Tag Archives: 大飯原発おおいいげんぱつ

関西電力かんさいでんりょくは4日にち、運転うんてん中ちゅうの大飯原発おおいいげんぱつ3号機ごうき（福井ふくい県けん）で、タービンを回まわした後のちの蒸気じょうきを冷ひやす配管はいかんから海水かいすいが漏もれ出でたと発表はっぴょうした。海水かいすいをくみ上あげるポンプ2台だいのうち1台だいが停止ていしし、運転うんてん出力しゅつりょくが100％から65％に低下ていかした。放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの漏ろうえいなく、運転うんてんを続つづけている。　 関電かんでんの発表はっぴょうによると、4日にち午前ごぜん5時じ6分ふん、タービン建屋たきのやの排水はいすい貯水ちょすい槽そうの水みずの量りょうが通常つうじょう時じよりも増ふえ、警報けいほうが鳴なった。その後ご、蒸気じょうきを冷却れいきゃくして水みずに戻もどす復ふく水すい器きに海水かいすいを送おくる配管はいかんから、海水かいすいが漏もれているのを確認かくにんした。 続つづきは大飯原発おおいいげんぱつ3号機ごうきで配管はいかんから海水かいすい漏もれ、出力しゅつりょく65％に下さがる　関西電力かんさいでんりょく

関西電力かんさいでんりょくは、定期ていき検査けんさ中ちゅうの大飯原発おおいいげんぱつ４号機ごうきを１５日にちにも起動きどうすると発表はっぴょうしました。一方いっぽう、これに反対はんたいする住民じゅうみんグループは即座そくざの運転うんてん停止ていしを求もとめています。 福井ふくい県けんにある大飯原発おおいいげんぱつ４号機ごうきは、去年きょねん１１月がつから定期ていき検査けんさ中ちゅうで、関電かんでんが運転うんてんする７基きの原発げんぱつすべてが２ヵ月かげつ以上いじょうにわたり停止ていししています。関電かんでんによりますと、検査けんさで４号機ごうきから問題もんだいは見みつからず、１５日にちにも再さい起動きどうする予定よていだということです。一方いっぽう、大飯原発おおいいげんぱつをめぐっては大阪おおさか地裁ちさいが先月せんげつ、「国くにによる安全あんぜん性せいの審査しんさの過程かていに見過みすごせない過誤かごがある」として、設置せっち許可きょかの取とり消けしを求もとめた住民じゅうみんの訴うったえを認みとめる判決はんけつを出だしています。国くにが控訴こうそしたため判決はんけつは確定かくていしていませんが、住民じゅうみん側がわは１４日にち「地震じしんはいつ起おこるか予測よそくできず、あすにも被害ひがいを受うける可能かのう性せいがある」として、控訴こうそ審しん判決はんけつが出でるまでの間あいだ、原発げんぱつの設置せっち許可きょかの効力こうりょくを停止ていしするよう大阪おおさか高裁こうさいに申もうし立たてました。代理人だいりにん弁護士べんごしは「原子力げんしりょく災害さいがいは、福島ふくしまであったように極きわめて重大じゅうだいな災害さいがいが及およびます。当然とうぜん、関電かんでんは再さい稼働かどうを止とめるべきです」と話はなしています。 原文げんぶん

村井むらい嘉浩よしひろ宮城みやぎ県知事けんちじは７日にちの定例ていれい記者きしゃ会見かいけんで、関西電力かんさいでんりょく大飯原発おおいいげんぱつ３、４号機ごうき（福井ふくい県けんおおい町まち）の設置せっち許可きょかを取とり消けした大阪おおさか地裁ちさい判決はんけつへの受うけ止とめを問とわれ、「他た県けんの判決はんけつ。