中古iPhoneを条件付きで1円購入できるキャンペーンが話題のゲオモバイル。ついに「iPhone SE2」と「iPhone X」が1円の対象機種になりました。
左がiPhone SE2、右がiPhone X
画像クリックで特設ページへ
高嶺の花だったiPhoneが、1円で買える時代。しかもSE2はまだ2年前に発売したばかりのモデルです。といっても、続々発売されてきたiPhoneの各機種の特徴を、しっかり把握しているという人は多くないはず。「iPhone SE2」と「iPhone X」がどんな1台なのか、まずはおさらいしていきましょう。
2020年に発売し、見た目にもコンパクトなiPhone SE2は4.7インチ液晶ディスプレイを採用。200g超えのスマホも当たり前になった今、148gと圧倒的な軽さです。
「必要十分」を形にした一台
廉価版の端末ながら、ハイエンド機のiPhone 11と同じA13 Bionicチップを搭載します。軽自動車にスポーツカーのエンジンが入ったような一台で、今年出たSE3と比べても「使った体感はほぼ変わらない」と語られるほどのパワー。
ホームボタンを押すと、ホーム画面に戻れるわかりやすい操作系。こちらは指紋認証(Touch ID)もかねており、まだまだマスクが手放せないなかでうれしい機能です。
望遠も超広角もないシングルカメラでナイトモードもありませんが、光学式手ブレ補正も付いており、画質は十分。
ちなみに筆者もサブ端末として愛用する一台。お守り代わりに一つ持っておくと、たびたび重宝します。文字の小ささとバッテリーの少なさ以外はだいたい好感触です。
2017年にハイエンド端末として発売したiPhone X。5.8インチの大画面でありつつ、画面の外枠が細く、すんなり手に収まるサイズを両立しています。重さは174g。
ディスプレイのキレイさにハッとなる
この機種からホームボタンがなくなり、ほぼ全面がディスプレイに。有機ELディスプレイを採用しているので、ハッとするような美しさがあります。ホームボタンの撤廃とともに、一部の操作方法は変更されていますが、すぐ慣れるはず。
プロセッサはSE2の2世代前となるA11 Bionicチップですが、それでも安い価格帯の最新Android機を上回る性能があります。
広角カメラだけでなく、望遠カメラも搭載。当時としては画期的な、どちらにも光学式手ブレ補正が採用された機種でした。さらにはFace ID(顔認証)を採用しています。
もう一つの大きな特徴は、現在の最新iPhone機種でも見られない「3D Touch」に対応していること。画面上のアイコンなどを強く押せば、アプリのメニューに即アクセスしたり、リンク先をチラ見できたりと、さまざまな機能が直感的に使えます。今も復活が熱望されている機能です。
3D Touchでアイコンを押し込んだあと。2タッチのみで各種操作ができる
双方の機種ともにおサイフケータイ(FeliCa)や防水・防塵、ワイヤレス充電(Qi)にも対応しており、いわゆる「ぜんぶ入り」です。
ここで2機種の広角カメラで撮影した写真を見てみましょう。あらためて見て「なかなかキレイだな」と唸ってしまいました。
左がiPhone SE2、右がiPhone X。画角はiPhone Xのほうが広い。SE2はやや黄色く、Xはやや白く写る印象。どちらも十分キレイ
ナイトモードがなく夜の撮影は若干最新機種に劣りますが、SNSに載せるくらいなら十分。このほか、背景をぼかすポートレートモードも両機に付いています。
渋谷のアップルストアより
なお、世は半導体不足。新品のiPhoneも生産が追いつかず、アップルストアで買っても数週間待たされるとの話を耳にします。
さらに昨今の円安も重なり、iPhoneの大幅値上げも危惧されているのです。
たとえばM1チップ搭載モデルの従来のMacBookは、11万5280円→13万4800円に価格改定されたばかり。各社の新作スマホの高額化は円安が要因とされており、さらに円安が進むなか、それ以上の値上げがあるとも予想されます。
近いうちに登場すると予想されているiPhone 14の最上位機種は「20万を超えるのでは」とささやかれるほど。そんな背景もあり、まだまだ使える中古iPhoneの相場も一部で上がっている昨今。中古iPhoneを持つ意義は高まっています。
筆者の愛機、iPhone SE2とGalaxy S22 Ultra(サムスン電子)
安く乗り換えたいという需要に応えるほか、筆者のように、メイン機にはAndroidを使うユーザーのサブ端末にも中古iPhoneはオススメです。
たとえばiOSは通知機能が優秀で、Twitterのいいね&リツイートなども一つずつ知らせてくれます。そのほかiOSにしかないアプリが使えたり、AirDropでコンテンツが共有できたりと、iPhoneならではの優位性はたくさん。持てば、かゆいところに手が届くモバイル生活になるはず。
ゲオモバイルで、今回1円の対象になるのはB品。液晶や外装の角に使用には問題ない程度の傷があるなど、A品と比べると「少し難のある商品」がB品に該当するとのことですが、実物をパッと見た限りでは違いはほとんどわからず。じっくり観察して、ようやく細かいキズが見つかる程度でした。
たとえばこの個体。角度を変えてよく見ると右のiPhoneには白い点が各所に光る。シリコン製のケースを付けていた人に多い小さな汚れ
背面の小さなキズなどは、カバーをしてしまえばわからなくなるものです。気にしない筆者のような人間ならこちらもアリでしょう。A品がいいという人は、オンラインストアなら、追加で1980円(税込)出せば購入できます。
