神様かみさま、もう少すこしだけ

各かく話はなし一覧いちらん

• 00:58:16

  #1 命いのちを懸かけた恋こいが今いま始はじまる・・・ エイズウイルス感染かんせんの告知こくち

  330円えん

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  あらすじをみる 「啓吾けいご!啓吾けいご!」。熱狂ねっきょう的てきなコールを浴あびても、人生じんせいに満みたされないものを感かんじる啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は無む感動かんどうだった。サラリーマンや若者わかもの、ルーズソックスの女子高じょしこう生せいらが行いき交かう東京とうきょう・渋谷しぶやの街まち。トイレで着替きがえ、化粧けしょうする女子高じょしこう生せいらのなかに真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)がいた。真生まさおは、そんな周囲しゅういに最近さいきんついて行いけなさを感かんじてもいた。真生まさおにとって啓吾けいごはカリスマ的てき存在そんざいだった。その啓吾けいごがプロデュースする歌手かしゅ・カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)のCDをCDショップで見みつけた真生まさおは、視聴しちょう用ようCDをちょっとイイ仲なかのイサム(加藤かとう晴彦はるひこ)に聞きかせる。その頃ころ、啓吾けいごはコンサートのリハーサル中ちゅうだった。気きに入いらない演奏えんそうをしたギタリストを怒鳴どなりつけ、啓吾けいごはワンマンそのもの。だが、啓吾けいごは心しんの空むなしさを埋うめるため、傲慢ごうまんに振ふる舞まっていた・・・。 【58分ふん】
  あらすじをみる 「啓吾けいご!啓吾けいご!」。熱狂ねっきょう的てきなコールを浴あびても、人生じんせいに満みたされないものを感かんじる啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は無む感動かんどうだった。サラリーマンや若者わかもの、ルーズソックスの女子高じょしこう生せいらが行いき交かう東京とうきょう・渋谷しぶやの街まち。トイレで着替きがえ、化粧けしょうする女子高じょしこう生せいらのなかに真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)がいた。真生まさおは、そんな周囲しゅういに最近さいきんついて行いけなさを感かんじてもいた。真生まさおにとって啓吾けいごはカリスマ的てき存在そんざいだった。その啓吾けいごがプロデュースする歌手かしゅ・カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)のCDをCDショップで見みつけた真生まさおは、視聴しちょう用ようCDをちょっとイイ仲なかのイサム(加藤かとう晴彦はるひこ)に聞きかせる。その頃ころ、啓吾けいごはコンサートのリハーサル中ちゅうだった。気きに入いらない演奏えんそうをしたギタリストを怒鳴どなりつけ、啓吾けいごはワンマンそのもの。だが、啓吾けいごは心しんの空むなしさを埋うめるため、傲慢ごうまんに振ふる舞まっていた・・・。 【58分ふん】
• 00:47:16

  #2 好すき・・・貴方あなたが命いのちを奪うばったとしても

  330円えん

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  あらすじをみる 「HIV感染かんせん」、「エイズ」。真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)の頭あたまの中なかは、医師いし・平塚ひらつか(伊い佐山さやまひろ子こ)の言葉ことばが巡めぐっていた。「まさか!」「死しぬ!」。真生まさおは虚うつろな足取あしどりで病院びょういんを出でてきた。その頃ころ啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は、約束やくそくの時間じかんが過すぎても現あらわれない真生まさおにがっかりしていた。やっと家いえにたどり着ついた真生まさお。だが、誰だれもいない。ひとりぼっちの真生まさお。麻美あさみ(矢沢やざわ心しん)に呼よび出だされクラブ・セナで仲間なかまたちと合流ごうりゅうした真生まさおは、一人ひとり落おち込こんでいた。エイズ撲滅ぼくめつキャンペーンコンサートに啓吾けいごが出演しゅつえんすることを知しった誰だれかが「一番いちばん危あぶないのは啓吾けいごじゃない?」の一言ひとことに、真生まさおはハッ!。真生まさおは店みせを飛とび出だし、啓吾けいごが収録しゅうろくのためにいるテレビ局てれびきょくへ・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 「HIV感染かんせん」、「エイズ」。真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)の頭あたまの中なかは、医師いし・平塚ひらつか(伊い佐山さやまひろ子こ)の言葉ことばが巡めぐっていた。「まさか!」「死しぬ!」。真生まさおは虚うつろな足取あしどりで病院びょういんを出でてきた。その頃ころ啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は、約束やくそくの時間じかんが過すぎても現あらわれない真生まさおにがっかりしていた。やっと家いえにたどり着ついた真生まさお。だが、誰だれもいない。ひとりぼっちの真生まさお。麻美あさみ(矢沢やざわ心しん)に呼よび出だされクラブ・セナで仲間なかまたちと合流ごうりゅうした真生まさおは、一人ひとり落おち込こんでいた。エイズ撲滅ぼくめつキャンペーンコンサートに啓吾けいごが出演しゅつえんすることを知しった誰だれかが「一番いちばん危あぶないのは啓吾けいごじゃない?」の一言ひとことに、真生まさおはハッ!。真生まさおは店みせを飛とび出だし、啓吾けいごが収録しゅうろくのためにいるテレビ局てれびきょくへ・・・。 【47分ふん】
• 00:47:04

