「COUNTDOWN JAPAN 18/19」179組くみの競演きょうえんに18万まん8000人にん熱狂ねっきょう

12月28日にち～31日にちに千葉ちば・幕張まくはりメッセ国際こくさい展示てんじ場じょう1～11ホールおよび幕張まくはりイベントホールで音楽おんがくフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 18/19」が開催かいさいされた。16回かい目めの「COUNTDOWN JAPAN」では4日間にちかん合計ごうけいで約やく18万まん8000人にんを動員どういん。合計ごうけい179組くみのアーティストがパフォーマンスを繰くり広ひろげた。

1日にち目め：12月28日にち

EARTH STAGEのトップバッターを飾かざったのは、3年ねん連続れんぞくでの「CDJ」出演しゅつえんとなる欅けやき坂ざか46。最新さいしんシングル曲きょく「アンビバレント」でライブを始はじめた彼女かのじょたちは、小池こいけ美波みなみをセンターに置おき華麗かれいに舞まった「二に人にんセゾン」、小林こばやし由依ゆいセンターでエネルギッシュなダンスを繰くり広ひろげた「ガラスを割われ！」など計けい8曲きょくを披露ひろう。1期生きせい16人にんによる渾身こんしんのパフォーマンスで、グループが持もつ世界せかい観かんを表現ひょうげんした。EARTH STAGE初はつ出演しゅつえんのヤバイTてぃーシャツ屋やさんは、「解散かいさんライブのつもりでやります！」とこやまたくや（G, Vo）がシャウトしたと同時どうじに、すさまじい気迫きはくをにじませ「あつまれ！パーティーピーポー」「かわE」といったナンバーを放はなっていく。MCではこやまが「勢いきおいだけのバンドってずっと言いわれてきました。勢いきおいだけでいいやんけ！ 勢いきおいだけでこのステージまできたらめちゃめちゃかっこええやん！」と熱あつく叫さけぶ場面ばめんもありつつ、3人にんはこの日ひストイックなプレイで強靭きょうじんなロックサウンドを会場かいじょうに響ひびかせた。

昨年さくねんに引ひき続つづいての出演しゅつえんとなるNGT48は、最新さいしんシングル曲きょく「世界せかいの人ひとへ」やデビュー曲きょく「青春せいしゅん時計とけい」などを生いき生いきとパフォーマンス。清涼せいりょう感かんあふれるステージングで、MOON STAGEエリアに詰つめかけたオーディエンスの心しんを鷲掴わしづかみにした。4年ねん連続れんぞくでの「CDJ」出演しゅつえんとなるMrs. GREEN APPLEはEARTH STAGEに初はつ登場とうじょう。デビュー当時とうじに使用しようしていたSEをバックにステージに現あらわれた5人にんは、初期しょきのロックナンバー「ナニヲナニヲ」「藍あい」を凛りんとした佇たたずまいでパフォーマンスした。その後ごも彼かれらはビッグバンドサウンドが響ひびく「Love me, Love you」やEDMチューン「WHOO WHOO WHOO」など、多種たしゅ多様たような楽曲がっきょくで観客かんきゃくを楽たのしませる。シンガロングで会場かいじょうが1つになった「WanteD! WanteD!」や「青あおと夏なつ」といった代表だいひょう曲きょくも届とどけ、最後さいごに大だい森元もりもと貴たか（Vo, G）が「紅白こうはくに出でたい！」とい放いはなち、大だい盛もり上あがりの中なかステージを終おえた。

初日しょにちのEARTH STAGEのトリを飾かざったのは、3年ねんぶりの「CDJ」出演しゅつえんとなったBUMP OF CHICKEN。藤原ふじわら基はじめ央ひさし（Vo, G）がギターを持もち、この日ひの1曲きょく目め「スノースマイル」のイントロを柔やわらかに奏かなでると、場内じょうないは大だい歓声かんせいに包つつまれた。藤原ふじわらと増川ますかわ弘明ひろあき（G）が向むかい合あい、息いきを合あわせて演奏えんそうし始はじめたのは「望遠ぼうえんのマーチ」。その後ごも4人にんは「話はなしがしたいよ」「ギルド」といったナンバーをじっくりと丁寧ていねいに届とどけていった。アンコールで彼かれらが「メーデー」を楽たのしげに届とどけ、これでライブは終了しゅうりょうかと思おもわれたが、4人にんはステージ中央ちゅうおうのドラムセットの前まえに集あつまって話はなし合あう。藤原ふじわらはどよめくオーディエンスに持もち時間じかんを勘違かんちがいしており、本編ほんぺん終了しゅうりょうの時点じてんで20分ふん時間じかんを余あまらせてしまったことを説明せつめい。アンコールを1曲きょくしか用意よういしていなかったというバンドは急遽きゅうきょ「ガラスのブルース」を演奏えんそうし、「CDJ」初日しょにちをにぎやかに締しめくくった。

