏たいきけん内ない核かく実験じっけんによる人工じんこう放射能ほうしゃのうによるもので、大気圏たいきけん内ない核かく実験じっけんの残ざん渣は 60 年ねん以上いじょうを経へて漸ようやくこの値ねになりました。 今回こんかいの PJ で使用しようするのは 5,000 ㏃/kg ですが、原発げんぱつ特措法とくそほうでは 8,000 … Continue reading →

福島ふくしま県けんの甲状腺こうじょうせん検査けんさをめぐり、経過けいか観察かんさつとなった患者かんじゃのデータは把握はあくしていないと説明せつめいしていた福島ふくしま県立けんりつ医大いだいが、小児しょうに甲状腺こうじょうせんがんの「症例しょうれいデータベース」を構築こうちくし、福島ふくしま医科いか大だいで実施じっししていた手術しゅじゅつの全ぜん症例しょうれいを登録とうろくしていることが、OurPlanet-TVの取材しゅざいでわかった。 「症例しょうれいデータベース」の構築こうちくを行おこなっていたのは、同大どうだい甲状腺こうじょうせん・内分泌ないぶんぴつ学がく講座こうざの鈴木すずき眞一しんいち教授きょうじゅら研究けんきゅうグループ。研究けんきゅう報告ほうこく書しょのよると、鈴木すずき教授きょうじゅは県立けんりつ医大いだいで手術しゅじゅつを施行しこうした小児しょうに甲状腺こうじょうせんがん患者かんじゃの年齢ねんれい、性別せいべつ、腫瘍しゅよう径みち、病理びょうり診断しんだん結果けっかを一元いちげん管理かんりするデータベースを構築こうちくし、２０１６年ねん３月がつ末まつまでに１２８例れいが登録とうろくされていた。 この中なかには、福島ふくしま県民けんみん健康けんこう調査ちょうさの検討けんとう委員いいん会かいに報告ほうこくされていない３例れいの患者かんじゃデータも含ふくまれており、事故じこ当時とうじ４歳児さいじの患者かんじゃの情報じょうほうも登録とうろくされていると見みられる。 (略りゃく） 「手術しゅじゅつ症例しょうれい」は「過剰かじょう診断しんだん」を見極みきわめる鍵かぎ OurPlanet-TVが入手にゅうしゅした研究けんきゅう計画けいかく書しょによると、「症例しょうれいデータベース」を構築こうちくする研究けんきゅうが同大どうだい倫理りんり委員いいん会かいに提出ていしゅつされたのは２０１３年ねん１２月じゅうにがつ１日にち。検討けんとう委員いいん会かいに甲状腺こうじょうせん評価ひょうか部会ぶかいが設置せっちされた直後ちょくごにあたる。この頃ころ、５０例れいを上回うわまわる甲状腺こうじょうせんがんの多発たはつをめぐって、「過剰かじょう診断しんだん」論ろんが浮上ふじょう。翌年よくねん３月がつには、甲状腺こうじょうせん評価ひょうか部会ぶかいの委員いいん・渋谷しぶや健司けんじ東京大学とうきょうだいがく教授きょうじゅが、医学いがく雑誌ざっし「ランセット」に、福島ふくしまの甲状腺こうじょうせんがんは「スクリーニング効果こうか」では説明せつめいがつかず、「過剰かじょう診断しんだん」を招まねいている恐おそれがあるとした上うえで、検査けんさを見直みなおすべきだとの提言ていげんを投稿とうこう。直後ちょくごの「第だい３回かい甲状腺こうじょうせん検査けんさ評価ひょうか部会ぶかい」では、渋谷しぶや教授きょうじゅと鈴木すずき教授きょうじゅとの間あいだで以下いかのような激はげしいやりとりが展開てんかいされた。 　（略りゃく） このように、「手術しゅじゅつ症例しょうれい」をきちんと説明せつめいすることが、甲状腺こうじょうせんがん多発たはつの原因げんいんを分析ぶんせきするために、重視じゅうしされていたが、鈴木すずき眞一しんいち教授きょうじゅは、個人こじんの臨床りんしょう情報じょうほうであるとの理由りゆうで、詳細しょうさいの公表こうひょうを避さけてきた。