  #3 生いきている・・・その喜よろこびと悲かなしみよ

  330円えん

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  あらすじをみる 真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は二に度目どめのHIV検査けんさもクロだった。一方いっぽう、ある女性じょせいの死しからいつ死しんでもいいと思おもう啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)だったが、真生まさおからHIVに感染かんせんしていると聞きかされ、死しに対たいして真正面ましょうめんに向むき合あうことになった。イサム(加藤かとう晴彦はるひこ)に二に度目どめもクロだったと知しらせに行いったことから、真生まさおがHIVに感染かんせんしていることをイサムの今いまの恋人こいびと・香奈かな(田中たなか有紀美ゆきみ)が知しる。真生まさおは自分じぶんがHIVに感染かんせんしていることを知しっても、変かわらないイサムに心しんを和なごませるのだった。イサムに見みせられたカヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)のファンクラブの会報かいほうで、真生まさおは自分じぶんにHIVを移うつした男おとこを見みつけ、その男おとこを探さがし始はじめた。しかし、男おとこは仕事しごとを辞やめ住所じゅうしょも移うつし、居所きょしょが分わからない・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は二に度目どめのHIV検査けんさもクロだった。一方いっぽう、ある女性じょせいの死しからいつ死しんでもいいと思おもう啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)だったが、真生まさおからHIVに感染かんせんしていると聞きかされ、死しに対たいして真正面ましょうめんに向むき合あうことになった。イサム(加藤かとう晴彦はるひこ)に二に度目どめもクロだったと知しらせに行いったことから、真生まさおがHIVに感染かんせんしていることをイサムの今いまの恋人こいびと・香奈かな(田中たなか有紀美ゆきみ)が知しる。真生まさおは自分じぶんがHIVに感染かんせんしていることを知しっても、変かわらないイサムに心しんを和なごませるのだった。イサムに見みせられたカヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)のファンクラブの会報かいほうで、真生まさおは自分じぶんにHIVを移うつした男おとこを見みつけ、その男おとこを探さがし始はじめた。しかし、男おとこは仕事しごとを辞やめ住所じゅうしょも移うつし、居所きょしょが分わからない・・・。 【47分ふん】
• 00:46:54

