ドキュメンタリー映画 とディスカッションを通 して、核兵器 と核 エネルギーを考 える
M.T. シルヴィアによる『アトミックマム』は、ネバダ
シンポジウムで “Downwinder” シャツを販売 します
“Downwinder” シャツを



プログラム
- 8:30 –
登録 および朝食 (コンチネンタル) - 8:45 –
開会 のあいさつ(ノーマ・フィールド) - 9:00-10:20
映画 『アトミックマム』上映 - 10:30-11:30 パネルセッション1(
登壇 者 :ケネット・ベネディクト、ジョセフ・マスコー、シドニー・ネーグル、M.T.シルヴィア、司会 :宮本 ゆき)以下 のトピックを含 みます:核兵器 ・核 実験 ・原子力 発電 の歴史 、原子力 科学 の発展 における科学 者 の役割 および言説 の変遷 、核 実験 ・原子力 発電 が行 われる場所 に関 する地理 的 問題
11:30-12:30
- 12:30-2:30
映画 『ミツバチの羽音 と地球 の回転 』上映 - 2:40-3:40 パネルセッション2(
登壇 者 :鎌 仲 ひとみ、デイヴィッド・クラフト、ロバート・ロズナー、山口 智美 、司会 :ノーマ・フィールド)以下 のトピックを含 みます:エネルギー政策 、代替 エネルギーの実践 、地域 における対立 、イリノイ州 での運動
- 3:50-5:30
座談 会 (司会 :山口 智美 )以下 のトピックを含 みます:原子力 災害 の影響 、原子力 発電 に代 わる代替 エネルギー、関連 する情報 に触 れ社会 を変 えていくこと
- 6:00- レセプション
*トップの
*このウェブサイトは、 Sarah Arehart (シカゴ
シンポジスト
- M.T. Silvia (M.T. シルヴィア) –
映画 監督 (Twitter) - フリーの
映画 監督 。最初 のドキュメンタリー作品 である「ピカデリードライブ」(2002年 、ドキュメンタリー、57分 )は、KQEDのイメージメーカーシリーズ、フリースピーチTV にて放映 され、ホームビデオとして販売 されている。映画 業界 のエンジニアとしてスカイウォーカー・サウンドやピクサー・アニメーション・スタジオなどで 20年 以上 のキャリアを積 み重 ねてきた。商業 映画 の仕事 も多 く、『ワイルド・アット・ハート』(1990劇映画 124分 )の録音 エンジニア、『It’s Elementary (イッツ・エレメンタリー)』(1996 ドキュメンタリー 80分 ),『Mary Jane’s Not a Virgin Any More (メアリー・ジェーンはもう処女 ではない)』(1997劇映画 98分 )などの音声 編集 助手 をつとめた。 鎌 仲 ひとみ –映画 監督 (Twitter)大学 卒業 と同時 にフリーの助監督 としてドキュメンタリーの現場 へ。文化庁 の助成 を受 けてカナダ国立 映画 製作所 に滞在 し、後 に米国 などで活動 。1995年 の帰国 後 はNHKで医療 、経済 、環境 をテーマに番組 を多数 制作 。環境 、エネルギーなどマスメディアが扱 わないテーマを追求 し、ドキュメンタリー映画 を市民 に自主 上映 してもらう方法 で作品 を届 けている。2003年 にドキュメンタリー映画 『ヒバクシャー世界 の終 わりに』を、2006年 に『六 ヶ所 村 ラプソディー』を発表 。全国 650ヶ所 で上映 された。2010年 に公開 された最新 作 『ミツバチの羽音 と地球 の回転 』が全国 で上映 されている。現在 は大学 等 で教 えながら、映像 作家 として活動 を続 けている。- Kennette Benedict (ケネット・ベネディクト) – The Bulletin of the Atomic Scientists
代表 取締役 ・発行 人 - The Bulletin of the Atomic Scientists(『ブリティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ』
