真木まきよう子こ、“父ちち”キム・サンホとの再会さいかいに感激かんげき！“母はは”にも「抱だきしめてもらった。会あいたい」

数々かずかずの演劇えんげき賞しょうに輝かがやいた舞台ぶたいを映画えいが化かした『焼肉やきにくドラゴン』(6月がつ22日にち公開こうかい)の一家いっか大だい集結しゅうけつ舞台ぶたい挨拶あいさつイベントが5月22日にちにTOHOシネマズ新宿しんじゅくで開催かいさいされ、真木まきよう子こ、井上いのうえ真央まお、桜庭さくらばななみ、大江おおえ晋平しんぺい、 鄭てい義信よしのぶ監督かんとくが登壇とうだん。一家いっかの父親ちちおや役やくを演えんじた韓国かんこくの名優めいゆうキム・サンホも来日らいにちを果はたし、キャスト陣じんが約やく1年ねんぶりの再会さいかいを喜よろこんだ。

本ほん作さくは昭和しょうわ40年代ねんだいの大阪おおさかを舞台ぶたいに、関西かんさいの地方ちほう都市としの一角いっかくで、ちいさな焼肉やきにく店てん「焼肉やきにくドラゴン」を営いとなむ一家いっかが強つよくたくましく生いきる姿すがたを描えがく人間にんげんドラマ。長女ちょうじょ・静しず花はな役やくの真木まきは「アボジ(お父とうさん)は場ばの盛もり上あげ役やくだった」とサンホと過すごした撮影さつえいを回顧かいこ。サンホから初はじめて教おしえてもらった韓国かんこく語ごはののしるときに使つかうスラングだったそうで、「そうやって場ばの雰囲気ふんいきを盛もり上あげてくれて、和なごやかになりました」と大おおきな笑顔えがお。サンホは「私わたしはその言葉ことばを芝居しばいで気合きあいを入いれるときに使つかうんです」と楽たのしそうに話はなしていた。

次女じじょ・梨花りか役やくの井上いのうえも「『今日きょうはみんなで行いけるかな』と朝あさからお酒さけのことを考かんがえていて、かわいかった。アボジが引ひっ張ぱってくれた。みんながひとつになれたのはアボジのおかげ」と感謝かんしゃしきり。井上いのうえによると「クランクイン初日しょにちも1軒けん目めだけのつもりが『2軒けん目めも行いこう』って。姉ねえさんに『アボジ帰かえるよ！』と言いわれていた」と真木まきにたしなめられたそうで、真木まきは「さすがに次つぎの日ひの朝あさ早はやかったので」と本当ほんとうの家族かぞくのようなやり取とりがあったという。

サンホは「日本にっぽんの撮影さつえい現場げんばは初はじめてでとても緊張きんちょうしたけれど、監督かんとくや共演きょうえん者しゃのみなさんがとてもいい環境かんきょうを作つくってくれた」とニッコリ。この日ひは欠席けっせきだったが、共演きょうえん者しゃの大泉おおいずみ洋ひろしとも仲なかよくなったそうで「本当ほんとうに愉快ゆかいな方ほう。いっぱい話はなしをしてすごく楽たのしかった」と大泉おおいずみについて語かたりつつ、「あの野郎やろう、今日きょうは別べつの仕事しごとで来こられなかった。なんだよ、会あいたかった！早はやくここに来きて！」と熱烈ねつれつアピールして会場かいじょうの笑わらいを誘さそっていた。

またサプライズとして、母親ははおや役やくを演えんじたイ・ジョンウンから手紙てがみが届とどくひと幕まくも。司会しかいが「みなさんに会あいたい想おもいでいっぱい。離はなれていても私わたしたちは家族かぞくであることを忘わすれません」と代読だいどくすると、真木まきは「本当ほんとうにオムニ(お母かあさん)が大好だいすき。自分じぶんのお母かあさんのよう。さみしくなったらイ・ジョンウンさんのところに行いって、抱だきしめてもらって、泣ないたらナデナデしてもらっていた。会あいたいです」と愛あいをあふれさせていた。

取材しゅざい・文ぶん/成田なりた おり枝えだ