  #4 最後さいごの愛あいを失うしなった時とき少女しょうじょは・・・

  330円えん

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  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)がHIVに感染かんせんしていないことを真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は知しり、安心あんしんすると同時どうじに、啓吾けいごは健康けんこうな“別世界べっせかいの人ひと"と、気持きもちを吹ふっ切きるように啓吾けいごの部屋へやを出でてきた。その帰かえり道みち、HIVを移うつした青年せいねんを真しん生せいは偶然ぐうぜん街がいで見みつけ、後ごを追おった。青年せいねん・野口のぐち(永堀ながほり剛つよし敏さとし)はうらぶれたアパートに一人ひとり住すんでいた。「知しってたの?」と食くってかかる真しん生せいに、HIV感染かんせんのせいで体力たいりょくが低下ていかしている野口のぐちは、入院にゅういんして知しり、郷里きょうりの両親りょうしんにも話はなせず、仕事しごとを辞やめ、貯金ちょきんを取とり崩くずしながら生活せいかつしている、と真生まさおに告つげるのだった。野口のぐちの孤独こどくな生活せいかつに、真生まさおはいたたまれなくなる。その頃ころ、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)は、偶然ぐうぜん真生まさおの教科書きょうかしょを見みて、真生まさおの異変いへんに気付きづいた。帰かえった真生まさおを問とい詰つめる弥栄子やえこに「自分じぶんも外そとに男おとこを作つくって」と真生まさお。弥栄子やえこに動揺どうようが走はしる・・・。 【46分ふん】
  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)がHIVに感染かんせんしていないことを真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は知しり、安心あんしんすると同時どうじに、啓吾けいごは健康けんこうな“別世界べっせかいの人ひと"と、気持きもちを吹ふっ切きるように啓吾けいごの部屋へやを出でてきた。その帰かえり道みち、HIVを移うつした青年せいねんを真しん生せいは偶然ぐうぜん街がいで見みつけ、後ごを追おった。青年せいねん・野口のぐち(永堀ながほり剛つよし敏さとし)はうらぶれたアパートに一人ひとり住すんでいた。「知しってたの?」と食くってかかる真しん生せいに、HIV感染かんせんのせいで体力たいりょくが低下ていかしている野口のぐちは、入院にゅういんして知しり、郷里きょうりの両親りょうしんにも話はなせず、仕事しごとを辞やめ、貯金ちょきんを取とり崩くずしながら生活せいかつしている、と真生まさおに告つげるのだった。野口のぐちの孤独こどくな生活せいかつに、真生まさおはいたたまれなくなる。その頃ころ、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)は、偶然ぐうぜん真生まさおの教科書きょうかしょを見みて、真生まさおの異変いへんに気付きづいた。帰かえった真生まさおを問とい詰つめる弥栄子やえこに「自分じぶんも外そとに男おとこを作つくって」と真生まさお。弥栄子やえこに動揺どうようが走はしる・・・。 【46分ふん】
• 00:47:13

  #5 こころ開ひらいてご覧らん・・・君くんは一人ひとりじゃない

  330円えん

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  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)がカヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)とキス。母はは、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)の不倫ふりん。再ふたたび孤独こどくの中なかに突つき落おとされた真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は、轟音ごうおんを立たて走はしる電車でんしゃに、ふらふらと向むかっていった。その真生まさおを、間一髪かんいっぱつイサム(加藤かとう晴彦はるひこ)が救すくった。リサ(宮沢みやざわりえ)への思おもいが残のこる啓吾けいごは新曲しんきょくができず窮地きゅうちに立たっていた。真生まさおの事故じこが、自殺じさつ未遂みすいと知しり、病院びょういんに駆かけ付つけた義郎よしお(平田ひらた満みつる)や弥栄子やえこは心中しんちゅうの穏おだやかでない。病院びょういんのベットで目覚めざめた真生まさおは、そんな両親りょうしんに捨すて鉢ばちに「自分じぶんはエイズだ」と宣言せんげんする。義郎よしお、弥栄子やえこ、弟おとうとの悟さとる(佐々木ささき和徳かずのり)は呆然ぼうぜん。原因げんいんはセックスと続つづける真生まさおに、義郎よしおは怒いかりを爆発ばくはつさせた・・・。 【46分ふん】
  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)がカヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)とキス。母はは、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)の不倫ふりん。再ふたたび孤独こどくの中なかに突つき落おとされた真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は、轟音ごうおんを立たて走はしる電車でんしゃに、ふらふらと向むかっていった。その真生まさおを、間一髪かんいっぱつイサム(加藤かとう晴彦はるひこ)が救すくった。リサ(宮沢みやざわりえ)への思おもいが残のこる啓吾けいごは新曲しんきょくができず窮地きゅうちに立たっていた。真生まさおの事故じこが、自殺じさつ未遂みすいと知しり、病院びょういんに駆かけ付つけた義郎よしお(平田ひらた満みつる)や弥栄子やえこは心中しんちゅうの穏おだやかでない。病院びょういんのベットで目覚めざめた真生まさおは、そんな両親りょうしんに捨すて鉢ばちに「自分じぶんはエイズだ」と宣言せんげんする。義郎よしお、弥栄子やえこ、弟おとうとの悟さとる(佐々木ささき和徳かずのり)は呆然ぼうぜん。原因げんいんはセックスと続つづける真生まさおに、義郎よしおは怒いかりを爆発ばくはつさせた・・・。 【46分ふん】
• 00:47:14

