蟲むし師し 続ぞく章あきら

各かく話はなし一覧いちらん

• 00:23:50

  第だい一いち話わ 野末のずえの宴うたげ(のずえのうたげ)

  255円えん

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  あらすじをみる 地中ちちゅう深ふかく流ながれる光ひかり──生命せいめいの素そたる"光ひかり酒しゅ"。 それが世よの生命せいめい達たちに与あたえる影響えいきょうを知しらずに扱あつかった男おとこがいた。 他意たいなき故ゆえの危あやうさが何なにかを引ひき起おこす前まえに、蟲むし師しが追おう。
  あらすじをみる 地中ちちゅう深ふかく流ながれる光ひかり──生命せいめいの素そたる"光ひかり酒しゅ"。 それが世よの生命せいめい達たちに与あたえる影響えいきょうを知しらずに扱あつかった男おとこがいた。 他意たいなき故ゆえの危あやうさが何なにかを引ひき起おこす前まえに、蟲むし師しが追おう。
• 00:23:50

  第だい二に話わ 囀さえずる貝かい(さえずるかい)」

  255円えん

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  あらすじをみる 貝殻かいがらに耳みみをあて、聞きこえてきたのは──鳥とりの声こえ。 幾年いくとせも前まえの悲劇ひげきが癒いえぬままの漁村ぎょそんで、妖あやしき"蟲むし"が凶兆きょうちょうを示しめす。 異形いぎょうのモノが告つげる異変いへん、ヒトにとってそれは──。
  あらすじをみる 貝殻かいがらに耳みみをあて、聞きこえてきたのは──鳥とりの声こえ。 幾年いくとせも前まえの悲劇ひげきが癒いえぬままの漁村ぎょそんで、妖あやしき"蟲むし"が凶兆きょうちょうを示しめす。 異形いぎょうのモノが告つげる異変いへん、ヒトにとってそれは──。
• 00:23:50

  第だい三さん話わ 雪ゆきの下した(ゆきのした)

  255円えん

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  あらすじをみる その男おとこの頭上ずじょうには、常つねに雪ゆきが舞まっている。 凍こごえる事ことも無なく平然へいぜんとする男おとこを支配しはいするものは、決けっして拭ぬぐい去されない記憶きおく──妹いもうとと共ともにした冬ふゆの想おもい出で。
  あらすじをみる その男おとこの頭上ずじょうには、常つねに雪ゆきが舞まっている。 凍こごえる事ことも無なく平然へいぜんとする男おとこを支配しはいするものは、決けっして拭ぬぐい去されない記憶きおく──妹いもうとと共ともにした冬ふゆの想おもい出で。
• 00:23:50

  第だい四よん話わ 夜よるを撫なでる手て(よるをなでるて)

  255円えん

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  あらすじをみる 夜よるの山中さんちゅう、道具どうぐひとつ使つかわずに狩かりをする者ものがあった。 己おのれの意いのままに生命せいめいを摘つみ取とり弄もてあそぶ"それ"は──"ヒト"と"蟲むし"の境さかいに在ある、脆弱ぜいじゃくなる"モノ"。
  あらすじをみる 夜よるの山中さんちゅう、道具どうぐひとつ使つかわずに狩かりをする者ものがあった。 己おのれの意いのままに生命せいめいを摘つみ取とり弄もてあそぶ"それ"は──"ヒト"と"蟲むし"の境さかいに在ある、脆弱ぜいじゃくなる"モノ"。
• 00:23:50

  第だい五ご話わ 鏡きょうが淵ふち(かがみがふち)

  255円えん

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  あらすじをみる 覗のぞき込こんだ水面すいめんに映うつったのは誰だれ、或あるいは何なに──。 虚きょと実みが溶とけ合あう時とき、己おのれで在あり続つづける術じゅつを悟さとり得えるのは、この世よに生せいを刻きざむ己おのれのみ。
  あらすじをみる 覗のぞき込こんだ水面すいめんに映うつったのは誰だれ、或あるいは何なに──。 虚きょと実みが溶とけ合あう時とき、己おのれで在あり続つづける術じゅつを悟さとり得えるのは、この世よに生せいを刻きざむ己おのれのみ。
• 00:23:45

  第だい六ろく話わ 花はな惑まどい(はなまどい)

  255円えん

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  あらすじをみる 枝えだ先さきに溢あふれる無数むすうの彩いろどりは、ヒトを魅了みりょうする春はるの美景びけい。 それを欲ほっして止やまぬ者ものは、いつしか禁忌きんきに歩あゆみ寄よる。 儚はかなき花はな──咲さき誇ほこるは誰だれが為ために。
  あらすじをみる 枝えだ先さきに溢あふれる無数むすうの彩いろどりは、ヒトを魅了みりょうする春はるの美景びけい。 それを欲ほっして止やまぬ者ものは、いつしか禁忌きんきに歩あゆみ寄よる。 儚はかなき花はな──咲さき誇ほこるは誰だれが為ために。
• 00:23:50

  第だい七なな話わ 日び照てる雨あめ(ひてるあめ)

