2024年ねん3月がつにBSP4K、4月がつにBSで110分ふん版ばんとして放送ほうそうした「広重ひろしげぶるう」を、総合そうごうで3分割ぶんかつ版ばんを放送ほうそう。浮世絵うきよえの世界せかいで、葛飾かつしか北斎ほくさいとともに、世よに知しられる歌川うたがわ広重ひろしげ（阿部あべサダヲ）。 実じつは、歌川うたがわ広重ひろしげは火消ひけし同心どうしんとして、江戸えどの火事かじを消けすかたわら、絵えを描えがいていた。 語かたられることの少すくなかった広重ひろしげを、ともに歩あゆんだ妻つま・加か代だい（優香ゆか）との夫婦ふうふの物語ものがたりで描えがく。

キャラクター＆キャスト

・歌川うたがわ広重ひろしげ（阿部あべサダヲ）
主人公しゅじんこう。下級かきゅう武士ぶしとして家業かぎょうの火消ひけしで生計せいけいを立たてる傍かたわら、浮世絵うきよえを描えがいている。売うれない絵師えしとしてもがきながら、ベロ藍あいと周囲しゅういの人々ひとびとの助たすけを得えて「東都とうと名所めいしょ」や「東海道とうかいどう五ご十じゅう三さん次じ」、「名所めいしょ江戸えど百ひゃく景けい」などの浮世絵うきよえを残のこすこととなる。

・加か代だい（優香ゆか）
広重ひろしげの妻つま。浮世絵うきよえ師しとしてもがく広重ひろしげを気丈きじょうに励はげましながら、質屋しちやに通かよい、身みを削けずって支ささえる。質屋しちやでの縁えんにより、「東海道とうかいどう五ご十じゅう三さん次じ」を出版しゅっぱんすることとなる保栄やすえ堂どう・孫八まごはちと広重ひろしげを繋つなぐ。

・葛飾かつしか北斎ほくさい（長塚ながつか京三きょうぞう）
「富嶽ふがく三さん十じゅう六ろく景けい」など斬新ざんしんな風景ふうけい画がで人々ひとびとを魅了みりょうする、絵えにとりつかれた鬼才きさい。

・竹内たけうち孫八まごはち（高嶋たかしま政伸まさのぶ）
保栄やすえ堂どう・主人しゅじん。質屋しちやを営いとなむ兄あにの手伝てつだいで広重ひろしげの妻つまである加か代だいと出会であい、絵師えしである広重ひろしげの存在そんざいを知しる。版元はんもとである保栄やすえ堂どうを起おこし、広重ひろしげに「東海道とうかいどう五ご十じゅう三さん次じ」を描えがかせる。

・歌川うたがわ国貞くにさだ（吹越ふきこし満みつる）
江戸えどいちばんの売うれっ子こ絵師えしで役者やくしゃ絵えと美人びじん画がを得意とくいとする。

スタッフ

・原作げんさく
梶かじよう子こ 「広重ひろしげぶるう」

・脚本きゃくほん
吉澤よしざわ智子さとこ

・演出えんしゅつ
井上いのうえ昌典まさのり

・制作せいさく統括とうかつ
佐野さの元彦もとひこ（NHKエンタープライズ）
松田まつだ裕ひろし佑たすく（松竹しょうちく）
遠藤えんどう理り史し（NHK）