1円で購入するための条件は、「ゲオモバイルのオンラインストアでの端末購入」かつ「他キャリア(au以外)からの乗り換え(MNP)契約」であること。そして「UQ mobileのくりこしプランM+5G(もしくはくりこしプランL+5G)の契約」「増量オプションII」への加入が必要です。
店舗で購入した場合は1円にはなりませんが、キャンペーン期間中ならiPhone X(64GB)を5800円(税抜)、iPhone SE2(64GB)を3800円(税抜)で購入することが可能です。
UQ mobileはauのサブブランドにあたるため、実際に使う際の回線速度がほかの格安SIMと比べて安定していると、各ユーザーから報告されています。またUQ mobileのくりこしプランとauでんきに同時加入することで、月々の通信料金も割引されるというセット割もあります。少しでも安く済ませたい人は、こちらとの併用も検討してみるといいかもしれません。
キャンペーンの期間は6月17日〜7月25日まで。
画像クリックで特設ページへ
国内に438店舗を構える、業界最大手のゲオモバイルでは店舗販売も行っています。店舗で購入した場合、端末代は1円とはならないのですが、それでも条件クリアで最大2万円の割引が適用されます。
そして何より店舗購入には、オンライン購入にはない魅力が存在しています。
ゲオモバイルアキバ店
こちらは、モバイル端末の品揃えが特に充実している「ゲオモバイルアキバ店」。実は筆者も何度か買い物していますが、「何かに付けてセールを連発する」でおなじみの同店。店内にはスマホやタブレットがこれでもかと並びます。見ているだけでも壮観。
店頭でも各種iPhoneを割引販売。iPhone 8は1円だ
Androidは店の奥にたくさんある
iPadもよりどりみどり
スマホにくわしい店員さんの集まるゲオモバイルですが、なかでもアキバ店は、「スマホ博士」の巣窟なのだとか……?
勝手にハードルを上げたなかで登場してくれたのが、アキバ店店長の氷見木綿子さん。
知識からコミュニケーション力まで問う社内資格を合格している。このほか「モバイルアドバイザー」もいるので店員さんの名札をチェック
実はゲオには資格制度があり、研修を受けたうえで一定以上の成績者のみが同制度に合格できるそうなのですが、氷見さんはその最高峰「モバイル スペシャリスト」を取得しています。
いざ氷見さんとたくさんのスマホの前へ。なるほど、聞けばネットで調べてもなかなか出てこない答えがすぐ出てきて、楽しい。
手に取って状態を確かめられる安心感。アキバ店では電池残量も値札に書かれている
店舗では機種の状態や電池残量もその場でチェック可。とくにB品は「どうして安くなっているのか」を確認できて、運命の一台を探すのも捗ります。
中古iPhoneは残量80%台が多く、まだまだ使えるものが多い感じ。iPhone 12〜13あたりの新しいものだと、90%台も多いもようです。
契約したい機種が決まったら、ゆっくり座ってお話を。せっかくなので、ついでにいろいろ聞きました。
女性の来店も増えているとのこと
──初心者の方がつまずくポイントって何ですかね?
氷見:データ移行と操作方法です。iPhoneって説明書が付いていませんからね。
──たしかに……ゲオだとどう解決してくれますか?
氷見:できる限りわかりやすく説明します。
──ちなみにゲオのオンラインストアから買った商品のことはお店で聞けますか? さすがにダメですよね……。
氷見:いえ、ネットで買ったスマホもサポートいたしますよ。
──おお、すごい!
氷見:ご質問いただけましたら、できる限りしっかりお答えします。ただそれでもできなかったという方に向けては、スタッフが代わりに設定する有料のサービスがありますね。
──聞くのはタダ、やってくれるのは有料ってわけですね。高額のサポート料を提示されると面食らってしまいますが、1100円で基本設定をまるっとお願いできるなら、操作が苦手な人にはありがたい価格かもしれません。
「中古スマホで十分だと思っているけど、設定が難しそう」と感じている人は、設定代行サービスを利用するのもアリかも
なお、買い換えの際には旧機種もその場で買い取りOK。筆者がタンスの肥やしにしているドコモ版のiPhone 6sも、買い取りに出せば2100円〜3500円の値が付くとか。買い取りセール時は、これに10%増しの額が付くこともあるそうです。
さらに機種によっては、壊れたiPhoneでも買い取ってもらえます。たとえばiPhone 13なら、画面が割れていても1万円で買い取り可能です。
シニア層など初心者でもiPhoneを持ちたい人は増えているとか
おトクなキャンペーンやセールなどの最新情報は、ゲオモバイルの公式Twitter(@GEO_mobile_jp)でも発信されています。さらに、アキバ店(@GEOM_akiba)のように独自のTwitterを運用している店舗では、最新の入荷情報などをいち早く発信してくれることも……!? 出でよ、とんでもない掘り出し物。
画像クリックで特設ページへ
それぞれのメリットを改めて比較
あらためてカンタンにおさらいしましょう。iPhoneを1円で手に入れたり、いつでもどこでも手軽に買ったりしたいならオンラインストア。スタッフにスマホの状態を聞いたり、商品状態やバッテリー残量を直接見たりしたいなら、ゲオモバイル店舗がオススメです。
1円からの格安iPhoneも、ついでにAndroidも。ゲオモバイル、まずは遊びに行くつもりで覗いてみてください。スマホ好きの筆者もたぶんいるはず。
(辰井裕紀)
※ オンラインストア価格は税込、店舗価格は税抜で記載しています。
※ 店舗価格は6月28日時点での価格を記載しており、時期によって変動があります。
画像クリックで特設ページへ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.