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令和5年度補正予算で住宅の取得やリフォームでおトクに!補助金や優遇制度を先取り解説!キーワードは子育てと省エネ住宅 | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
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連載れんさい今週こんしゅうじゅうかつトピック
やまくみさん正方形
山本やまもと 久美子くみこ
2023ねん11月22にち (水)すい

れい5年度ねんど補正ほせい予算よさん住宅じゅうたく取得しゅとくやリフォームでおトクに!補助ほじょきん優遇ゆうぐう制度せいど先取さきど解説かいせつ!キーワードは子育こそだてとしょうエネ住宅じゅうたく

令和5年度補正予算で住宅の取得やリフォームでおトクに!?予算概要を先取り解説!キーワードは子育てと省エネ住宅
写真しゃしん/PIXTA)
れい5年度ねんど補正ほせい予算よさんについて、概算がいさん閣議かくぎ決定けっていした。国土こくど交通省こうつうしょう関係かんけい補正ほせい予算よさんなかから、住宅じゅうたく不動産ふどうさんかんするものを中心ちゅうしんに、どういった政策せいさくがあってどのような優遇ゆうぐうけられるようになるのかをていこう。キーワードは「子育こそだて」と「しょうエネ住宅じゅうたく」だ。
今週こんしゅうじゅうかつトピック】
れい5年度ねんど国土こくど交通省こうつうしょう関係かんけい補正ほせい予算よさん概要がいようについて/国土こくど交通省こうつうしょう

子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょう」に2100おくえん

国土こくど交通こうつうしょうでは、「エネルギーコスト上昇じょうしょうたいする経済けいざい社会しゃかいたいせい強化きょうか」として、「しつたか住宅じゅうたくストック形成けいせいかんするしょうエネ住宅じゅうたくへの支援しえん」に2100おくえんてる。この支援しえん事業じぎょうは「子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょう」という名称めいしょうとなった。

子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょう」はまったあたらしい事業じぎょうというわけではない。「こどもみらい住宅じゅうたく支援しえん事業じぎょう」(れい3年度ねんど補正ほせい予算よさん542おくえんれい4年度ねんど予備よびとう600おくえん)、「こどもエコすまい支援しえん事業じぎょう」(れい4年度ねんど補正ほせい予算よさん1500おくえんれい5年度ねんど当初とうしょ予算よさん209.35おくえん)が、いずれも予算よさんたっして早期そうき受付うけつけ終了しゅうりょうしたことをけたものだ。予算よさん拡大かくだいし、適用てきよう条件じょうけんなどを変更へんこうしているので、以前いぜん支援しえん事業じぎょうおな条件じょうけんではないことに注意ちゅうい必要ひつようだ。

子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょう」は、以前いぜん支援しえん事業じぎょう同様どうように、子育こそだ世帯せたいまたは若者わかもの夫婦ふうふ世帯せたいによる(1)しょうエネ性能せいのうたか住宅じゅうたく新築しんちくと(2)住宅じゅうたく一定いっていのリフォームが対象たいしょう。ただし、補助ほじょがくとその条件じょうけんすこことなる。

子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょう補助ほじょ対象たいしょう (下線かせん前回ぜんかい支援しえん事業じぎょうことなるてん
(1) 子育こそだ世帯せたいまたは若者わかもの夫婦ふうふ世帯せたいによるしょうエネ性能せいのうたか住宅じゅうたく新築しんちく注文ちゅうもん住宅じゅうたく新築しんちく分譲ぶんじょう住宅じゅうたく購入こうにゅう
長期ちょうき優良ゆうりょう住宅じゅうたく場合ばあい 補助ほじょがく】100まんえん
ZEH住宅じゅうたく場合ばあい   補助ほじょがく】80まんえん
※1:「子育こそだ世帯せたい」は、18さい未満みまんどもがいる世帯せたい、「若者わかもの夫婦ふうふ世帯せたい」は、いずれかが39さい以下いか夫婦ふうふ世帯せたい
※2:ZEH住宅じゅうたくとは強化きょうか外皮がいひ基準きじゅんかつさいエネをのぞいちエネルギー消費しょうひりょう▲20%に適合てきごうするもの