発言はつげんは差さし控ひかえたい」とした上うえで、同おなじ許可きょかを受うけた東北電力とうほくでんりょく女川おながわ原発げんぱつ２号機ごうき（宮城みやぎ県けん女川おながわ町まち、石巻いしのまき市し）の再さい稼働かどうを認みとめた「地元じもと同意どうい」については「私わたしの判断はんだんに誤あやまりはなかった」と明言めいげんし、政府せいふに伝つたえた同意どういを撤回てっかいしない考かんがえを示しめした。 　４日にちの判決はんけつは、耐震たいしん設計せっけいの目安めやすとなる基準きじゅん地震動じしんどう（最大さいだい想定そうていの揺ゆれ）について、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの審査しんさの不備ふびを指摘してき。設置せっち許可きょかを違法いほうとして取とり消けした。 　村井むらい知事ちじは、女川おながわ２号機ごうきの地元じもと同意どういを検討けんとうする際さい、規制きせい委いの審査しんさ合格ごうかくを判断はんだん基準きじゅんの一ひとつに挙あげた。７日にちの会見かいけんでは「私わたしは素人しろうと。（規制きせい委いという）専門せんもん家かの判断はんだんを優先ゆうせんするのは当然とうぜんだ」と主張しゅちょうした。 続つづきは大飯原発おおいいげんぱつ設置せっち許可きょか取とり消けし判決はんけつに宮城みやぎ知事ちじ「私わたしの判断はんだんに誤あやまりない」

関西電力かんさいでんりょく大飯原発おおいいげんぱつ３、４号機ごうき（福井ふくい県けん）の設置せっち許可きょかを取とり消けした４日にちの大阪おおさか地裁ちさい判決はんけつ。佐賀さが地裁ちさいでも同おなじ争そう点てんで九州電力きゅうしゅうでんりょく玄海げんかい原発げんぱつ３、４号機ごうき（東松浦ひがしまつうら郡ぐん玄海げんかい町まち）の原子げんし炉ろ設置せっち変更へんこう許可きょか取とり消けしなどを求もとめる原告げんこく団だんは、来年らいねん３月がつにい渡いわたされる判決はんけつを見据みすえ「判断はんだんに与あたえる影響えいきょうは大おおきい」と期待きたいを込こめた。 　「同おなじ争そう点てんで戦たたかった仲間なかまの勝訴しょうそ。心しんの底そこからうれしい」。玄海げんかい原発げんぱつプルサーマルと全ぜん基もとをみんなで止とめる裁判さいばんの会かい代表だいひょうで原告げんこく団長だんちょうの石丸いしまる初美はつみさん（６９）は声こえを弾はずませた。[…] 佐賀さが地裁ちさいで原告げんこく側がわは、耐震たいしん設計せっけいの目安めやすになる地震じしんの揺ゆれ「基準きじゅん地震動じしんどう」や地震じしん規模きぼの「ばらつき」が最大さいだいの争そう点てんで、「過小かしょう評価ひょうかされ、現実げんじつに起おこり得える地震じしんへの安全あんぜん性せいが保障ほしょうされない」などと主張しゅちょうしてきた。 　大阪おおさか地裁ちさいが判決はんけつで「原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの判断はんだんに看過かんかしがたい過誤かご、欠落けつらくがある」としたことで、佐賀さが地裁ちさい判決はんけつにも影響えいきょうが出でる可能かのう性せいがある。大阪おおさか地裁ちさいの原告げんこく側がわ弁護べんご団だんの冠木かぶき（かぶき）克彦かつひこ弁護べんご団長だんちょうら複数ふくすうの弁護士べんごしは、石丸いしまるさんらが争あらそう裁判さいばんの弁護べんご団だんでもある。 […] 佐賀さが県けんの山口やまぐち祥さち義ぎ知事ちじは記者きしゃ団だんに「司法しほう判断はんだんの一ひとつだ。玄海げんかい原発げんぱつでもいろいろ（トラブルが）出でているので、そうしたところも含ふくめてしっかり注視ちゅうししていきたい」と話はなした。玄海げんかい町まちの脇山わきやま伸太郎しんたろう町長ちょうちょうは「大飯原発おおいいげんぱつの状況じょうきょうを調しらべ、玄海げんかい原発げんぱつでは問題もんだいがないかチェックしてほしい」と九きゅう電でんに求もとめた。（小部こべ亮介りょうすけ、栗林くりばやし賢けん、中村なかむら健けん人じん、松岡まつおか蒼あおい大まさる） 全文ぜんぶん

