ながされて藍あい蘭島らんたお

各かく話はなし一覧いちらん

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  第だい1話わ ながされて、天国てんごく(パラダイス)!?

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  あらすじをみる 父親ちちおやとケンカしたことで家出いえでをした少年しょうねん、東方とうほう院いん行人こうじん。彼かれは沖縄おきなわ行いきの客船きゃくせんに乗のり込こむが、大嵐おおあらしに遭あい、船ふねから転落てんらくしてしまう。 そのまま波なみに飲のまれ、気きを失うしなった行人こうじんが流ながれ着ついたのは藍あい蘭島らんしまという島しまだった。 その島しまの少女しょうじょすずに平手打ひらてうちや心臓しんぞうマッサージ、さらには人工じんこう呼吸こきゅうによって助たすけられた行人こうじんは、その後ご、長老ちょうろうオババの進言しんげんですずの家かで療養りょうようすることに。 そんなすずは、両親りょうしんがいないため一いち人にん暮くらしだという。突然とつぜん始はじまった、女おんなの子こと二に人にんきりの生活せいかつに困惑こんわくする行人こうじん。彼かれはもともと女おんなの子こが苦手にがてなのだ。 だが、すずは行人こうじんが入浴にゅうよく中ちゅう、いっしょに入にゅうろうと裸はだかで入はいってきた! しかも彼女かのじょは恥はずかしがる様子ようすもなく、洗あらいいっこをしようと言いってくる。 彼かれは、この異常いじょう事態じたいに鼻血はなぢを噴出ふんしゅつ。しかし、行人こうじんの受難じゅなんはこれだけでは終おわらなかった。
  あらすじをみる 父親ちちおやとケンカしたことで家出いえでをした少年しょうねん、東方とうほう院いん行人こうじん。彼かれは沖縄おきなわ行いきの客船きゃくせんに乗のり込こむが、大嵐おおあらしに遭あい、船ふねから転落てんらくしてしまう。 そのまま波なみに飲のまれ、気きを失うしなった行人こうじんが流ながれ着ついたのは藍あい蘭島らんしまという島しまだった。 その島しまの少女しょうじょすずに平手打ひらてうちや心臓しんぞうマッサージ、さらには人工じんこう呼吸こきゅうによって助たすけられた行人こうじんは、その後ご、長老ちょうろうオババの進言しんげんですずの家かで療養りょうようすることに。 そんなすずは、両親りょうしんがいないため一いち人にん暮くらしだという。突然とつぜん始はじまった、女おんなの子こと二に人にんきりの生活せいかつに困惑こんわくする行人こうじん。彼かれはもともと女おんなの子こが苦手にがてなのだ。 だが、すずは行人こうじんが入浴にゅうよく中ちゅう、いっしょに入にゅうろうと裸はだかで入はいってきた! しかも彼女かのじょは恥はずかしがる様子ようすもなく、洗あらいいっこをしようと言いってくる。 彼かれは、この異常いじょう事態じたいに鼻血はなぢを噴出ふんしゅつ。しかし、行人こうじんの受難じゅなんはこれだけでは終おわらなかった。
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  第だい2話わ 追おいかけられて、婿むこ殿どの

  220円えん

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  あらすじをみる 島しまから脱出だっしゅつできず、為なす術じゅつがなくなった行人こうじんは、仕方しかたなくすずの家かで居候いそうろうを始はじめた。しかし、それは父親ちちおやから離はなれた自由じゆうな生活せいかつということでもある。 希望きぼうにあふれた未来みらいへ向むけて進すすもうとする行人こうじんだったが……前途ぜんと多難たなん。今日きょうも今日きょうとて繰くり広ひろげられる、すずとあやねによる行人こうじん争奪そうだつ戦せんに始はじまり、島しまの女おんなの子こたちみんなが行人こうじんを狙ねらっている状況じょうきょうなのだ。 彼女かのじょたちにより、安眠あんみんすらできない行人こうじんを見みかねた島しまの長老ちょうろう・オババは、彼かれの争奪そうだつ戦せんに決着けっちゃくをつけるべく、「婿むこ殿どの争奪そうだつおにごっこ大会たいかい」の開催かいさいを宣言せんげんする。
  あらすじをみる 島しまから脱出だっしゅつできず、為なす術じゅつがなくなった行人こうじんは、仕方しかたなくすずの家かで居候いそうろうを始はじめた。しかし、それは父親ちちおやから離はなれた自由じゆうな生活せいかつということでもある。 希望きぼうにあふれた未来みらいへ向むけて進すすもうとする行人こうじんだったが……前途ぜんと多難たなん。今日きょうも今日きょうとて繰くり広ひろげられる、すずとあやねによる行人こうじん争奪そうだつ戦せんに始はじまり、島しまの女おんなの子こたちみんなが行人こうじんを狙ねらっている状況じょうきょうなのだ。 彼女かのじょたちにより、安眠あんみんすらできない行人こうじんを見みかねた島しまの長老ちょうろう・オババは、彼かれの争奪そうだつ戦せんに決着けっちゃくをつけるべく、「婿むこ殿どの争奪そうだつおにごっこ大会たいかい」の開催かいさいを宣言せんげんする。
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  第だい3話わ 役立やくだって、居候いそうろう