(2) 住宅じゅうたく一定いっていのリフォーム
必須ひっす工事こうじ住宅じゅうたくしょうエネ改修かいしゅう
任意にんい工事こうじ子育こそだ対応たいおう改修かいしゅう、バリアフリー改修かいしゅう空気くうき清浄せいじょう機能きのう換気かんき機能きのうきエアコン設置せっち工事こうじとう
補助ほじょがく】リフォーム工事こうじ内容ないようおうじてさだめるがく
上限じょうげんがく
子育こそだ世帯せたいまたは若者わかもの夫婦ふうふ世帯せたい上限じょうげん30まんえん
長期ちょうき優良ゆうりょう住宅じゅうたくリフォームの場合ばあい上限じょうげん45まんえん子育こそだ世帯せたい若者わかもの夫婦ふうふ世帯せたい既存きそん住宅じゅうたく購入こうにゅうともな場合ばあい上限じょうげん60まんえん
その世帯せたい上限じょうげん20まんえん
※その世帯せたい長期ちょうき優良ゆうりょう住宅じゅうたくリフォームをおこな場合ばあい上限じょうげん30まんえん

いずれも、事前じぜん登録とうろくした事業じぎょうしゃにより、閣議かくぎ決定けってい2023ねん11月2にち以降いこう工事こうじ着工ちゃっこうしたものが対象たいしょうで、補助ほじょきん申請しんせい事業じぎょうしゃおこなうものとされている。

3しょう連携れんけいして、住宅じゅうたくしょうエネへの支援しえん強化きょうか

住宅じゅうたくしょうエネたいする補助ほじょ事業じぎょうは、国土こくど交通こうつうしょうだけではない。現在げんざいも、国土こくど交通省こうつうしょう経済けいざい産業さんぎょうしょう環境省かんきょうしょう連携れんけいによる「住宅じゅうたくしょうエネ2023キャンペーン」が実施じっしされており、「こどもエコすまい支援しえん事業じぎょう以外いがい事業じぎょうはまだ補助ほじょきん申請しんせいけている。こちらも、「住宅じゅうたくしょうエネ2024キャンペーン」が予定よていされているが、あたらしいキャンペーンもすこ内容ないようわる。

住宅じゅうたくしょうエネ2024キャンペーンの対象たいしょう
住宅じゅうたくしょうエネリフォームとう支援しえんする補助ほじょ制度せいどで、住宅じゅうたくしょうエネ改修かいしゅう断熱だんねつまどへの改修かいしゅうこう効率こうりつ給湯きゅうとう導入どうにゅう支援しえん補助ほじょ制度せいどをワンストップで利用りよう可能かのうとするもの。

(1) 断熱だんねつまどへの改修かいしゅう促進そくしんとうによる住宅じゅうたくしょうエネ・しょうCO2加速かそく支援しえん事業じぎょう先進せんしんてきまどリノベ事業じぎょう後継こうけい
こう断熱だんねつまど設置せっち:【補助ほじょがく工事こうじ内容ないようおうじてさだめるがく補助ほじょりつ1/2相当そうとう上限じょうげん200まんえん

(2) こう効率こうりつ給湯きゅうとう導入どうにゅう促進そくしんによる家庭かてい部門ぶもんしょうエネルギー推進すいしん事業じぎょう補助ほじょきん給湯きゅうとうしょうエネ事業じぎょう後継こうけい
こう効率こうりつ給湯きゅうとう設置せっち:【補助ほじょがくこう効率こうりつ給湯きゅうとう機器きき性能せいのうごとにさだめるがく

(3) 既存きそん賃貸ちんたい集合しゅうごう住宅じゅうたくしょうエネ支援しえん事業じぎょう新規しんき事業じぎょう
既存きそん賃貸ちんたい集合しゅうごう住宅じゅうたくにおけるエコジョーズとう

(4) 子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょう

なお、子育こそだてエコホーム支援しえん事業じぎょうさだめる必須ひっすしょうエネ改修かいしゅうおこなうだけでなく、キャンペーンの(1)~(3)のいずれかの工事こうじおこなった場合ばあいでも、(4)の任意にんい工事こうじ支援しえん事業じぎょう対象たいしょうとなり、複数ふくすう支援しえん事業じぎょう申請しんせいする場合ばあいひとつの窓口まどぐち申請しんせいできるなどの連携れんけいおこなわれる。

