銅どうの高騰こうとうが止とまらない　1630円えん/キロに

求もとめられる銅どう合金ごうきんの代替だいたい材ざいーＭＴＡ合金ごうきん

銅どうの需要じゅよう拡大かくだいが止とまりません。

先日せんじつ大台おおだいの1万まんドルを突破とっぱした銅どう相場そうばですが、13日にちにはさらに上昇じょうしょうし、1トン当あたり1万まん186ドルとなりました。これを受うけ国内こくないの銅どう建値たてねはキロ1630円えんに上昇じょうしょう。大変たいへんなことになってきました。

今年ことしに入はいり急上昇きゅうじょうしょうを見みせる銅どう相場そうばですが、このままいけば円えん安やすも手伝てつだい年内ねんないに1700円えん、1800円えんも見みえてきました。5年ねん前まえの2倍ばい、3倍ばいの勢いきおいです。銅どうを使用しようする製造せいぞうメーカーの悲鳴ひめいが聞きこえてきそうです。高騰こうとうの背景はいけいには中国ちゅうごくの1兆ちょう元げんの資金しきん投下とうかがあるようです。しかし根本こんぽん的てきには銅どうの代替だいたい材ざいがない、というところが大おおきいのではないでしょうか。

※24/5/15 ブルームバーグ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-13/SDG0T4T0AFB400

代替だいたい材ざいといえば銅どうをアルミで代替だいたいする動うごきが流行はやっている感かんがありますが、アルミは強度きょうど・硬度こうどの面めんで限界げんかいがあります。アルミやアルミ合金ごうきんが銅どうや銅どう合金ごうきんの代替だいたいとして使つかえる分野ぶんやは良よいのですが、やはり銅どうを使つかわざるを得えない、銅どうから脱却だっきゃくできない（面倒めんどうなので代かえない）といった製造せいぞうメーカーが日本にっぽんや世界中せかいじゅうにはまだまだたくさんあるのも事実じじつです。現状げんじょうの予想よそうでは世界せかい規模きぼで銅どうの使用しよう量りょうは今後こんごもまだまだ増ふえ続つづけ、2050年ねんには銅どうが枯渇こかつするという国連こくれん予測よそくも危機きき感かんを抱いだかせる契機けいきとなっています。

少すこし古ふるい記事きじですが朝日新聞あさひしんぶんのＧlobe＋サイトに「休眠きゅうみんする銅どうの鉱山こうざんを復活ふっかつさせるベンチャー企業きぎょう」が掲載けいさいされています。2050年ねんに銅どうが世界せかいで年間ねんかん5000万まんトン必要ひつようであり、供給きょうきゅうが追おい付つかないことから各国かっこくが銅どうの争奪そうだつ戦せんを繰くり広ひろげているという内容ないようです。

※Ｇlobe＋の記事きじはこちら

https://globe.asahi.com/article/15006386

今後こんごインドやアフリカなどの発展はってんに伴ともない、この先さきも銅どうの需要じゅようが世界中せかいじゅうで止とまらないのは確実かくじつです。高騰こうとうし続つづける銅どうは、2030年ねんには3000円えん／キロと予想よそうする機関きかんもあります。銅どうが3000円えんとなると銅どう合金ごうきんの価格かかくも連動れんどうして上あがり、銅どうや銅どう合金ごうきんの線せんや棒ぼう、粉末ふんまつといった形状けいじょう加工かこう品ひんも益々ますます値上ねあげがることを意味いみします。当然とうぜんその値上ねあがり分ぶんは最終さいしゅう的てきには製品せいひんに転嫁てんかされますので、身みの回まわりの製品せいひん、例たとえば電化でんか製品せいひんやパソコン、スマホ、EV自動車じどうしゃなど銅どうを使つかった製品せいひんや電線でんせん、風力ふうりょく発電はつでんなどを使つかうエネルギーなどが軒並のきなみ値上ねあがりすることになります。脱だつ炭素たんそを目指めざす社会しゃかいにとって銅どうの値上ねあげはある意味いみ必然ひつぜんではあるものの「根本こんぽん的てきな対策たいさくが無ない」というのも大おおきな課題かだいです。

さて、この記事きじでは今後こんご世界せかいがとるべき道みちはなにか？として英えいシンクタンクが４よっつの提言ていげんをしていますが、残念ざんねんながら大事だいじな項目こうもくが抜ぬけ落おちていました。それは「銅どうの代替だいたい材ざいを作つくる」「代替だいたい材ざいを使用しようしていく」というものです。先さきに出でたアルミ合金ごうきんもその一いち例れいです。

MTA合金ごうきんは鉄てつと銅どうを合金ごうきん化かする技術ぎじゅつを有ゆうしています。弊社へいしゃが製造せいぞうする鉄てつ銅どう合金ごうきんは鉄てつがメインでありながら銅どうの性能せいのうも持もつという、いわば魔法まほうの合金ごうきんです。たとえば従来じゅうらいの銅どう合金ごうきんを鉄てつを使つかって再現さいげんする、あるいはステンレスに銅どうを加くわえるなど全まったく新あたらしい銅どう合金ごうきんの開発かいはつなども行おこなっております。今後こんごこの鉄てつ銅どう合金ごうきんを様々さまざまな銅どう合金ごうきんの代替だいたい材ざいとして広ひろがっていくことで、限かぎりある資源しげんである「銅どう」を適材適所てきざいてきしょに配分はいぶんすることが可能かのうとなっていくと考かんがえております。

ＭＴＡは鉄てつから造つくる銅どう合金ごうきん「鉄てつ銅どう合金ごうきん」で世界せかいのＳＤＧｓに貢献こうけんして参まいります。