GMOペパボ(東京都渋谷区)が10月26日、EC事業者交流会「第3回 Carty in 福岡」をGMOペパボ福岡オフィス(福岡市中央区天神2)で開催した。
GMOペパボは福岡市中央区に有限会社paperboy&co.を2003年1月に創業してから今年で20年となる。レンタルサーバー「ロリポップ!」などホスティングサービスをはじめ、EC支援、オンラインのハンドメイドマーケットなど、個人・法人向けインターネットサービスを展開する。現在は東京本社と、福岡、鹿児島に拠点を構える。
同社が運営するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」が開くEC事業者交流会「Carty」。ECに携わるすべての同士の交流・情報交換を目的とし、2022年に鹿児島のGMOペパボオフィスでキックオフイベントが開催される。福岡では2023年1月、5月に続き今回で3回目の開催となる。
当日は、天神のペパボ福岡オフィスに、「カラーミーショップ」を利用するネットショップ運営者13ショップ18人が集まった。福岡のほか、広島、埼玉など県外からの参加者も。今回が最多人数という。GMOペパボ社員は、デザイナー、エンジニア、カスタマーサポート、広告担当など、カラーミーショップスタッフがそろった。「二兎屋」の仕出し弁当とドリンクの乾杯でイベントがスタート。
先ずはGMOペパボ EC事業部メディアチームの吉林美貴さんが「売上アップのためのコンテンツ作り」と題し、「カラーミーショップ」のおすすめ機能や最新情報を紹介。「ショップの資産を増やすコンテンツ作りをして欲しい」と吉林さん。ユーザーの利便性、有益性を考え、その商品を知りたい人から買いたい人まで、どういうコンテンツを用意したら良いか、と実例をあげて紹介した。
続いて、「カラーミーショップ」を利用するネットショップ運営者が登壇し「ネットショップを効率化するためのAI活用術」の講演。生成AIを活用して文章や画像の作成、SNS投稿設定など効率化のために行っていることを、実演を交えて共有した。
フリータイムでは、参加者が講演者とPCを囲んで集まったり、参加者とGMOペパボ社員で意見交換したりするなど、交流の様子が見られた。
吉林さんは、「3回すべて参加の方もいて、自然と会話が始まっていて嬉しい。このつながりが作れて良かった」と笑顔を見せる。「ショップさん同士の横のつながりのほか、カスタマーサポートなど、カラーミーショップの中のスタッフと直接話せる機会でもある。今日をきっかけに連続してまた来てくださる方も増えれば。もっと盛り上げたい」と意気込む。
カラーミーショップについて吉林さんは「ユーザーさんの声を聞いて成長しているサービス」とし、「ショップオーナーさんにとって、メインの仕事は商品を売ることではなく、新しい商品や価値を作っていくことのほうが重要だと思うので、売るとなった時に、すぐそこにあってなめらかにネットショップ運営ができるよう、パートナーとして伴走していきたい」と話す。
「Carty in 福岡」は次回、2024年2月に開催を予定する。