品川しながわヒロシ監督かんとくで『OUT』実写じっしゃ映画えいが化か決定けってい　メインキャラクターのオーディション開催かいさいも

　2009年ねんに劇場げきじょう公開こうかいされた映画えいが『ドロップ』の後日ごじつ談だんにあたる、井口いぐち達也たつやとみずたまことの漫画まんが『OUT』が品川しながわヒロシ監督かんとくによって実写じっしゃ映画えいが化かされることが決定けっていした。

　監督かんとく・脚本きゃくほんを務つとめるのは、自身じしんの青春せいしゅん時代じだいを綴つづった小説しょうせつを映画えいが化かした『ドロップ』で長編ちょうへん映画えいが監督かんとくデビューを果はたし、『漫才まんざいギャング』『サンブンノイチ』『Zアイランド』など多数たすうの作品さくひんを手てがける品川しながわ。『ドロップ』から約やく10年ねんの時ときを経へて、再ふたたびヤンキー×アクション×友情ゆうじょうの物語ものがたりに挑いどむ。

　原作げんさく者しゃの井口いぐちは、品川しながわ監督かんとくの中学ちゅうがくからの友人ゆうじん。本ほん作さくは、井口いぐちが自身じしんの青年せいねん時代じだいを詰つめ込こんだ実録じつろく物語ものがたりである。『ドロップ』では水嶋みずしまヒロが演えんじた“狛江こまえの狂犬きょうけん”達也たつやが、本ほん作さく『OUT』では17歳さいになり、地元じもとを離はなれて新あらたなる仲間なかまと共ともに紡つむぐ凄絶せいぜつな青春せいしゅんの日々ひびが描えがかれる。品川しながわと井口いぐちは『ドロップ』をきっかけに再会さいかいし、「品川しながわが監督かんとくで映画えいがにしたい」という井口いぐちのラブコールから、実写じっしゃ映画えいが化かが実現じつげんすることとなった。

　少年院しょうねんいんから出所しゅっしょした達也たつやは、西にし千葉ちばで焼肉やきにく店てんを営いとなむ親戚しんせきに引ひき取とられることとなった。更生こうせいへの期待きたいを胸むねに見知みしらぬ土地とちでの生活せいかつが始はじまった達也たつやだが、出所しゅっしょ初日しょにちに暴走ぼうそう族ぞく・斬き人ひと副ふく総長そうちょうの安倍あべ要かなめとタイマンで喧嘩けんかをしてしまう。喧嘩けんかには勝かったものの、少年院しょうねんいんに戻もどりたくない達也たつやと、負まけたことを知しられたくない要ようは、この喧嘩けんかを秘密ひみつにすることで合意ごうい。2人ふたりは交流こうりゅうを深ふかめる。この出会であいから達也たつやの壮絶そうぜつな更生こうせい生活せいかつが始はじまっていく。

　品川しながわ監督かんとくは「キャラクターの魅力みりょくを活いかしつつ、見みていて興奮こうふんするような、そして日頃ひごろの鬱憤うっぷんを吹ふき飛とばすようなアクション映画えいがにしたい」とコメント。原作げんさく者しゃの井口いぐちは「外側そとがわにはみ出でた若者わかもの達たちの世界せかいが生々なまなましくリアルに描えがかれているのが一番いちばんの魅力みりょく。原作げんさく漫画まんがの生々なまなましい世界せかい観かんを、品川しながわ監督かんとくがどう昇華しょうかさせるのか。沢山だくさんの方ほうに観みて貰もらいたい」と期待きたいを寄よせた。

　また、片岡かたおか秀しげる介かいプロデューサーは「本ほん作さくには、人間にんげん関係かんけい、行動こうどう力りょく、承認しょうにん欲求よっきゅうなど現代げんだい社会しゃかいが抱かかえる課題かだいを解決かいけつする突破口とっぱこうが溢あふれている。ヤンキーの根ねっこの部分ぶぶんの魅力みりょくが井口いぐち達也たつやさんの『OUT』にはあり、その魅力みりょくを最大さいだい化かさせる品川しながわ監督かんとくの演出えんしゅつ力りょくで、勇気ゆうきと希望きぼうを与あたえ、社会しゃかいの中なかで存在そんざいし続つづけるのがこの作品さくひんになる」と本ほん作さくの魅力みりょくを語かたった。

　そして、本ほん作さく撮影さつえいを前まえに、メインキャラクターのオーディション開催かいさいが決定けってい。品川しながわ監督かんとくは「若わかい役やくは若わかい時ときにしか出来できない。出演しゅつえんしてくれる役者やくしゃにとって、それ自体じたいが若わかかりし日ひの思おもい出でになるような作品さくひんにしたい。熱量ねつりょうの高たかい人ひとを待まっています」とオーディションへの期待きたいを寄よせた。

