葛飾かつしか北斎ほくさいと歌川うたがわ広重ひろしげの風景ふうけい画展がてん「北斎ほくさいと広重ひろしげ 冨とみ嶽だけ三さん十じゅう六ろく景けいへの挑戦ちょうせん」が現在げんざい、大分おおいた県立けんりつ美術館びじゅつかん（大分おおいた市し寿ことぶき町まち2、TEL 097-533-4500）の3階かいコレクション展示てんじ室しつで開ひらかれている。同館どうかんなどの主催しゅさい、大分おおいた経済けいざい新聞しんぶん後援こうえん。

「神奈川かながわ沖おき浪なみ裏うら」などは撮影さつえい可能かのう

　江戸えど東京とうきょう博物館はくぶつかん所蔵しょぞうの北斎ほくさい（1760～1849）の「冨とみ嶽だけ三さん十じゅう六ろく景けい」と広重ひろしげ（1797～1858）の「東海道とうかいどう五拾ごじっ三さん次じ之これ内ない」など243点てんを、前期ぜんき（8月がつ18日にちまで）、後期こうき（8月がつ20日はつか～9月がつ8日にちまで）に分わけて紹介しょうかいする。

　北斎ほくさいのコーナーには曲亭馬琴きょくていばきん作さく・北斎ほくさい画がの読本とくほん「鎮西八郎為朝ちんぜいはちろうためとも外伝がいでん・椿つばき説せつ弓張月ゆみはりづき」や「北斎ほくさい漫画まんが」の版本はんぽんなどを並ならべる。「冨とみ嶽だけ三さん十じゅう六ろく景けい」は、新しん千せん円えん札さつの裏面りめんに採用さいようされた「神奈川かながわ沖おき浪なみ裏うら」（8月がつ12日にちまで）など前ぜん後期こうきで追加ついか10図ずを含ふくむ全ぜん46図ずを公開こうかい。

　広重ひろしげの作品さくひんは「東海道とうかいどう五拾ごじっ三さん次じ之これ内ない」のほか、10歳さいの時ときに描えがいた富士山ふじさんを望のぞむ「三保さんぼう松原まつばら図ず」「江戸えど近郊きんこう八景はっけい」など。書かき残のこした3通つうの遺言ゆいごん状じょうも展示てんじする。

　開館かいかん時間じかんは10時じ～19時じ（金曜きんよう・土曜どようは20時じまで）。観覧かんらん料りょうは、一般いっぱん＝1,400円えん、大学だいがく・高校生こうこうせい＝1,000円えん、中学生ちゅうがくせい以下いか無料むりょう。後期こうき開催かいさい時じに前期ぜんき時じの半はん券けんを提示ていじすると観覧かんらん料りょうが1,000円えんになる「リピーター割わり」を実施じっしする。9月8日にちまで（8月がつ19日にち休館きゅうかん）。