米国 の原子力 科学 者 団体 発行 の雑誌 )はマンハッタンプロジェクトに関 わった科学 者 たちにより1945年 に設立 された雑誌 で、核兵器 やその他 の破壊 的 な脅威 の危険 に関 して、一般 市民 に情報 を流 すことを目的 とする。1992年 から2005年 にかけて、ベネディクトはジョン・D&キャサリン・T・マッカーサー財団 の国際 平和 と安全 プログラムの代表 をつとめた。また、1992年 から2002年 の間 には、旧 ソ連 におけるマッカーサー財団 のイニシアチブを立 ち上 げ、代表 をつとめた。マッカーサー財団 での仕事 を始 めた1987年 以前 には、ラトガーズ大学 (1980−81)、イリノイ大学 アーバナ・シャンペン校 (1981−1985)において教鞭 をとった。オベリン大学 で学士 号 、スタンフォード大学 で政治 学 のPh.D.を取得 している。こちらから英語 のプロフィール全文 にアクセスできます。 - David Kraft (デイヴィッド・クラフト) – Nuclear Energy Information Service [NEIS] (
核 エネルギー情報 サービス) 核 エネルギー情報 サービスの代表 。核 エネルギー情報 サービスは、1981年 、クラフトと7人 の運動 家 が共同 で設立 し、原子力 や被爆 の被害 、および原子力 の代替 エネルギーについて信頼 のおける情報 を供給 することを目的 とした団体 である。クラフトはエバンストンのノースウェスタン大学 と、シカゴのノースイースタン大学 、そして工業 地域 財団 /アリンスキー社会 変革 研究所 (the Industrial Areas Foundation/ Alinsky Institute for Social Change ) で学部 時代 を過 ごした。シカゴ地域 で数 多 くの出版 メディアに寄稿 しつつ、原子力 、核 廃棄 物 、再生 可能 なエネルギー、事業 規制 緩和 や環境 問題 などについて、 イリノイ州 や全米 で、また国際 的 に活動 するジャーナリストたちに情報 を提供 したりインタビューを受 けるなどもしている。またこれらの問題 に関 する委員 会 やアドバイザーグループなどに所属 し、「劣化 ウラン国際 会議 」(ドイツ・ハンブルグ2003年 )、「原子力 と子 どもの健康 」会議 (シカゴ2004年 )「市民 の疾病 —次 のステップへ」会議 (エバンストン2005年 )「チェルノブイリから20年 :未来 のための記憶 」会議 (ウクライナ・キエフ2006年 )など様々 な主要 国際 会議 を企画 運営 してきた。ご連絡 はメールにて、neis@neis.orgまで。- Joseph Masco (ジョセフ・マスコー) – シカゴ
大学 人類 学部 - シカゴ
大学 人類 学部 および学部 社会 科学 プログラム准 教授 。科学 技術 、米国 の安全 保障 文化 、ポリティカル・エコロジー、マスメディアや批判 理論 などについて教鞭 をとる。最初 の著書 であるThe Nuclear Borderlands: the Manhattan Project in Post-Cold War New Mexico (『核 のボーダーランド:冷戦 後 のニューメキシコ州 におけるマンハッタンプロジェクト』プリンストン大学 出版 局 2006) においては、ニューメキシコ州 のロスアラモス国立 研究所 内 および近隣 の多様 なコミュニティにおいて、冷戦 の終 わりが安全 や危険 という概念 をどのように揺 るがしたかを検討 することで、核 の時代 について理論 化 した。現在 は、米国 における国家 安全 保障 のあり方 の構築 の変遷 について、国内 における公共 空間 内 での感情 、技術 や脅威 の理解 の相互 作用 に特 に焦点 を当 てつつ分析 する研究 をすすめている。 - Sidney Nagel (シドニー・ネーグル) – シカゴ
大学 物 理学部 - シドニー・ネーグルの
研究 は、これまで物理 学 の範疇 ではないと科学 者 によって思 われて来 たような液 滴 ・粒状 物質 ・ジャミング転移 の科学 的 現象 を取 りあげて来 た。更 に、造 不規則 系 の物理 的 性質 にも注目 している。元素 や化合 物 の完全 結晶 は規則正 しく並 んだ原子 によって出来上 がっているが、それは不規則 なシステムの内部 での出来事 だ。原子 がそのような不規則 状態 にある1 つの例 は、ガラスである。不規則 系 は例 えば砂場 にある砂粒 などの、より規模 の大 きいところにも存在 する。ネーグルはこれまで、米国 科学 アカデミーへの選抜 (2003)及 びアメリカ物理 学会 のオリバー・バックリー賞 (1999)を受 けている。 - Robert Rosner (ロバート・ロズナー) – シカゴ
