2021年ねん10月がつ、ナショナル ジオグラフィック日本にっぽん版ばん「Real Tabi」プロジェクトはJeep協力きょうりょくのもと、奄美あまみ大島おおしまにEV充電じゅうでんスタンドをつくるためのクラウドファンディングを立たち上あげました。きっかけは、Jeepとともに日本にっぽん各地かくちの自然しぜんや伝統でんとう文化ぶんか、芸能げいのうを紹介しょうかいしている「Real Tabi」プロジェクトで奄美あまみ大島おおしまを訪たずねたことでした。旅たびのパートナーとなったのは、世界せかい自然しぜん遺産いさんに登録とうろくされた奄美あまみ大島おおしまにふさわしいプラグインハイブリッド車しゃ、Jeep Renegade Trailhawk 4xe（フォーバイイー）でした。しかし、奄美あまみ大島おおしまにはEV充電じゅうでんスタンドがなく、環境かんきょうに配慮はいりょした次世代じせだい自動車じどうしゃの普及ふきゅう促進そくしんと奄美あまみ大島おおしまの自然しぜんを守まもるためにも早急そうきゅうなインフラ整備せいびの必要ひつよう性せいを実感じっかんし、クラウドファンディングを立たち上あげました。

　EV充電じゅうでんスタンドが設置せっちされたのは、奄美あまみ大島おおしまの中なか南部なんぶ西岸せいがんに位置いちする宇検うけん村むらの宇検うけん村むら活性かっせい化かセンター内ないです。宇検うけん村むらは2050年ねんまでに二酸化炭素にさんかたんそ（CO2）の排出はいしゅつ実質じっしつゼロを目指めざし、奄美あまみの自然しぜんを未来みらいへ繋つないでいくための「ゼロカーボンシティ宣言せんげん」を表明ひょうめいしています。温室おんしつ効果こうかガスの人為じんい的てきな発生はっせい削減さくげんを目指めざす一方いっぽうで、その吸収きゅうしゅう源げんとなるマングローブの植林しょくりんにも取とり組くむ宇検うけん村むらにとって、EV充電じゅうでんスタンドの設置せっちは重要じゅうような施策しさくの一ひとつでした。また、このスタンドは近ちかい将来しょうらい、産業さんぎょう廃棄はいき物ぶつ等とうを利用りようしたバイオガスから発電はつでんされた電力でんりょくによってまかなわれることが計画けいかくされ、直接的ちょくせつてきに二酸化炭素にさんかたんその排出はいしゅつ量りょうを減へらすとともに、自然しぜんエネルギーを活用かつようした持続じぞく的てきな町まちづくりに貢献こうけんします。

　去さる3月がつ20日はつか、宇検うけん村むらのコミュニティラジオ局きょくであるエフエムうけんが主催しゅさいする「エフエムうけんまつり」が開催かいさいされ、その中なかでEV充電じゅうでんスタンドが寄贈きぞうされました。「Real Tabi」プロジェクトを代表だいひょうしてStellantisジャパン株式会社かぶしきがいしゃでJeepのブランドマネージャーを務つとめる新海しんかい宏樹ひろき氏しから「この一いち台だいの充電じゅうでん器きが宇検うけん村むらのゼロカーボンシティ宣言せんげんを推おし進すすめる力ちからとなり、奄美あまみ大島おおしまの豊ゆたかな自然しぜんがいつまでも守まもり伝つたえられることを願ねがいます」とメッセージが寄よせられ、宇検うけん村むらの元山もとやま公知こうち村長そんちょうがクラウドファンディングの証あかしであるステッカーをスタンドに貼付ちょうふしました。
　このEV充電じゅうでんスタンドは、奄美あまみ大島おおしまで暮くらす人ひとが日常にちじょう的てきに使つかうことはもちろん、旅たびする人ひとの誰だれでも自由じゆうに使用しようすることができます。EVやプラグインハイブリッド車しゃが奄美あまみ大島おおしまの生活せいかつの中なかでより身近みぢかなものになることで、二酸化炭素にさんかたんそ排出はいしゅつの量りょうを持続じぞく的てきに削減さくげんし、大気たいき汚染おせんや地球ちきゅう温暖おんだん化かの抑制よくせいに繋つながることを目指めざしていきます。

　Jeepも現在げんざい、脱だつ炭素たんそ社会しゃかいの実現じつげんに向むけての取とり組くみをビジョンとして掲かかげています。2025年ねんまでにはすべてのセグメントにおいて、ゼロエミッションの電動でんどう化かされた4xeモデルを投入とうにゅうする計画けいかくを発表はっぴょうするなど、電動でんどう化か時代じだいにおける新あたらしいオフロードの楽たのしみ方かたを提案ていあんしています。
　豊ゆたかな自然しぜんとともに暮くらす奄美あまみ大島おおしまの人々ひとびとと、自然しぜんを愛あいしアウトドアを楽たのしんできたJeep。今回こんかいのクラウドファンディングによるEV充電じゅうでんスタンドの設置せっちは、同おなじ志こころざしを持もつ両者りょうしゃにとっての、自然しぜんと共生きょうせいする未来みらいに向むけた新あらたな一いち歩ほとなることでしょう。