こだわりポイントは”窓まど”！ 自みずから試算しさんし窓まどを選えらんだ断熱だんねつ等級とうきゅう6の120平米へいべいの家いえ「温度おんど・湿度しつどが快適かいてきすぎ！」　千葉ちば県けん流山ながれやま市し・Fさん家族かぞく【断熱だんねつ新しん時代じだい・住宅じゅうたく実例じつれい】

コロナ禍かでできた時間じかんで家やづくり。軸じくは立地りっちと「高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつ」

Fさんは、子育こそだて世帯せたいに人気にんきの流山ながれやま市しで、駅えきから徒歩とほ10分ふん以内いないという好こう立地りっちの住宅じゅうたく街がいにお住すまいを建たてました。間取まどりは4LDK、建物たてもの面積めんせき118m²というお家いえで、現在げんざい、夫妻ふさいとお子こさん1人にん、猫ねこちゃんと暮くらしていらっしゃいます。

建物たてものは断熱だんねつ等級とうきゅう6にあたるUA値ち0.46W/m²・K（※1）、C値ね0.15cm²/m²（※2）、BELS（建築けんちく物ぶつ省しょうエネルギー性能せいのう表示ひょうじ制度せいど）では★5つに該当がいとうします。これはHEAT20のG2（※3）、断熱だんねつ等級とうきゅう6にあたり、次世代じせだいのスタンダードというべき住すまいです。

※1：UA値ち…外皮がいひ平均へいきん熱ねつ貫流かんりゅう率りつ。住宅じゅうたくの熱ねつの出入でいりのしやすさを表あらわす。値ねが小ちいさいほど熱ねつが逃にげにくく、断熱だんねつ性せい、省しょうエネ性せいが高たかい
※2：C値ち…相当そうとう隙間すきま面積めんせき。値ねが小ちいさいほど隙間すきまが少すくないことを表あらわす
※3：HEAT20…「20年ねん先さきを見据みすえた日本にっぽんの高こう断熱だんねつ住宅じゅうたく研究けんきゅう会かい」のこと。住宅じゅうたく外皮がいひ水準すいじゅんのレベル別べつにG1～G3と設定せっていし、提案ていあんしている
（画像がぞう作成さくせい／鳥取とっとり県けん「とっとり健康けんこう省しょうエネ住宅じゅうたく」を参照さんしょうしてSUUMOジャーナル編集へんしゅう部ぶで作成さくせい）

夫妻ふさいの家やづくりのきっかけは、2020年ねんのコロナ禍わざわいでした。
「2019年ねんに婚約こんやくして、2020年ねん5月がつに挙式きょしき予定よていだったのですが、コロナ禍かで延期えんきすることになりました。まるまる時間じかんが空あいてしまったので、先さきに家いえを建たてようという話はなしになったんです。はじめはどこから手てをつけるか、想像そうぞうもつかなかったのですが、家やづくりの勉強べんきょう会かいで講師こうしから『家いえは性能せいのう。高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつが大事だいじ』『省しょうエネ等級とうきゅう』といった話はなしを聞ききました。そこで、『家いえに性能せいのうがあるんだ!?』と目めからウロコが落おちたというか。興味きょうみが湧わいて突つき詰つめたくなったんです」とFさんは話はなします。

そこからFさんは家やづくりにのめり込こんでいったそう。もともと、大学院だいがくいんでウレタンフォームの強度きょうどを調しらべる研究けんきゅうをしていたこともあり、断熱だんねつの大切たいせつさについてはすんなりと腹はら落おちしたとのこと。ただ、高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつの家いえを建たてようと方針ほうしんを決きめたものの、なかなかよい工務こうむ店てん・ビルダーと出合であうことができず、苦戦くせんしたといいます。

片流かたながれ屋根やねのFさん宅たく。断熱だんねつ等級とうきゅう6のお住すまいです（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

「はじめに参加さんかした家やづくり勉強べんきょう会かいでも、高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつの家いえを希望きぼうするのであれば、依頼いらい先さきが重要じゅうようだよといわれていました。だから土地とちよりもまず会社かいしゃを探さがしたのですが、4社しゃ～5社しゃあたっても、理想りそうとする会社かいしゃと出合であうことはできず。高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつであればなんでもいいわけではなく、デザインや間取まどりのうえでも、妥協だきょうしたくなかったので」とFさん。

また、同時どうじ進行しんこうで、土地とちもリサーチ。子育こそだて世帯せたいに人気にんきの流山ながれやま～吉川よしかわは、そもそも土地とちでの分譲ぶんじょうが少すくなく競争きょうそうが激はげしいもの。中古ちゅうこ住宅じゅうたくや競売きょうばい、行政ぎょうせいによる保留ほりゅう地ち販売はんばいなどにも広ひろげて、情報じょうほうを収集しゅうしゅうしていました。