福井ふくい県けんにある大飯おおい原子力げんしりょく発電はつでん所しょの３号機ごうきと４号機ごうきについて、大だい地震じしんへの耐震たいしん性せいが不十分ふじゅうぶんだと原発げんぱつに反対はんたいする市民しみんグループが訴うったえていた裁判さいばんで、大阪おおさか地方裁判所ちほうさいばんしょは原発げんぱつの設置せっちを許可きょかした国くにの決定けっていを取とり消けす判決はんけつをい渡いわたしました。福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこを教訓きょうくんにした新あらたな規制きせい基準きじゅんが設もうけられてから、原発げんぱつの設置せっち許可きょかを取とり消けす司法しほう判断はんだんは初はじめてです。 関西電力かんさいでんりょく・大飯おおい原子力げんしりょく発電はつでん所しょの３号機ごうきと４号機ごうきについて、関西かんさいや福井ふくい県けんなどに住すむおよそ１３０人にんは「大だい地震じしんへの耐震たいしん性せいが不十分ふじゅうぶんだ」と主張しゅちょうして訴うったえを起おこし、設置せっちを許可きょかした原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの決定けっていを取とり消けすよう求もとめていました。 （略りゃく） ３号機ごうきと４号機ごうきは現在げんざい、定期ていき検査けんさのため稼働かどうを停止ていししていて、判決はんけつの効力こうりょくは国くに側がわが控訴こうそすれば生しょうじません。 しかし、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこのあと裁判所さいばんしょが原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの設置せっち許可きょかを否定ひていしたのは初はじめてで、事故じこを教訓きょうくんに規制きせいのあり方かたを大おおきく見直みなおしてきた国くには司法しほうから厳きびしい判断はんだんを突つきつけられた形かたちになりました。 （略りゃく） 【判決はんけつい渡いわたし廷内では】。判決はんけつのい渡いわたしは、４日にち午後ごご３時じから始はじまり、森もり鍵かぎ一いち裁判さいばん長ちょうが、冒頭ぼうとうに「３号機ごうきと４号機ごうきの設置せっち許可きょかを取とり消けす」と主文しゅぶんを述のべると、法廷ほうていに詰つめかけた原告げんこくや支援しえん者しゃから「おぉっー」というどよめきが起おこりました。そして、５分ふんほどの判決はんけつ要旨ようしの読よみ上あげが終おわると、大おおきな拍手はくしゅがわき起おこりました。 【原子力げんしりょく規制きせい委いコメント】。大阪おおさか地方裁判所ちほうさいばんしょが福井ふくい県けんにある大飯おおい原子力げんしりょく発電はつでん所しょの設置せっちを許可きょかした国くにの決定けっていを取とり消けす判決はんけつをい渡いわたしたことについて、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは「国くにの主張しゅちょうについて裁判所さいばんしょの十分じゅうぶんな理解りかいが得えられなかったものと考かんがえている。今後こんごについては関係かんけい省庁しょうちょうと協議きょうぎのうえ、適切てきせつに対応たいおうしてまいりたい」とするコメントを出だしました。 