しかし、「症例しょうれいデータベース」が構築こうちくされ、研究けんきゅうに活用かつようしていたことは、こうした説明せつめいをすべて覆くつがえすものと言いえる。 実際じっさい、鈴木すずき教授きょうじゅは、学会がっかいなどにおいて、過去かこ数すう回かい、県民けんみんには報告ほうこくしていない「手術しゅじゅつ症例しょうれい」を報告ほうこくしてきた。昨年さくねん９月がつに開催かいさいされた「第だい５回かい福島ふくしま国際こくさい専門せんもん家か会議かいぎ」でも、福島ふくしま県立けんりつ医大いだいで手術しゅじゅつを行おこない、手術しゅじゅつ症例しょうれいを詳細しょうさいに報告ほうこく。「過剰かじょう診断しんだん」を避さけるために、厳格げんかくな診断しんだん基準きじゅんを採用さいようしていると繰くり返かえし、説明せつめいしていた。 ３０万まん人にん以上いじょうの子こどもたちが参加さんかする福島ふくしま県けんの甲状腺こうじょうせん検査けんさは、国くにの拠出きょしゅつした「福島ふくしま県民けんみん健康けんこう調査ちょうさ基金ききん」の約やく１０００億おく円えんをもとに実施じっしし、甲状腺こうじょうせん検査けんさだけで年間ねんかん８億おく円えん（2015年度ねんど実績じっせき）が支出ししゅつされている。このような公的こうてき枠組わくぐみで得えられた「症例しょうれいデータベース」や「組織そしきバンク」を、県民けんみんや患者かんじゃにさえに報告ほうこくすることなく、わずか数すう人にんの研究けんきゅうグループだけが個人こじん的てきな研究けんきゅうに活用かつようしている実態じったいが明あきらかになった。計画けいかく書しょには、これまで稀少きしょうだった小児しょうに甲状腺こうじょうせんがんの検体けんたい試料しりょうが、県民けんみん健康けんこう調査ちょうさによって多数たすう得えられるようになるとの趣旨しゅしの記載きさいもあり、県民けんみんの反発はんぱつを招まねくのは必至ひっしだ。 全文ぜんぶんは存在そんざいしていた！福島ふくしま医科いか大だい「甲状腺こうじょうせんがんデータベース」

ちょうど７５年ねん前まえに「ニューヨーカー」誌しに掲載けいさいされたジョン・ハーシー「ヒロシマ」の検閲けんえつゲラが確認かくにんされた。原爆げんばく投下とうかに肯定こうてい的てきだった米国べいこく市民しみんに衝撃しょうげきを与あたえるルポが発表はっぴょうされるまで、どのような曲折きょくせつがあったのか、その一端いったんが浮うき彫ぼりになった。米国べいこく内ないに残のこっていた事実じじつ上じょうの検閲けんえつの様子ようすや、米べいソ冷戦れいせんに突入とつにゅうしていく時代じだい背景はいけいも行間ぎょうかんから読よみ取とれる。 （略りゃく） ▽大幅おおはばな修正しゅうせいなく 　ゲラは、日本にっぽんでの組織そしき的てきな検閲けんえつを文中ぶんちゅうで批判ひはんし、実際じっさいには原爆げんばくの秘密ひみつ情報じょうほうが日本にっぽんの科学かがく者しゃに漏もれていると指摘してきする。このゲラを読よんだグローブスの書かき込こみは「一線いっせんを越こえている。削除さくじょされるべきだ」。しかし雑誌ざっし掲載けいさい分ぶんに、大幅おおはばな削除さくじょや書かき換かえの形跡けいせきはない。編集へんしゅう部ぶが指摘してきをそのままき入きいれたのではなかったこともうかがえる。 　編集へんしゅう部ぶが検閲けんえつに回まわしたことをハーシーに知しらせた記録きろくは確認かくにんされていないが、神戸こうべ市し外国がいこく語ご大だいの繁しげる沢さわ敦子あつこ准じゅん教授きょうじゅは「ハーシーの発言はつげんを記しるした当時とうじの他ほかの資料しりょうから、知しっていた可能かのう性せいは高たかい」と話はなす。 　