造形ぞうけい作家さっかによるワンデーカフェ「ひとときのお茶漬ちゃづけやさん」が7月がつ26日にち・27日にちの2日間にちかん、古こ民家みんか多目的たもくてきスペース「雨あめト月がつ」（長南ちょうなん町まち千田せんだ）で開催かいさいされた。

広々ひろびろとした古こ民家みんかの座敷ざしきでゆったりとくつろぐ様子ようす

　主催しゅさいしたオーナーの丸山まるやま彩乃あやのさんは5年ねん前まえに移住いじゅう。専門せんもん家かの協力きょうりょくを得えて土中どちゅう環境かんきょうに着目ちゃくもくした裏山うらやまと庭にわの整備せいび、自然しぜん素材そざいにこだわった古こ民家みんか改修かいしゅうを行おこない、2023年ねんにオルタナティブ・スペース（多目的たもくてき空間くうかん）として古こ民家みんか「雨あめト月がつ」をオープンした。不定期ふていきで、ワンデーカフェやアートイベントを開ひらいている。

　当日とうじつは、丸山まるやまさんの友人ゆうじんで造形ぞうけい作家さっかのKAORU TAKAGIさんが製作せいさくした器うつわと作家さっか本人ほんにんによる料理りょうりを提供ていきょう。野菜やさいのおかずたっぷりのお茶漬ちゃづけ御膳ごぜん、かき氷ごおりや焼やき菓子かしなどの手作てづくりスイーツを振ふる舞まった。

　お茶漬ちゃづけのお茶ちゃは、KAORUさんが静岡しずおか県けん島田しまだ市し川根かわね町まち抜里ぬくりで関かかわったアートプロジェクトの耕作こうさく放棄ほうき地ちの茶畑ちゃばたで作つくられた釜がま炒いり緑茶りょくちゃや烏龍茶うーろんちゃ「Nukuri no hitotoki」を使つかった。古こ民家みんかでは、お茶ちゃや町内ちょうないで採とれた野菜やさいも販売はんばいした。

　来店らいてんした女性じょせいは「お茶ちゃの香かおりがひときわ良よい」、「谷津田やつだが広ひろがる町まちの素朴そぼくな雰囲気ふんいきや古こ民家みんかが好すきで訪おとずれた」と話はなしていた。

　「雨あめト月がつ」ではこれまで、イートインができるパンとスープの販売はんばいや、KAORUさんを講師こうしに迎むかえた子こども向むけの「粘土ねんどお泊とまり会かい」を開催かいさいしている。

　丸山まるやまさんは「今後こんごも不定期ふていきにアートや環境かんきょう改善かいぜんのワークショップ、料理りょうり教室きょうしつや飲食いんしょく営業えいぎょうなど、さまざまなイベントを開催かいさいしていく予定よてい。KAORUさんと共ともに敷地しきち内ないの蔵くらを『水引みずひきの宿やど』に変かえていくプロジェクトも始はじまる。地元じもとの人ひとも含ふくめて多おおくの人ひとと楽たのしみながら集つどう場所ばしょにしていけたら」と話はなす。

　次回じかいのオープンデーは9月14日にち。町内ちょうない産さんの米こめを使つかった生なま米べいパンを製造せいぞう販売はんばいする「みちるや」によるパンの販売はんばいとスープの提供ていきょうを予定よていしている。