【関西電力かんさいでんりょく“極きわめて遺憾いかん”】。福井ふくい県けんにある大飯原発おおいいげんぱつの設置せっちを許可きょかした国くにの決定けっていを取とり消けす判決はんけつが出でたことについて、関西電力かんさいでんりょくは、「裁判所さいばんしょに対たいし大飯原発おおいいげんぱつの安全あんぜん性せいについて丁寧ていねいに説明せつめいを行おこない、理解りかいしてもらえるよう真摯しんし（しんし）に対応たいおうしてきた。今回こんかいの判決はんけつについては国くにや当社とうしゃの主張しゅちょうを裁判所さいばんしょに理解りかいしてもらえず極きわめて遺憾いかんで、到底とうてい承服しょうふくできるものではない。今後こんご、判決はんけつ内容ないようの詳細しょうさいを確認かくにんし、速すみやかに国くにと協議きょうぎのうえ、適切てきせつに対応たいおうしていく」とするコメントを出だしました。 （略りゃく）【原発げんぱつ訴訟そしょうの司法しほう判断はんだん】。原子力げんしりょく発電はつでん所しょをめぐる裁判さいばんで住民じゅうみん側がわの訴うったえが認みとめられたケースは、これで９件けん目めとなり、設置せっち許可きょかを無効むこうとする判決はんけつは平成へいせい１５年ねんの高速こうそく増殖ぞうしょく炉ろ「もんじゅ」をめぐる判決はんけつ以来いらい、２件けん目めです。原子力げんしりょく発電はつでん所しょの運転うんてん停止ていしや設置せっち許可きょかの取とり消けしを求もとめる訴うったえは昭和しょうわ４０年代ねんだい後半こうはんから各地かくちの裁判所さいばんしょに起おこされましたが、「具体ぐたい的てきな危険きけんがあるとはいえない」などとして退しりぞけられてきました。平成へいせい１５年ねんに福井ふくい県けんの高速こうそく増殖ぞうしょく炉ろ「もんじゅ」をめぐる裁判さいばんで、名古屋なごや高裁こうさい金沢かなざわ支部しぶが国くにの設置せっち許可きょかを無効むこうとする判決はんけつをい渡いわたし、これが住民じゅうみん側がわの訴うったえを認みとめた初はじめての判決はんけつでしたが、最高裁さいこうさいで取とり消けされました。平成へいせい１８年ねんには、金沢かなざわ地裁ちさいが石川いしかわ県けんの志賀しが原発げんぱつ２号機ごうきの運転うんてん停止ていしを命めいじる判決はんけつをい渡いわたしましたが、高裁こうさいで取とり消けされました。こうした中なか、平成へいせい２３年ねんに福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこが起おき、改あらためて安全あんぜん性せいを問とう動うごきが広ひろがり、住民じゅうみん側がわの訴うったえを認みとめる司法しほう判断はんだんが増ふえました。平成へいせい２６年ねんに福井ふくい地裁ちさいが福井ふくい県けんの大飯原発おおいいげんぱつ３号機ごうきと４号機ごうきの運転うんてん停止ていしを命めいじる判決はんけつをい渡いわたしましたが、２審しんで取とり消けされました。また、運転うんてん停止ていしを命めいじる仮処分かりしょぶんの決定けっていも相次あいつぎ、福井ふくい県けんの高浜原発たかはまげんぱつ３号機ごうきと４号機ごうきでは、平成へいせい２７年ねんに福井ふくい地裁ちさい、平成へいせい２８年ねんに大津おおつ地裁ちさいが２度ど、運転うんてん停止ていしを命めいじました。関西電力かんさいでんりょくは平成へいせい２８年ねん３月がつ、大津おおつ地裁ちさいの１回かい目めの決定けっていが出でた際さいに運転うんてん中ちゅうだった３号機ごうきの原子げんし炉ろを停止ていしさせ、司法しほうの判断はんだんで運転うんてん中ちゅうの原発げんぱつが停止ていしした初はじめてのケースとなりました。