JAさがみ（藤沢ふじさわ市し湘南台しょうなんだい5）が今年ことしから新あらたに取とり組くむ「さがみ味あじよし枝豆えだまめ」の出荷しゅっかが現在げんざい、最盛さいせい期きを迎むかえている。藤沢ふじさわ市し、茅ヶ崎ちがさき市しの13戸この農家のうかが共同きょうどうで出荷しゅっかしている。

枝豆えだまめを栽培さいばいする落合おちあいさん

　同どう組合くみあいでは、農作物のうさくもつを消費しょうひ者しゃにいち早はやく届とどけられる都市とし近郊きんこう農業のうぎょうのメリットを最大限さいだいげんに生いかすため、野菜やさいの中なかでも特とくに鮮度せんどが落おちやすく、嗜好しこう性せいが高たかい食品しょくひんである枝豆えだまめに着目ちゃくもく。鮮度せんどに加くわえ、「ほかの産地さんちにはない付加ふか価値かちを持もつ枝豆えだまめ」の生産せいさんを目指めざし企画きかくした。

　指導しどう販売はんばい課かの宮治みやじ直ちょく斗とさんは「焼酎しょうちゅうの醸造じょうぞう過程かていで生うまれる副産物ふくさんぶつ由来ゆらいの有機ゆうきアミノ酸あみのさん肥料ひりょうを、茶ちゃ豆まめ風味ふうみの枝豆えだまめに与あたえて栽培さいばいした。手間てまとコストはかかるが、コク深ふかい味あじわいが実現じつげんした」と話はなす。枝豆えだまめの鮮度せんどを保たもつため、収穫しゅうかく後ごすぐに店頭てんとうに並ならぶよう流通りゅうつうシステムも工夫くふうしたという。

　枝豆えだまめを栽培さいばいする野菜やさい農家のうかの落合おちあい克幸かつゆきさんは「天気てんきが良よい日ひに収穫しゅうかくしたものは、脱だつ莢さいかち（だっきょう）、洗浄せんじょう、2回かいの選別せんべつなどを経へて、全すべてその日ひのうちに出荷しゅっかしている。今年ことしは出来できが良よく、新鮮しんせんな味あじよし枝豆えだまめをぜひ味あじわってほしい。食たべ方かたは、塩しおゆでがお勧すすめ」と話はなす。

　出荷しゅっかは8月がつ上旬じょうじゅんまでで、目標もくひょう出荷しゅっか量りょうは20トン。県内けんないのスーパー、量販りょうはん店てんで販売はんばいしている。