実写版プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の初日舞台挨拶が5月1日に新宿ピカデリーで開催され、筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、田尻茂一、堀本能礼、しおつかこうへい、藤木義勝、千葉繁、森カンナ、高島礼子、押井守監督が登壇。
2014年4月より上映を開始した全7章シリーズを経て、ついに長編劇場版の公開へと到達したこの日。押井監督が「ずいぶん長い仕事になりました」と時の流れをかみしめ、「大サービスをしたつもりです。いかがだったでしょうか」と呼びかけると、会場からも大きな拍手。
「これだけいろんなものをてんこもりにした映画は初めて。意外にいつもの自分の映画になったのかなと。『パトレイバー』から離れることがなかった3年だった。これからまだまだ展開があればいいなと思っています」と続編への希望を明かし、ファンの期待を膨らませていた。
筧は「『パトレイバー』という作品は我々だけのものではありません。皆さんと一緒に育ち、熟成してまいりました!この作品を皆さまに捧げます!」とファンに向かって絶叫。
真野は「初日舞台挨拶が最後になるのかと思うとさみしい気持ちもある」と本音を吐露。特車二課のメンバーが勢ぞろいした周囲を見渡し、「こうやって出会えたメンバーはいつまでも戦友」とにっこり。
「込み上げてくるものがある」と瞳をうるませながら感無量の気持ちを明かすと、筧が「泣け!」と真野の涙を期待して、会場も大爆笑。真野は「今日は泣きません!」と涙をぐっとこらえてキュートな笑顔を見せていた。
「押井作品の大ファン」と告白したのが高島だ。ファンだけに撮影中は「どこまで頑張れるか勝負だった」という緊張と不安でNGも多かったとか。一方の押井監督も、本作の中で好きな女性を聞かれると「高島さん」と照れながらも笑顔で即答。高島は「ありがとうございます!嬉しすぎて感無量です!」と汗をかき、二人の相思相愛ぶりに会場からも大きな拍手が起きていた。【取材・文/成田おり枝】