「遺留捜査 新作スペシャル1」あらすじ
京都市内の神社で男性の刺殺体が発見され、臨場した糸村聡(上川隆也)は驚く。殺されていたのは昨夜、同窓会の会場で見かけた男性だったのだ。
同窓会といっても糸村自身のものではなく、現在入院中の強盗傷害事件の被害者の思いを伝えるため、代理として出向いたのだった…。
被害者は身元を示すものは何も所持していなかったが、糸村は遺留品の一つに興味を抱く。それは、保存容器に入った“コロッケ”。前夜の同窓会のメニューにはない品で、殺された男はなぜコロッケを持ち歩いていたのか、糸村は不思議に思う。
特別捜査対策室の面々は被害者の身元を突き止めるため、同窓会出席者にき込みにいくが、みんな一様に殺された男のことを知らないという。
糸村もまた、同窓会メンバーの1人、旅行会社社長・名波清香(南野陽子)に事情を聞きにいく。
彼女は先日、宇宙旅行ツアーの発売を発表し、世間の注目を集めた人物だったが、清香も同様に被害者のことを覚えていないと話す。一体、殺された男は何者なのか…。
その矢先、同じ凶器を使った殺人事件が発生。第2の被害者は清香の会社が主催する宇宙旅行ツアーに申し込んでいた人物だった。
一気に疑惑の深まった清香はアリバイを問われ、同窓会の後は同級生の新田千栄子(田中美奈子)の自宅で過ごしたと話す。だが、もう1人の同級生・八十嶋真理(濱田マリ)によると、2人は最悪の仲だと分かり…。
やがて、コロッケに使用されていた“ある食材”を手掛かりに、第1の事件の被害者の身元を突き止めた糸村。30年間、隠し続けてきた清香たちの秘密、悲しき連続殺人の真相に迫っていく。
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