2日にち目め：12月29日にち

2日にち目めのEARTH STAGEのトップバッターを務つとめたのはゴールデンボンバー。4人にんは「抱だきしめてシュヴァルツ」で女子じょしカーリング日本にっぽん代表だいひょう、ひょっこりはん、東京とうきょう・渋谷しぶやでのハロウィン騒動そうどう、日本にっぽん大学だいがくアメリカンフットボール部ぶのタックル問題もんだいといった2018年ねんに話題わだいになった人物じんぶつや事件じけんを盛もり込こんだネタを繰くり広ひろげて会場かいじょうに笑わらいを起おこし、「女々めめしくて」の曲きょく中ちゅうにはDA PUMP「U.S.A.」の「いいねダンス」を全力ぜんりょくで披露ひろうした。続つづくきゃりーぱみゅぱみゅは代表だいひょう曲きょくの「にんじゃりばんばん」「ファッションモンスター」のほか、観客かんきゃくに振ふり付つけを指導しどうしつつ新曲しんきょく「演歌えんかナトリウム」をパフォーマンス。「COUNTDOWN JAPAN」初はつ登場とうじょうのSPYAIRはサイレンの音おとが鳴なり響ひびく「OVERLOAD」でライブをスタートさせ、IKE（Vo）の「ようこそ！ SPYAIRの『COUNTDOWN JAPAN』へ！」という叫さけびから「現状げんじょうディストラクション」や「I Wanna Be...」をプレイして観客かんきゃくをヒートアップさせた。

夕方ゆうがたのASTRO ARENAに登場とうじょうしたアンジュルムは、竹内たけうち朱しゅ莉の煽あおりと共ともに「大器晩成たいきばんせい」を1曲きょく目めに届とどけたあと「ドンデンガエシ」や「次々つぎつぎ続々ぞくぞく」などのクールなナンバーでファンを魅了みりょう。最新さいしんシングルの表題ひょうだい曲きょくの1つ「46億おく年ねんLOVE」でステージを終おえた。GALAXY STAGEではでんぱ組ぐみ.incが、1月がつ1日にち発売はつばいのニューアルバム「ワレワレハデンパグミインクダ」の収録しゅうろく曲きょく「太陽系たいようけい観察かんさつ中ちゅう生命せいめい体たい」や、サマーチューン「プレシャスサマー!」を熱演ねつえん。1月7日にちの東京とうきょう・日本武道館にほんぶどうかん公演こうえんでグループを卒業そつぎょうする夢ゆめ眠ねむねむは、MCで「今日きょうがアイドル人生じんせい最後さいごのフェスです！ 皆みなさん今いままで本当ほんとうにありがとうございました！」と挨拶あいさつしていた。

終盤しゅうばんのEARTH STAGEではHYDEが「ANOTHER MOMENT」でコール＆レスポンスを展開てんかいして会場かいじょうをひとつに。またL'Arc-en-Cielのナンバー「HEAVEN'S DRIVE」「HONEY」を歌唱かしょうしてオーディエンスを大おおいに盛もり上あげた。同どうステージのトリを務つとめた[ALEXANDROS]は「ワタリドリ」や「Mosquito Bite」で場内じょうないの温度おんどを上昇じょうしょうさせ、さらに川上かわかみ洋平ようへい（Vo, G）の「俺おれたちはここに、お前まえらを踊おどらせに来きたぜ！」という言葉ことばから「Fish Tacos Party」「PARTY IS OVER」で観客かんきゃくを沸わかせる。続つづいてアコースティックギター1本ほんで「12/26以降いこうの年末ねんまつソング」を歌うたい上あげた川上かわかみは、「いろんなことがありました。でもどうしても自分じぶんたちは頭あたまが悪わるくて、やっぱりうちらが一番いちばんかなと勘違かんちがいしています。必かならずここに戻もどってきて一番いちばんのステージを見みせたいと思おもいます！」と2018年ねんを振ふり返かえりつつ宣言せんげん。4人にんは「Adventure」で盛大せいだいなシンガロングを繰くり広ひろげたあと、アンコールで「アルペジオ」を演奏えんそうしてイベントの2日にち目めを締しめくくった。

