人気YouTuber集団・フィッシャーズと、国民的人気コミック『ONE PIECE』(ワンピース)のコラボ漫画が制作されることが決定した。6月4日、フィッシャーズがYouTube公式チャンネルにアップロードした動画で、担当者とのやりとりが明かされている。
尾田さんを探せ!ONE PIECEとフィッシャーズがコラボ漫画化決定!
大好きな『ONE PIECE』の作者である、尾田栄一郎に会いたい! ということで、集英社を訪れたシルクロード(シルク)、ンダホ、モトキ、マサイの4人。追い出されることはないだろうとエントランスに向かうと、「ちょっとちょっと、なにやっているんですかー(棒)」と、打ち合わせ通りに、『ONE PIECE』担当の編集者・内藤氏が登場し、編集部を案内してもらえることになった。
ジャンプ作品に並々ならぬ愛着を持つシルクは、緊張しすぎて、逆に「帰っていいすかね?」とい出すような状態。少年誌の編集部が集まるフロアに上がったフィッシャーズの面々は、人気作のポスターがずらりと並ぶ通路で、すでに大興奮だった。編集部に入ると、さっそく翌週掲載予定の『ONE PIECE』の原稿を見つけて、思わず叫び声を上げてしまう。黙々と働く編集者たちに配慮しつつも、我慢しきれない、という感じだ。
コミックスの収納棚では、過去の名作に対する思い入れを語る場面も。『いちご100%』(河下水希)を見つけたシルクは「俺らの青春だぞ!」と一言。また、『アイシールド21』(原作:稲垣理一郎/作画:村田雄介)の棚では、マサイが「シルクが筋トレを始めた理由!」と明かし、本人は「(アメフトの名門チーム・神龍寺ナーガに所属する)金剛阿含のお兄ちゃん、雲水が、雨の日に懸垂しているわけよ。自分は才能がないけれど、天才の弟をNo.1にしたい。そのために、俺は練習するんだと。その心意気が雨の日に見れるんだよ! それを見て、俺は上裸で筋トレすることに決めた」と熱く語っていた。
この日は編集長が不在ということで、シルクがその椅子に座ってみることに。電話を指差しながら、ンダホが「ここから“バスターコール”をかけるんじゃない?」とふり、シルクが「中将ひとりにボコボコにされるから!」と、『ONE PIECE』ネタで盛り上がる場面もあった。
そして、フィッシャーズの面々は、『ONE PIECE』の貴重な生原稿を見せてもらうことに。主人公・ルフィの兄、エースに焦点が当てられた、作品中屈指の名シーンだ。シルクは本作が好きすぎて模写もしており、それもなかなかのクオリティだが、原画の迫力に圧倒されっぱなしだった。メンバーそろって「感無量です」と、ほとんど放心状態になり、内藤氏に「ひと試合したあとみたいになってますよ」と突っ込まれていた。
さて、フィッシャーズは6月15日、16日と、Zepp ダイバーシティ東京 にて、単独イベント『【2018】Zeppに海賊船作ってみたwww』を開催する。そして、“海賊船”つながりということで、内藤氏から「ぜひ、一緒に漫画でコラボできないか」との提案が。大興奮のメンバーを連れて、内藤氏はコラボの許可を得るため、かつて『ONE PIECE』を担当していた現『最強ジャンプ』編集部のボスの元へ。
内藤氏が「最強ジャンプで、ONE PIECE×フィッシャーズのコラボ漫画をやってみたいんですけど」と聞くと、やや強面のボスは「やりましょう」とあっさり答え、話が進んでいく。ボスの「面白ければ、なんでもいいっていうのがジャンプなんでね!」という言葉に、シルクは「(ジャンプは)とんでもねえ!!」と感動していた。