  #6 生いきるための闘たたかい・・・勇気ゆうきを下ください

  330円えん

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  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)の新曲しんきょくをリリースしてくれる会社かいしゃはなかなか見みつからなかった。真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)との付つき合あいを嗅かぎ回まわるマスコミも気きになる啓吾けいご。一方いっぽう、真生まさおは治療ちりょうを受うける気きになり病院びょういんへ。「生いきる目標もくひょうを持もつことは、感染かんせんとは関係かんけいないはず」。医師いし・平塚ひらつか(伊い佐山さやまひろ子こ)の言葉ことばが心しんに突つき刺ささり、苦悩くのうしてきた真生まさおに生いきる力ちからが湧わいてきた。病院びょういんの帰かえり、CDショップに寄よった真生まさおは、麻美あさみ(矢沢やざわ心しん)らにばったり。気きまずさを感かんじる真生まさおに「謝あやまりたかった」と麻美あさみが駆かけ寄よってきた。家いえでは、義郎よしお(平田ひらた満みつる)と弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)が険悪けんあくなムード。「彼かれとは別わかれた。今いま、あの子こを本気ほんきで支ささえられるのは私わたしたちしかいない」。弥栄子やえこの話はなしを、立たち聞ぎきした真生まさおは胸むねが熱あつくなった。意いを決けっし学校がっこうへ通かよい始はじめた真生まさお。登校とうこうすると、真生まさおへのイジメは続つづいていたが、麻美あさみが「ガキっぽいこといい加減かげんによしたら」とクラスメートに向むかって言いってくれ、真生まさおを庇かばう・・・。 【46分ふん】
  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)の新曲しんきょくをリリースしてくれる会社かいしゃはなかなか見みつからなかった。真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)との付つき合あいを嗅かぎ回まわるマスコミも気きになる啓吾けいご。一方いっぽう、真生まさおは治療ちりょうを受うける気きになり病院びょういんへ。「生いきる目標もくひょうを持もつことは、感染かんせんとは関係かんけいないはず」。医師いし・平塚ひらつか(伊い佐山さやまひろ子こ)の言葉ことばが心しんに突つき刺ささり、苦悩くのうしてきた真生まさおに生いきる力ちからが湧わいてきた。病院びょういんの帰かえり、CDショップに寄よった真生まさおは、麻美あさみ(矢沢やざわ心しん)らにばったり。気きまずさを感かんじる真生まさおに「謝あやまりたかった」と麻美あさみが駆かけ寄よってきた。家いえでは、義郎よしお(平田ひらた満みつる)と弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)が険悪けんあくなムード。「彼かれとは別わかれた。今いま、あの子こを本気ほんきで支ささえられるのは私わたしたちしかいない」。弥栄子やえこの話はなしを、立たち聞ぎきした真生まさおは胸むねが熱あつくなった。意いを決けっし学校がっこうへ通かよい始はじめた真生まさお。登校とうこうすると、真生まさおへのイジメは続つづいていたが、麻美あさみが「ガキっぽいこといい加減かげんによしたら」とクラスメートに向むかって言いってくれ、真生まさおを庇かばう・・・。 【46分ふん】
• 00:47:05

