Monthly Archives: November 2021

静岡しずおか県けんにある浜岡はまおか原子力げんしりょく発電はつでん所しょについて、中部電力ちゅうぶでんりょくが、巨大きょだい地震じしんによる津波つなみの高たかさが最大さいだいで２２.５メートルに達たっする可能かのう性せいがあるとの想定そうていをまとめたことがわかりました。これは、「防ぼう波は壁かべ」の高たかさを超こえる想定そうていとなっています。 […] 中部電力ちゅうぶでんりょくでは、マグニチュード９クラスの地震じしんでの津波つなみの発生はっせい事例じれいが少すくないため、不確ふたしかな部分ぶぶんが多おおく、より厳きびしい条件じょうけんで検討けんとうした結果けっかだと説明せつめいしています。浜岡原発はまおかげんぱつの前面ぜんめんには、津波つなみ対策たいさくとして高たかさ２２メートルの防ぼう波は壁かべが建設けんせつされましたが、新あらたな想定そうていでは最大さいだいの津波つなみの高たかさが壁かべの高たかさを上回うわまわることになります。これについて中部電力ちゅうぶでんりょくは「現時点げんじてんでは追加ついかの対策たいさくなどを検討けんとうする段階だんかいではない。まずは真摯しんしに審査しんさに対応たいおうし、基準きじゅん津波つなみの高たかさをきちんと策定さくていすることに全力ぜんりょくを尽つくしたい」とコメントしています。 全文ぜんぶん

福島ふくしま県けんいわき市しから新地しんじ町まちまでの６号ごう国道こくどうで清掃せいそう活動かつどうを繰くり広ひろげる「みんなでやっぺ！！きれいな６国こく（ろっこく）」は２０日にちに各地かくちで催もよおされ、約やく１３００人にんがごみ拾ひろいなどに取とり組くんだ。 広野こうの町まちのＮＰＯ法人ほうじんハッピーロードネットと浜はま通どおりの各かく青年せいねん会議かいぎ所しょでつくる実行じっこう委員いいん会かいの主催しゅさい、福島民報社ふくしまみんぽうしゃなどの後援こうえん。住民じゅうみんや浜はま通どおりで復興ふっこう事業じぎょうに携たずさわる作業さぎょう員いんらが参加さんかした。 　メイン会場かいじょうとなる広野こうの町まちの二ツ沼ふたつぬま総合そうごう公園こうえんで行おこなわれた開会かいかい式しきには約やく３００人にんが参加さんかした。実行じっこう委員いいん長ちょうの西本にしもと由美子ゆみこハッピーロードネット理事りじ長ちょうらがあいさつし、参加さんか者しゃがごみ袋ぶくろを手てに出発しゅっぱつした。 　参加さんか者しゃはそろいのオレンジ色しょくのＴてぃーシャツを着きて作業さぎょうに臨のぞんだ。広野こうの町まちの、ふたば未来みらい学園中がくえんなか・高だかの生徒せいとも参加さんかした。 原文げんぶん

