Metaのマーク・ザッカーバーグCEOによる『Apple Vision Pro』への批判が、Microsoftのスティーブ・バルマー元CEOによる“iPhone批判”を思い起こさせると、海外で話題になっている。
Appleが今月発売した空間コンピューター『Apple Vision Pro』は、片目4K解像度のディスプレイを搭載した高性能な製品だ。これに対して、競合製品を販売しているMetaのマーク・ザッカーバーグCEOは、「(自社の)『Quest 3』の方が優れている」とInstagramに投稿し、議論を呼んでいた。
一方で『初代iPhone』が2007年1月に発売された際、スティーブ・バルマー元CEOは「500ドル? 全額補助プラン付き? 世界で最も高価な携帯電話だね。それにキーボードがないから、ビジネスユーザーには魅力がない。メールを打つのには向いていないよ」と、痛烈に批判したのだ。
しかし、その後のiPhoneの躍進は、誰もが知るところだ。またバルマー元CEOは2014年10月にインタビューで当時を振り返り、「携帯電話を作らなかったことが最大の後悔だった」と語っている。
ザッカーバーグCEOは『Quest 3』が優れている根拠として、本体重量や装着感、操作性、視野角などに触れつつ、「『Quest 3』は『Apple Vision Pro』よりもずっと手頃な価格で、ほとんど同じことができる」と述べている。
この『Apple Vision Pro』批判が的を射たものなのか、あるいはただのポジショントークだったのかは、もう少し市場の動向を見守る必要がありそうだ。
“ザッカーバーグ史上最大の後悔”にならないといいけど……!
〈Source〉
https://www.youtube.com/watch?v=eywi0h_Y5_U&t=29s
https://9to5mac.com/2024/02/14/zuckerberg-vision-pro-video/
Metaを率いるマーク・ザッカーバーグCEOは、Appleの空間コンピューター『Apple Vision Pro』について、「(…