　また、『ドロップ』に出演しゅつえんしたピースの綾部あやべ祐二ゆうじから、同おなじく品川しながわ組ぐみキャストとなるオーディション参加さんか者しゃへ、ロサンゼルスより応援おうえんメッセージも到着とうちゃくした。

品川しながわヒロシ（監督かんとく・脚本きゃくほん）コメント

映画えいが化かまでの経緯けいい

原作げんさく者しゃの井口いぐち達也たつやは、僕ぼくが自身じしんの体験たいけんを元もとに書かいた小説しょうせつ『ドロップ』に出でてくる井口いぐち達也たつやのモデルになった人物じんぶつで、僕ぼくの中学ちゅうがくからの友人ゆうじんです。
狛江こまえを出でてからはしばらく会あっていませんでしたがドロップをきっかけに再会さいかい。見みた目めはサンドウィッチマンの伊達だてちゃんをイカつくした感かんじの彼かれと再ふたたび飯めしを食くったり酒さけを飲のんだりする仲なかになりました。
彼かれが原作げんさくを書かいた直後ちょくごから「品川しながわが監督かんとくで映画えいがにしたい」とずっと言いってくれていて、この度たびやっと実現じつげんすることとなりました。

原作げんさくコミックについて

僕ぼくが狛江こまえを出でた後のちの井口いぐち達也たつやの物語ものがたり。
漫画まんがは本当ほんとうに絵えがうまくて、キャラクターがみんな魅力みりょく的てきで、アクションシーンも引ひき込こまれました。

本ほん作さくの魅力みりょく

少年院しょうねんいんから出でてきて、喧嘩けんかをしてしまえば人生じんせいOUTになってしまう井口いぐち達也たつやが、暴走ぼうそう族ぞくの抗こう争そうに巻まき込こまれていくという話はなしです。ドロップでは目めがあっただけで喧嘩けんかをしていた男おとこが我慢がまんの連続れんぞく。果はたして最後さいごまで我慢がまん出来できるのか！？というようなストーリーです。

撮影さつえいを前まえにしての意気込いきごみ

コミックにあるキャラクターの魅力みりょくを活いかしつつ、見みていて興奮こうふんするようなアクション映画えいがにしたいです。

オーディション参加さんか者しゃへのコメント

当あたり前まえですが、若わかい役やくは若わかい時ときにしか出来できない。
出演しゅつえんしてくれる役者やくしゃにとって、それ自体じたいが若わかかりし日ひの思おもい出でになるような作品さくひんにしたいので、とにかく熱量ねつりょうの高たかい人ひとを待まっています。

劇場げきじょう公開こうかいに向むけてメッセージ

日頃ひごろの鬱憤うっぷんを吹ふき飛とばすようなアクション映画えいがにしたいと思おもっていますので、お楽たのしみに。

井口いぐち達也たつや（原作げんさく）コメント

映画えいが化かを知しった際さいの心境しんきょう

素直すなおに嬉うれしかった。応援おうえんしてくれている皆みなへ早はやく伝つたえたくて苦くるしかった。ブログの読者どくしゃと映画えいが化かを目標もくひょうにやって来きたからね。重おもい扉とびらが一ひとつ開ひらいた感かんじ。

品川しながわヒロシ監督かんとくについて

お笑わらい芸人げいにんとしても、映画えいが監督かんとくとしても、ヒロシの大だいファンだ。
あいつは昔むかしからほんと何なにも変かわらない。プライドの高たかさも才能さいのうも天下一品てんかいっぴん！　嫌きらわれ方かたも天才てんさいだと思おもう（笑）。
ヒロシが監督かんとくを引ひき受うけてくれたおかげで、喜よろこんでくれる人ひとが大勢おおぜいいる。ヒロシありがとうな！

本ほん作さくの魅力みりょく

外側そとがわにはみ出でた若者わかもの達たちの世界せかいが生々なまなましくリアルに描えがかれているのが一番いちばんの魅力みりょくだと思おもう。
原作げんさく漫画まんがでも、血ちの匂におい、悦よろこび、時ときには絶望ぜつぼう的てきな痛いたみや、感情かんじょうが一線いっせんを超こえる瞬間しゅんかんがリアルに表現ひょうげんされてきた。人ひとの温ぬくもりも含ふくめて、登場とうじょう人物じんぶつの息遣いきづかいがすぐそこで聞きこえるような世界せかい観かんに惹ひかれる。漫画まんがを描えがいてくれたみずた先生せんせいは、まさに鬼才きさいだと思おもう。

撮影さつえいを前まえにしての意気込いきごみ

品川しながわヒロシ監督かんとくに全幅ぜんぷくの信頼しんらいをおいているので、俺おれはヒロシ監督かんとくのサポートに徹てっして見守みまもるつもりだよ。なんて言いいながら、チョイ役やくで使つかってくれないかなぁ……なんて薄すすき〜い期待きたいも。ヒロシ！　よろしく！