  255円えん

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  あらすじをみる その女おんなは、雨あめを告つげながら旅たびをする。 蒼天そうてんから注そそぐ雫しずくが呼よび起おこす女おんなの過去かこ──それは幾いく粒つぶの涙なみだでも償つぐなえぬ数奇すうきな巡めぐり合あわせ。
  あらすじをみる その女おんなは、雨あめを告つげながら旅たびをする。 蒼天そうてんから注そそぐ雫しずくが呼よび起おこす女おんなの過去かこ──それは幾いく粒つぶの涙なみだでも償つぐなえぬ数奇すうきな巡めぐり合あわせ。
• 00:23:50

  第だい八はち話わ 風巻かざまき立たつ(しまきたつ)

  255円えん

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  あらすじをみる 凪なぎの海うみで帆ほを揺ゆらす船ふね。 意いのままに”蟲むし”を操あやつり風ふうを呼よぶ危あやうき少年しょうねんは、己おのれが為ために往ゆく──心しんに地平ちへいを見みる為ために。
  あらすじをみる 凪なぎの海うみで帆ほを揺ゆらす船ふね。 意いのままに”蟲むし”を操あやつり風ふうを呼よぶ危あやうき少年しょうねんは、己おのれが為ために往ゆく──心しんに地平ちへいを見みる為ために。
• 00:23:50

  第だい九きゅう話わ 潮しおわく谷たに(うしおわくたに)

  255円えん

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  あらすじをみる 雪ゆきの時節じせつも青々あおあおと実みのりをたたえる里さと。 眠ねむりにつく事ことすら無なく農事のうじに精せいを出だす男おとこは、その脈動みゃくどうと共ともに何なにかを刻きざみ続つづける。 家族かぞくが生いきる地ちの為ために、そして己おのれの血ちが為ために──。
  あらすじをみる 雪ゆきの時節じせつも青々あおあおと実みのりをたたえる里さと。 眠ねむりにつく事ことすら無なく農事のうじに精せいを出だす男おとこは、その脈動みゃくどうと共ともに何なにかを刻きざみ続つづける。 家族かぞくが生いきる地ちの為ために、そして己おのれの血ちが為ために──。
• 00:23:45

  第だい十じゅう話わ 冬ふゆの底そこ(ふゆのそこ)

  255円えん

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  あらすじをみる 春はるの訪おとずれを拒こばむ山やまがあった。 降ふり止やまぬ雪ゆき、冬眠とうみんから目覚めざめぬ生命せいめい達たち。 それは山やまのヌシ自みずからの意思いし──死しを待まつが如しく。
  あらすじをみる 春はるの訪おとずれを拒こばむ山やまがあった。 降ふり止やまぬ雪ゆき、冬眠とうみんから目覚めざめぬ生命せいめい達たち。 それは山やまのヌシ自みずからの意思いし──死しを待まつが如しく。
• 00:23:56

  特別とくべつ編へん 棘とげのみち(おどろのみち) 前編ぜんぺん

  255円えん

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  あらすじをみる 洞ほらから闇やみが溢あふれたならば、ヒトと蟲むしとの境さかいは溶とける。 やがて生命せいめい達たちは”死し”を奪うばわれ、理りさえも崩くずれ去ざり──在あり方かたを違ちがえた世よが開ひらく。 かの道みちに潜ひそむは禍々まがまがしき異形いぎょう、或あるいはヒトがヒトである故ゆえに宿やどした禁忌きんき。
  あらすじをみる 洞ほらから闇やみが溢あふれたならば、ヒトと蟲むしとの境さかいは溶とける。 やがて生命せいめい達たちは”死し”を奪うばわれ、理りさえも崩くずれ去ざり──在あり方かたを違ちがえた世よが開ひらく。 かの道みちに潜ひそむは禍々まがまがしき異形いぎょう、或あるいはヒトがヒトである故ゆえに宿やどした禁忌きんき。
• 00:23:57

  特別とくべつ編へん 棘とげのみち(おどろのみち) 後編こうへん

  255円えん

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  あらすじをみる 洞ほらから闇やみが溢あふれたならば、ヒトと蟲むしとの境さかいは溶とける。 やがて生命せいめい達たちは”死し”を奪うばわれ、理りさえも崩くずれ去ざり──在あり方かたを違ちがえた世よが開ひらく。 かの道みちに潜ひそむは禍々まがまがしき異形いぎょう、或あるいはヒトがヒトである故ゆえに宿やどした禁忌きんき。
  あらすじをみる 洞ほらから闇やみが溢あふれたならば、ヒトと蟲むしとの境さかいは溶とける。 やがて生命せいめい達たちは”死し”を奪うばわれ、理りさえも崩くずれ去ざり──在あり方かたを違ちがえた世よが開ひらく。 かの道みちに潜ひそむは禍々まがまがしき異形いぎょう、或あるいはヒトがヒトである故ゆえに宿やどした禁忌きんき。
• 00:23:50

  第だい十じゅう一いち話わ 草くさの茵しとね(くさのしとね)

