第だい11回かい【3／17（日ひ）】兼けん家か（段田だんだ安則やすのり）の計画けいかくにより花山はなやま天皇てんのう（本郷ほんごう奏そう多た）が退位たいいし、為ため時じ（岸谷きしたに五朗ごろう）は再ふたたび官職かんしょくを失うしなうこととなった。まひろ（吉よし高こう由里子ゆりこ）は左大臣さだいじん家かの娘むすめ・倫子ともこ（黒木くろき華はな）に為ため時じが復職ふくしょくできるよう口添くちぞえを頼たのむが、摂政せっしょうとなった兼けん家か（段田だんだ安則やすのり）の決定けっていを覆くつがえすことはできないと断ことわられる。諦あきらめきれないまひろは兼けん家かに直訴じきそする。一方いっぽう、東三条ひがしさんじょう殿どのでは道隆みちたか（井浦いうら新しん）の嫡男ちゃくなん・伊い周しゅう（三浦みうら翔しょう平たいら）らも招まねいて宴うたげが催もよおされ、栄華えいがを極きわめようとしていた。