「ちょうど行政ぎょうせいの区画くかく整理せいり事業じぎょうによる土地とち分譲ぶんじょうを目めにしたので、よさそうだよねということで応募おうぼしました。希望きぼう者しゃ多数たすうだったので抽選ちゅうせんになり、福引ふくびきみたいな大おおきなガラガラを回まわしたら、『1番ばん』で『当あたりました』と（笑）。多分たぶん、一生いっしょう分ぶんの運うんを使つかい切きりました」と笑わらいながら話はなします。

ほぼ同どう時期じき、近所きんじょで完成かんせい見学けんがく会かいに足あしを運はこんだところ、高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつに注力ちゅうりょくしていて、設計せっけいの自由じゆう度ど、デザイン、予算よさん感かんも「すべてがちょうどよい工務こうむ店てん」と出合であいました。土地とち分譲ぶんじょうのスケジュールの都合つごう上じょう、プランニングにかけられる時間じかんは1カ月かげつ程度ていどと、かなりのタイトスケジュールとなりましたが、無事ぶじ、契約けいやくの運はこびとなりました。

樹脂じゅし、ハイブリッド、トリプル、ガス入いりなど、窓まどはタイプ別べつに断熱だんねつ性能せいのうを試算しさん

Fさんが依頼いらいした工務こうむ店てんでは、基本きほん仕様しようとして断熱だんねつパネル（屋根やね・壁かべ・床ゆかともに硬質こうしつウレタンフォーム、100mm）、窓まど（樹脂じゅしまたはハイブリッド）、玄関げんかん（寒冷かんれい地ち仕様しよう）、換気かんきは全ぜん熱ねつ交換こうかん器き（※4）が決きめられていました。ただし、間取まどりや設備せつびについては自由じゆう度どが高たかく、設備せつびについては大手おおてメーカーのショールームも参考さんこうにと出向でむき、最終さいしゅう的てきに決断けつだんしたといいます。

※4：給きゅう排気はいきの熱ねつ交換こうかん器きによって、室内しつないの排気はいきする空気くうきの「熱ねつ」を活いかしたり、吸気きゅうきする外そと気温きおんを調整ちょうせいしながら空気くうきの入いれ替かえをしたりする機械きかい

玄関げんかんドアは寒冷かんれい地ち仕様しよう。木きのあしらいがアクセントに（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

「最もっとも考かんがえたのは窓まどですね。YouTubeで専門せんもん家かが発信はっしんしている動画どうがを見みて勉強べんきょうしました。およその間取まどりがでてきたところで、建物たてものの表面積ひょうめんせきと窓まどの面積めんせきが算出さんしゅつできるので、自分じぶんで熱ねつ貫流かんりゅう率りつをいろいろと試算しさんしました。サッシはハイブリッドにするか、樹脂じゅしとするか、ガラスは複ふく層そう、さらにガス入いりのトリプルにするか、リビングのメインのもっとも大おおきな窓まどだけ樹脂じゅしにするとか、パターンをいくつか設定せっていして。で、すべての窓まどを樹脂じゅしサッシにしてトリプルガラスにするという試算しさんもしたんです。当然とうぜん、樹脂じゅしサッシ、トリプルガラスにした方ほうが性能せいのうは良よくなりますが、コストに対たいして思おもったよりも性能せいのうの向上こうじょうが見込みこめず、メリットを感かんじにくいな、と。結局けっきょく、標準ひょうじゅんとなっているハイブリッド窓まどでいくことにしました」とその理由りゆうを明あかします。

リビング脇わきの大おおきな窓まど。各種かくしゅ試算しさんした結果けっか、ハイブリッド窓まどを採用さいよう（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

自作じさくで計算けいさん式しきを作つくり、熱ねつ貫流かんりゅう率りつを算出さんしゅつすることについてはむずかしいことではないとFさんはいいますが、窓まどにこだわる理由りゆうをこう話わします。

「窓まどは熱ねつ橋きょう（※5）になってしまいますし、非常ひじょうに重要じゅうような場所ばしょだな、と。それに開発かいはつ職しょくなので、計算けいさんとかは苦くではないんです。強度きょうどの試算しさん、実験じっけんのために部材ぶざいをいくつ用意よういするとか、数字すうじを裏付うらづけるためにどれだけ実験じっけんすればいいか、統計とうけい的てきにどうするといいとか。結果けっか的てきにかなり早はやい段階だんかいで標準ひょうじゅん設定せっていされている窓まどや玄関げんかん、断熱だんねつ材ざいが信用しんようできるなと思おもいましたし、窓まど、玄関げんかんドア、断熱だんねつ材ざい、空調くうちょう換気かんきのセットが、よくできているなと関心かんしんしました」とFさん。