  #7 好すきじゃなきゃ、生いきていけない

  330円えん

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  あらすじをみる 薬くすりの副作用ふくさようが、真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)に出で始はじめた。一方いっぽう啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は、真生まさおとの関係かんけいがマスコミに取とり沙汰ざたされ、新曲しんきょく発売はつばいが頓挫とんざ、その上うえ、真生まさおが受うけた取材しゅざいがもとで、週刊しゅうかん誌しに2人ふたりの関係かんけいが興味きょうみ本位ほんいに取とり上あげられ、所属しょぞく事務所じむしょにもいられなくなる。真生まさおがHIV感染かんせんを宣言せんげんしたことを、父ちち・義郎よしお(平田ひらた満みつる)は「病気びょうきと戦たたかうことと、言いいふらすことは違ちがうんだ!」と、真生まさおを強つよく叱しかった。悟さとる(佐々木ささき和徳かずのり)が自分じぶんのせいでかつ上あげされるのを目撃もくげきした真生まさおは、心しんからすまないことをしたと思おもうのだった。窮地きゅうちに立たった啓吾けいごは、アメリカで出直でなおす覚悟かくごを固かためた。そんな啓吾けいごに、カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)は未練みれんがましく迫せまるが、啓吾けいごは相手あいてにしない。真生まさおも週刊しゅうかん誌しを読よみ、啓吾けいごや家族かぞくにかけた迷惑めいわくに心苦こころぐるしい。そんな真生まさおを弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)は「好すきな人ひとがいて良よかった。その気持きもちを大切たいせつにして」と励はげますが、立たち聞ぎきした義郎よしおは愛人あいじんとの関係かんけいのことと誤解ごかいし、家いえを出でる。真生まさおのHIV感染かんせんは家庭かてい崩壊ほうかいを招まねくことに・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 薬くすりの副作用ふくさようが、真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)に出で始はじめた。一方いっぽう啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は、真生まさおとの関係かんけいがマスコミに取とり沙汰ざたされ、新曲しんきょく発売はつばいが頓挫とんざ、その上うえ、真生まさおが受うけた取材しゅざいがもとで、週刊しゅうかん誌しに2人ふたりの関係かんけいが興味きょうみ本位ほんいに取とり上あげられ、所属しょぞく事務所じむしょにもいられなくなる。真生まさおがHIV感染かんせんを宣言せんげんしたことを、父ちち・義郎よしお(平田ひらた満みつる)は「病気びょうきと戦たたかうことと、言いいふらすことは違ちがうんだ!」と、真生まさおを強つよく叱しかった。悟さとる(佐々木ささき和徳かずのり)が自分じぶんのせいでかつ上あげされるのを目撃もくげきした真生まさおは、心しんからすまないことをしたと思おもうのだった。窮地きゅうちに立たった啓吾けいごは、アメリカで出直でなおす覚悟かくごを固かためた。そんな啓吾けいごに、カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)は未練みれんがましく迫せまるが、啓吾けいごは相手あいてにしない。真生まさおも週刊しゅうかん誌しを読よみ、啓吾けいごや家族かぞくにかけた迷惑めいわくに心苦こころぐるしい。そんな真生まさおを弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)は「好すきな人ひとがいて良よかった。その気持きもちを大切たいせつにして」と励はげますが、立たち聞ぎきした義郎よしおは愛人あいじんとの関係かんけいのことと誤解ごかいし、家いえを出でる。真生まさおのHIV感染かんせんは家庭かてい崩壊ほうかいを招まねくことに・・・。 【47分ふん】
• 00:47:05

  #8 お前まえを死しなせない

  330円えん

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  あらすじをみる 中止ちゅうしになったコンサート会場かいじょうに、一人ひとりいた真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)を強つよく抱だき締しめる啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)。2人ふたりだけの時間じかんが流ながれ、真生まさおに力ちからが蘇よみがえってきた。しかし、やはり真生まさおは高校生こうこうせい。家いえに帰かえりつくと死しの恐怖きょうふから逃のがれようと母はは・弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)に抱だきつくのだった。その頃ころ啓吾けいごも自宅じたくで、死しを前まえにしたリサ(宮沢みやざわリエ)に何なにもしてやれなかった自分じぶんを思おもい出だしていた。真生まさおに何なにがしてやれるのか、迷まよいもある啓吾けいごだった。啓吾けいごにニューヨークで仕事しごとがあるという知しらせが入はいった。先方せんぽうは急いそいでいるらしい。決断けつだんを迫せまられる啓吾けいごだが煮にえ切きらない。カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)も「どうして?」と、啓吾けいごをなじるが、啓吾けいごは真生まさおのことが気掛きがかりだったのだ。真生まさおには、発病はつびょうを遅おくらせる薬くすりがなかなか見みつからなかった・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 中止ちゅうしになったコンサート会場かいじょうに、一人ひとりいた真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)を強つよく抱だき締しめる啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)。2人ふたりだけの時間じかんが流ながれ、真生まさおに力ちからが蘇よみがえってきた。しかし、やはり真生まさおは高校生こうこうせい。家いえに帰かえりつくと死しの恐怖きょうふから逃のがれようと母はは・弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)に抱だきつくのだった。その頃ころ啓吾けいごも自宅じたくで、死しを前まえにしたリサ(宮沢みやざわリエ)に何なにもしてやれなかった自分じぶんを思おもい出だしていた。真生まさおに何なにがしてやれるのか、迷まよいもある啓吾けいごだった。啓吾けいごにニューヨークで仕事しごとがあるという知しらせが入はいった。先方せんぽうは急いそいでいるらしい。決断けつだんを迫せまられる啓吾けいごだが煮にえ切きらない。カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)も「どうして?」と、啓吾けいごをなじるが、啓吾けいごは真生まさおのことが気掛きがかりだったのだ。真生まさおには、発病はつびょうを遅おくらせる薬くすりがなかなか見みつからなかった・・・。 【47分ふん】
• 00:47:18