運転うんてん停止ていしの決定けっていは高裁こうさいで取とり消けされ、高浜原発たかはまげんぱつ３・４号機ごうきは再ふたたび運転うんてんを始はじめました。また、愛媛えひめ県けんの伊方いかた原発げんぱつ３号機ごうきでは平成へいせい２９年ねんとことし１月がつに広島ひろしま高裁こうさいが２度ど、運転うんてん停止ていしを命めいじる決定けっていを出だしました。平成へいせい２９年ねんの決定けっていはその後ご、取とり消けされましたが、ことし１月がつの決定けっていについては広島ひろしま高裁こうさいの別べつの部ぶで審理しんりされ、伊方いかた原発げんぱつ３号機ごうきは運転うんてんできない状態じょうたいが続つづいています。原子力げんしりょく発電はつでん所しょをめぐる裁判さいばんで住民じゅうみん側がわの訴うったえが認みとめられたケースは、これで９件けん目めとなり、設置せっち許可きょかを無効むこうとする判決はんけつは平成へいせい１５年ねんの高速こうそく増殖ぞうしょく炉ろ「もんじゅ」をめぐる判決はんけつ以来いらいで、２件けん目めです。 全文ぜんぶんは大飯原発おおいいげんぱつ 設置せっち許可きょか取とり消けす判決はんけつ

　福井ふくい県けん小浜おばま市しの明通あけどおり寺てら住職じゅうしょく、中嶌なかじま哲あきら演えんじさん（77）が16日にち、「若狭わかさの原発げんぱつの今いま」と題だいして京都きょうと府ふ宮津みやづ市しで講演こうえんした。15基きの原発げんぱつが集中しゅうちゅうする福井ふくい県けん若狭わかさ地方ちほうは「世界一せかいいちの原発げんぱつ密集みっしゅう地ちだ」と語かたり、「米べい軍ぐん基地きちが集中しゅうちゅうする沖縄おきなわと同おなじ構造こうぞうが若狭わかさにある。なぜ、原発げんぱつが大都市だいとしではなく、過疎かそ地ちに押おしつけられてきたのか。大量たいりょうの電力でんりょくの供給きょうきゅうを受うけてきた大都市だいとしの人々ひとびとも自分じぶん自身じしんの問題もんだいとして考かんがえてほしい」と強調きょうちょう。一いち日にちも早はやく「原発げんぱつゼロ法案ほうあん」を審議しんぎ、制定せいていさせ、原発げんぱつのない社会しゃかいを目指めざすべきだと呼よびかけた。 （略りゃく） 中嶌なかじまさんは50年間ねんかん、原発げんぱつ反対はんたい運動うんどうを続つづけてきた歴史れきしから語かたり始はじめた。50年ねん前まえ、小浜おばま市しに原発げんぱつの立地りっち計画けいかくが持もち上あがった時とき、既すでに若狭わかさ地方ちほうには7基き（建設けんせつ・計画けいかく中ちゅうも含ふくむ）の原発げんぱつがあり、「まさか自分じぶんの町まちに原発げんぱつがくるなんて」とびっくりしたという。「それまで原発げんぱつに無む関心かんしんだった自分じぶんにじくじたる思おもいがある」と語かたった。 15基きのうち11基きが関西電力かんさいでんりょくの原発げんぱつだ。6万まん～7万まんキロワットの電力でんりょく需要じゅようしかない若狭わかさ地方ちほうだが、関電かんでんの原発げんぱつの発電はつでん能力のうりょくは合あわせて1000万まんキロワット近ちかい。中嶌なかじまさんは「大飯おおめし3、4号機ごうきの2基きだけで単純たんじゅん計算けいさんすると、1日にち10億おく円えんの電力でんりょく料金りょうきんを稼かせぐ。1年ねんだと3600億おく円えんだ。再さい稼動かどうを急いそぐ理由りゆうが文字通もじどおり金きんを稼かせぐことにあるのは明あきらかだ」と指摘してき。「2基きが1年ねん動うごくと死しの灰はいは広島ひろしま型がた原爆げんばくの2000発はつ分ぶん、生成せいせいされるプルトニウムは長崎ながさき型がた原爆げんばくの60発はつ分ぶんとなる」と批判ひはんした。 