20周年しゅうねんを迎むかえた新しん江ノ島えのしま水族館すいぞくかん（藤沢ふじさわ市し片瀬海岸かたせかいがん2）で7月がつ12日にちから、同館どうかんを代表だいひょうする生いき物もの「クラゲ」を館内たてうち各所かくしょで紹介しょうかいする「えのすいのくらげ展てん」が開催かいさいされている。

　同展どうてんでは「感謝かんしゃ」と「挑戦ちょうせん」をテーマに世界せかい初はつ展示てんじのクラゲを紹介しょうかいするほか、期間きかん中ちゅう、これまでの飼育しいく日数にっすう70日にちを超こえるカツオノエボシの世界せかい最長さいちょう飼育しいく記録きろくに挑いどむ。同館どうかん周辺しゅうへんの砂浜すなはまでも見みられるカツオノエボシは強つよい毒性どくせいを持もつことは知しられているが、飼育しいくが難むずかしく、生活せいかつ史しをはじめとする生態せいたいは明あきらかになっていない。特設とくせつ水槽すいそうでは同どうクラゲ研究けんきゅうの最新さいしん情報じょうほうも紹介しょうかいする。

　同館どうかんが世界せかい初はつ展示てんじとなるノルウェーからやってきた小ちいさなクラゲ「ポドコライナボレアリス」や、世界せかいで初はじめて繁殖はんしょくに成功せいこうしたクラゲ「アカクラゲ」の生体せいたいも展示てんじする。新種しんしゅ記載きさいしたクラゲ「ワタボウシクラゲ」や「オトヒメクラゲ」は標本ひょうほんを展示てんじする。

　クラゲと他たの生いき物もののつながりを紹介しょうかいする「クラゲとともに生いきる」、貴重きちょうな映像えいぞうや標本ひょうほん・生態せいたい展示てんじを通とおして深海ふかうみクラゲを紹介しょうかいする「えのすい深海しんかいクラゲ展示てんじの歩あゆみ」、期間きかん中ちゅうに毎日まいにちクラゲ担当たんとうトリーターが解説かいせつする「ミニ解説かいせつ『くらげがたり』」など、クラゲの企画きかくを館内たてうち各所かくしょで行おこなう。

　メインショップでは、クラゲグッズをそろえ、オーシャンカフェではミズクラゲをイメージした「クラゲパン」、光ひかるクラゲを浮うかべたドリンクが登場とうじょう。スタンプラリーも行おこなう。ウエルカムラウンジでは8月がつ31日にちまで、クラゲをイメージしたオリジナルデザインのうちわを先着せんちゃく500人にんに配布はいふする。

　8月がつ9日にちまでの開館かいかん時間じかんは9時じ～18時じ。入館にゅうかん料りょうは、大人おとな＝2,800円えん、高校生こうこうせい＝1,800円えん、小・中学生しょうちゅうがくせい＝1,300円えん。11月4日にちまで。