  #9 運命うんめいが愛あいを踏ふみにじる

  330円えん

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  あらすじをみる 成田なりたから引ひき返かえしてた啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は、真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)を追おって「アメリカに一緒いっしょに行いこう」と告つげた。啓吾けいごの言葉ことばは真生まさおをこの上うえない幸しあわせにした。自宅じたくに帰かえり弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)に、話はなすと「真生まさおの幸しあわせは私わたしの幸しあわせ」と弥栄子やえこは真生まさおを応援おうえんしてくれた。幸しあわせいっぱいの真生まさおは、街まちで見みつけた安物やすものだがお互たがいのイニシャルの入はいったペンダントを啓吾けいごと交換こうかんし合あう。そんな幸しあわせ気分きぶんの中なか、真生まさおは麻美あさみ(矢沢やざわ心しん)に出会であった。啓吾けいごを見みてびっくりする麻美あさみだが、真生まさおにスタイリストを目指めざしているとはっきり言いう麻美あさみ。真生まさおは、父ちち・義郎よしお(平田ひらた満みつる)を会社かいしゃに訪たずね、啓吾けいごと一緒いっしょにアメリカに行いく、と打うち明あけた。無論むろん、義郎よしおはイエスとは言いわない。一方いっぽう、弥栄子やえこは元もと恋人こいびと・浩之ひろゆき(竹下たけした宏ひろし太郎たろう)から届とどいた新規しんき開店かいてんのハガキを見みて、辛つらい気持きもちでいた。真生まさおのHIV感染かんせんで、浩之ひろゆきとの交際こうさいを諦あきらめた弥栄子やえこ。真生まさおは弥栄子やえこの表情ひょうじょうから何なにか察さっし、弥栄子やえこを励はげます・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 成田なりたから引ひき返かえしてた啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)は、真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)を追おって「アメリカに一緒いっしょに行いこう」と告つげた。啓吾けいごの言葉ことばは真生まさおをこの上うえない幸しあわせにした。自宅じたくに帰かえり弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)に、話はなすと「真生まさおの幸しあわせは私わたしの幸しあわせ」と弥栄子やえこは真生まさおを応援おうえんしてくれた。幸しあわせいっぱいの真生まさおは、街まちで見みつけた安物やすものだがお互たがいのイニシャルの入はいったペンダントを啓吾けいごと交換こうかんし合あう。そんな幸しあわせ気分きぶんの中なか、真生まさおは麻美あさみ(矢沢やざわ心しん)に出会であった。啓吾けいごを見みてびっくりする麻美あさみだが、真生まさおにスタイリストを目指めざしているとはっきり言いう麻美あさみ。真生まさおは、父ちち・義郎よしお(平田ひらた満みつる)を会社かいしゃに訪たずね、啓吾けいごと一緒いっしょにアメリカに行いく、と打うち明あけた。無論むろん、義郎よしおはイエスとは言いわない。一方いっぽう、弥栄子やえこは元もと恋人こいびと・浩之ひろゆき(竹下たけした宏ひろし太郎たろう)から届とどいた新規しんき開店かいてんのハガキを見みて、辛つらい気持きもちでいた。真生まさおのHIV感染かんせんで、浩之ひろゆきとの交際こうさいを諦あきらめた弥栄子やえこ。真生まさおは弥栄子やえこの表情ひょうじょうから何なにか察さっし、弥栄子やえこを励はげます・・・。 【47分ふん】
• 00:47:17