奈良大ならだいの高橋たかはし博子ひろこ教授きょうじゅによると、米国べいこくでは戦後せんごに検閲けんえつが廃止はいしされたが、４５年ねん９月がつにトルーマン大統領だいとうりょうが「最高さいこう度どの国家こっか安全あんぜん保障ほしょう上じょうの利益りえき」について報ほうじる際さいは陸軍りくぐん省しょうに最初さいしょに相談そうだんするよう促うながしており、４６年ねんも検閲けんえつは続つづいていたという。 　▽正当せいとう化か図はかる狙ねらい 　グローブスの側がわにも意図いとがあったろう。「ヒロシマ」発表はっぴょうは、ソ連それんをけん制せいして米べいが核兵器かくへいきを独占どくせん的てきに持もとうとしていた時期じき。長崎ながさきに原爆げんばくを投下とうかして以来いらい、初はじめて核かく実験じっけんを再開さいかいした直後ちょくごでもあった。「原爆げんばくで日本にっぽんとの戦争せんそうに勝かった」と正当せいとう化かし、国民こくみん世論せろんに原爆げんばくの威力いりょくを示しめす必要ひつようがあると考かんがえたといわれる。 　「米国べいこくを道徳的どうとくてきに非難ひなんする表現ひょうげんが『ヒロシマ』にはなく、広島ひろしまで被害ひがい調査ちょうさをした米べい戦略せんりゃく爆ばく撃げき調査ちょうさ団だんの報告ほうこく書しょに沿そった内容ないようだ。編集へんしゅう部ぶは、検閲けんえつをクリアできると踏ふんだのではないか」と繁しげる沢さわ准じゅん教授きょうじゅは指摘してきする。「社運しゃうんとジャーナリスト生命せいめいを懸かけ、広島ひろしまの惨状さんじょうを米べい国民こくみんに知しらせようとぎりぎりの線せんを探さぐっていたことに変かわりはない。資料しりょうを基もとに、占領せんりょう期きの米国べいこくの原爆げんばく報道ほうどうを多面ためん的てきに検証けんしょうする余地よちはまだまだある」と話はなしている。（金崎かねさき由美ゆみ） 全文ぜんぶんは発表はっぴょうまでの曲折きょくせつ浮うき彫ぼり、ルポ「ヒロシマ」に検閲けんえつの跡あと　米べい軍ぐん、世論せろんの反発はんぱつ警戒けいかい

【ソウル聯合れんごうニュース】韓国かんこくの市民しみん団体だんたい、環境かんきょう運動うんどう連合れんごうと市民しみん放射能ほうしゃのう監視かんしセンターは２７日にち、記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつから出でる放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを含ふくんだ処理しょり水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつ計画けいかくを撤回てっかいするよう求もとめた。 　両りょう団体だんたいは会見かいけんで「放射ほうしゃ性せい汚染おせん水すいを海底かいていトンネルを通つうじて放出ほうしゅつすれば、生態せいたい系けいにより深刻しんこくな問題もんだいが発生はっせいする」とし、「放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつは太平洋たいへいように広ひろく急速きゅうそくに拡散かくさんし、予測よそくできない汚染おせんを発生はっせいさせる」と主張しゅちょうした。 続つづきは韓国かんこく環境かんきょう団体だんたい　福島ふくしま原発げんぱつ汚染おせん水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつ撤回てっかいを要求ようきゅう