オーディション参加さんか者しゃへのコメント

オーディションを受うけてくれてありがとう御座ございます。感謝かんしゃしかありません。
表ひょうの世界せかいと裏うらの世界せかいは、壁かべで仕切しきられてはいません。自己じこ責任せきにんで行いき来き自由じゆう。そんな危あやうい世界せかいから戻もどれなくなる奴やつも大勢おおぜいいたのが現実げんじつです。見みた目めは怖こわくても、どこかに弱よわさも併あわせ持もつ普通ふつうの人間にんげんが、もがきながら、手探てさぐりで生いきる世界せかいでした。
皆様みなさまの活躍かつやくを期待きたいしています！　良よい作品さくひんへとどうか育そだてて下ください！

劇場げきじょう公開こうかいに向むけてメッセージ

品川しながわヒロシ監督かんとく作品さくひんが観みたかったー！
俺おれと同おなじ思おもいの人ひとは大勢おおぜいいるはずだ。
原作げんさく漫画まんがのファンの方ほうはもちろん、沢山たくさんの方ほうに観みて貰もらえたらと思おもいます。
原作げんさく漫画まんがの生々なまなましい世界せかい観かんを、品川しながわ監督かんとくがどう昇華しょうかさせるのか。
あの日ひの暴走ぼうそう族ぞくの集会しゅうかいを思おもい出だす……！　公開こうかい日びは劇場げきじょうにみんな大だい集合しゅうごうー！

片岡かたおか秀しげる介かい（プロデューサー）コメント

品川しながわ監督かんとくのドロップアウトの思おもいから、『OUT』映画えいが化かに向むけて走はしり出だしました。社会しゃかい背景はいけいとしてのヤンキーそのもののレガシー化か、そしてコロナの影響えいきょうもあり、走はしり出だしから5年ねんの歳月さいげつが流ながれ、ヤンキー10年ねん周期しゅうきといわれる中なかで、 その間あいだに『今日きょうから俺おれは!!』や『東京とうきょうリベンジャーズ』の大だいヒットを余所目よそめに、品川しながわ監督かんとくや原作げんさく者しゃの井口いぐち達也たつやさんのドストレートなヤンキーものを今いまの社会しゃかいの中なかにどう存在そんざいさせるのか――主人公しゅじんこうの井口いぐち達也たつや、その他たキャラクターが繰くり広ひろげる本ほん作さくには、人間にんげん関係かんけい、行動こうどう力りょく、承認しょうにん欲求よっきゅうなど現代げんだい社会しゃかいが抱かかえる課題かだいを解決かいけつする突破口とっぱこうが溢あふれていました。ヤンキーは本当ほんとうにピュアなんです。暴言ぼうげんや暴力ぼうりょくというものが表沙汰おもてざたになる事ことが多おおいですが、彼かれらの発言はつげん・行動こうどうは見方みかたを変かえれば現代げんだい人じん（人間にんげん）にとって本当ほんとうに必要ひつような「世よの為ため人じんの為ため」が詰つまっています。行動こうどう力りょくの早はやさ、人間にんげん関係かんけいの誤解ごかいを生しょうじさせないパッションのぶつかり合あいなど現代げんだい人じんに不足ふそくしがちなパワーを兼かね備そなえています。そんなヤンキーの根ねっこの部分ぶぶんの魅力みりょくが井口いぐち達也たつやさんの『OUT』にはあり、その魅力みりょくを最大さいだい化かさせる品川しながわ監督かんとくの演出えんしゅつ力りょくで、人々ひとびとに勇気ゆうきと希望きぼうを与あたえ、この先さきも社会しゃかいの中なかで存在そんざいし続つづけるのがこの作品さくひんになると思おもいます。

綾部あやべ祐二ゆうじ（ピース）コメント

オーディション参加さんか者しゃへの応援おうえんコメント

日本にっぽんにいる時ときに長年ながねん品川しながわさんの側近そっきんだった僕ぼくから、皆みなさんに品川しながわ監督かんとくの攻略こうりゃく法ほうを内緒ないしょでお伝つたえします。
監督かんとくは、男女だんじょ関係かんけいなく「昔むかしから大好だいすきです」という言葉ことばに弱よわいです。これをオーディションにてどれだけナチュラルに挟はさみ込こめるかが鍵かぎです。
ロサンゼルスから応援おうえんしています。

■公開こうかい情報じょうほう
『OUT』
2023年ねん公開こうかい
監督かんとく・脚本きゃくほん：品川しながわヒロシ
原作げんさく：井口いぐち達也たつや、みずたまこと『OUT』（秋田あきた書店しょてん「ヤングチャンピオン・コミックス」刊かん）
制作せいさく：吉本興業よしもとこうぎょう
制作せいさく協力きょうりょく：ザフール
配給はいきゅう：KADOKAWA
製作せいさく：『OUT』製作せいさく委員いいん会かい
©2023『OUT』製作せいさく委員いいん会かい
公式こうしきサイト：https://movies.kadokawa.co.jp/out-movie