子育こそだ世帯せたい応援おうえんする【フラット35】子育こそだてプラスを新設しんせつ

れい5年度ねんど補正ほせい予算よさんについては、「こどもまんなかまちづくり」の実現じつげんけた子育こそだてにやさしいまいの支援しえんとして、子育こそだ世帯せたい応援おうえんする【フラット35】子育こそだてプラスの新設しんせつげている。これは、どもの人数にんずうおうじて【フラット35】※の金利きんりげをするもの。
※【フラット35】は民間みんかん金融きんゆう機関きかん住宅じゅうたく金融きんゆう支援しえん機構きこう提携ていけいして提供ていきょうする長期ちょうき固定こていがた住宅じゅうたくローン

対象たいしょうは、借入かりいれ申込もうしこみ時点じてんで、子育こそだて(同居どうきょするまごふくむ)世帯せたいまたは若者わかもの夫婦ふうふ同性どうせいパートナーふくむ)世帯せたいで、借入かりいれ申込もうしこみ年度ねんどの4がつ1にちどもの年齢ねんれいが18さい未満みまんまたは夫婦ふうふいずれかが40さい未満みまん、などとなる。

【フラット35】の金利きんりげられる【フラット35】Sなど※は、ポイントによってはばわる仕組しくみになっているが、これに「子育こそだてプラス」の以下いかのポイントが加算かさんされるかたちとなる。
※【フラット35】Sのほかにも、管理かんり修繕しゅうぜんかんする「維持いじ保全ほぜんがた」、エリアにかんする「地域ちいき連携れんけいがた」などの金利きんり制度せいどがある

○「子育こそだてプラス」によるポイント
若年じゃくねん夫婦ふうふ世帯せたいまたはども1にん世帯せたい:1ポイント
ども2にん世帯せたい:2ポイント
ども3にん世帯せたい:3ポイント
どもN人世じんせいたい:Nポイント

既存きそんのそれぞれにあたえられたポイントに「子育こそだてプラス」のポイントを加算かさんし、合計ごうけいポイントによって最終さいしゅうてき金利きんりはばまる。1ポイントごとに5年間ねんかんねん0.25%の金利きんりげとなる。
※ただし、「子育こそだてプラス」を利用りようしない場合ばあいは4ポイントまでが上限じょうげんとなる。

○「子育こそだてプラス」を利用りようした場合ばあい金利きんりれい
1ポイント~4ポイントの場合ばあい、「当初とうしょ5年間ねんかん」1ポイントごとにとし0.25%ずつげる(最大さいだい当初とうしょ5年間ねんかんねん1.00%げ)
5ポイント~8ポイントの場合ばあい、さらに「6~10ねんまで」1ポイントごとにとし0.25%ずつげる(最大さいだい当初とうしょ10年間ねんかんすべてでとし1.00%げ)
9ポイント以上いじょう場合ばあい、さらに「11~15ねん」も1ポイントごとにとし0.25%ずつげる

このあたらしいポイント制度せいどは、れい5年度ねんど補正ほせい予算よさん成立せいりつし、住宅じゅうたく金融きんゆう支援しえん機構きこう告知こくちする適用てきよう開始かいし資金しきんぶんから適用てきようされる。ポイント制度せいどについてはかなり複雑ふくざつなので、住宅じゅうたく金融きんゆう支援しえん機構きこう案内あんないなどで確認かくにんしてほしい。
※「【フラット35】子育こそだてプラス」は、2024年度ねんどの2がつ13にちから適用てきよう開始かいしされることが決定けってい

ここで説明せつめいしたことのほかにもくわしい条件じょうけんさだめられているので、実際じっさい利用りようしたいとおもひとは、告知こくちサイトとうでしっかりたしかめてほしい。
※ここで紹介しょうかいしたすべての補助ほじょきん優遇ゆうぐう制度せいど正式せいしき決定けっていとなりました(2023/12/4追記ついき

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