生活せいかつ改善かいぜんで早寝はやね早起はやおき！

──2014年ねんはいかがでしたか？

なんだろう……ちょっとぼんやりしていた1年ねんでした（笑）。アルバムのジャケット撮影さつえいでイギリスに行いったりとか特別とくべつなトピックスもあったんですけど、いつも通とおりバタバタと過すぎていった1年ねんというか。でもいつもほど仕事しごとが詰つまってなくて、多少たしょう時間じかんに余裕よゆうがあったから、プライベートでも新あたらしい発見はっけんや変化へんかがあるのかなと期待きたいしてたんですけど……。

──なかったようで（笑）。

あははは（笑）。私わたし、時間じかんの使つかい方かたがヘタで、仕事しごともパッと終おわってパッと帰かえればいいんですけど、現場げんばでダラダラしちゃったり余裕よゆうがあったぶん、本当ほんとうに時間じかんの使つかい方かたがヘタだなーと反省はんせいした1年ねんでした。なんでもいいんですけど、例たとえばヨガ教室きょうしつやお料理りょうり教室きょうしつに行いくとか、そういうのをやろうと思おもえばやれる1年ねんだったはずなんですけど、うまく時間じかんが使つかえなくて。先さきに今年ことしの目標もくひょうを言いってもいいですか？ 早寝はやね早起はやおき。

──ものすごく普通ふつうの目標もくひょうですね。

規則正きそくただしく生活せいかつすることで朝あさの時間じかんを有効ゆうこうに使つかうとか、自分じぶん自身じしんをダラダラさせないようにという意味いみが込こめられていて。夜よる早はやく寝ねようと思おもったら当然とうぜん、やらなきゃいけない仕事しごとは前倒まえだおしで片付かたづけなくちゃいけないし。そんなふうに生活せいかつ全体ぜんたいを変かえないとダメだなって。

──定時ていじで終おわるサラリーマン仕事しごとでもないから、規則きそく的てきな生活せいかつというのはそもそもハードル高たかいですよね。多少たしょうズレるのはしょうがない中なかで、少すこしずつ。

はい。早はやめ早はやめに全部ぜんぶ終おわらせて寝ねる、早はやく起おきて活動かつどうを始はじめる、みたいな。「朝あさ、仕事しごとの前まえにヨガに行いってきました」とか憧あこがれるんですよ（笑）。そういうのが無理むりなくできる人間にんげんになりたい。スッとした人ひとになりたいんですよ。いるじゃないですか、スッとした人ひと。朝あさからハーブティーをブレンドして飲のんでるみたいな。家いえのテーブルは木きなんですよ、木き。

──まずは茶器ちゃきを揃そろえるあたりから始はじめると自然しぜんとそういう生活せいかつになるんじゃないですかね。

まず茶器ちゃきを置おくスペースを作つくらなくちゃいけない（笑）。ずっとそういう人ひとになりたいと思おもっているのに全然ぜんぜんなれないから、単発たんぱつで「ジムに行いく」とかそういう目標もくひょうじゃなくて、もっと大おおきい生活せいかつ改善かいぜんを。早寝はやね早起はやおき！ ただしお正月しょうがつを除のぞく！（笑）

アルバムの作つくり方かたを忘わすれちゃって

──去年きょねんは反省はんせい点てんの多おおい生活せいかつだったと言いっても、このアルバム制作せいさくが着々ちゃくちゃくと進すすめられていたわけですよね。去年きょねんの5月の段階だんかいでアルバムのリリースと3月がつに行おこなわれる2DAYSライブの発表はっぴょうがあって（参照さんしょう：次つぎは学園がくえんモノ！ほっちゃん「めぐる冒険ぼうけんV」で女子高じょしこう生せいに）。

オリジナルアルバムがほぼ3年ねんぶりなんですって。私わたしたちも気付きづいてなかったんですけど、3年ねんも空あいてたんだなって。だからなのか、作業さぎょうに慣なれなかったです（笑）。

──アルバムの作つくり方かたを忘わすれていた（笑）。

忘わすれちゃってて、どうも作業さぎょうがスムーズに進すすまないなと思おもってたら、3年ねんぶりだからかーって。けっこう余裕よゆうあったはずなのにだんだん時間じかんがなくなってきて「……がんばろう！」みたいな感かんじになって。

──アルバムの全体ぜんたい像ぞうはどのように固かためていったんですか？

まず前作ぜんさくの「秘密ひみつ」（参照さんしょう：堀江ほりえ由衣ゆい「秘密ひみつ」インタビュー）以降いこうのシングルを入いれるとなると、「The♡World's♡End」（参照さんしょう：堀江ほりえ由衣ゆい「The♡World's♡End」インタビュー）は確実かくじつに入はいるので……「The♡World's♡End」はタイトルも曲きょくもすごく強つよいから、これが入はいる器うつわを作つくらなくちゃというのが最初さいしょの取とっ掛かかりで。楽曲がっきょく制作せいさくを始はじめる前まえにジャケット撮影さつえいはイギリスに行いくって決きまってたので、イメージとして少すこし重じゅうめな雰囲気ふんいきで、ゴシックやクラシックの要素ようそも入はいった神秘しんぴ的てきな方向ほうこうに振ふりたいなというのはなんとなく話はなしてました。

──「The♡World's♡End」が持もつ清きよし竜りゅう人じんさん独特どくとくのストレンジなムードと、イギリスの雰囲気ふんいきとのイコール部分ぶぶんを探さがしながら。

そうですね。お城しろや石造いしづくりの建物たてものの雰囲気ふんいきだったり。とはいえファンタジーではない日常にちじょう的てきな楽曲がっきょくも入いれたいし、バランスを取とりながら。最初さいしょはどうなることかと思おもったけど、最終さいしゅう的てきに「あ、意外いがいとまとまったな」って（笑）。

──「The♡World's♡End」からタイトルを持もってきつつも、日本語にほんごで「ワールドエンドの庭にわ」としたのはなぜですか？

いろんな意味いみを込こめつつもなんですけど、単純たんじゅんに字面じめんがきれいだなと思おもったのが一番いちばんですね。

──この明朝体みんちょうたいではっきりと書かかれている感かんじがアートワークとしてすごくいいし、アルバムのムードにも合あってるなと思おもいました。

ニュアンスとしては、世界せかいは広ひろいようで狭せまいようで……みたいなことが表あらわしたくて。世界せかいの果はても自分じぶんの庭にわというテリトリーの中なかにあるような、でも一方いっぽうで一いち歩ほ踏ふみ出だせば違ちがう世界せかいが開あけているかもしれないし、みたいな。それを表あらわすのに、文字もじの雰囲気ふんいきもよかったし、自分じぶんの思おもい描えがいている風景ふうけいに近ちかいのかなと思おもってこのタイトルにしました。