  220円えん

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  あらすじをみる 島しまでの暮くらしに馴染なじみはじめた行人こうじんは、いつも世話せわをしてくれているすずに恩返おんがえしをしようと、彼女かのじょの仕事しごとを手伝てつだうことにした。 男おとことしてのメンツがある行人こうじんは、女おんなの子こたちよりも頼たのもしいところを見みせようと奮闘ふんとうするが、なかなかうまくいかない。 藍あい蘭島らんたおは携帯けいたい電話でんわも通つうじず、コンビニどころか電気でんきもガスもない島しま。文明ぶんめいが一変いっぺんした環境かんきょうでの仕事しごとは、ごく普通ふつうの現代げんだい人じんである行人こうじんにとっては難むずかしいものだった。
  あらすじをみる 島しまでの暮くらしに馴染なじみはじめた行人こうじんは、いつも世話せわをしてくれているすずに恩返おんがえしをしようと、彼女かのじょの仕事しごとを手伝てつだうことにした。 男おとことしてのメンツがある行人こうじんは、女おんなの子こたちよりも頼たのもしいところを見みせようと奮闘ふんとうするが、なかなかうまくいかない。 藍あい蘭島らんたおは携帯けいたい電話でんわも通つうじず、コンビニどころか電気でんきもガスもない島しま。文明ぶんめいが一変いっぺんした環境かんきょうでの仕事しごとは、ごく普通ふつうの現代げんだい人じんである行人こうじんにとっては難むずかしいものだった。
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  第だい4話わ にげてのがれて、お姉あね様さま/おどろいて、悪霊あくりょう

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  あらすじをみる あやねの母はは・ちづるに大根だいこんを届とどけるため、彼女かのじょのいる海龍かいりゅう神社じんじゃを訪おとずれた行人こうじんとすずは、あやねの姉あね・まちに出会であった。 まちから、どこかへ行いってしまったあやねを見みつけてくることを依頼いらいされたすずは、張はり切きってあやねを探さがしに出でかける。 なぜなら、あやねを見みつければ、すずの大だい好物こうぶつであるちづる(まち・あやねの母親ははおや)特製とくせい豆まめ大福だいふくを20個こもらえるからだ。
  あらすじをみる あやねの母はは・ちづるに大根だいこんを届とどけるため、彼女かのじょのいる海龍かいりゅう神社じんじゃを訪おとずれた行人こうじんとすずは、あやねの姉あね・まちに出会であった。 まちから、どこかへ行いってしまったあやねを見みつけてくることを依頼いらいされたすずは、張はり切きってあやねを探さがしに出でかける。 なぜなら、あやねを見みつければ、すずの大だい好物こうぶつであるちづる(まち・あやねの母親ははおや)特製とくせい豆まめ大福だいふくを20個こもらえるからだ。
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  第だい5話わ さがして、くまくま

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  あらすじをみる 藍あい蘭島らんたおの動物どうぶつたちは、みんなちょっと変かわっている。人間にんげんと会話かいわが可能かのうで、読よみ書かきそろばんは基本きほんだというのだ。 そんな動物どうぶつたちと一緒いっしょに生活せいかつしている少女しょうじょゆきのは、葡萄ぶどう狩かりに行いった際さい、同行どうこうしていたはずの熊くま、くまくまとはぐれてしまう。 そこでゆきのは、偶然ぐうぜん出会であった行人こうじんとすずに、くまくま捜索そうさくの協力きょうりょくを依頼いらい。二に手てに分わかれ、すずは動物どうぶつたちと、そしてゆきのは行人こうじんとともに行動こうどうすることに。
  あらすじをみる 藍あい蘭島らんたおの動物どうぶつたちは、みんなちょっと変かわっている。人間にんげんと会話かいわが可能かのうで、読よみ書かきそろばんは基本きほんだというのだ。 そんな動物どうぶつたちと一緒いっしょに生活せいかつしている少女しょうじょゆきのは、葡萄ぶどう狩かりに行いった際さい、同行どうこうしていたはずの熊くま、くまくまとはぐれてしまう。 そこでゆきのは、偶然ぐうぜん出会であった行人こうじんとすずに、くまくま捜索そうさくの協力きょうりょくを依頼いらい。二に手てに分わかれ、すずは動物どうぶつたちと、そしてゆきのは行人こうじんとともに行動こうどうすることに。
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  第だい6話わ あったかくって、温泉おんせん

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  あらすじをみる 藍あい蘭島らんたおで地震じしんが相次あいつぐようになったある日ひ、島中しまなかの風呂ふろからお湯ゆが出でなくなった。そこで、すずたちはりんがつくったドラム缶どらむかん風呂ふろに入はいることに。 だが、ボタン一ひとつでお湯ゆが沸わかせることが当あたり前まえだった行人こうじんにとって、水みずを汲くみ、薪たきぎで火ひをおこすという過程かていは大おおきな手間てまだった。 そのためか、彼かれは「風呂ふろなんて毎日まいにち入はいらなくても」と思おもうが、女おんなの子こたちにとって風呂ふろはとても大切たいせつ。そんな彼女かのじょたちの困こまり果はてた様子ようすを見みた行人こうじんは、一肌脱ひとはだぬごうと考かんがえた。
  あらすじをみる 藍あい蘭島らんたおで地震じしんが相次あいつぐようになったある日ひ、島中しまなかの風呂ふろからお湯ゆが出でなくなった。そこで、すずたちはりんがつくったドラム缶どらむかん風呂ふろに入はいることに。 だが、ボタン一ひとつでお湯ゆが沸わかせることが当あたり前まえだった行人こうじんにとって、水みずを汲くみ、薪たきぎで火ひをおこすという過程かていは大おおきな手間てまだった。 そのためか、彼かれは「風呂ふろなんて毎日まいにち入はいらなくても」と思おもうが、女おんなの子こたちにとって風呂ふろはとても大切たいせつ。そんな彼女かのじょたちの困こまり果はてた様子ようすを見みた行人こうじんは、一肌脱ひとはだぬごうと考かんがえた。
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  第だい7話わ にゃんだって、お師匠ししょう様さま/見みたくって、さくら