  #10 二に人にん、結むすばれる夜よる

  330円えん

  カート追加ついか

  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)がアメリカに旅立たびだち3年ねん。カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)の嘘うそから、啓吾けいごと真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は、引ひき裂さかれたのだが、啓吾けいごに捨すてられたと思おもう真生まさおは、やっとその辛つらさを乗のり越こえ、インテリアコーディネーターを目指めざし専門せんもん学校がっこうに通かよい、今いま、就職しゅうしょく活動かつどうをしていた。そんな真生まさおを、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)と義郎よしお(平田ひらた満みつる)は、心しんから応援おうえんしていた。元気げんきに就職しゅうしょく活動かつどうする真生まさおだが、体からだの免疫めんえき力りょくは低下ていか、発病はつびょうの危機ききに立たたされてもいた。アメリカで成功せいこうした啓吾けいごが凱旋がいせん公演こうえんのため帰国きこく。空港くうこうで啓吾けいごは、スキャンダル記者きしゃ・江崎えざき(山西さんせい惇あつし)から真生まさおが結婚けっこんすると聞きく。イサム(加藤かとう晴彦はるひこ)が江崎えざきを追おい払はらうため話はなしたデマカセだったが、なぜ真生まさおはあの時とき来こなかった?悩なやみ続つづけていた啓吾けいごは意いを決けっし、真生まさおの家いえを訪たずねた。そこで啓吾けいごは、真生まさお宅たくに出入でいりするようになったイサムから、「真生まさおは3年ねん前まえアンタに捨すてられて」と聞きかされる。「捨すてられて・・・?」。「違ちがう!」。啓吾けいごは初はじめてカヲルの嘘うそに気付きづくのだった・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)がアメリカに旅立たびだち3年ねん。カヲル(仲間なかま由紀恵ゆきえ)の嘘うそから、啓吾けいごと真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は、引ひき裂さかれたのだが、啓吾けいごに捨すてられたと思おもう真生まさおは、やっとその辛つらさを乗のり越こえ、インテリアコーディネーターを目指めざし専門せんもん学校がっこうに通かよい、今いま、就職しゅうしょく活動かつどうをしていた。そんな真生まさおを、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)と義郎よしお(平田ひらた満みつる)は、心しんから応援おうえんしていた。元気げんきに就職しゅうしょく活動かつどうする真生まさおだが、体からだの免疫めんえき力りょくは低下ていか、発病はつびょうの危機ききに立たたされてもいた。アメリカで成功せいこうした啓吾けいごが凱旋がいせん公演こうえんのため帰国きこく。空港くうこうで啓吾けいごは、スキャンダル記者きしゃ・江崎えざき(山西さんせい惇あつし)から真生まさおが結婚けっこんすると聞きく。イサム(加藤かとう晴彦はるひこ)が江崎えざきを追おい払はらうため話はなしたデマカセだったが、なぜ真生まさおはあの時とき来こなかった?悩なやみ続つづけていた啓吾けいごは意いを決けっし、真生まさおの家いえを訪たずねた。そこで啓吾けいごは、真生まさお宅たくに出入でいりするようになったイサムから、「真生まさおは3年ねん前まえアンタに捨すてられて」と聞きかされる。「捨すてられて・・・?」。「違ちがう!」。啓吾けいごは初はじめてカヲルの嘘うそに気付きづくのだった・・・。 【47分ふん】
• 00:47:16

  #11 命いのちを削けずる新あたらしい命いのち

  330円えん

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  あらすじをみる 「神様かみさま、もう少すこしだけ」という啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)の祈いのりも虚むなしく、真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)はついにエイズを発症はっしょうした。啓吾けいごはアメリカに戻もどることを迫せまられていたが、「俺おれがついている」と、死しを意識いしきし不安ふあんいっぱいの真生まさおをつきっきりで励はげまし続つづけた。一方いっぽう、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)や義郎よしお(平田ひらた満みつる)は半なかば覚悟かくごしていたこととはいえ、真生まさおの発症はっしょうで受うけたショックは大おおきかった。そんな逆境ぎゃっきょうを真しん生せいは、啓吾けいごに見守みまもられていることが力ちからになり、持もち前まえの元気げんきさもあり乗のり越こえることができた。しかし、退院たいいんも間近まぢかに迫せまったとき、真生まさおは啓吾けいごの子こを妊娠にんしんしていることが判明はんめいする・・・。 【47分ふん】
  あらすじをみる 「神様かみさま、もう少すこしだけ」という啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)の祈いのりも虚むなしく、真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)はついにエイズを発症はっしょうした。啓吾けいごはアメリカに戻もどることを迫せまられていたが、「俺おれがついている」と、死しを意識いしきし不安ふあんいっぱいの真生まさおをつきっきりで励はげまし続つづけた。一方いっぽう、弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)や義郎よしお(平田ひらた満みつる)は半なかば覚悟かくごしていたこととはいえ、真生まさおの発症はっしょうで受うけたショックは大おおきかった。そんな逆境ぎゃっきょうを真しん生せいは、啓吾けいごに見守みまもられていることが力ちからになり、持もち前まえの元気げんきさもあり乗のり越こえることができた。しかし、退院たいいんも間近まぢかに迫せまったとき、真生まさおは啓吾けいごの子こを妊娠にんしんしていることが判明はんめいする・・・。 【47分ふん】
• 00:57:06

