松岡まつおか茉優が叫さけび、窪田くぼた正ただし孝こうは仲裁ちゅうさい　石井いしい裕也ゆうや監督かんとく作さく「愛あいにイナズマ」予告よこく解禁かいきん

松岡まつおか茉優と窪田くぼた正ただし孝こうのダブル主演しゅえん映画えいが「愛あいにイナズマ」より、本ほんビジュアルと本ほん予告編よこくへんが到着とうちゃくした。

「舟ふねを編あむ」の石井いしい裕也ゆうやが監督かんとく・脚本きゃくほんを担当たんとうした本ほん作さく。26歳さいの折おり村むら花子はなこは幼おさない頃ころからの夢ゆめであった映画えいが監督かんとくデビューを目前もくぜんに、卑劣ひれつなプロデューサーにだまされて企画きかくを奪うばわれてしまう。失意しついの底そこにいた花子はなこは、空気くうきがまったく読よめない男おとこ・舘たて正夫まさおの励はげましをきっかけに、10年ねん以上いじょう音信いんしん不通ふつうだった父ちちと2人ふたりの兄あにを巻まき込こみ、理不尽りふじんな社会しゃかいへ反撃はんげきする。花はな子こを松岡まつおか、正夫まさおを窪田くぼたが演えんじ、佐藤さとう浩市こういちが花子はなこの父ちち・治ち、池いけ松まつ壮たけし亮あきらと若葉わかば竜也たつやが花子はなこの兄あに・誠一せいいちと雄ゆう二にに扮ふんした。

YouTubeで解禁かいきんされた予告編よこくへんには、いいの仲裁ちゅうさいに入はいる正夫まさおに「お前まえは誰だれなんだよ！」と尋たずねる誠一せいいちの姿すがたを収録しゅうろく。花子はなこが「クソ！」と叫さけぶさまや、正夫まさおの「初はじめて家族かぞくというものを知しりました」というセリフも収おさめられた。

なお本ほん作さくについて松岡まつおかは「（観客かんきゃくにとって）この作品さくひんが“しょうがない、前まえを向むくか！”と思おもえるような映画えいがになっていたら嬉うれしいです」、窪田くぼたは「セリフにしろ映像えいぞうにしろ本質ほんしつ的てきな意味いみで“書かきなぐられた”作品さくひんで、（皆みなが）普段ふだん言いえない想おもいを愛あいを持もって串刺くしざしにしてくる、貫つらぬいてくる何なにかがある作品さくひん」とコメント。主題歌しゅだいかであるエレファントカシマシによる楽曲がっきょく「ココロのままに」に関かんして石井いしいは「脇目わきめも振ふらず一心不乱いっしんふらんに頑張がんばるこの映画えいがの主人公しゅじんこうにピッタリだと思おもったんです。同おなじように苦くるしみながら頑張がんばる方々かたがたにもこのエネルギーが届とどけばいいなと思おもっています」とつづっている。

「愛あいにイナズマ」は10月27日にちより全国ぜんこくでロードショー。仲野なかの太ふとし賀が、趣おもむき里さと、高良こうら健吾けんご、MEGUMI、三浦みうら貴たか大だい、芹澤せりざわ興人こうじん、笠原かさはら秀幸ひでゆき、鶴見つるみ辰吾しんご、北村きたむら有ゆう起おこり哉、中野なかの英雄ひでお、益岡ますおか徹とおるもキャストに名なを連つらねる。

石井いしい裕也ゆうや コメント

主題歌しゅだいか「ココロのままに」に寄よせて

この映画えいがのアイデアが突然とつぜんひらめいた時とき、若わかき映画えいが監督かんとくであり友人ゆうじんの坂西さかにし未み郁いく君くんが目めの前まえにいました。松岡まつおか茉優さん演えんじる主人公しゅじんこうの折おり村むら花子はなこも若わかき映画えいが監督かんとくという設定せっていなので、彼かれの存在そんざいが発想はっそうのきっかけになったんだと思おもいます。なので、花子はなこが劇げき中ちゅうで撮影さつえいする映像えいぞうは全すべて坂西さかにし君くんに任まかせることに決きめました。彼かれは今いま作さくの助監督じょかんとくでありながら、一部いちぶのパートでは監督かんとくをやったとも言いえると思おもいます。ちなみにその映像えいぞうは、映画えいがのエンドロールでも流ながれます。
それなら、そこにかかる主題歌しゅだいかはもうエレファントカシマシで決きまりだと思おもいました。他たの選択肢せんたくしはあり得えません。
坂西さかにし君くんの父親ちちおやは坂西さかにし伊作いさくという人ひとで、かつて90年代ねんだいにエレカシのPVをいくつも撮とっていた凄腕すごうでの監督かんとくでした。
「愛あいにイナズマ」は、今いまは亡なき大切たいせつな人ひとに思おもいを馳はせる映画えいがでもあります。亡なき父親ちちおやと同おなじ道どうを選えらんだ坂西さかにし君くんが撮とった映像えいぞうにエレファントカシマシの曲きょくが流ながれるのは必然ひつぜんだと、誠まことに勝手かってながら思おもいました。それに加くわえて個人こじん的てきな話はなしをしてしまうと、まだ20代だいの頃ころ、若わかき映画えいが監督かんとくとして苦悩くのうし、もがいていた僕ぼくを奮ふるいたせていたのは、いつだってエレカシの熱あつく真まっ直すぐな音楽おんがくでした。ヘッドホンをして目めを閉とじ、己おのれの中なかにある情熱じょうねつの炎ほのおを確たしかめ、また頑張がんばろうと気合きあいを漲みなぎらせる。何なん度ども救すくわれました。エレファントカシマシ、「ココロのままに」をどうしても主題歌しゅだいかにしたかった理由りゆうは無数むすうにありますが、やはり脇目わきめも振ふらず一心不乱いっしんふらんに頑張がんばるこの映画えいがの主人公しゅじんこうにピッタリだと思おもったんです。同おなじように苦くるしみながら頑張がんばる方々かたがたにもこのエネルギーが届とどけばいいなと思おもっています。
僕ぼくたちの思おもいをご存ぞんじだったかどうかは分わかりませんが、エレファントカシマシの皆みなさん、宮本みやもと浩次こうじさんがこのオファーを受うけてくれたことに心しんより感謝かんしゃ申もうし上あげます。