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  あらすじをみる 南みなみの森もりのぬしであり、すずの武道ぶどうのお師匠ししょう様さまでもある猫ねこのしまとらに呼よばれた行人こうじんとすずは、南みなみの森もりでしまとらと対面たいめんする。 南みなみの森もりに棲すむ犬いぬ族ぞくと猫ねこ族ぞくがぬしの座ざをかけて戦たたかうという、年としに一いち度どの「生いき残のこりゲーム」。しまとらは、そのゲームに猫ねこチームとして参加さんかしてもらうべく、2人ふたりを呼よんだのだ。
  あらすじをみる 南みなみの森もりのぬしであり、すずの武道ぶどうのお師匠ししょう様さまでもある猫ねこのしまとらに呼よばれた行人こうじんとすずは、南みなみの森もりでしまとらと対面たいめんする。 南みなみの森もりに棲すむ犬いぬ族ぞくと猫ねこ族ぞくがぬしの座ざをかけて戦たたかうという、年としに一いち度どの「生いき残のこりゲーム」。しまとらは、そのゲームに猫ねこチームとして参加さんかしてもらうべく、2人ふたりを呼よんだのだ。
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  第だい8話わ 招まねかれて、観察かんさつ者しゃ

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  あらすじをみる ちかげから「見みてもらいたいものがある」と言いわれた行人こうじんは、すずを連つれて、岬みさきにある彼女かのじょの家いえへと向むかった。 そこは島しまで唯一ゆいいつの洋館ようかんで、料理りょうり上手じょうずの美少女びしょうじょメイドと評判ひょうばんの、象ぞうのぱな子こさんもいる。到着とうちゃく早々そうそう、彼女かのじょの力強ちからづよい歓迎かんげいを受うけた行人こうじんのもとへ、今度こんどはちかげが姿すがたを見みせた。 だが、彼女かのじょはなんと裸はだかエプロンでお出迎でむかえ。行人こうじんは鼻血はなぢを噴ふき出だしそうになってしまう。ちかげはある本ほんを参考さんこうに、行人こうじんに喜よろこんでもらうべくさまざまなコスプレを考かんがえていたのだ。 その本ほんは、嵐あらしの影響えいきょうで外界がいかいから流ながれ着ついたもので、他ほかにも電気でんき炊飯すいはん器きや電子でんしレンジ、冷蔵庫れいぞうこに液晶えきしょうTVなど、流ながれ着ついたさまざまなものがちかげの家いえに保管ほかんされている。 だが、藍あい蘭島らんたおは近代きんだい文明ぶんめいと無縁むえんの場所ばしょ。ちかげはそれらが何なになのかわからないため、外界がいかいから来きた行人こうじんに見みてもらおうと思おもったという。
  あらすじをみる ちかげから「見みてもらいたいものがある」と言いわれた行人こうじんは、すずを連つれて、岬みさきにある彼女かのじょの家いえへと向むかった。 そこは島しまで唯一ゆいいつの洋館ようかんで、料理りょうり上手じょうずの美少女びしょうじょメイドと評判ひょうばんの、象ぞうのぱな子こさんもいる。到着とうちゃく早々そうそう、彼女かのじょの力強ちからづよい歓迎かんげいを受うけた行人こうじんのもとへ、今度こんどはちかげが姿すがたを見みせた。 だが、彼女かのじょはなんと裸はだかエプロンでお出迎でむかえ。行人こうじんは鼻血はなぢを噴ふき出だしそうになってしまう。ちかげはある本ほんを参考さんこうに、行人こうじんに喜よろこんでもらうべくさまざまなコスプレを考かんがえていたのだ。 その本ほんは、嵐あらしの影響えいきょうで外界がいかいから流ながれ着ついたもので、他ほかにも電気でんき炊飯すいはん器きや電子でんしレンジ、冷蔵庫れいぞうこに液晶えきしょうTVなど、流ながれ着ついたさまざまなものがちかげの家いえに保管ほかんされている。 だが、藍あい蘭島らんたおは近代きんだい文明ぶんめいと無縁むえんの場所ばしょ。ちかげはそれらが何なになのかわからないため、外界がいかいから来きた行人こうじんに見みてもらおうと思おもったという。
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  第だい9話わ 魅みせたくて、跡取あととり

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  あらすじをみる 森もりで道みちに迷まよった行人こうじんは、そこにある滝たきで水浴みずあびをしていたりんに遭遇そうぐう。裸はだかを見みられた彼女かのじょは恥はずかしさのあまり、大工だいくで鍛きたえられた腕うでっぷしで行人こうじんを殴なぐり飛とばしてしまう。 そんなことがありながらも、りんの案内あんないで森もりを抜ぬけた行人こうじんは、お礼れいに彼女かのじょの急いそぎの仕事しごとを手伝てつだうことにした。 夜よる、その話はなしをりんが家族かぞくに報告ほうこくすると、彼女かのじょの祖母そぼりつや母親ははおやりさたちは「行人こうじんを跡取あととり婿むこにしよう」と言いい出だし、行人こうじんの気きを引ひく作戦さくせんをりんにアドバイス。 翌日よくじつ、作業さぎょう現場げんばにやってきた行人こうじんに対たいし、りさはりんの補佐ほさにつかせた。りんと行人こうじんをいっしょに作業さぎょうさせることで、いい雰囲気ふんいきをつくろうと考かんがえたのだ。 早速さっそくりんは、行人こうじんに釘くぎ打うちの手本てほんを見みせていく。ところが、彼女かのじょは誤あやまって自分じぶんの指ゆびを金かなづちで強打きょうだ。 それを心配しんぱいした行人こうじんがりんの手当てあてをすることで、2人ふたりはいい雰囲気ふんいきになってきた。 その後ごも、角材かくざいにつまづいたりんが行人こうじんを押おし倒たおしてしまったり、失敗しっぱいが続つづいて落おち込こむりんに行人こうじんが手てを差さし伸のべたりと、2人ふたりはさらに接近せっきんしていく。
  あらすじをみる 森もりで道みちに迷まよった行人こうじんは、そこにある滝たきで水浴みずあびをしていたりんに遭遇そうぐう。裸はだかを見みられた彼女かのじょは恥はずかしさのあまり、大工だいくで鍛きたえられた腕うでっぷしで行人こうじんを殴なぐり飛とばしてしまう。 そんなことがありながらも、りんの案内あんないで森もりを抜ぬけた行人こうじんは、お礼れいに彼女かのじょの急いそぎの仕事しごとを手伝てつだうことにした。 夜よる、その話はなしをりんが家族かぞくに報告ほうこくすると、彼女かのじょの祖母そぼりつや母親ははおやりさたちは「行人こうじんを跡取あととり婿むこにしよう」と言いい出だし、行人こうじんの気きを引ひく作戦さくせんをりんにアドバイス。 翌日よくじつ、作業さぎょう現場げんばにやってきた行人こうじんに対たいし、りさはりんの補佐ほさにつかせた。りんと行人こうじんをいっしょに作業さぎょうさせることで、いい雰囲気ふんいきをつくろうと考かんがえたのだ。 早速さっそくりんは、行人こうじんに釘くぎ打うちの手本てほんを見みせていく。ところが、彼女かのじょは誤あやまって自分じぶんの指ゆびを金かなづちで強打きょうだ。 それを心配しんぱいした行人こうじんがりんの手当てあてをすることで、2人ふたりはいい雰囲気ふんいきになってきた。 その後ごも、角材かくざいにつまづいたりんが行人こうじんを押おし倒たおしてしまったり、失敗しっぱいが続つづいて落おち込こむりんに行人こうじんが手てを差さし伸のべたりと、2人ふたりはさらに接近せっきんしていく。
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  第だい10話わ 雨うだって、友ともだち!

