単独たんどくで分節ぶんせつを作つくれる、活用かつようできるとはどういう意味いみですか?

ざっくりというと、単語たんごの順番じゅんばんで意味いみが決きまる言語げんごと、決きまらない言語げんごがあります。

　日本語にほんごは、単語たんごの順番じゅんばんでは意味いみが決きまらない言語げんごのひとつです。

　たとえば、英語えいごの　I eat sister.　日本語にほんごの　私わたし　食たべる　妹いもうと。

単語たんごの並ならびは同おなじですが、日本語にほんごの場合ばあい、私わたしが妹いもうとを食たべると解釈かいしゃくする人ひとはいません。日本語にほんごでは「私わたしは妹いもうとと食たべる。私わたしの妹いもうとは食たべる。私わたしの妹いもうとも食たべる。」など、私わたし・食たべる・妹いもうとのような、それだけで意味いみが分わかる単語たんごに、が・は・も などの単語たんごをくっつけて、細こまかい意味いみを表あらわしています。
　それだけで意味いみが分わかる単語たんごを、自立じりつ語ごといい、それだけで文節ぶんせつを作つくることができます。自立じりつ語ごにくっつく単語たんごを、付属ふぞく語ごといい、細こまかいニュアンスを伝つたえるのに使つかいます。

　動うごきを表あらわす動詞どうしと様子ようすや性質せいしつを表あらわす形容詞けいようし(○○い）や形容動詞けいようどうし(○○だ）は、後のちにつづく単語たんごに合あわせて形かたちを変かえます。　行ぎょうか―ない　行いきーます　行いくー。　行いくーとき　行いけーば　行いけ　のように、規則正きそくただしく変化へんかします。このように変化へんかすることを、活用かつようする・活用かつようがある といいます。

「単独たんどくで分節ぶんせつを作つくれる、活用かつようできる」という表現ひょうげんは、言語げんご学がくの文脈ぶんみゃくで使つかわれる場合ばあい、文法ぶんぽう的てきな要素ようそを個別こべつに認識にんしきし、それらを独立どくりつした単位たんいとして理解りかいし、使つかう能力のうりょくやスキルを指さすことがあります。

言語げんごを理解りかいする際さい、文ぶんは単語たんごやフレーズに分割ぶんかつできます。このような分割ぶんかつされた単位たんいを「分節ぶんせつ」と呼よびます。例たとえば、文ぶんは名詞めいし節ぶし、動詞どうし節ぶし、形容詞けいようし節ぶしなどの分節ぶんせつに分割ぶんかつできます。

「単独たんどくで分節ぶんせつを作つくれる」とは、文法ぶんぽう的てきな構成こうせい要素ようそを切きり分わけて認識にんしきし、単独たんどくの分節ぶんせつとして認識にんしきできる能力のうりょくを指さします。例たとえば、「私わたしは猫ねこが好すきです。」という文ぶんでは、「私わたしは」「猫ねこが」「好すきです」という3つの分節ぶんせつに分わけることができます。

「活用かつようできる」とは、認識にんしきした分節ぶんせつを適切てきせつに使つかいこなせることを指さします。つまり、語彙ごいや文法ぶんぽうを理解りかいし、適切てきせつに組くみ合あわせて文章ぶんしょうを構成こうせいしたり、自分じぶんの意見いけんや情報じょうほうを表現ひょうげんするために必要ひつような言語げんごスキルを持もっていることを意味いみします。

ベストアンサー、お願ねがいします。

自立じりつ語ごは単独たんどくで文節ぶんせつを作つくれる語かたりです。

ぶんせつ【文節ぶんせつ】
〔言語げんご学がく・文法ぶんぽう〕日本語にほんごにおける文ぶんの構成こうせい要素ようその一ひとつで、息いきを自然しぜんに切きることができる個所かしょで文ぶんを区切くぎったときに得えられるそれぞれの単位たんい。一文いちぶん節ぶしは一ひとつの自立じりつ語ごだけか、一ひとつの自立じりつ語ごに一ひとつ以上いじょうの付属ふぞく語ごのついたものから成なる。

「活用かつようできる」とは活用かつようを持もつ語かたりということです。■