温暖おんだん化か対策たいさくとしてのカーボンニュートラル達成たっせいに不可欠ふかけつな電動でんどう化かは、全ぜん世界せかいの自動車じどうしゃ業界ぎょうかいが一丸いちがんとなって取とり組くむべき開発かいはつテーマだ。世界せかいのCO₂排出はいしゅつ量りょうのうち、15%近ちかくが自動車じどうしゃから排出はいしゅつされているとも言いわれており、自動車じどうしゃの電動でんどう化かは重工業じゅうこうぎょうや航空機こうくうき・船舶せんぱくなど他たの排出はいしゅつ領域りょういきよりも低ていコストで高たかい削減さくげん効果こうかが期待きたいされている。 また、大量たいりょう生産せいさん・消費しょうひ・廃棄はいきを前提ぜんていとした従来じゅうらいの社会しゃかい活動かつどうに代かわる循環じゅんかん型がた社会しゃかいへの適応てきおうも、自動車じどうしゃ業界ぎょうかいは強つよく要請ようせいを受うけている。再さい利用りようできなくなった車両しゃりょうから、より多おおくの部品ぶひんや材料ざいりょうを取とり出だし、再生さいせい品ひんとして有効ゆうこう活用かつようしていくための製品せいひんづくりや、事業じぎょう体制たいせいの見直みなおしが求もとめられる。
ダウのモビリティチームをけん引いんするジョン・ペンライス氏しは、「より効果こうか的てきで効率こうりつ的てきな電動でんどう化かを推おし進すすめるため、また再さい利用りようしやすい素材そざいや再生さいせい品ひんの積極せっきょく採用さいようを後押あとおしするため、素材そざいレベルから刷新さっしんした、社会しゃかいと時代じだいの要請ようせいに応こたえる自動車じどうしゃ開発かいはつが求もとめられています」と新あらたな視点してん、体制たいせいに基もとづくクルマづくりの必要ひつよう性せいを訴うったえている。