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  あらすじをみる その日ひは、行人こうじんが藍あい蘭島らんたおに流ながれ着ついてからの初はじめての雨あめ。島しまでは雨あめが降ふるとすべての仕事しごとが休やすみになるという。 時間じかんができた行人こうじんは、すずの代かわりに朝食ちょうしょくを作つくってみた。成功せいこうとは言いえない味あじだったものの、すずは気きに入いってくれた様子ようす。 次つぎはすずの提案ていあんで、将棋しょうぎで遊あそぶことに。思おもえば、外そとでの仕事しごとや遊あそびが多おおかった日々ひび。家いえですずと遊あそぶのは、これが初はじめてのことだ。 そう思おもいながら、いつもとは違ちがう楽たのしさを満喫まんきつする行人こうじん。だが、すずは楽たのしみながらも、ときどき寂さびしそうな顔かおをする。 それは、母親ははおやのことを思おもい出だすからだった。彼女かのじょが昔むかし、行方ゆくえ不明ふめいになってから、すずはずっと一人暮ひとりぐらしだった。 特とくに雨あめの日ひは母親ははおやとたくさん遊あそんでいただけに、その思おもいがいっそう募つのってしまうのだ。
  あらすじをみる その日ひは、行人こうじんが藍あい蘭島らんたおに流ながれ着ついてからの初はじめての雨あめ。島しまでは雨あめが降ふるとすべての仕事しごとが休やすみになるという。 時間じかんができた行人こうじんは、すずの代かわりに朝食ちょうしょくを作つくってみた。成功せいこうとは言いえない味あじだったものの、すずは気きに入いってくれた様子ようす。 次つぎはすずの提案ていあんで、将棋しょうぎで遊あそぶことに。思おもえば、外そとでの仕事しごとや遊あそびが多おおかった日々ひび。家いえですずと遊あそぶのは、これが初はじめてのことだ。 そう思おもいながら、いつもとは違ちがう楽たのしさを満喫まんきつする行人こうじん。だが、すずは楽たのしみながらも、ときどき寂さびしそうな顔かおをする。 それは、母親ははおやのことを思おもい出だすからだった。彼女かのじょが昔むかし、行方ゆくえ不明ふめいになってから、すずはずっと一人暮ひとりぐらしだった。 特とくに雨あめの日ひは母親ははおやとたくさん遊あそんでいただけに、その思おもいがいっそう募つのってしまうのだ。
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  第だい11話わ ひゃっこくて、氷こおりとり

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  あらすじをみる すずが風邪かぜを引ひいて寝込ねこんでしまった。そこで行人こうじんは、彼女かのじょの頭あたまを冷ひやす氷こおりを用意よういするため出でかける。 オババが言いうには、その氷こおりは森もりの洞窟どうくつの奥おくにあるらしい。早速さっそく、洞窟どうくつへやってきた行人こうじんは、そこでゆきのと彼女かのじょの母はは・かがみに出会であった。 ゆきのの案内あんないで氷こおりの保管ほかん場所ばしょに到着とうちゃくした行人こうじんだったが、氷こおりは全まったく見当みあたらない。なんと、かがみがかき氷ごおりにして食たべてしまったというのだ。 それを聞きいた行人こうじんは仕方しかたなく、雪ゆきの積つもる富士山ふじさん(ふじやま)まで出向でむき、雪ゆきを調達ちょうたつすることに。 ゆきのやかがみ、そして動物どうぶつたちも彼かれに同行どうこう、あっという間まににぎやかになった。
  あらすじをみる すずが風邪かぜを引ひいて寝込ねこんでしまった。そこで行人こうじんは、彼女かのじょの頭あたまを冷ひやす氷こおりを用意よういするため出でかける。 オババが言いうには、その氷こおりは森もりの洞窟どうくつの奥おくにあるらしい。早速さっそく、洞窟どうくつへやってきた行人こうじんは、そこでゆきのと彼女かのじょの母はは・かがみに出会であった。 ゆきのの案内あんないで氷こおりの保管ほかん場所ばしょに到着とうちゃくした行人こうじんだったが、氷こおりは全まったく見当みあたらない。なんと、かがみがかき氷ごおりにして食たべてしまったというのだ。 それを聞きいた行人こうじんは仕方しかたなく、雪ゆきの積つもる富士山ふじさん(ふじやま)まで出向でむき、雪ゆきを調達ちょうたつすることに。 ゆきのやかがみ、そして動物どうぶつたちも彼かれに同行どうこう、あっという間まににぎやかになった。
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  第だい12話わ おいしくて、花嫁はなよめ修行しゅぎょう

