累計発行部数60万部を突破した浅倉秋成の同名小説を原作にした『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)。本作で主人公の嶌衣織役を演じる浜辺美波をはじめ、波多野祥吾役の赤楚衛二、九賀蒼太役の佐野勇斗、矢代つばさ役の山下美月、森久保公彦役の倉悠貴、袴田亮役の西垣匠のメインキャスト6名が、9月7日に行われたファッションフェスタ「第39回 東京ガールズコレクション(TGC)」のスペシャルステージに登場した。
サプライズでの登壇となった6名は、満員の客席からの大歓声に応えながらセンターステージへ。この日全員で考えたという“六嘘ポーズ”を披露して観客を魅了すると、赤楚と佐野、倉、西垣が全身を使ってハートを作り、そのなかから浜辺と山下が顔をのぞかせるという“巨大ハートポーズ”でさらに会場を沸かせる。そしてランウェイを颯爽とウォーキングしながらメインステージへ移動。ウォーク中も歓声に笑顔で手を振ったり、指差しポーズをするなど、TGCのステージを満喫。
メインステージではMCであるニューヨークの2人と鷲見玲奈と共に、今作のマル秘話や“嘘”をテーマにしたトークが展開。作品の見どころや撮影の雰囲気について訊かれた赤楚は「各登場人物のキャラクターが立っていて、実際に言ってみたい、エッジの効いたセリフがある作品でした」と明かし、佐野も「シリアスなシーンが多いけど、6人とも仲が良いので楽しみながら撮影しました」と振り返る。
また、映画の内容にかけて最近ついた“嘘”を訊かれると、山下は「実は乃木坂46を卒業してから3キロ太ったんですけど、(久々に会った友人に)変わってないって言っちゃいました」と微笑ましいエピソードを披露。そして6名を代表して浜辺が「『六人の嘘つきな大学生』は、原作もすばらしいですが、映画も驚きの展開です。ぜひ観てください!」と呼びかけスペシャルステージは終了した。
宣伝活動で6名全員が揃うのは今回が初めて。久々に再会を果たしたステージの感想を訊かれた浜辺は「直前まで緊張したんですけど、みんながいてくれたのでよかったです」と安堵の表情。一方、赤楚は「ギリギリまでみんなでふざけていて、少しふざけたまま登壇したんですけど楽しかったです」と全員の仲の良さをアピールし、ここから本格的に始まる宣伝活動について「現時点で友情度100%だと思うけど、これが終わるころには200%くらいの気持ちになりたいよね。一生一緒、ズッ友みたいな!」と意気込んでいた。
また今回のイベントにあわせて、映画劇中の場面カット10点が一挙に解禁。エンタテインメント企業「スピラリンクス」へ入社するために一丸となって課題に取り組んでいた6人の就活生たちの関係性が壊れていく様子など、イベントでの和気あいあいとした様子からは想像もつかない姿や表情が切り取られている。“密室サスペンス”と“青春ミステリー”を掛け合わせた怒涛の伏線回収の末に、彼らにどんな真実が待っているのか。期待しながら公開の瞬間を待とう。
文/久保田 和馬