※本記事は本誌最新話の内容に触れる部分があります。
漫画では死亡したと思われたキャラクターが、後に再登場する展開は珍しくない。悲しい最期に涙した人気キャラの登場は、ファンの胸を熱くする。
そして『ONE PIECE』も例外ではなく、ルフィたちを救い亡くなったと思われたキャラが、実は生きている姿が何度か描かれていた。それでは今後も死亡したはずの重要キャラが、奇跡の復活を遂げる展開はあり得るのか。
今回は生存説が囁かれているキャラクターを中心に、ワンピース研究家の神木健児氏に話を聞いた。
「死亡したキャラの生存説でよく耳にするのは、くいなとロシナンテですよね。くいなはゾロのライバルで、小さいときに階段から落ちて亡くなったと言われています。しかし彼女の墓の隣に刻まれた文字がイワンコフとも読めなくもない人物の墓があったことから、革命軍が関係した生存説が流れました。そしてロシナンテはローの恩人で、ドフラミンゴの弟です。ローを助け実の兄であるドフラミンゴに殺されました。イーストブルー編で描かれたバラティエで、体に引火して爆発した男の話が出ていた事実が、ロシナンテの生存説の引き金となっています。もちろんファンとしては2人とも生きていてほしいです。しかし現実的には2人とも亡くなっている可能性が大きいでしょう。特に2人の死は他の人物に多くを与え、心を繋げた死でした。もし生きていたら、ゾロやローの想いが少し台無しになってしまう部分もあると思うんですよね。最新のワノ国編で言うと、鬼ヶ島への討ち入りで人気キャラであるイゾウが死亡したとされました。イゾウの死も、四皇と戦うのはそういうことなんだと伝える大事なパーツだと思います。これまで常に快進撃を続けていたルフィですが、流石に四皇を相手にして全員が生きていたら都合が良すぎです。やはり誰にしても死には意味があるので、簡単には再登場しないだろうと考えています。しかしペルやボン・クレーの件もあるので、ゼロとは言えません」
死亡キャラの再登場の可能性は低いと話す神木氏。しかしあの四皇と関係の深いあるキャラクターに関しては、違う見解を示す。