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  あらすじをみる 家事かじが苦手にがてなまちは、料理りょうりも掃除そうじも洗濯せんたくもおろそかになりがち。食事しょくじ当番とうばんをサボってばかりの彼女かのじょに呆あきれたあやねは、「家事かじの中なかでも、特とくに料理りょうりは花嫁はなよめ修行しゅぎょうの必須ひっす科目かもくだ」とい放いはなった。 それを聞きいたまちは、行人こうじんを射止いとめるため、ついに花嫁はなよめ修行しゅぎょうに挑いどむ!
  あらすじをみる 家事かじが苦手にがてなまちは、料理りょうりも掃除そうじも洗濯せんたくもおろそかになりがち。食事しょくじ当番とうばんをサボってばかりの彼女かのじょに呆あきれたあやねは、「家事かじの中なかでも、特とくに料理りょうりは花嫁はなよめ修行しゅぎょうの必須ひっす科目かもくだ」とい放いはなった。 それを聞きいたまちは、行人こうじんを射止いとめるため、ついに花嫁はなよめ修行しゅぎょうに挑いどむ!
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  第だい13話わ 会あいたくて、行人こうじん

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  あらすじをみる 今日きょうはとんかつの誕生たんじょう日び。すずは、とんかつの大だい好物こうぶつである冷奴ひややっこをごちそうしようと、巨大きょだいな豆腐とうふづくりに励はげんでいた。 そんな中なか、行人こうじんはすずを残のこしてどこかへと出でかけてしまう。彼かれを捜さがそうとしたすずは、家いえの中なかで、行人こうじんとかわいい女おんなの子こが写うつった一いち枚まいの写真しゃしんを見みつけた。 そのときすずの家かに来きていたあやねが言いうには、その女おんなの子こは行人こうじんが故郷こきょうに残のこした恋人こいびとではないかというのだ。 確たしかに、2人ふたりが行人こうじんを見みつけたとき、彼かれは物思ものおもいにふけっているようだった。そんな行人こうじんの様子ようすを聞きいたオババも、彼かれは故郷こきょうの人々ひとびとを思おもいホームシックになったかもしれないという。 その後ご、すずは豆腐とうふづくりを再開さいかいするべく家いえへと戻もどるが、やはり行人こうじんの姿すがたはなく、さらに例れいの写真しゃしんまでもがなくなっていた。「海うみに行いってきます」という彼かれの置おき手紙てがみを残のこして……。
  あらすじをみる 今日きょうはとんかつの誕生たんじょう日び。すずは、とんかつの大だい好物こうぶつである冷奴ひややっこをごちそうしようと、巨大きょだいな豆腐とうふづくりに励はげんでいた。 そんな中なか、行人こうじんはすずを残のこしてどこかへと出でかけてしまう。彼かれを捜さがそうとしたすずは、家いえの中なかで、行人こうじんとかわいい女おんなの子こが写うつった一いち枚まいの写真しゃしんを見みつけた。 そのときすずの家かに来きていたあやねが言いうには、その女おんなの子こは行人こうじんが故郷こきょうに残のこした恋人こいびとではないかというのだ。 確たしかに、2人ふたりが行人こうじんを見みつけたとき、彼かれは物思ものおもいにふけっているようだった。そんな行人こうじんの様子ようすを聞きいたオババも、彼かれは故郷こきょうの人々ひとびとを思おもいホームシックになったかもしれないという。 その後ご、すずは豆腐とうふづくりを再開さいかいするべく家いえへと戻もどるが、やはり行人こうじんの姿すがたはなく、さらに例れいの写真しゃしんまでもがなくなっていた。「海うみに行いってきます」という彼かれの置おき手紙てがみを残のこして……。
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  第だい14話わ はずかしくて、着きぐるみ

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  あらすじをみる 島中しまじゅうで、泥棒どろぼうによる被害ひがいが急増きゅうぞうしていた。そのどれもが、米べいや野菜やさいなど食たべ物ものを狙ねらっての犯行はんこうで、犯人はんにんの手てがかりはつかめないまま。 そんなある日ひの朝あさ、まちの顔かおにいくつもの米べい粒つぶがついているのを見みたあやねやりんたちは、犯人はんにんは彼女かのじょではないかと疑うたがうようになる。 その後ご、あやねたちがまちの後のちをつけてみると、案あんの定じょう、彼女かのじょは至いたるところで盗ぬすみ食ぐいをしていた。 そんなまちに真相しんそうを問とい詰つめるあやねたちだったが、彼女かのじょは島しまを荒あらす泥棒どろぼうとは無関係むかんけいだと断言だんげん。 しかし逆ぎゃくに、疑うたがいをかけられたまちは黙だまっていなかった。被害ひがいに遭あった住民じゅうみんたちに対たいし、率先そっせんしてき込きこみを始はじめ、これまでの事件じけん発生はっせい現場げんばの位置いちから、次つぎの発生はっせい現場げんばを予想よそう。 それをもとに、行人こうじんたちは手分てわけして見張みはりをすることになった。
  あらすじをみる 島中しまじゅうで、泥棒どろぼうによる被害ひがいが急増きゅうぞうしていた。そのどれもが、米べいや野菜やさいなど食たべ物ものを狙ねらっての犯行はんこうで、犯人はんにんの手てがかりはつかめないまま。 そんなある日ひの朝あさ、まちの顔かおにいくつもの米べい粒つぶがついているのを見みたあやねやりんたちは、犯人はんにんは彼女かのじょではないかと疑うたがうようになる。 その後ご、あやねたちがまちの後のちをつけてみると、案あんの定じょう、彼女かのじょは至いたるところで盗ぬすみ食ぐいをしていた。 そんなまちに真相しんそうを問とい詰つめるあやねたちだったが、彼女かのじょは島しまを荒あらす泥棒どろぼうとは無関係むかんけいだと断言だんげん。 しかし逆ぎゃくに、疑うたがいをかけられたまちは黙だまっていなかった。被害ひがいに遭あった住民じゅうみんたちに対たいし、率先そっせんしてき込きこみを始はじめ、これまでの事件じけん発生はっせい現場げんばの位置いちから、次つぎの発生はっせい現場げんばを予想よそう。 それをもとに、行人こうじんたちは手分てわけして見張みはりをすることになった。
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  第だい15話わ 直なおしたくって、梅うめ梅うめ