大学 天文学 ・天体 物 理学部 、物理 学部 - ロバート・ロズナーはアルゴンヌ
国立 研究所 の自然 科学 ・生物 科学 ・コンピューターサイエンス部門 の副 所長 兼 主任 研究 員 を2002まで務 め、その後 2005年 に研究所 長 に就任 した。米国 芸術 科学 アカデミー会員 でもある。科学 者 としての専 門 は、天体 プラズマ物理 学 −すなわち太陽 や天体 についての物理 学 である。ロズナーのリーダーシップのもとに、アルゴンヌ国立 研究所 とシカゴ大学 の科学 者 が協力 し、Center for Astrophysical Thermonuclear Flashes(天体 物理 ・熱 核 融合 発光 センター)を1997年 に設立 し、2002年 まで所長 をつとめた。センターは他 分野 で応用 が可能 な、コンピューターのコードを使 った天体 爆発 のシミュレーションを開発 している。 - Norma Field (ノーマ・フィールド) – シカゴ
大学 東 アジア言語 文明 学部 - シカゴ
大学 の東 アジア言語 ・文明 学部 で教鞭 をとる。著書 のうち『天皇 の逝 く国 で』(1989)においては、昭和 天皇 が重体 に陥 り死 に至 る間 、敗戦 のトラウマや戦後 の「平和 と繁栄 」という枠組 みにとらわれて置 き去 りになっていた「戦争 責任 」の課題 にむきあう市民 が浮 き彫 りとなる。『小林 多喜二 :21世紀 にどう読 むか』(2009)においては、1920年代 、30年代 の世界 的 な革命 闘争 の中 における、代表 的 な日本 のプロレタリア文学 者 である多喜二 の政治 的 および文学 的 闘争 を描 いた。フィールドは、多 くの現象 において、階級 性 の役割 に注目 している。『広島 ・長崎 を超 えて』というシカゴ大学 の学部 生 向 けの授業 は、日本 のみならず、米国 において、広島 ・長崎 の原爆 投下 と核兵器 生産 、原子力 発電 や劣化 ウラン使用 の遺産 について考察 するものである。 宮本 ゆき – ドゥ・ポール大学 宗教 学部 - シカゴ
大学 宗教 学部 宗教 倫理 学 でPh.D.取得 後 、DePaul大学 に助 教 として就任 。原爆 論説 を主 な研究 分野 とし、2011年 にフォーダム大学 出版 社 より『きのこ雲 を超 えて:ヒロシマ後 の追悼 、宗教 、責任 』を出版 予定 。この分野 におけるその他 の出版 物 は、仏教 とカトリックとの原爆 理解 を比較 した「浄土 への輪廻 か神 の犠牲 の羊 か:広島 、長崎 の原爆 における宗教 的 解釈 」がある。倫理 学 と差別 意識 の問題 を念頭 に、『見 えないもの』―それが被爆 者 であれ戦死 者 であれ―に意識 を向 ける重要 性 を模索 した論文 に「戦火 と女性 :狐 の幻想 と倫理 的 責任 」がある。(『Imagination Without Borders: Feminist Artists and Social Responsibility』に収録 。)この他 、広島 と長崎 を訪 れる研修 旅行 を現在 までに三 度 引率 し、2010年 に長崎 平和 特使 に任命 。 山口 智美 – モンタナ州立 大学 社会 学 &人類 学部 (Twitter:日本語 /英語 )- シカゴ
大学 東 アジア研究所 で3年間 、ポストドクトラル研究 員 をつとめた後 、2007年 にモンタナ州立 大学 の助 教 に就任 。文化 人類 学 や日本 研究 の授業 の中 で核兵器 や原子力 に関 する問題 を扱 うかたわら、地元 のモンタナ州 ボーズマン市 において、2008年 秋 に開催 された全米 原爆 展 の企画 者 となった。原爆 写真 展 、映画 シリーズや被爆 者 によるトークセッションなどを行 ったが、熱心 に支援 してくれた市民 が多 くいた傍 らで、かなりの反発 も受 けることとなった。現在 は日本 の保守 市民 運動 について調査 研究 をすすめており、核兵器 や原子力 の問題 に関 しても保守 系 の運動 家 にインタビュー調査 をすすめている。その中 には、今回 上映 される鎌 仲 ひとみ監督 の映画 のテーマでもある、上関 原子力 発電 所 の建設 計画 を推進 する側 にたつ人々 も含 まれている。