3日にち目め：12月30日にち

今回こんかい「COUNTDOWN JAPAN」初はつ出演しゅつえんの石崎いしざきひゅーいはASTRO ARENAに登場とうじょう。初はつ出演しゅつえんできた喜よろこびを噛かみしめるように「ピーナッツバター」「トラガリ」を笑顔えがおで披露ひろうしたあと、ゲストの菅田すげた将すすむ暉あきらを呼よび込こみ「さよならエレジー」をステージ上じょうで初はつ共演きょうえんした。さらに2人ふたりは肩かたを組くみ1本ほんのマイクで「僕ぼくだけの楽園らくえん」を熱唱ねっしょうしてフロアを沸わかせた。大入おおいりのASTRO ARENAに現あらわれたのはCreepy Nuts。DJ松永まつながが卓越たくえつしたプレイを見みせたあと、2人ふたりはアッパーチューン「助演じょえん男優だんゆう賞しょう」「よふかしのうた」「紙かみ様さま」を畳たたみかけて会場かいじょうを興奮こうふんへ導みちびく。さらにステージではR-指定していが即興そっきょうラップのコーナー“聖徳太子しょうとくたいしフリースタイル”を展開てんかい。最後さいごに2人ふたりは未み発売はつばいの新曲しんきょく「生業せいぎょう」を披露ひろうし、場内じょうないを興奮こうふんで包つつみ込こんだ。

「CDJ」に10年ねん以上いじょう出演しゅつえんしているが、3人にん編成へんせいでのライブは初はつだというBase Ball Bearは1曲きょく目めにダンサブルな「yoakemae」をプレイし、GALAXY STAGEをヒートアップさせた。続つづいてミステリアスな「試ためされる」、物悲ものがなしいムードが漂ただよう「Flame」と新曲しんきょくを連発れんぱつしたのち、小出こいで祐介ゆうすけ（Vo, G）は「突然とつぜんですがラップやります」と宣言せんげん。「The Cut」で熱あついラップを繰くり出だした。「来年らいねんがこんな年ねんになりますように」という小出こいでの言葉ことばをきっかけに届とどけられた「ドラマチック」では、3人にんが軽快けいかいなサウンドを奏かなでて会場かいじょうを盛もり上あげた。

EARTH STAGEのクリープハイプのライブは、センチメンタルな「5％」でスタート。フロアが静しずけさに包つつまれる中なか、4人にんは「HE IS MINE」「鬼おに」で荒々あらあらしい演奏えんそうを繰くり広ひろげて場内じょうないに熱気ねっきを呼よび込こむ。「一生いっしょうのお願ねがい」のプレイ後ご、尾崎おざき世界せかい観かん（Vo, G）は大勢おおぜいの観客かんきゃくを前まえに「こうしてライブをする瞬間しゅんかんは非ひ現実げんじつ的てきだと思おもいます。悔くやしいこと、不便ふべんなことを信しんじて今後こんごも楽たのしんでいきたいです」と語かたった。ラストには「イト」「栞しおり」を届とどけ、にぎやかな空間くうかんを作つくり出だした。

3日にち目めのEARTH STAGEのトリを飾かざったのはASIAN KUNG-FU GENERATION。「新しん世紀せいきのラブソング」「Re:Re:」「ソラニン」とライブ定番ていばん曲きょくを惜おしみなくパフォーマンスし、オーディエンスを喜よろこばせる。そして後藤ごとう正文まさふみ（Vo, G）が「若わかいバンドに負まけないように演奏えんそうするんで」と意気込いきごみ、4人にんは新曲しんきょく「ホームタウン」を披露ひろう。「リライト」の演奏えんそう時じには後藤ごとうがウィスパーボイスや伸のびやかな歌声うたごえを操あやつり、観客かんきゃくとのシンガロングを楽たのしんだ。その後ご彼かれらは「ボーイズ＆ガールズ」で温あたたかなサウンドを響ひびかせ、本編ほんぺんを締しめくくった。アンコールを受うけて再さい登場とうじょうしたアジカンは「今いまを生いきて」で朗ほがらかなムードを演出えんしゅつ。観客かんきゃくにピースサインを送おくり、ステージをあとにした。

