舞台ぶたいはとある国くににある街まちモーストシティ。
古ふるびたビルの２Fに『月刊げっかんモー想そう科学かがく』を発行はっこうする小ちいさな出版しゅっぱん社しゃがあった。

『月刊げっかんモー想そう科学かがく』は奇想天外きそうてんがいで「も～びっくり！」な事件じけん、
科学かがく者しゃでも「も～無理むり！」なオーバーサイエンスな現象げんしょうを記事きじにしている科学かがく雑誌ざっしである。
スタッフは美人びじん編集へんしゅう長ちょうと編集へんしゅう者しゃのタロー・Ｊ・鈴木すずきだけ。
それに加くわえてアシスタントの小学生しょうがくせいジロー・田中たなかと犬いぬのサブローがいるのみだ。
編集へんしゅう部ぶはいつも空そらで、タローとジローとサブローは
同おなじビルの１Fにある喫茶きっさ『岩いわ(ロック)』に入いり浸びたっていた。

ある日ひ、科学かがく者しゃのゴロー・佐藤さとうが相談そうだんに訪おとずれたことから、奇想天外きそうてんがいな物語ものがたりが始はじまるのだった……。