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  あらすじをみる 泥棒どろぼう騒さわぎが収おさまり、梅うめ梅うめは友達ともだちの河童かっぱ・遠野とおのさんとともに、晴はれて島しまの一員いちいんとなった。 すずの家かの近ちかくの水車みずぐるま小屋こやに住すむことになった梅うめ梅うめと遠野とおのさんは、行人こうじんやすずたちの協力きょうりょくのもと、生活せいかつに必要ひつようなものを揃そろえはじめる。 だが梅うめ梅うめは、島しまの住民じゅうみんに野菜やさいを分わけてもらおうとするも、恥はずかしさのため話はなしかけることすらままならない。 とはいえ、いつまでも行人こうじんやすずに頼たよってばかりでもいられない、自分じぶんのものは自分じぶんで調達ちょうたつしたいという梅うめ梅うめ。 そこで、彼女かのじょのあがり症しょうを克服こくふくするべく、行人こうじんとすずが梅うめ梅うめに付つき添そい、まずは身近みぢかな人々ひとびとと話はなすことに。
  あらすじをみる 泥棒どろぼう騒さわぎが収おさまり、梅うめ梅うめは友達ともだちの河童かっぱ・遠野とおのさんとともに、晴はれて島しまの一員いちいんとなった。 すずの家かの近ちかくの水車みずぐるま小屋こやに住すむことになった梅うめ梅うめと遠野とおのさんは、行人こうじんやすずたちの協力きょうりょくのもと、生活せいかつに必要ひつようなものを揃そろえはじめる。 だが梅うめ梅うめは、島しまの住民じゅうみんに野菜やさいを分わけてもらおうとするも、恥はずかしさのため話はなしかけることすらままならない。 とはいえ、いつまでも行人こうじんやすずに頼たよってばかりでもいられない、自分じぶんのものは自分じぶんで調達ちょうたつしたいという梅うめ梅うめ。 そこで、彼女かのじょのあがり症しょうを克服こくふくするべく、行人こうじんとすずが梅うめ梅うめに付つき添そい、まずは身近みぢかな人々ひとびとと話はなすことに。
• 00:23:35

  第だい16話わ 勝かち取とって、主おもの座ざ

  220円えん

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  あらすじをみる 島しまの東ひがしのぬし・ぱん太郎たろうと北きたのぬし・大だい牙きばが、突如とつじょ何者なにものかに敗やぶれた。それを知しった南みなみのぬし・しまとらは、行人こうじんやすずたちが住すむ西にしの地じへとやってきた。 なんでも、ぬしを負まかした者ものが西にしの地じにいるらしく、そのため西にしのぬしに注意ちゅういを促うながしに来きたのだという。 家いえを訪たずねてきたしまとらから、その者ものの特徴とくちょうを聞きいた行人こうじんは、すぐに正体しょうたいがわかった。それは、あの遠野とおのさんだった。
  あらすじをみる 島しまの東ひがしのぬし・ぱん太郎たろうと北きたのぬし・大だい牙きばが、突如とつじょ何者なにものかに敗やぶれた。それを知しった南みなみのぬし・しまとらは、行人こうじんやすずたちが住すむ西にしの地じへとやってきた。 なんでも、ぬしを負まかした者ものが西にしの地じにいるらしく、そのため西にしのぬしに注意ちゅういを促うながしに来きたのだという。 家いえを訪たずねてきたしまとらから、その者ものの特徴とくちょうを聞きいた行人こうじんは、すぐに正体しょうたいがわかった。それは、あの遠野とおのさんだった。
• 00:23:35