  #12 I FOR YOU・・・愛あいと命いのちの輝かがやきのために

  330円えん

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  あらすじをみる 帰国きこくする啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)のため、夕食ゆうしょくを作つくり、花はなを買かいに出でた真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は、突然とつぜん苦くるしみ出だしそのまま病院びょういんに運はこばれた。エイズを発症はっしょうしての妊娠にんしんは、真生まさおの体からだに大おおきな負担ふたんをかけていた。弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)と義郎よしお(平田ひらた満みつる)は、医師いしから子こどもも真生まさおも予断よだんが許ゆるさない状態じょうたいであると聞きかされた。刻々こくこくと時間じかんが過すぎる。そこへ啓吾けいごがやっとやってきた。真まっ青さおな真生まさおの顔かおを見みて死しを予感よかんする啓吾けいごだが、啓吾けいごが触ふれた瞬間しゅんかん、真生まさおがゆっくり目めを開あけた。「遅おそいよ」という真生まさおに「ずっと元気げんきでいる。そう約束やくそくしたじゃないか」と啓吾けいごは励はげまし、真生まさおの指ゆびに約束やくそくの指輪ゆびわをはめてやるのだった。真生まさおは、啓吾けいごの愛あいに包つつまれ体力たいりょくを回復かいふく、二人ふたりだけで教会きょうかいで永遠えいえんの愛あいを誓ちかう。幸しあわせな二に人にん。だが再ふたたび真生まさおは陣痛じんつうに襲おそわれた。「この子こだけは生うみたい。私わたしはどうなってもいい」。真生まさおの切実せつじつな言葉ことばが頭あたまをよぎり、啓吾けいごは弥栄子やえこらが聞きいていることを承知しょうちで「万まん一いちのときは子こどもを助たすけやって下ください」と分娩ぶんべん室しつに向むかう医師いしに告つげる。辛つらい決断けつだんだった・・・。 【57分ふん】
  あらすじをみる 帰国きこくする啓吾けいご(金城きんじょう武たけし)のため、夕食ゆうしょくを作つくり、花はなを買かいに出でた真生まさお(深田ふかた恭子きょうこ)は、突然とつぜん苦くるしみ出だしそのまま病院びょういんに運はこばれた。エイズを発症はっしょうしての妊娠にんしんは、真生まさおの体からだに大おおきな負担ふたんをかけていた。弥栄子やえこ(田中たなか好子よしこ)と義郎よしお(平田ひらた満みつる)は、医師いしから子こどもも真生まさおも予断よだんが許ゆるさない状態じょうたいであると聞きかされた。刻々こくこくと時間じかんが過すぎる。そこへ啓吾けいごがやっとやってきた。真まっ青さおな真生まさおの顔かおを見みて死しを予感よかんする啓吾けいごだが、啓吾けいごが触ふれた瞬間しゅんかん、真生まさおがゆっくり目めを開あけた。「遅おそいよ」という真生まさおに「ずっと元気げんきでいる。そう約束やくそくしたじゃないか」と啓吾けいごは励はげまし、真生まさおの指ゆびに約束やくそくの指輪ゆびわをはめてやるのだった。真生まさおは、啓吾けいごの愛あいに包つつまれ体力たいりょくを回復かいふく、二人ふたりだけで教会きょうかいで永遠えいえんの愛あいを誓ちかう。幸しあわせな二に人にん。だが再ふたたび真生まさおは陣痛じんつうに襲おそわれた。「この子こだけは生うみたい。私わたしはどうなってもいい」。真生まさおの切実せつじつな言葉ことばが頭あたまをよぎり、啓吾けいごは弥栄子やえこらが聞きいていることを承知しょうちで「万まん一いちのときは子こどもを助たすけやって下ください」と分娩ぶんべん室しつに向むかう医師いしに告つげる。辛つらい決断けつだんだった・・・。 【57分ふん】