現在げんざい、若狭わかさ地方ちほうの原発げんぱつ15基きのうち7基きの廃はい炉ろが決きまり、高浜たかはま3、4号機ごうきなど4基きが再さい稼動かどう。40年ねん以上いじょうの老朽ろうきゅう炉ろの美浜みはま3、高浜たかはま1、2号機ごうきの再さい稼働かどうの準備じゅんびが進すすみ、日本原子力発電にほんげんしりょくはつでん敦賀つるが2号機ごうきは再さい稼働かどうの安全あんぜん審査しんさ中ちゅうだ。 （略りゃく） 　そのうえで「米べい軍ぐん基地きちが集中しゅうちゅうする沖縄おきなわの人々ひとびとが『オール沖縄おきなわ』として声こえを上あげているように、大都市だいとしと原発げんぱつを抱かかえる現地げんちの人々ひとびとが力ちからを合あわせて声こえを上あげることが大切たいせつだ」と呼よびかけた。【塩田しおだ敏夫としお】 全文ぜんぶんは原発げんぱつ集中しゅうちゅう「なぜ押おし付つける」　小浜おばまの住職じゅうしょく・中嶌なかじまさん「都市とし住民じゅうみんも我わが事ことに」

福井ふくい県けんにある関西電力かんさいでんりょく・大飯おおい原子力げんしりょく発電はつでん所しょの３号機ごうきと４号機ごうきの運転うんてんを止とめるよう、京都きょうと府ふの男性だんせいが求もとめた仮処分かりしょぶんについて、大阪おおさか高等こうとう裁判所さいばんしょは申もうし立たてを退しりぞける決定けっていを出だしました。 福井ふくい県けんおおい町まちにある大飯原発おおいいげんぱつ３号機ごうきと４号機ごうきについて、隣接りんせつする京都きょうと府ふ南みなみ丹に市しの男性だんせいは３年ねん前まえ、「巨大きょだい地震じしんに対たいする安全あんぜん性せいを欠かいている」として運転うんてんしないよう求もとめる仮処分かりしょぶんを大阪おおさか地方裁判所ちほうさいばんしょに申もうし立たてましたが、去年きょねん３月がつに退しりぞけられたため、大阪おおさか高等こうとう裁判所さいばんしょに即時そくじ抗告こうこくしていました。 改あらためて行おこなわれた審理しんりでは、大飯原発おおいいげんぱつで想定そうていされる最大さいだい規模きぼの地震じしんの揺ゆれ、「基準きじゅん地震動じしんどう」の大おおきさを算出さんしゅつするのに使つかわれた計算けいさん式しきの信頼しんらい性せいが焦点しょうてんになりました。 30日にちの決定けっていで、大阪おおさか高裁こうさいの山下やました郁夫いくお裁判さいばん長ちょうは「実際じっさいに起おきた４年ねん前まえの熊本くまもと地震じしんの解析かいせきで計算けいさん式しきの信頼しんらい性せいは裏付うらづけられており、この計算けいさん式しきを用もちいることが安全あんぜん性せいの基準きじゅんとして現在げんざいの科学かがく的てき・技術ぎじゅつ的てき知見ちけんに照てらして合理ごうり性せいを欠かくとはいえない」として、男性だんせいの申もうし立たてを退しりぞけました。 弁護べんご団だん「権力けんりょく寄よりの決定けってい」 大阪おおさか高裁こうさいの決定けっていを受うけて、仮処分かりしょぶんを申もうし立たてた児玉こだま正人まさとさんと弁護べんご団だんが記者きしゃ会見かいけんをしました。 この中なかで児玉こだまさんは「即時そくじ抗告こうこくのあと、高裁こうさいはたった１回かいの書面しょめんの審査しんさだけしか行おこなわず、一切いっさいこちらの声こえを聞きかずに結審けっしんした。非常ひじょうに不可解ふかかいで不合理ふごうりだ。ただこの決定けっていですべては決きまらない。ひるむことなく戦たたかう」と述のべ、今後こんごについては弁護べんご団だんと協議きょうぎするとしました。 また、河合かわい弘之ひろゆき弁護士べんごしは「原子力げんしりょくの権威けんいともいえる２人ふたりの学者がくしゃの主張しゅちょうを論拠ろんきょに戦たたかってきた。しかし、裁判所さいばんしょは、ものの見事みごとに権威けんいを切きり捨すて権力けんりょくにすり寄よる決定けっていを出だした。裁判所さいばんしょは権力けんりょくの言いいなりになって私わたしたちを負まかした」と話はなしていました。 […] 全文ぜんぶん