  第だい17話わ とりかえて、魔法まほう

  220円えん

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  あらすじをみる ある夜よる、島中しまなかに降ふり注そそいだ不思議ふしぎな光ひかり。それにより、なんと人間にんげんは動物どうぶつに、動物どうぶつは人間にんげんの姿すがたになってしまった。 行人こうじんには犬いぬ耳みみと尻尾しっぽがついており、すずは猫ねこのよう。だが、周まわりの変かわりようはそれ以上いじょうだった。 人間にんげんの少女しょうじょくまくまが、熊くまのゆきのをさも当然とうぜんのように背負せおい、遠野とおのさんは人間にんげんになったにもかかわらず、服ふくを着きないまま自分じぶんは河童かっぱだとい張いはる。 彼女かのじょたちのように、島中しまなかの人間にんげんや動物どうぶつのほとんどが、自分じぶんの姿すがたの変化へんかに気付きづいていなかったのだ。 そんな状況じょうきょうに行人こうじんとすずは戸惑とまどうばかりだったが、やがて騒動そうどうの原因げんいんが判明はんめいする。 ちかげが、自宅じたくで見みつけた魔ま導しるべ書しょの力ちからで魔ま導しるべ士しとなり、興味きょうみ本位ほんいで魔法まほうをかけて今回こんかいの状況じょうきょうをつくりだしたという。 しかも彼女かのじょは、おもしろがって元もとに戻もどす気きがない。そこで、行人こうじんとすずは魔法まほうを解とく術じゅつを見みつけようと、自分じぶんたちと同おなじように中途半端ちゅうとはんぱな状態じょうたいでウサギへと変かわっていたあやねとともに、ちかげの部屋へやで手てがかりを探さがし始はじめた。
  あらすじをみる ある夜よる、島中しまなかに降ふり注そそいだ不思議ふしぎな光ひかり。それにより、なんと人間にんげんは動物どうぶつに、動物どうぶつは人間にんげんの姿すがたになってしまった。 行人こうじんには犬いぬ耳みみと尻尾しっぽがついており、すずは猫ねこのよう。だが、周まわりの変かわりようはそれ以上いじょうだった。 人間にんげんの少女しょうじょくまくまが、熊くまのゆきのをさも当然とうぜんのように背負せおい、遠野とおのさんは人間にんげんになったにもかかわらず、服ふくを着きないまま自分じぶんは河童かっぱだとい張いはる。 彼女かのじょたちのように、島中しまなかの人間にんげんや動物どうぶつのほとんどが、自分じぶんの姿すがたの変化へんかに気付きづいていなかったのだ。 そんな状況じょうきょうに行人こうじんとすずは戸惑とまどうばかりだったが、やがて騒動そうどうの原因げんいんが判明はんめいする。 ちかげが、自宅じたくで見みつけた魔ま導しるべ書しょの力ちからで魔ま導しるべ士しとなり、興味きょうみ本位ほんいで魔法まほうをかけて今回こんかいの状況じょうきょうをつくりだしたという。 しかも彼女かのじょは、おもしろがって元もとに戻もどす気きがない。そこで、行人こうじんとすずは魔法まほうを解とく術じゅつを見みつけようと、自分じぶんたちと同おなじように中途半端ちゅうとはんぱな状態じょうたいでウサギへと変かわっていたあやねとともに、ちかげの部屋へやで手てがかりを探さがし始はじめた。
• 00:23:35

  第だい18話わ 手合てあわせして、忍者にんじゃ

  220円えん

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  あらすじをみる 森もりの中なかで倒たおれている少女しょうじょを発見はっけんした行人こうじんとすず。その少女しょうじょ、しのぶはみことの姉あねで、千せん影かげ流りゅう忍者にんじゃ三さん姉妹しまいの次女じじょにあたる。 そんな彼女かのじょが言いうには、ある日ひ、剣けんの修行しゅぎょうに出でかけたものの、あまりの方向ほうこう音痴おんちのため家いえに戻もどれなくなり、空腹くうふくで動うごけなくなっていたという。 それを聞きいた行人こうじんとすずは、自分じぶんたちの家いえでしのぶに食事しょくじをもてなした。そのおかげで元気げんきを取とり戻もどした彼女かのじょは、突然とつぜん、行人こうじんに対たいし剣けんの勝負しょうぶを願ねがい出でる。 しのぶは、しまとらのもとで修行しゅぎょうを積つんでいた折おりに、行人こうじんの存在そんざいと、彼かれの剣けんの強つよさを聞きかされていたのだ。だが行人こうじんは、女性じょせいに対たいして剣けんを向むけない主義しゅぎ。 しのぶの願ねがいもあっさりと断ことわるのだが、彼女かのじょは決けっして引ひき下さがらなかった。常つねに行人こうじんにつきまとっては勝負しょうぶを申もうし込こみ、挙あげ句くの果はてには彼かれの風呂ふろや布団ふとんにも侵入しんにゅうする。 そんな状況じょうきょうに、さすがのすずも怒いかり心頭しんとう。これ以上いじょう、しのぶが行人こうじんのそばにいられたらたまらないと、彼女かのじょの勝負しょうぶを受うけるよう行人こうじんに言いいつけるのだった。
  あらすじをみる 森もりの中なかで倒たおれている少女しょうじょを発見はっけんした行人こうじんとすず。その少女しょうじょ、しのぶはみことの姉あねで、千せん影かげ流りゅう忍者にんじゃ三さん姉妹しまいの次女じじょにあたる。 そんな彼女かのじょが言いうには、ある日ひ、剣けんの修行しゅぎょうに出でかけたものの、あまりの方向ほうこう音痴おんちのため家いえに戻もどれなくなり、空腹くうふくで動うごけなくなっていたという。 それを聞きいた行人こうじんとすずは、自分じぶんたちの家いえでしのぶに食事しょくじをもてなした。そのおかげで元気げんきを取とり戻もどした彼女かのじょは、突然とつぜん、行人こうじんに対たいし剣けんの勝負しょうぶを願ねがい出でる。 しのぶは、しまとらのもとで修行しゅぎょうを積つんでいた折おりに、行人こうじんの存在そんざいと、彼かれの剣けんの強つよさを聞きかされていたのだ。だが行人こうじんは、女性じょせいに対たいして剣けんを向むけない主義しゅぎ。 しのぶの願ねがいもあっさりと断ことわるのだが、彼女かのじょは決けっして引ひき下さがらなかった。常つねに行人こうじんにつきまとっては勝負しょうぶを申もうし込こみ、挙あげ句くの果はてには彼かれの風呂ふろや布団ふとんにも侵入しんにゅうする。 そんな状況じょうきょうに、さすがのすずも怒いかり心頭しんとう。これ以上いじょう、しのぶが行人こうじんのそばにいられたらたまらないと、彼女かのじょの勝負しょうぶを受うけるよう行人こうじんに言いいつけるのだった。
• 00:23:35

  第だい19話わ 謎なぞめいて、探偵たんてい(前編ぜんぺん)