日本にっぽん原水爆げんすいばく被害ひがい者しゃ団体だんたい協議きょうぎ会かい（日本にっぽん被団協ひだんきょう）は２２日にち、被爆ひばく者しゃの親おやを持もつ被爆ひばく２世せいを対象たいしょうとするアンケート結果けっかを発表はっぴょうした。３４１７人にんのうち６割わりが「２世せいとしての不安ふあんや悩なやみがある」と回答かいとう。うち８割わり近ちかくが「健康けんこうと放射線ほうしゃせんの影響えいきょう」を挙あげた。日本にっぽん被団協ひだんきょうによる被爆ひばく２世せいに対たいする大だい規模きぼ調査ちょうさは初はじめて。（津田つだ六平ろくへい） 全国ぜんこく被爆ひばく二に世せい団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎ会かいは全国ぜんこくの被爆ひばく２世せいを３０万まん～５０万まん人にんと推計すいけい。ただ、国くには調査ちょうさしておらず、正確せいかくな人数にんずうや実態じったいはわかっていない。日本にっぽん被団協ひだんきょうは実態じったいを把握はあくする一環いっかんとして、２０１６年ねん～１７年ねんに１万まん７５６７人にんに調査ちょうさ票ひょうを配布はいふ。１９・５％から回収かいしゅう、有効ゆうこう回答かいとうが３４１７人にんだった。コロナ禍かで集計しゅうけいに時間じかんがかかったことなどから、この日ひの発表はっぴょうとなった。 　日本にっぽん被団協ひだんきょうは今後こんご、調査ちょうさ結果けっかを国くにへの要求ようきゅうなどに反映はんえいさせていきたいとしている。 　調査ちょうさによると、不安ふあんや悩なやみを感かんじたことがあると答こたえた人ひとにその内容ないよう（複数ふくすう回答かいとう可か）をたずねたところ、「自分じぶんの健康けんこう・放射線ほうしゃせんの影響えいきょう」が７８・６％だった。「父母ちちははの健康けんこう問題もんだい・介護かいご」が５６・０％、「自分じぶんの子こどもへの放射線ほうしゃせんの影響えいきょう」が４１・８％と続つづいた。 　被爆ひばく者しゃは、被爆ひばく者しゃ援護えんご法ほうに基もとづいて被爆ひばく者しゃ健康けんこう手帳てちょうを交付こうふされ、医療いりょう費ひが原則げんそく無料むりょうになる。一方いっぽう、被爆ひばく２世せいについて国くには被爆ひばくの遺伝いでん的てき影響えいきょうを認みとめていないため援護えんご法ほうの対象たいしょう外がい。広島ひろしま、長崎ながさきでは、被爆ひばく２世せいが「国くには放射線ほうしゃせんの遺伝いでん的てき影響えいきょうが否定ひていできない被ひ爆ばく２世せいへの援護えんご策さくを取とらなかった」とする訴訟そしょうを起おこし、係争けいそう中ちゅうだ。 　国くには被爆ひばく２世せい向むけに年とし１回かいの無料むりょう健康けんこう診断しんだんを実施じっししているが、がん検診けんしんは含ふくんでいない。今回こんかいの調査ちょうさでは、この健康けんこう診断しんだんを５１・３％が受診じゅしんしていないと回答かいとう。理由りゆうは「知しらなかった」という人ひとが３９・６％いた。 　国くにや自治体じちたいへの要望ようぼう（複数ふくすう回答かいとう可か）は「医療いりょう費ひの助成じょせい」４８・７％、「健康けんこう手帳てちょうの発行はっこう」４８・３％、「がん検診けんしんの実施じっし」４１・９％と続つづいた。 　被爆ひばく２世せいとして取とり組くみたい活動かつどうについては、「ない」と答こたえた人ひとが５５・５％で、「ある」の３２・４％を上回うわまわった。各地かくちにある被爆ひばく２世せいの会かいに「関心かんしんない」との回答かいとうも３７・４％だった。 　調査ちょうさのとりまとめを担当たんとうした昭和女子大しょうわじょしだいの八木やぎ良広よしひろ助じょ教きょうは、差別さべつや偏見へんけんを恐おそれて名乗なのりを上あげない被ひ爆ばく２世せいが多おおいとみられる点てんもふまえ、今回こんかいの結果けっかが一部いちぶの声こえの反映はんえいにとどまる可能かのう性せいを説明せつめい。それでも「国くにが調査ちょうさをしない中なか、被爆ひばく２世せいが個別こべつに抱かかえていた課題かだいをまとめられた」と話はなした。 続つづきは被爆ひばく２世せい「不安ふあんや悩なやみ」６割わり　うち７８％「健康けんこうと放射線ほうしゃせん影響えいきょう」　日本にっぽん被団協ひだんきょうアンケート

東京電力とうきょうでんりょくは２２日にち、福島ふくしま第だい１原発げんぱつで内側うちがわが汚染おせんされ、亀裂きれつが入はいった配管はいかんの交換こうかん作業さぎょうをした４０代だいの男性だんせい社員しゃいん２人にんが、鼻はなから微量びりょうの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを吸すい込こみ内部ないぶ被ひばくした疑うたがいがあると発表はっぴょうした。ルールに従したがい作業さぎょう着ぎに防ぼうじんマスクの軽けい装備そうびだったが、東電とうでんは全面ぜんめんマスクと防護ぼうご服ふくを着用ちゃくようするよう手配てはいするべきだったとしている。　 ２人ふたりからセシウム１３７は検出けんしゅつされず、被ひばくは微量びりょうとみられるが、引ひき続つづき健康けんこうへの影響えいきょうを調しらべる。 東電とうでんによると、２人ふたりは１９日にち午前ごぜん１０時じすぎから約やく１時じ間あいだ半はん、暖房だんぼうや空気くうきを循環じゅんかんさせる装置そうちがある施設しせつ内ないで配管はいかんを交換こうかんした。作業さぎょう後ごの検査けんさで鼻はなの中なかに放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつが付ついていることが確認かくにんされた。 原文げんぶん