第27回東京国際映画祭特別招待作品『THE NEXT GENERATION パトレイバー エピソード10:暴走!赤いレイバー』の舞台挨拶が10月24日にTOHOシネマズ日本橋で開催され、真野恵里菜、筧利夫、太田莉菜、森カンナ、押井守総監督が登壇。押井総監督が「真野ちゃんの大胆な入浴シーンなど、見どころ満載です」と笑顔でアピール。会場を盛り上げた。
本作は、人気アニメ『機動警察パトレイバー』を、完全オリジナル新作として描く実写版プロジェクトの最新話。真野は「お風呂のシーンもあって。出き上がった作品を見て、こんなにも大胆に背中を映されていたのかと。皆さんにお見せするのが恥ずかしい。ちょっとでもドキッとしてくれる方がいればいいなと思います」と照れ笑いをのぞかせていた。
押井総監督は、「普通に傑作になっている。いかがわしいことは一切やっていません。直球勝負のアクション編です」と胸を張った。また、レイバーが本格的に動く場面もあるそうで、「多分、忘れ去られていると思うけど、1話でもレイバーはちゃんと動いて撃っています」と話すと会場も大爆笑。「でも今回は魂を込めて撃つ。入魂の1発に向かって作られた映画。スタンダードな傑作になった」と続け、「田口やるじゃんと思った。もしかしたらこれがピークかもしれないけど」とエピソード10のメガホンをとった田口清隆を押井節で絶賛。再び会場の笑いを誘っていた。
またこの日は、最新話の上映と共に、日本初の4K映像とドルビーアトモスの大迫力音響で来年GWに公開する長編劇場版特別映像を披露。劇場版からの登場となる森は「謎が多い役なので、どこまで言っていいのか」とネタバレを気にしながら、「パイロットの役です。強いキャラクターなので、目を強く、口元を強くと監督に言われた。どうなっているのかはお楽しみです」と、会場の期待を膨らませていた。
エピソード10「暴走! 赤いレイバー」を含む『THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章』は11月29日(土)より公開される。【取材・文/成田おり枝】