  220円えん

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  あらすじをみる すずや梅うめ梅うめたちの家いえに、山奥やまおくの温泉おんせん宿やど・月見つきみ亭ていから招待しょうたい状じょうが届とどいた。早速さっそく、行人こうじんとともに月見つきみ亭ていへ向むかう彼女かのじょたちを待まっていたのは、女将おかみのさくや。 その体からだはからくりで、頭あたまや腕うでが外はずれる光景こうけいに、初対面しょたいめんの行人こうじんや梅うめ梅うめは驚おどろくばかり。だが、物腰ものごしが柔やわらく、おもてなしが大好だいすきな彼女かのじょは人間にんげんの女将おかみと変かわりがない。 そんなさくやに、招待しょうたいしてくれたことへのお礼れいを言いう行人こうじんだったが、なんと彼女かのじょは招待しょうたい状じょうを送おくっていないという。 しかも、逆ぎゃくにすずたちから、今日きょうの日付ひづけで遊あそびに行いくと記しるされた手紙てがみを受うけ取とったというのだ。そのことで2人ふたりが不思議ふしぎがっていると、ちかげが姿すがたを見みせた。 そして彼女かのじょは、招待しょうたい状じょうや手紙てがみを送おくったのは、彼女かのじょが愛読あいどくしているミステリー小説しょうせつに登場とうじょうする怪人かいじん、紅べに夜叉やしゃのしわざだと告つげる。 見みれば、招待しょうたい状じょうや手紙てがみにはどれも「紅べに」の印しるしがついている。ちかげが言いうには、紅べに夜叉やしゃは空想くうそう上じょうの人物じんぶつではなく実在じつざいするという噂うわさがあり、小説しょうせつ内ないの恐おそろしい事件じけんも、紅べに夜叉やしゃが実際じっさいに起おこしたものらしいのだ。 そして今回こんかいも、新あらたな事件じけんを起おこそうとしているのだという。
  あらすじをみる すずや梅うめ梅うめたちの家いえに、山奥やまおくの温泉おんせん宿やど・月見つきみ亭ていから招待しょうたい状じょうが届とどいた。早速さっそく、行人こうじんとともに月見つきみ亭ていへ向むかう彼女かのじょたちを待まっていたのは、女将おかみのさくや。 その体からだはからくりで、頭あたまや腕うでが外はずれる光景こうけいに、初対面しょたいめんの行人こうじんや梅うめ梅うめは驚おどろくばかり。だが、物腰ものごしが柔やわらく、おもてなしが大好だいすきな彼女かのじょは人間にんげんの女将おかみと変かわりがない。 そんなさくやに、招待しょうたいしてくれたことへのお礼れいを言いう行人こうじんだったが、なんと彼女かのじょは招待しょうたい状じょうを送おくっていないという。 しかも、逆ぎゃくにすずたちから、今日きょうの日付ひづけで遊あそびに行いくと記しるされた手紙てがみを受うけ取とったというのだ。そのことで2人ふたりが不思議ふしぎがっていると、ちかげが姿すがたを見みせた。 そして彼女かのじょは、招待しょうたい状じょうや手紙てがみを送おくったのは、彼女かのじょが愛読あいどくしているミステリー小説しょうせつに登場とうじょうする怪人かいじん、紅べに夜叉やしゃのしわざだと告つげる。 見みれば、招待しょうたい状じょうや手紙てがみにはどれも「紅べに」の印しるしがついている。ちかげが言いうには、紅べに夜叉やしゃは空想くうそう上じょうの人物じんぶつではなく実在じつざいするという噂うわさがあり、小説しょうせつ内ないの恐おそろしい事件じけんも、紅べに夜叉やしゃが実際じっさいに起おこしたものらしいのだ。 そして今回こんかいも、新あらたな事件じけんを起おこそうとしているのだという。
• 00:23:35

  第だい20話わ 謎なぞめいて、探偵たんてい(後編こうへん)

  220円えん

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  あらすじをみる 噂うわさの怪人かいじん・紅べに夜叉やしゃが、ついに行人こうじんの前まえに姿すがたを見みせた。 あやねに、一いち週間しゅうかんもかゆみが続つづくというとろろ汁じるを浴あびせた紅べに夜叉やしゃは、行人こうじんに対たいし、月つきが出でている間あいだに自分じぶんを捕とらえなければかゆみを治なおす解毒げどく剤ざいを渡わたさないと告つげ、逃にげてしまう。 行人こうじんはその後ごを追おうものの、すぐに見失みうしなってしまった。だが、事件じけんがこれで終おわるとは思おもえない。 変装へんそうを得意とくいとする紅べに夜叉やしゃは、闇やみに紛まぎれてきっとまた現あらわれるはず……。 そう思おもった行人こうじんは月見つきみ亭ていへと戻もどり、対策たいさくを考かんがえはじめた。紅べに夜叉やしゃが次つぎに現あらわれそうな場所ばしょを、推理すいりで突つき止とめようというのだ。
  あらすじをみる 噂うわさの怪人かいじん・紅べに夜叉やしゃが、ついに行人こうじんの前まえに姿すがたを見みせた。 あやねに、一いち週間しゅうかんもかゆみが続つづくというとろろ汁じるを浴あびせた紅べに夜叉やしゃは、行人こうじんに対たいし、月つきが出でている間あいだに自分じぶんを捕とらえなければかゆみを治なおす解毒げどく剤ざいを渡わたさないと告つげ、逃にげてしまう。 行人こうじんはその後ごを追おうものの、すぐに見失みうしなってしまった。だが、事件じけんがこれで終おわるとは思おもえない。 変装へんそうを得意とくいとする紅べに夜叉やしゃは、闇やみに紛まぎれてきっとまた現あらわれるはず……。 そう思おもった行人こうじんは月見つきみ亭ていへと戻もどり、対策たいさくを考かんがえはじめた。紅べに夜叉やしゃが次つぎに現あらわれそうな場所ばしょを、推理すいりで突つき止とめようというのだ。