4日にち目め：12月31日にち

GALAXY STAGEの一いち番手ばんてを務つとめたNulbarichは「It's Who We Are」「NEW ERA」といったムーディなナンバーを次々つぎつぎと披露ひろう。心地ここちよい雰囲気ふんいきを作つくり出だしつつ、JQ（Vo）は「Here we go! 超ちょういいじゃん！」と来場らいじょう者しゃたちを温あたたかく歓迎かんげいした。一方いっぽうEARTH STAGEのトップバッター、キュウソネコカミは入場にゅうじょうBGMにQueen「Bohemian Rhapsody」を使用しようしたり、MCでヤマサキセイヤ（Vo, G）がフレディ・マーキュリーのコール&レスポンスを再現さいげんするなど、映画えいが「ボヘミアン・ラプソディ」の影響えいきょうを受うけたパフォーマンスを展開てんかい。終盤しゅうばんではヤマサキが「勝手かってにアンコールやらしてもらうー！」と「真面目まじめに」を演奏えんそうしたりと、自由じゆう奔放ほんぽうなステージングでオーディエンスを巻まき込こんでいった。GALAXY STAGEの2番目ばんめのアクトとなったストレイテナーは「REMINDER」「Braver」「灯あかり」など、新旧しんきゅうさまざまなナンバーを組くみ合あわせたセットリストで観客かんきゃくたちを魅了みりょうした。MCではホリエアツシ（Vo, G, Piano）がバンド結成けっせい20周年しゅうねんとなった2018年ねんを振ふり返かえり、「ここから先さきも自分じぶんたちの信しんじる音楽おんがくを作つくり続つづけて、最高さいこうの瞬間しゅんかんをみんなと一緒いっしょに過すごせたらうれしいです」と今後こんごの意気込いきごみを述のべた。

夕方ゆうがたのGALAXY STAGEに立たったgo!go!vanillasは、交通こうつう事故じこでケガをした長谷川はせがわプリティ敬けい祐ゆう（B）に代かわり、マイケル（B / 夜よるの本気ほんきダンス）がサポートメンバーとして参加さんか。「平成へいせいペイン」後半こうはんでは牧まき達弥たつや（Vo, G）が「みんなのでっけえ声こえ聞きかせて、プリティを叩たたき起おこそうぜ」と観客かんきゃくたちにコールを催促さいそくし、「絶対ぜったい『CDJ』にあいつと一緒いっしょに帰かえってくる。そしてまたロックンロールしようぜ！」と力強ちからづよく語かたった。2018年ねんが終おわるまで2時じ間あいだを切きると、COSMO STAGEにはPOLYSICSが登場とうじょうした。ハヤシヒロユキ（Vo, G）が「ダバダバ納おさめしましょう！」とオーディエンスを誘さそった「Let's ダバダバ」では、客席きゃくせきは手てを挙あげる人ひとたちでいっぱいに。さらにハヤシは「How are you?」で餅もちを伸のばすようなジェスチャーを盛さかんに行おこない、最後さいごは「皆みなさま、よいおトイスを！」と挨拶あいさつして出番でばんを終おえた。

そしてEARTH STAGEにてカウントダウンを務つとめたサンボマスターは「世界せかいをかえさせておくれよ」「青春せいしゅん狂騒きょうそう曲きょく」といった代表だいひょう曲きょくで一気いっきにフロアをヒートアップさせた。山口やまぐち隆たかし（Vo, G）は「圧倒的あっとうてきな年越としこしにできますか！」「ラブ＆ピースで奇跡きせきを起おこせ！」と幾度いくどもアジテートし、年としの瀬せを熱あつく盛もり上あげる。そして「ミラクルをキミとおこしたいんです」の最中さいちゅうでカウントダウンが開始かいしされ、観客かんきゃくたちを踊おどらせながら2019年ねんへと突入とつにゅう。新年しんねんは「世界せかいはそれを愛あいと呼よぶんだぜ」でスタートを切きり、ラストナンバー「輝かがやきだして走はしってく」まで、会場かいじょうは終始しゅうし歓声かんせいに包つつまれていた。そして29:00をもって「COUNTDOWN JAPAN 18/19」は盛大せいだいに幕まくを閉とじた。