※5：建物たてもののなかで熱ねつが伝つたわりやすい、逃にげやすい場所ばしょのこと。ヒートブリッジともいう

また、建物たてものの気密きみつ（C値ね）についても、工務こうむ店てんを探さがす際さいに実測じっそく値ちがどれくらいかをくまなく調しらべていました。徹底てっていした研究けんきゅう肌はだというのか、自分じぶんでリサーチ、試算しさんしてみて、工務こうむ店てんの担当たんとう者しゃと相談そうだんし決定けっていするというのは、まるで開発かいはつのプロセスのよう。F邸ていでは、C値ねを実際じっさいに測定そくていし、0.15という脅威きょういの数字すうじ（通常つうじょう、1.0以下いかで高こう気密きみつといわれます）を叩たたき出だしていますが、もちろん、Fさんもこの実測じっそくに立たち会あったそう。

ちなみに、工務こうむ店てんの担当たんとう者しゃに聞きくと、「以前いぜんは立たち会あいたいと言いわれることはなかったですが、現在げんざい、気密きみつ測定そくていをすると、3棟むねに1棟むねくらいは施主せしゅが立たち会あいます」とのこと。世間せけん的てきに断熱だんねつや気密きみつへの関心かんしんが高たかまっていることがうかがえます。

家いえの温度おんど・湿度しつどが快適かいてきすぎ！　外出がいしゅつ先さきで湿度しつどの変化へんかに敏感びんかんに!?

建物たてものの引ひき渡わたしは2022年ねん12月。住すまいは第だい一種いっしゅ空調くうちょう換気かんきが採用さいようされているため、常つねに強制きょうせい換気かんきされていて、窓まどを開あけることがなくとも快適かいてきだそう。暮くらしてからほぼ1年ねん半はんが経過けいかしましたが、冬ふゆは寒さむい、夏なつは暑あつい・蒸むし蒸むしするといったことはなし。そういえば、リビングの一角いっかくに猫ねこちゃんのケージとトイレがありますが、しっかりと換気かんきされて空気くうきが入いれ替かわっているため、匂においはまったくしません。

ケージのなかにいる猫ねこちゃん。ケージの下したにトイレがありますが、匂においはほとんどなし（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

「1階かいほぼワンルームとして使つかっていて、扉とびらは1枚まいしかありませんが、常時じょうじ開放かいほうしています。エアコンは各かく部屋へやに1台だいずつ設置せっちしていますが、基本きほん的てきには夏なつは2階かいのウォークインクローゼットのエアコンを、冬ふゆは1階かいのエアコン、どちらか1台だいをつけっぱなしにしています。いわゆる『F式しきエアコン全館ぜんかん冷房れいぼう』（※6）です。普通ふつうのエアコンを使つかった全館ぜんかん空調くうちょうで空気くうきが自然しぜんに循環じゅんかんするため、部屋へやのどこかが暑あつい、寒さむいということはなく、どこも一定いっていの温度おんどと湿度しつどが保たもたれています。お風呂ふろから上あがったとき、一瞬いっしゅん、湿度しつどが上あがるくらいですかね」と言いいます。

※6：高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつな家いえの性質せいしつを利用りようして、少すくない電気でんき代だいで家いえじゅう丸まるごと除じょ湿しめするという方法ほうほう

F宅たくは夏なつの間あいだはこのエアコン1台だいで1階かい・2階かいの温度おんど・湿度しつどのコントロールを行おこなう。吹ふき出だし口くちにも温度おんど湿度しつど計けいを設置せっち（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

こうしてエアコン1台だいで容易よういに温度おんどと湿度しつど管理かんりができるのは、高こう断熱だんねつ・高こう気密きみつ住宅じゅうたくだからこそ。隙間すきまの多おおい低てい気密きみつな住すまいや、断熱だんねつ設計せっけいがされていない低てい断熱だんねつな住すまいであれば、熱ねつが逃にげてしまう・反対はんたいに入はいってきてしまうことがあり、とうていエアコン1台だいで除じょ湿しめや冷暖房れいだんぼうはできません。

現在げんざい、どの部屋へやにもスイッチボットの温度おんど湿度しつど計けいを置おき、温度おんどと湿度しつどを管理かんりしていますが、どの部屋へやもおよそ湿度しつど60％以下いか、温度おんども差さがプラス・マイナス1℃程度ていどだといいます。反対はんたいに困こまったのは、外出がいしゅつ先さきの湿度しつどについて過敏かびんになったこと。