関西電力かんさいでんりょくの経営けいえい幹部かんぶらが高浜たかはま原子力げんしりょく発電はつでん所しょがある高浜たかはま町まちの元もと助役じょやくから金品きんぴんを受うけ取とっていた問題もんだいで、同おなじく福井ふくい県けんにある大飯原発おおいいげんぱつの元もと幹部かんぶが取材しゅざいに応おうじ、大飯原発おおいいげんぱつをめぐっても、元もと助役じょやくから商品しょうひん券けんを渡わたされたり、関係かんけい企業きぎょうに工事こうじを受注じゅちゅうさせるよう暗あんに求もとめられたりしたと証言しょうげんしました。 取材しゅざいに応おうじたのは関西電力かんさいでんりょくのＯＢで、福井ふくい県けんにある大飯おおい原子力げんしりょく発電はつでん所しょの元もと幹部かんぶです。この元もと幹部かんぶによりますと、1990年代ねんだいに高浜たかはま町まちの森山もりやま栄治えいじ元もと助役じょやくが１人ひとりで自宅じたくを訪たずねてきて、就任しゅうにん祝いわいの名目めいもくで20万まん円えん分ぶんの商品しょうひん券けんが入はいった封筒ふうとうを置おいていったということです。 元もと幹部かんぶは翌週よくしゅう、この商品しょうひん券けんに自己じこ資金しきんを２割わりほど上乗うわのせしてネックレスを購入こうにゅうし、元もと助役じょやくの妻つまに返かえしたということです。 その後ご、元もと助役じょやくは会あうたびに、大飯原発おおいいげんぱつの関連かんれん工事こうじで自身じしんが関係かんけいする高浜たかはま町まちの企業きぎょうの受注じゅちゅう回数かいすうを増ふやすよう暗あんに求もとめてきたということで、元もと幹部かんぶは、拒こばんだもののたびたび脅おどされたと話はなしています。 […] 全文ぜんぶん

福島ふくしま原発げんぱつ事故じこから8年ねん、今いまだから聞ききたいこの話はなし　2019年ねん8月がつ25日にち(日)にち

２０１４年ねんに関西電力かんさいでんりょく大飯原発おおいいげんぱつ３、４号機ごうき（福井ふくい県けんおおい町まち）の再さい稼働かどうを認みとめない判決はんけつを出だした福井ふくい地裁ちさいの元もと裁判さいばん長ちょう樋口ひぐち英明ひであき氏し（６６）が２８日にち、津つ市しで講演こうえんし「原発げんぱつの危険きけん性せいが分わかった以上いじょう、それを伝つたえていくのが私わたしの責任せきにんだ。特とくに、何なんの責任せきにんもないのに負担ふたんを負おってしまっている若わかい世代せだいに伝つたえたい」 （略りゃく） 　樋口ひぐち氏しは、原発げんぱつの稼働かどうを巡めぐっては首相しゅしょうのほか地元じもと自治体じちたいの首長しゅちょう、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん長ちょう、裁判官さいばんかんが責任せきにんを負おっていると指摘してき。「そのうちの誰だれか１人にんが判断はんだんすれば原発げんぱつを停止ていしさせられるのに、そうなっていない」との見方みかたを示しめした。（共同通信きょうどうつうしん） 全文ぜんぶんは大飯おおい差さし止とめ元もと裁判さいばん長ちょう、津つで講演こうえん　原発げんぱつ危険きけん性せい「若わかい世代せだいに