  255円えん

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  あらすじをみる それは何処どこであったか、何なん時じであったか。 白しろき髪かみと緑みどりの目めを持もつ少年しょうねんは、世よと生命せいめいの“理り”を──そして己おのれが居いるべき処しょを照てらす光ひかりを知しった。
  あらすじをみる それは何処どこであったか、何なん時じであったか。 白しろき髪かみと緑みどりの目めを持もつ少年しょうねんは、世よと生命せいめいの“理り”を──そして己おのれが居いるべき処しょを照てらす光ひかりを知しった。
• 00:23:50

  第だい十じゅう二に話わ 香かおる闇やみ(かおるやみ)

  255円えん

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  あらすじをみる 遠とおい記憶きおくに残のこるのは、幾年いくとせも先さきに訪おとずれるはずの春はる。 かの匂においを知しる者ものは、未いまだそれを知しらぬ己おのれのみ。 この世よが現げんでないならば、重かさねた歳月さいげつは誰だれの為ため──。
  あらすじをみる 遠とおい記憶きおくに残のこるのは、幾年いくとせも先さきに訪おとずれるはずの春はる。 かの匂においを知しる者ものは、未いまだそれを知しらぬ己おのれのみ。 この世よが現げんでないならば、重かさねた歳月さいげつは誰だれの為ため──。
• 00:23:50

  第だい十じゅう三さん話わ 残のこり紅べに(のこりべに)

  255円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる 昼ひるでも夜よるでもない、不確ふたしかな刻こく──夕暮ゆうぐれ。 地ちに長ながく延のびたふたつの人影ひとかげが重かさなる時とき、永ながく眠ねむっていた闇やみが目めを醒さます。
  あらすじをみる 昼ひるでも夜よるでもない、不確ふたしかな刻こく──夕暮ゆうぐれ。 地ちに長ながく延のびたふたつの人影ひとかげが重かさなる時とき、永ながく眠ねむっていた闇やみが目めを醒さます。
• 00:23:50

  第だい十じゅう四よん話わ 隠こもり江こう(こもりえ)

  255円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる この世よにはヒト知しれぬ水路すいろが在ある。時ときにヒトは意識いしきを任まかせ、望のぞむ相手あいてへの路みちを辿たどり──そして互たがいが、同時どうじに想おもう。
  あらすじをみる この世よにはヒト知しれぬ水路すいろが在ある。時ときにヒトは意識いしきを任まかせ、望のぞむ相手あいてへの路みちを辿たどり──そして互たがいが、同時どうじに想おもう。
• 00:23:50

  第だい十じゅう五ご話わ 光こうの緒いとぐち(ひかりのお)

  255円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる 寄よる辺べなき少年しょうねんの心しんが見上みあげる空そらは、求もとめども触ふれられぬ温ぬくもり。 時ときにヒトは、五識ごしきを超こえて感応かんおうする──生命せいめい達たちの眩まばゆき息吹いぶきに、己おのれを包つつむ輝かがやきに。
  あらすじをみる 寄よる辺べなき少年しょうねんの心しんが見上みあげる空そらは、求もとめども触ふれられぬ温ぬくもり。 時ときにヒトは、五識ごしきを超こえて感応かんおうする──生命せいめい達たちの眩まばゆき息吹いぶきに、己おのれを包つつむ輝かがやきに。
• 00:23:50

  第だい十じゅう六ろく話わ 壷つぼ天てんの星ほし(こてんのほし)

  255円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる 輝かがやきひとつ見みえぬ夜空よぞら、しかし頭上ずじょうにのみ散ちらばる幾多いくたの星ほし。 独ひとり、少女しょうじょは見上みあげていた──異質いしつな闇やみと懐なつかしき光ひかりを。
  あらすじをみる 輝かがやきひとつ見みえぬ夜空よぞら、しかし頭上ずじょうにのみ散ちらばる幾多いくたの星ほし。 独ひとり、少女しょうじょは見上みあげていた──異質いしつな闇やみと懐なつかしき光ひかりを。
• 00:23:50

  第だい十じゅう七なな話わ 水すい碧あおむ(みずあおむ)

  255円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる 水みずに誘さそわれながら、そして自みずからも水みずを欲ほっしながら──少年しょうねんは脈動みゃくどうを刻きざむ。 胎内たいないでの記憶きおくに呼よばれたかのように、しかし彷徨ほうこううように。
  あらすじをみる 水みずに誘さそわれながら、そして自みずからも水みずを欲ほっしながら──少年しょうねんは脈動みゃくどうを刻きざむ。 胎内たいないでの記憶きおくに呼よばれたかのように、しかし彷徨ほうこううように。
• 00:23:50

  第だい十じゅう八はち話わ 雷かみなりの袂たもと(いかずちのたもと)

  255円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる 叶かなわぬ願ねがい、通つうじぬ想おもい──やがてヒトは道標どうひょうを探さがす。 空そらを分わかつ閃光せんこうでさえも照てらせぬ、鈍にぶく沈しずんだ闇やみの中なかに。
  あらすじをみる 叶かなわぬ願ねがい、通つうじぬ想おもい──やがてヒトは道標どうひょうを探さがす。 空そらを分わかつ閃光せんこうでさえも照てらせぬ、鈍にぶく沈しずんだ闇やみの中なかに。