家いえの随所ずいしょに設置せっちされた温度おんど湿度しつど計けい。写真しゃしんは裏うらがマグネットになっていて移動いどうできるタイプ（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

「一いち年ねん目めの冬ふゆは少すこし乾燥かんそうするかな？というのはありましたが、本当ほんとうに快適かいてきです。家いえのなかが快適かいてき過すぎて、外出がいしゅつ先さきで少すこしでも湿度しつどが高たかいと、『あ、蒸むし蒸むしする…！多分たぶん湿度しつど75％くらいだな』とか、わかるようになったことでしょうか」と笑わらいます。普段ふだん、暮くらしていると意識いしきしない温度おんどや湿度しつどですが、可視かし化かされたり、体感たいかんしていると、「心地ここちよさ」がわかるようになるのかもしれません。

長ながく過すごす住すまいだからこそ、断熱だんねつ・気密きみつにこだわってソンはなし

第だい一種いっしゅ空調くうちょう換気かんきの機械きかいが天井てんじょうにあるため1階かいのリビングダイニングの天井てんじょう高だかは2ｍ50cm、近年きんねんの天井てんじょう高だかからするとやや低ひくめではありますが、カーテンを埋うめ込こみ式しきにしたり、下さがり天井てんじょうや間接かんせつ照明しょうめいを上手じょうずに採用さいようすることで、数字すうじ以上いじょうの高たかさや広ひろがりを感かんじる設計せっけいです。

キッチン上部じょうぶには給きゅう排気はいき口こうがある。パントリーのアールは妻つまからの要望ようぼう。食しょく洗あらい機きはボッシュ社しゃのものを採用さいよう（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

「カーテンの天井てんじょう付づけ、机つくえや棚たななどは、こちらからリクエストを出だし、施工しこうしてもらいましたし、和室わしつの天井てんじょうやロールスクリーンなどを提案ていあんいただくなど、けっこう『なんとかして～』という無茶むちゃ振ぶりにも応こたえてもらいました」（夫おっと）

カーテンレールを埋うめ込こんで天井てんじょう付づけにしていて、空間くうかんの広ひろがりを演出えんしゅつ（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

洋室ようしつは低ひくい下さがり天井てんじょうに。メリハリがあるため、こちらも空間くうかんの広ひろがりの一助いちじょになっている（写真しゃしん撮影さつえい／片山かたやま貴博たかひろ）

また、照明しょうめいの電源でんげんとスイッチボットを組くみ合あわせて、すべての電源でんげんは音声おんせいで操作そうさ可能かのう。特別とくべつ高たかい機器ききを使つかわず、普通ふつうのダウンライトやシーリングライトを音声おんせいで操作そうさ可能かのう、低ていコストで思おもい描えがいたスマートホームにもなっています。住すまいを建たてた夫妻ふさいは現在げんざい30代だいで、子育こそだて真まっ最中さいちゅうですが、将来しょうらいのことを考かんがえて食事しょくじからお風呂ふろ、トイレ、寝室しんしつまで揃そろっていて、1階かいで生活せいかつが簡潔かんけつできる間取まどりもお気きに入いりです。

自宅じたくの照明しょうめいはすべてスイッチボットでコントロール可能かのうに。Fさんのアイデアで低ていコストでありながらスマートホームを実現じつげんした（画像がぞう提供ていきょう／Fさん）

「入居にゅうきょして1年ねん半はん経過けいかしましたが、ああすればよかったね、ということは今いまのところひとつもありません。納得なっとくできたというか、やりきった感かんはありますね」（Fさん）

最後さいごに、これからの住すまいについてこう話わしてくれました。
「これから家いえを買かう人ひと、建たてる人ひとは、断熱だんねつや気密きみつについて勉強べんきょうしたほうがいいと思おもいます。そもそも家いえは高価こうかなものですが、性能せいのうを考かんがえて高こう気密きみつ・高こう断熱だんねつにすると若干じゃっかん、価格かかくは高たかくなると思おもうんです。でも、光熱こうねつ費ひや自分じぶんたちの健康けんこうを守まもるものだと思おもえば、かける価値かちは絶対ぜったいあると思おもいます」

必要ひつような断熱だんねつ・気密きみつにはお金かねをかけつつ、オーバースペックにならないように、コストは微ほろ調整ちょうせいする。また、勉強べんきょうすればするほど、納得なっとくした家やづくりができる。研究けんきゅう肌はだのFさんらしい話はなしには、説得せっとく力りょくがあるなと痛感つうかんしました。